小樽の海とか、北大農場秘密の道とか、コーヒーハウスミルクとか【2017北海道-12】

 2018-01-13
 
 前編「北の国からのれいちゃんとか、日本一長い直線道路とか


曜日の朝、午前8時。
札幌駅の向こうは、晩秋の透き通るような青。

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今年の秋の北海道たびもあと2日だと思うと、この青空もなんだか寂しく感じちゃいます。

ま、そんなことだろうと思って、この日は挫けそうな僕の心を自分で叱咤激励できるような酒池肉林イベントを用意しておいたのでした。
それは札幌の港の女たちとの酒池肉林パーティー(港ないけど・・・)。

もう「15の夜」とか「17歳の地図」とかを熱唱してた頃の貴男じゃないのに、いっぺんに3人もお相手するなんて、なんてパワフルなナイスミドル!でもちょっと欲ばりすぎでないかい?とお思いの貴女に私は言いたい。
だって3人も希望者がいるのに仕方ないじゃないか。誰かを選ぶなんて、僕にはできない!


・・・・・ということで、この日は北海道在住のライター仲間と(ディナーは却下され)ランチをすることになっています。


天気もいいし、ランチタイムまで時間があるので、久しぶりに小樽まで行ってみることにしました。
札幌から電車に乗って20分もすると、車窓にはこの青!

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小樽の街が見えてきました。
大学時代、小樽には港の女がいたので、バイクで、電車で、バスで、よく通ってたなあー

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ほんとは小樽の街に降り立って、今日はここでお別れだね、チュッとかやってた(ウソです、やってねーよ!)小高い丘の上にあるあのバス停まで行ってみようかと思ったんですが、お魚くわえたドラ猫を追いかけてきた彼女とばったり出くわしてしまったりすると、僕の中で美化されまくってる過去の妄想が台無しになってしまいそうなのでやめておきます。


そんなわけで小樽の手前にある「朝里」という海辺の静かな駅で下車します。

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ここも大学時代、夜中にアコースティックギター持ってきて、浜辺で焚火しながら「北のジャイアンリサイタル」をよくやってた場所。
何人のしずかちゃんがここでジャイアンの餌食になったことでしょう・・・アーメン。


なつかしい浜辺に向かって線路沿いを歩いて行くと、電車が脇をかすめていきます。
札幌~小樽間は北海道の中では主要幹線なので、10分おきくらいに列車が通ります。

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こう見ると結構すごいところ走ってますよね。

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海辺の散策を終えて札幌に戻り、大通公園沿いのレストランに向かうと、札幌の紅葉もいい色になりつつあるようでした。

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ランチが終わっても、まだ夕方までには時間があったので、北大の紅葉でも見に行こう、ということに。
札幌駅を越えて、南側の入口から北大のキャンパスに入り、ポプラ並木のほうへと歩きます。

ライター女子のひとりが北大農場のすぐ近くに住んでいる、ということで知る人ぞ知る秘密の散策ルートを案内してもらいます。

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僕もずっと昔に農学部の友達のロバ当番とか手伝ったことあるけど、北大農場のこんな道初めて通ったぞ!

途中のススキも美しいですね。

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北大農場には立派なすすき畑がありますが、これは研究用に育てているもののようです。

これは反対側から見たポプラ並木。

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僕がポプラ並木をど真ん中に据えてこんな構図で撮っていたら、
「男撮りだねぇ~」
と女子たちに言われちゃいました。

もちょっと主題を脇に置いた方が奥行とか余韻でるよー


なるほど、言われてみればその通り!
確かにいつも正面からストレートに愛を語りすぎなんだよな、俺。

たまには横からナナメから、じっくり焦らしながら余韻と奥行を以って攻めてみたいと思います。


北大構内のメインストリートに戻ると、この日は土曜日ということもあり、たくさんの観光客が。

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アジアからの家族づれもこの笑顔。

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どう?素晴らしいがっこーでしょ?
おにーさんも昔は少年時代、ここで大志を抱いて、5年間も勉学にいそしんでたんだぞ!
と教えてあげようと思いましたが、抱いてたのは大志じゃなかったんじゃないの?と言われそうなのでやめておきました。。。うふっ



日も暮れはじめたので札幌のマドンナたちとはここでお別れ。
ここからは若き日の僕の札幌での軌跡をたどる旅をご案内しましょう。

えっ?そんなの全然興味ないって?

