FC2ブログ

さらばパイセン&純喫茶ロンドンで1973年のピンボールとか【2018 会津夢幻たび‐12】

 2018-10-13
 前編「狐の嫁入り行列



イセンのサプライズ演出も予想通り空振りに終わり、どうやら有終の美を飾った、ということで楽しかった阿賀町をあとにすることにします。

今度は狐の嫁入り行列の時期に来てみたいけど、GW真っただ中だからなーと僕が言うと、
そうなんだよー、だから俺もちょっと考えてることあってさー、実は・・・(以下構想中につき、ヒミツ)・・・
と、出ました、史上最高の前向きチャレンジャー発言!

期待してます、パイセン!
でも僕が描いたストーリーもぜひ実現してくださいね、いつか女狐に愛に期待、もとい、会いに来たい!


そんなわけで津川駅。

DSC01353 (640x480)


ちゃんとかわいい女狐ちゃんもいるんですが、もっとド派手にやりたいですね。

DSC01352 (640x480)


そう、せめてSLが着く時間帯くらいはこーゆー女狐たちをホーム中に侍らせて出迎えてほしい。
そして到着客みんなに狐のメイクをして、狐の渡し船で雁木づくりの狐町散策に案内してほしい。

DSC08889 (2)


そんでもって夜は麒麟山に狐火を焚いてほしい。
狐火と星と蛍とを鑑賞できる回遊バスを運行してほしい。

そんぐらいトンがった企画、パイセンならきっとできるはずですから!


新潟行きの快速列車に乗って、パイセンが帰り際に持たせてくれたお土産を開けてみました。

DSC01359 (640x480)


阿賀町産のよもぎがたっぷり入って緑というより黒に近い濃い色をした笹団子。

DSC01367 (640x480)

ばあちゃんの手作りで、これがめちゃめちゃうまいんだよー、というパイセンの顔が思い浮かんで、やっぱここに来てよかったな、と思いました。

入社早々、休みの日に家に呼ばれて、イベントで使うわけのわからないBGMのカセットつくらされたり、韓国のおねーちゃんがやってるスナックで夜中の3時までカラオケでアリラン唄わされたり、出張先のホテルで、おめーの髪の毛はなんでそんなになげーんだよっ!とか言われて無理やりムースで固められた想い出の日々が思い出されます。

いやー、いいパイセンを持って幸せだったな。
今だったらあの体育会ヨット部仕込みの新入社員教育はパワハラ認定すれすれだけど、あの時代があったからこそ、ま、ちょっとやそっとじゃへこまない僕ができたんだと思いますもん。いや、これわりとマジで。



新潟で帰りにちょっと寄ってみたい場所があったので、越後線で燕まで行って途中下車します。
冬場の融雪水の影響でこのあたり特有の茶色い道路の商店街をしばらく歩くと、ありました、今回の旅の最後の目的地が。

DSC01374 (640x480)


喫茶、ロンドン。

DSC01372 (640x480)


上から見てもロンドン、下から見てもロンドン、横から見てもロンドン。

DSC01377 (640x480)

♪楽しいロンドン 愉快なロンドン ロンドーン ロンドーン♪
(・・・っていうCMがあったの覚えてますか?ずっと昔に、たぶんキャバレーかなにかの。群馬だけ?)

ま、ここはバニーガールみたいなおねーちゃんがいる古き良きキャバレーではありませんが。

DSC01393 (640x480)

あ、水着のおねーちゃんはポスターのなかで昭和55年的笑顔を振りまいてますね。

そう、ここはもはや絶滅危惧種とも言われる古き良き純喫茶の生き残りとして知る人ぞ知る有名店。
食品サンプルもまだまだめっちゃ現役です。

DSC01391 (640x480)


店内に入ると、どうですか、この風格!

DSC01389 (640x480)


三連休最終日の午後、店内にお客の姿はなく、こんな素敵な店内が貸切で味わえるようです。

DSC01383 (640x480)


おおお、インベーダー!?