ここ、まだ僕が若くてワイルドで自由だった頃、2年間住んでで、部屋でボヤ出して消防車騒ぎになったことのある由緒あるアパートだけどココロときめかない?

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ここ、僕が実家のおとーさん、おかーさんからの初めての仕送りを握りしめた郵便局だけど、感動でココロ震えない?

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ここ、晴れの日も吹雪の日も僕が通い詰めて日々貯金にいそしんだパチンコ屋さんだけど、なんだか愛とか勇気とかもらえる気がしない?

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なにっ、どれもそーでもない?

じゃあ最後にスゴイの紹介しましょう。

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ここはあの中島みゆきが、「ねぇ、ミルク」と唄った伝説の喫茶店「コーヒーハウスミルク」。
ここのマスターは学生時代中島みゆきさんとフォークグループを組んでいたこともあり、このお店に併設された音楽スタジオには札幌じゅうの将来を嘱望された若手ミュージシャンが集っていたのです(今でもたぶんそうだと思います)

ここから巣立ったアーチストは中島みゆきをはじめ、僕らの時代は「GO-BANG'S(ゴーバンズ)」、最近はサカナクションのメンバーもここの出身だったみたいです。

1980年代の札幌でヘビィメタルブームを巻き起こした、僕の率いるバンド「へルターマドンナ」も、もちろんここの出身でした。

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一番最初のスタジオ練習の時に、マスターがこっそり壁の向こうで聞き耳立ててたみたいだけど、たぶんあまりに完成度が高すぎて声もかけられなかったんだと思います。音楽的には完璧にスルーされてた僕たちですが、毎週1回このスタジオでセッションをして、コーヒー飲んで帰ったのでした。

結局、僕たちは将来を嘱望されながらも、ライブハウスでたった一度のGig(小さなライブハウスでのセッション)をやっただけで音楽の道へと進まなかったので、今でもマスターには申し訳なくて顔を合わせられないんだけどね。

あー、そういえば自腹でライブのチケットさばくの、めちゃくちゃ大変だったなーと思いつつ、この旅最後の夜は更けてゆくのでした。




<2017年10月21日 訪問 このシリーズ終わり>



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北の国からのれいちゃんとか、日本で一番長い直線道路とか【2017秋北海道-11】

 2018-01-10
 前編「日本で一番美しい道、リベンジとか四季彩の丘とか



気に合わせて西へ東へ駆け巡っていたら、この日はぽっかりと1日予定が空いてしまいました。

もともと天候に左右される日程だったため、雨や曇りを見越して1、2日の余裕を持った日程ではあったのですが、結果的には順調に、行きたいところはほぼすべて好天の状態で消化して昨夜札幌へと入ったのでした。
このあとは札幌で1日ゆっくり過ごす予定ではあるのですが、その前に1日余裕ができたのでした。

僕の持っていたのはJRが1週間乗り放題の北海道フリー切符。有効期限はまだ1日残っているので、日帰りであれば稚内でも釧路でも、網走でもユジノサハリンスクでも、どの港の女に会いに行ってもよかったのですが、353人の中からは選びきれないので、今回は見送ることにします。ロシア以外、全部行ったばっかりだし。。。


前日の雪の十勝岳連峰と美瑛・美馬牛の丘のコラボレーションがあまりにも美しかったので、今日ももう一度行ってみたい気がしましたが、天気予報はくもり/晴れ。
でもとりあえず富良野まで行って、山が姿を見せていたらGO、ダメだったらその時考えることにして、まずは滝川に向かいます。



滝川から先の根室本線、富良野を経由して新得駅までの区間は、これもまた将来維持困難な路線のひとつ。

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途中には赤平や芦別といった炭鉱で栄えた都市があり、かつては札幌と道東を結ぶ特急もここを通っていたのですが、炭鉱は閉山、道東への特急も短縮ルートの石勝線を通るようになり、根室本線という名前はついているものの、一挙に超ローカル線へと変貌したのです。