DSC01390 (640x480)

じゃなかった、なんだっけコレ、スペースギャラクシー?

かつては僕がインベーダーゲームをやるとまわりにギャラリーが集まって来て、地獄打ちでパーフェクトクリアする僕の肘に女子高生が胸を押し付けて眺めてたなぁー(村上春樹「1973年のピンボール」ふうに回想・・・)

なーんてことを思い出してこのテーブルに座ってみようかと思いましたが、女子高生どころか、女子高生の子どもがいる人妻の気配さえも皆無だったので、思い直して高級革ソファーに座ります。


年季の入ったメニュー、きちっと専用コースターに乗ってサーブされるおしぼり、禁煙?はっ?なにそれ?って感じの威風堂々とした灰皿。

DSC01385 (640x480)

これぞ純喫茶!


ちなみにこれが手書きメニュー。

DSC01382 (640x480)

フロート、レスカ、クリソーのドリンク御三家に加え、あんみつ、パフェ、プリンアラモードのデザート御三家も揃った、まさに純純純喫茶!!

くぅー、涙出る!


そんなわけでメニュー選定に散々迷った挙句、ちょっと小腹もすいていたので、王道ミックスサンド&珈琲を注文するとこれっ!

DSC01388 (640x480)

ゆで卵に、バナナ添えですよ。
まったく期待を裏切らない純純純純純喫茶!!!


店内の内装もしゃれおつですな。

DSC01384 (640x480)

この重厚感は5年や10年じゃいくら金を積んだって出せやしませんぜ、旦那!


てか君は誰だ?

DSC01387 (640x480)

武田久美子?
・・・じゃないよな。


なんかこんなお店なので、ものっすごっく頑固おやじとかがやってるのかと思いましたが、人のよさそうな老夫婦がやっているお店のようでした。


素敵だったな純喫茶ロンドン。

DSC01394 (640x480)



「地獄打ちのテツヤ」と呼ばれるほどのインベーダーの神テクを持った若きツバメとして、燕に住む深窓の貴婦人に呼ばれた時にはまたこの店に来て、今度は女子高生の娘と一緒に両隣で観戦してもらおっと。



<2018年7月16日 訪問 このシリーズ終わり>


ブログランキングに参加しています!
行きたくなったら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
スポンサーサイト
タグ :

狐の嫁入り行列 【2018 会津夢幻たび-番外編】

 2018-10-10
前編「 せくすぃーな女狐とか、阿賀野川カヌー遊びとか


がつくと、SLに乗っていました。

ここはどこかの米どころなのでしょうか、見渡す限り一面の田んぼの中を、SLは体が重たくて仕方がない、といわんばかりにうぉー、うぉーと喘ぎながら走っていました。
僕は4人掛けのボックスシートに一人ぽっちで座っていました。周りのボックスは小学生の子供を連れた家族だったり、若い女性のふたり組だったり、小柄な老夫婦だったりと、ほぼ満員の状態でしたが、あまりにもSLが喘ぎすぎるからでしょうか、車内からは不思議と何の音も聞こえてきませんでした。

両側から次第に山が迫ってきて、青緑色の水をたっぷりと湛えた川が、いつの間にか線路のすぐ下に寄り添ってくると、列車はガタン、という大げさな音をたてて山あいの小さな駅に停まりました。

DSC01324.jpg




窓の外には「つがわ」という駅名標と、狐の姿をした花嫁のようなイラストが見えました。
時計は7月の午前11時を過ぎようとしていましたが、空がうっすらと曇っているせいか、梅雨明けの夏の暑さはまだここまで訪れているようには見えませんでした。
列車はすっかりここに腰を落ち着けてしまったようで、あれだけ激しく喘いでいたのが嘘のように、今はしん、と静まり返って、動き出す気配はまったくありません。

DSC01364 (640x480)


そんな外の景色をぼーっと眺めていた僕の左手に、誰かの冷たい右手がそっと触れました。
見上げると女狐が、僕の手を取ってじっとこちらを見つめています。すっと細い鼻筋に真白な白粉が塗られ、朱色に染められた額や瞼の下の切れ長の瞳に見つめられると、それだけでまるでよくない世界へと誘惑されているかのような錯覚に陥ってしまうのでした。

DSC08889 (640x480)


周りの乗客が次々と狐たちに手を引かれて列車を降りるのを見て、僕も誘われるままにプラットホームへと降り立つと、ホームには狐の嫁入り行列のような衣装を着た隊列が提灯をもって並び、その前では子狐たちがぴょんぴょんと飛んだり跳ねたりしていました。
乗客は狐に導かれて跨線橋を渡り、改札口で狐の駅長に切符を渡すと、駅舎の中で全員狐に変身させられてしまうのでした。

僕の左手を取った女狐は冷たい右腕をピタッと寄せたまま、駅舎の中まで導き、そのまま僕を男狐に仕立て上げます。白粉や朱の染め物はそんなに抵抗ありませんが、左右に3本ずつ描かれるひげが恥ずかしいな、と思っていると、女狐は大丈夫、というふうに少し微笑んだように見えました。口角が上がると彼女の3本ひげは、白い頬の上でとっても魅力的な曲線を描きました。

DSC01353 (640x480)




狐になった乗客は駅前から河岸へと降りて、渡し船に乗って阿賀野川を渡ります。
二艘の渡し船の船頭も、もちろん狐。100メートル以上はあろうかという川幅の広い阿賀野川をゆっくりと進み、かつて津川の河港だった場所へは約15分ということでした

私たちは、一番最後に行きましょう。
相変わらず僕の左隣に寄り添っている女狐からは独特の匂いが漂っているようでした。
それは濃い緑色をした植物に咲く、原色の花のような妖しさと、人間の赤児が発するほのかな甘さとが入り混じったような不思議な匂いでした

君はどうしていつまでも僕と一緒にいるんだろう?
そんな問いを投げかけても、彼女はきっとまた少し口角を上げて、あの魅力的な、そして妖しい曲線を見せつけるだけだろう、という気がして、僕は黙ってなすがままに彼女と二人きりの渡し船に乗り込みました。



このまま二人できりん山に行ってもいいのよ。
彼女の躰から、濃い緑色をした植物の、原色の花の匂いが強く漂いはじめました。

きりん山?

そう、麒麟山。
この先に見えるでしょ?垂直に尖った山が。
昔はそこにたくさんの狐がいて、毎晩狐火が出たのよ。でもあまりの険しさに狐も今はみんなこっちに出てきちゃったけど。
だから今なら誰もいないわよ。

DSC01348 (640x480)


いや、まずはみんなと同じところへ行ってみるよ。

僕がそう答えると、彼女の匂いはすっと赤児のようなほのかな甘いものに変わりました。




対岸に渡ると、思った通り、そこには狐の町がありました。
北国の豪雪地にあるような古い木造のアーケード通りには人影はほとんど見られませんでしたが、店の中で所在なさそうにあくびをしている店主やその家妻はきっと狐に違いない、ということは直感的にわかりました。

あちこちの店先から真っ白な毛並みの美しい狐の子どもが僕たちを覗き見るようにちょこんと顔を出すのですが、すぐに見てはいけないものを見たかのように身を潜めてしまいます。

DSC08895 (2) (480x640)


先に行った人たちは狐の嫁入り屋敷にいるわよ。
そう言って女狐は僕の左手をクイっと引っ張り、町の中心部の川沿いに立つ大きな建物へと導きます。

あなたが来たいと言ったからここに来たけれど、と女狐は朱色で切れ長の目で僕をじっと見つめて言いました。
これから、いろいろとたいへんなことが起こるわよ。


DSC08876 (640x480)



屋敷の中に入ると、50人は入れそうかと思われる大広間の東側には紋付き袴の男狐が、西側には黄金色の着物に市女姿の女狐が並んで座っていました。
僕たちが広間に入ると、まるでその到着を待っていたかのように全員がこちらに視線を向け、男衆も女衆も一斉に立ち上がりました。