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芦別を過ぎ、線路際に迫ってきた空知川の渓谷区間を過ぎると、やがて富良野の市街が開けてきます。
ときどき晴れ間も見えなくはないですが、十勝岳には雲がかかっていて、前日のような見事なコラボレーションは望めそうもありません。

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GOならば、富良野線に乗り換えて、美瑛方面へと考えていたのですが、このまま乗ってきた列車で終点まで行ってみます。


富良野を過ぎると、進行方向右手(東方面)に芦別岳や夕張岳が連なる屏風のような山脈がしばらくの間、並走します。

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このあたりも、根室本線のたくさんある車窓ハイライトのうちのひとつですね。

金山駅を出て、列車の進行方向が南向きから東向きに変わると、やがて現れるのが金山ダムによってできた人造湖、かなやま湖。

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そしてこの列車の終点の東鹿越駅に到着します。

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本当は、この先に幾寅、落合という駅があり、狩勝峠を越えると十勝側の新得駅に抜け、線路は終着の根室までつながっているのですが、2016年秋の台風被害でこの先、新得までが不通区間となってるのです。

そんなわけで、この先へ行く人たちは駅前に停まる代行バスへ。

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この代行バスで越える狩勝峠もなかなかの絶景なので、僕もそのまま乗ってみたい気がしましたが、今日はここで折り返して再び富良野方面に戻ります。

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きっと、もうこの先の区間は復旧しないまま廃止されてしまうんでしょうね。

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青春18きっぷを使うと、狩勝峠を越える列車の本数が少ないので、僕はよくこのひとつ先の幾寅駅まで行って、そこからバスで峠を越えていました。幾寅駅は健さんの映画「鉄道員」のロケ地として有名な場所で、駅舎や駅前もロケの記念館のようになっていたんですが、もうここに列車が来ることはないのかもしれないな、と思うと、やっぱり寂しいですね。


東鹿越から根室本線を再び戻りますが、帰りはなんとなく赤平で降りてみます。

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この赤平、お城のような立派な駅舎ですが、赤平市の交流センターの建物との合築のようです。

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駅前は予想通り閑散としていて人も車も姿が見えません。

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ではなぜ赤平で降りたかというと、この赤平駅前のパチンコ屋が、僕がパチンコデビューしたお店だったから。
今はすっかり近代的なビルになってますが、当時は平屋っぽい小さなお店だったような気もします。

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かつて僕が札幌に住んでいた大学時代の冬、「北の国から 初恋」という特別番組があったのですが、ヒロインの「れいちゃん」役でデビューした横山めぐみに一目ぼれして、翌日まだ雪の残る富良野にれいちゃんを探しにやってきたのでした。

いやー、ほんっとかわいかったなあ、横山めぐみ。

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BSフジ 北の国から’87初恋

そして当時、日本中のオトコたちを奮い立たせた、あの有名な「純くんとれいちゃんとの納屋での雨宿り」シーン。

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BSフジ 北の国から’87初恋


突然の激しい夕立に見舞われて、ずぶ濡れになりながら逃げ込んだ納屋。
風邪をひかないように、ストーブで乾かすために濡れた服を脱ぎはじめるれいちゃん。

うおおおおぉぉぉぉぉ-たまんねー

この頃からちょっと悪女の気があったよね、横山めぐみ。
悪女嫌いじゃないですよ。悪女の港の女、ただいま絶賛募集中です!!!



・・・話が脱線しましたが、その時僕は砂川から(今はなき)歌志内線に乗って歌志内へ行き、そこから赤平までバスで来て、ここで根室線に乗り換えた記憶があります。
赤平で列車を待っている間、ほかに何もすることがなくて暇つぶしにぶらっとこのパチンコ屋に入ったのでしょう。ビギナーズラックというか、高貴なる僕の運命というか、数百円でフィーバーしちゃって、ジャンジャカジャンジャカ球が出てくるわけです。