これから狐の嫁入り行列よ。

彼女が小声でそうつぶやいて僕から離れて女狐衆の方へと進むと、僕はあっという間に男狐衆に取り囲まれて、紋付き袴姿にされてしまったのでした。




狐の嫁入り行列は総勢108人。

31841575_1891817107509146_7997808749643300864_o (3) (640x480)


イヤーソーライーという木遣りにのせて、嫁入り行列は狐町に向けておごそかに出発しました。
白無垢姿にされた女狐は、両手のこぶしを軽く握り、右手を乳房の横に、左手を脇腹に添えながらゆっくりとゆっくりと歩いて行きます。

471 (2) (640x480)

今は人間の女性の姿をしている彼女がそれをやるとコミカルな動きにしか見えないのですが、これが彼女本来の姿なのでしょうか。


嫁入り行列が行ってしまうと僕は数人(数匹?)の男狐に連れられて屋敷から再び河岸へと向かいます。
男狐たちの説明によると、この先の阿賀野川の橋の上で花嫁を迎え、それから婚礼会場へと向かうのだそうです。

でも、どうして僕が狐の婿にならなければいけないんだろう?
誰に向かってでもなく、僕がそう問うと、隣りにいた一番の長老のような狐がこう言いました。

人間界からの生贄さぁ、この町から人が減り始めてからぁずっとそうさぁ。

人間は狐を使ってここに人を呼び込む。
狐はその見返りに若い働き盛りの人間の男を婿入りさせて狐町に住まわせる。
狐町は普通の人間には見えない。
僕には見えたけれど。

あぁ、でもあんたを選んだのぁ、あの狐の女よ。
あの女ぁ、アタリだよ。色も白ぇし肌も艶々さぁ。いっぺぇ子供造りたくなる女だぁなぁ。



不思議なことにここに来てから時間の感覚がなくなってしまったようで、狐の花嫁行列が戻ってきたのは出発してから何時間後かわかりませんが、町はもう夕暮れを迎えようとしていました。

31824466_1891568737533983_3569224080466903040_o (2) (640x447)


橋のたもとに到着した行列から離れて、女狐が1人でこちらに向かってきます。
橋の真ん中に立つ僕を囲っていた男狐たちもいつの間にか姿を消しています。



このまま川に飛び込むわよ。
女狐は再び僕のそばにピタッと身を寄せ短くそうつぶやいたかと思うと、僕の手を取り川に身を投げました。



気がつくと、僕は女狐とともに橋の下にあった小さな渡し船の上に倒れこんでいました。
僕たちが乗ると、不思議なことに渡し船はひとりでに上流へと進みはじめ、川沿いに焚かれたたくさんの篝火が、阿賀野川の水鏡に映ってゆらゆらと揺らめいているのが見えました。

このまますぐに麒麟山に逃げ込んでも、きっと追手がくるからもう少し先まで行きましょう。

そう言って彼女は白無垢を脱ぎ始めました。

貴方も脱いで。
そしてこれを麒麟山の水辺に捨てておくのよ。

彼女が抜き捨てた白い打掛や綿帽子がゆらゆらと麒麟山の方へと流れてゆきます。
僕はそんな彼女から目を背けながら自分の着衣を川に投げ捨てていたのですが、掛下を脱ぎ捨てたあとの彼女からは本当に艶々と言われる狐色の毛並みが現れるのか、どうしても気になって一瞬盗み見たその肌の色は、篝火に火照った人肌と同じ色をしていました。


渡し船が上流に進み、河岸の篝火が見えなくなるところまで来ると、空には一面の星が輝いていました。

DSC08860 (640x480)


女狐は渡し船の上でも僕の左腕にピタッと寄り添っていたので、僕は星を見上げることしかできませんでした。
彼女の肌からは艶々の狐の毛並みではなく、柔らかく盛り上がった生暖かい火照りしか感じなかったからです。

そのうちホタルも飛び始めるわよ。

彼女がそういうと、どこからか一匹の蛍が現れて僕たちの前をふわふわと二度、三度行ったり来たりすると、彼女の左肩の上に止まりました。

DSC08865 (640x480)


蛍があんまり激しく光りすぎると、彼女の艶々とした肌が闇から浮かび上がってしまいそうで、僕はやっぱりまた空を見上げながらずっと不思議に思っていたことを聞いてみました。
君はなんで僕を選んだんだろう、と。



あなたが私と結婚したい、って言ったんじゃない、と彼女は答えました。
もうずっと昔のことだから覚えてない、なんて言ってほしくないけど、私はずっと忘れてなかったのよ。

女狐になってしまったことで、どれだけそれを凝視しても、もう彼女に昔の面影が残っていないのはわかっていました。
けれども僕の左腕に感じる柔らかく盛り上がった生暖かい火照りと、彼女の躰から再び漂い始めた、濃い緑色をした植物の、原色の花のような匂いは遠い昔、どこかで触れた記憶があるような気がしました。



ほら、麒麟山を見て。
私たちを探す提灯の明かりがまるで狐火のように見えるでしょ?
あれが消えたらふたりで麒麟山に入って、今度こそずっと一緒にいてくれるわよね?



遠く麒麟山の麓から中腹にかけて、いくつもの赤い灯がまるで狐の嫁入り行列のように連なっているのが見えました。
僕は空を見て、彼女の艶々な肌に止まる蛍を見て、そして無数の狐火を見て、これからずっとこんな美しい夜を過ごすのも悪くはないのかな、とぼんやりと考えていました。



<了>





ブログランキングに参加しています!
妄想したら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →

狐の嫁入り行列 【2018 会津夢幻たび-番外編】 の続きを読む

タグ :

せくすぃーな女狐とか、阿賀野川カヌー遊びとか【2018 会津夢幻たび-11】

 2018-10-07
前編「阿賀町の清く正しく美しいパイセンと遊ぶ、の巻


賀町の清く正しく美しいパイセンを訪ねるたび、2日目。

ホテルに迎えに来てくれたパイセンとまず最初に向かったのは町の中心部にある阿賀町観光協会、パイセンの今の職場です。

DSC08867 (640x480)


ここは「狐の嫁入り屋敷」という資料館も兼ねていて、阿賀町最大の伝統行事「狐の嫁入り行列」に関する資料館やカフェ、お土産どころなどが同居しています。

DSC08869 (640x480)


「狐の嫁入り行列」というのは、この津川地区で毎年5月3日に開催される伝統行事で、人口5000人の津川地区に4~5万人の観客が訪れる、というこの阿賀町最大のお祭り。

DSC08879 (640x480)


この津川のシンボルとして聳えている麒麟山(きりんざん)にはかつて狐が住んでいて、この山には昔から狐火と呼ばれる不思議な明かりが見られ、数多くの伝説があるのだそうです。
(狐火というのは、本来火の気のないところに、提灯や松明のような怪火が一列になって現れ、ついたり消えたりするものですな)

DSC01348 (640x480)


かつての日本では「嫁入り」は夕方から夜にかけて行われ、一行は提灯を下げて嫁入り先に行列していました。
この麒麟山の不思議な明かりは、まるで狐が嫁入り行列をしているように見えたことから、狐の嫁入り行列伝説が生まれ、それがこのお祭りになったのだそーです。

DSC08892 (640x480)


お祭り当日、狐に扮した花嫁と仲人、お供ら108人の行列がユニークな狐の動作を織り交ぜながら町内を練り歩きます。
そんでもって阿賀野川の中に特設された水上ステージで結婚式・披露宴を行い、最後は花嫁と花婿が渡し舟に乗って川を渡り、霞がかった麒麟山に消え、山には狐火が灯る、というものなんだそうです。

DSC08888 (640x480)


話を聞くだけでも幻想的なお祭りですな。
狐にメイクされた花嫁もさぞかし艶っぽいことでしょう。

DSC08889 (640x480)

ていうか女狐ってなんとなくエロいですな。
・・・・・ん?それ俺だけ?