結局その日をきっかけに「いつの日か、旅打ちパチプロに、俺はなれる!」という新たな目標が生まれ、大学もそのために留年し、血を吐くような厳しい修業を行った結果、パチンコで勝負した旅先の都市は現在300を越え、うち勝利した都市は50(勝率16.7%)と、その後の人生に大きな勲章を得ることができました。


赤平からの次の列車までは3時間もあるので、バスで滝川に戻り、滝川から別のバスに乗り換えてこーんな道を走ります。

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北海道のまっすぐな道をいろいろと紹介しましたが、正真正銘の日本一まっすぐな道は、実はここなんだそうです。

この道は札幌と旭川を結ぶ国道12号線で、その中の美唄市光珠内から滝川市新町までの29.2kmが日本一長い直線道路となっているのです。
その直線のちょうど中間にある奈井江町にモニュメントと道の駅があり、まっすぐな道を撮影できる歩道橋もある、ということだったので、そこまでバスで来てみたのでした。

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歩道橋の上から滝川・旭川方面。
確かにこうしてみると限りなくまっすぐ感はありますが、走っていてもほとんど気づかず、感動する道ではありません。

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歩道橋とモニュメントの横にある道の駅、奈井江。

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帰りは奈井江駅まで歩いて、JRで札幌に戻るのですが、踏切まで行ってみると線路もやっぱりこんな感じ。

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けれども線路の直線日本一はこれよりもっとすごい場所があって、室蘭本線の白老駅と沼ノ端駅間の28.7kmなんだそうです。


まー、もうどっちでもえーよ。




<2017年10月20日 訪問つづく>  続き⇒小樽の海とか、北大農場の秘密の道とか、コーヒーハウスミルクとか



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日本で一番美しい道、リベンジとか四季彩の丘とか【2017北海道-10】

 2018-01-07
 前編「利尻富士の絶景車窓とか、ジェットコースターの線路とか



本で一番美しい道。

それは美瑛市街と白金温泉を結ぶ白金街道の、ピルケの森と呼ばれるインフォメーションセンターの裏にある、わずか800m足らずの道。

雲一つない晩秋の空、鮮やかな赤や黄色に色づいた木々、真っ白な十勝岳連峰、という「日本一美しい道」を完成させるための3つの条件のうち、去年は
「空の青」は◎
「紅葉の赤や黄」は〇
「雪山の白」は残念ながら×
というステイタスでした。


そして今年…

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眼の前の美瑛岳や十勝岳に雪は見事に降り積もっていました。
やや雲がかかっているとはいえ、空の青も合格でしょう。
けれども、紅葉はやはりもうピークを過ぎていました。

3つが完璧に揃うのはなかなか難しいですよね。


せっかくなのでメグ(あ、彼女の名前バラしちまったぜ)と記念撮影して日本で一番美しい道をあとにします。

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でもここ、3つの条件が揃うと、本当に、この世の場所とは思えないくらい美しいんですよ。




もちろんこれは僕の映像ではありませんが、いつかこれをこの目で見たい、と思っています。
去年、今年と来てもダメだったので、また次リベンジ、と思いたいところですが、来年はちょっと難しいかな。
やっぱりこの時期以外の北海道も見てみたいしね。


それでも美瑛・美馬牛の素晴らしいところは、たとえ日本で一番美しい道が万全でなくても、途中の何気ない景色で十分に満足できるところなんですよね。

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♪らーららーららりほー らりほやらりほー とか言いながらハイジとかペーターとかパトラッシュとか(あ、それは違うか)が出てきそうやんね。

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なんすか、このエロい丘!(訳:女性のお尻のような美しい曲線)

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さて、美馬牛までの帰り道、地図を見ると「四季彩の丘」の文字があったので、ちょっと寄り道してみることにしました。

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四季彩の丘といえば、最近絶景花畑写真ですっかりインスタ映えスポットとして人気ですが、去年も同じ道を通ってこの近くまで来ていたはずなのに、僕はそんなにすごいスポットだと知らずに完全にスル―していました。
実は今年もそんなことすっかり忘れていて、たまたま地図を見ていたら「四季彩の丘」の表記を見つけたので、急遽寄り道してみたのでした。

さすがに晩秋の季節外れの時期なので、人もほとんどいないだろうし、期待も全然していなかったのですが・・・

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おおおおおお、けっこういけてるやん!