そんなこんなで祭り当日はたくさん人が来るんだけど、この観光資源をなかなか活かしきれてないんだよなー、とパイセン。

この「狐の嫁入り屋敷」の2階にも、こんなにいい喫茶スペースがあるじゃないっすか、パイセン!
京都の宇治のお茶屋にも似たようなお店ありますけど、休日はいつも満員でっせ!

DSC08877 (640x480)


いやー、普段はほとんど人こねーんだよな。
そこで折り入ってチミにお願いがある、とパイセン。

ちょっとさ、ここに観光客がわんさか来るような物語を書いてくれねーかなー。


・・・そう来ましたか、パイセン。
どうりで毒まんじゅう食わされてる感があったんですよね、昨日から。
僕が書いたらせくすぃーな女狐で溢れかえりますよ、この町。

ま、詳しいことはあとでってことで、次いこ、次!


そんなわけでパイセンと向かった先は阿賀野川の水辺の建物。

DSC08904 (640x480)


おー、いらっしゃい!と迎えてくれたのは、昨日に続きT島さん!
T島さん、神出鬼没過ぎっ!
そんでもって僕をカヌーに乗せて、阿賀野川に引きずり出します。

DSC08906 (640x480)

カ、カ、カ、カヌーっすか、パイセン。
昔、パイセンにそそのかされて、僕が激流の相模川でカヌー転覆してケータイお陀仏にしたのお忘れっすか?

大丈夫大丈夫、今日はチミのためにカヌー漕いでくれる美女ガイドが一緒に乗ってくれっから。

あ、それならOKっす、パイセン!


DSC08936 (640x480)

そんなわけで、N大体育会でカヌー競技をやっていた、というこれ以上ないくらいのガイド女子が僕の後ろにピタッと座って漕いでくれたので、僕はのほほーんと座ってただけでした。(前のカヌーはパイセンとT島さんチーム)


私、漕ぎますから自由に写真とか撮っててください、とカヌー女子に言われてトンボとか撮っちゃったりして。
いやー、カヌーサイコー!

DSC08934 (640x480)



阿賀野川もダムにせき止められていて水の流れがないので、風がないと水鏡がきれいですな。

DSC08938 (640x480)


今日はここからすごいもん見せたろーと思って、とパイセン。
なんすかなんすか、またとんでもないことを考えてるんすか?

パイセン、昔から発想力がとにかくぶっ飛んでて、今の僕に人並ならぬ妄想力が養われたのは何を隠そう、このパイセンのおかげです。
でもよく風呂敷広げすぎちゃって、おいおいこれどーすんだよ、ってこともたくさんあったのですが、だいじょーぶだいじょーぶって言ったまま全然だいじょーぶじゃなかったことも数知れず。
何を隠そう、今の僕が人並ならぬテキトーな楽観論者になったのも、このパイセンのおかげです。

パイセン、感謝してます!おかげで人生けっこう楽しいっすよ。
と、パイセンと過ごした日々が走馬灯のように思い起こされて少し感傷にひたっていると、

あれっ?おかしいなー

とかブツブツ言ってます、パイセンが。


やがて対岸からコトコトと列車のような音がして、目の前を磐越西線のディーゼルカーが走り抜けていきます。

DSC08915 (640x480)

あれれれれれれれれれれれれれれ、とパイセン。

ごめん、ホントはここSLが通るはずだったんだけど、今日もまだ故障が治ってないらしくって運休だってよ。



・・・・・ドンマイ!パイセン!




<2018年7月16日 訪問つづく>     続き⇒狐の嫁入り行列


ブログランキングに参加しています!
行きたくなったら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :

LINEトラベルjpに新着記事掲載!本州の袋小路、津軽半島観光モデルコース

 2018-10-04
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjp(たびねす)」に新着記事掲載しました!


太宰治が「本州の袋小路」と自虐した津軽半島。
A級からB級まで、意外に見どころの多い場所なんですよ!


 入口 ⇒ 「本州の袋小路」が面白い!津軽半島観光1泊2日モデルコース


PA150102 (4)

IMG_2493.jpg

20180913_10368.jpg



ぜひ、読んでみてください!



i行きたくなったら、1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  


よかったら、また来てください! →
タグ :

阿賀町の清く正しく美しいパイセンと遊ぶ、の巻 【2018 会津夢幻たび‐10】

 2018-10-01
前編「 玉梨温泉でもち肌入浴シーンとか日本のスイス、大志集落とか



越西線で福島から新潟への県境を越えたところにある阿賀町。
僕が会社に入って最初に厳しい指導を受けたパイセンが、数年前から半ばこの阿賀町に移り住んで、町おこしをしているのです。

いつか行きたいとは思っていたので、時々パイセンが東京に帰ってきて飲んだりすると「今度行きますよー」と言い続けているくせになかなか行けず、だんだん社交辞令みたいになっていたのでした。

阿賀町は新潟とはいえ、山一つ越えれば西会津という場所にあるため、これは絶好の機会!と思って連絡してみると
「来い!絶対来い!死んでも来い!」
と想定通りの答え。

はいはい、パイセン、死んでも行きます!



会津若松から新潟までは週末を中心に「SLばんえつ物語」という列車があり、ちょうど午後のいい時間に若松を出発するので、今回はその指定券を持っていたのですが、行ってみるとなんとSLくんが今日は体調不良でお休みとのこと。

DSC01246 (640x480)


代わりに客車を引っ張るのはDF10系?というディーセル機関車。

DSC01248 (640x480)

ま、僕はどうしてもSLに乗りたかったわけじゃないので、これでも別にいいのですが、JR的にはそうはいかないようで、この日の運行は「臨時快速列車」という扱い。SLの指定券を持ってる人はそのままその座席に座れるけど、あとで払い戻してくれるとのこと。
そしてこの日は指定券を持っていなくても自由席扱いとして、空いてる席には乗車券だけで乗れるというアナウンスでした。


引っ張られる車両はいつもと変わらず、ロビーカーがあったり展望車があったり、車内でのイベントもいつも通り行われていたので、これ結構お得なんじゃない?

DSC01306 (640x480)

それでもやっぱりSLじゃないせいか、車内は結構空いていて、快適といえば快適なんだけど、ちょっともったいないかな。


列車は会津若松を出るとしばらく会津盆地の水田地帯を走るのですが、磐梯山がきれいですね。会津観音も見えますね。

DSC01289 (640x480)


喜多方を過ぎて山あいに入る直前、東の方の山の手前になだらかな傾斜の土地が見えるのですが、どうやらここは恋人坂と呼ばれるムフフの聖地なんだとか。

DSC01297 (640x480)


なるほど、こんな感じなんですね。

05_DSC9597.jpg
Ⓒ福島県観光協会

ゆるやかなに下るまっすぐな一本道の向こうに沈む夕日を見に行こう!って誘い出して、実はここ夜景もきれいなんだよねーとか言って夜になるまで引っ張ったのまではよかったものの、ずっとここにいすぎてお腹空いちゃったから喜多方ラーメン食べて帰ろーとか言われて夢破れる男子がたくさんいるのではないか、と想像される場所ですな。

ぜひ、遅めのランチを済ませてからお越しください。


さて、列車は山都の駅を出ると阿賀川の渓谷に沿った山あいを走るため、この磐越西線もなかなか車窓が美しいのです。

スナップショット 1 (2018-08-23 18-05)


パイセンとの待ち合わせは日出谷駅。

DSC01316 (640x480)


阿賀町の中心はここから2つ先の津川駅なのですが、日出谷で降りろ、と言ったのは何か理由があるのでしょう。
駅のホームで待っていたパイセン、僕を見つけるや否や、早く車に乗れ、と挨拶もそこそこにハンドルを握ります。

そして駅を出てすぐの橋の上に車を停めると同時に、列車が阿賀川を渡りはじめます。

DSC01327 (640x480)

おお、パイセン、そーゆーことだったんですね!
これぞ以心伝心、無駄に毎日終電まで飲みに連れ回されてたわけじゃないんですね!


阿賀町は新潟県の中越地方最東部にある人口1万人強の山あいの町。4つの町村が合併してできたため、面積は新潟県内で3番目に大きく、東京23区の1.5倍くらいあります。

町のシンボルでもある麒麟山の対岸に市街地が開けています。

DSC01348 (640x480)

ここに流れる阿賀野川は福島県内では阿賀川と呼ばれ、今まで3日間寄り添っていた只見川はこの阿賀野川最大の支流なんだそうです。

阿賀町の中心、旧津川町はその阿賀野川の水運で栄えた場所。
このあたりには河港があり、渡し船なんかも行きかっていたんだそうです。

DSC08899 (640x480)

阿賀川にだってすんごい幻想的な川霧とか水鏡、出るんだぞ、とパイセン。
確かにこのあたりも水力発電のダムが多く、水の流れがほとんどないため、川霧も水鏡も出やすいのかもしれませんね。


でも阿賀町で一番有名なのは毎年5月に行われる「狐の嫁入り行列」と呼ばれる伝統行事。

DSC08835 (640x480)


僕はこういう伝統行事、とても好きなので、翌日にじっくり案内してもらうことにしていったんホテルに送ってもらうことに。
チェックインして荷物を置くと、次に向かったのは町内のスーパー。

パイセン、ビールとかからあげとか弁当とか買い物かごに入れまくってます。
も、もしかして家飲みっすか?
と思ってると、ここでパイセンの阿賀町での仕事のパートナー、T島さん登場。

さー、行きましょう!
ってどこいくんすか!

T島さんの車に乗って向かったのが津川ICより少し先の高台にある「芦沢高原ハーバルパーク」というところ。

DSC08843 (640x480)


「ここねー、星がきれいなんだよ!」

パイセン!星っすか?

当時、清く正しく美しい好青年だった僕がパイセンに、飲む、打つ、(以下略)ばっかり教え込まれて、すっかり酸いも甘いも知ったナイスミドルに育ってしまったのに、いまさら清く正しく美しくに戻れというのですかっ!

とかいいつつも、みんななんか立派なカメラと三脚用意してるので、僕も負けじと持ってきてたミニ三脚を立ててみます。

DSC01334 (640x480)


買ってきたビールや弁当をつまみながら暗くなるのを待っていると、おおお、ホントにすごいじゃないか、阿賀町の星空!

DSC08860 (640x480)

僕のカメラでもこれだけ撮れるレベルなので、実際はもっとすごいと想像してください。

北斗七星もほらっ!

DSC08861 (640x480)

意外と楽しいぞ、おっさん二人とナイスミドルひとりの星空観賞!


じゃー次、行こう!

おおお、さすがパイセン!
次こそ酸いも甘いも知った僕のための阿賀町ナイトのはじまりですなっ!
とか思ってたら、さらに山の方にどんどん進んでいくぞ。

この辺かな、とT島さんが車を停めると、

DSC08865 (640x480)

おおおおお、蛍が飛んどる!



今日は星はイマイチだったけど、蛍はばっちり見られたからまあよかったろっ?
明日はもっとすごいぞ!

僕を宿の前で降ろし、パイセンはそんな一言を残して去っていきました。




<2018年7月15日 訪問つづく >  続き⇒ せくすぃーな女狐とか、阿賀野川カヌー遊びとか




ブログランキングに参加しています!
行きたくなったら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

阿賀町の清く正しく美しいパイセンと遊ぶ、の巻 【2018 会津夢幻たび‐10】 の続きを読む

タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