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さすがに花の彩度は最盛期のそれとはくらべものになりませんが、バックの雪山とのコントラストはこの時期だけのものですね。

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もう夕暮近い時間帯だったのですが、外国人の観光客も「おまえら写真集でも作るのかぁぁぁぁー」って感じで写真撮りまくってたので、僕も彼女の処女写真集用に1カット分を写真に収めておきました。

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この四季彩の丘、入場料は無料なんですが、入口に花畑の維持管理費用として一人あたり200円相当の募金のお願いがありました。

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お土産とか食事とか、園内のアクティビティで収益をあげるモデルなんだと思いますが、これで200円の寄付金ならとても良心的だと思います。


美馬牛駅に戻ると走行距離はちょうど50キロ。

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超強力電動自転車だったので、単発での50キロなら何の苦もないんですが、前日にサロベツの強風の中、非電動チャリで40キロも走ったのがさすがにこたえていて、あのタニタの測定器具で超アスリート級と判定されたビンビンの僕でも今日は足がパンパンでした。。。



<2017年10月19日 訪問つづく>    続き⇒「北の国からのれいちゃんとか、日本一長い直線道路とか
 


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宗谷本線・利尻富士の絶景車窓とかジェットコースターの線路とか【2017北海道-9】

 2018-01-01
 前編「オロロンラインのオトンルイ風力発電所とか北緯45度の駅長さんとか



内滞在3日目の朝。

前の日の夜は、初めて稚内駅ではなく南稚内駅の近くのホテルに泊まってみました。
駅の名前だけ見ると「稚内」が町の中心のように見えますが、実は「南稚内」のほうが町としては賑やかなんです。

今までは、やっぱり日本の北のはずれまで行って「稚内」に泊まるのが当たり前、みたいな感覚でいたのですが、稚内の駅前には小さいアーケード街みたいな市街地はあるものの、夜も早く、港の女もいない僕としては寂しいだけの街でした。
その点、南稚内駅前には日本最北端の繁華街があり、結構夜遅くまでにぎわっています。



そんなわけで、今回のホテルのすぐ裏にある小さなスナックにぶらっと入ったら、そこにいたのはちょうど利尻出身のママ。

島にいたときは、利尻富士の美しさには全然気づかなかったけど、海を渡ってこっちに来てからは、利尻富士が心の支えなのよ。
どんなに辛くても、海の向こうに見える利尻富士を見ると、またちょっと頑張れるかなって。

誰もお客さんの来ない北のはずれの小さなスナック。
いつの間にかカウンターの僕の隣りに座っているママのそんな独り言を聞きながら、記憶がだんだん遠くなっていき、気づいたら朝を迎えていました。。。

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なーんて港のロマンスがあったらよかったんですが、酒も女も苦手な僕は早寝早起き朝ご飯、ということで、今日も南稚内から朝一番の特急サロベツに乗り込みます。

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稚内滞在3日目にして、この日は朝から青空が見えているので視界良好!
利尻富士が見えれば、このまま稚内に別れを告げ、旭川まで向かうつもりで荷物を全部持って出発しました。

南稚内を発車すると利尻富士のビューポイントまではほんの数分。
2台持ってきたカメラの1台をVTRモードにして窓際に設置し、もう1台は手持ちにしてその時に備えます。

そして迎えたその瞬間がこれ。

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サロベツの原野を駆け抜けていた列車が、突然海に浮かび上がったかと思うと、目の前に朝日を受けた雪の利尻富士が。

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今回6回目のチャレンジでした。
感無量です。

きっと利尻出身のママもこの姿をみて、頑張ろう!って思ってるんだと思います。



こうして稚内にようやく別れを告げ、お昼少し前に旭川に到着しました。

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駅前の紅葉もピークで、青空に良く映えてますね。
今日は絶好の天候なので、3日前に先送りした「日本で一番美しい道」にチャレンジしてみたいと思います。

旭川から富良野線に乗って美瑛へと向かう途中の車窓からはこの景色。

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この2日の間に、十勝岳連峰もすっかり雪化粧していました。

雲一つない青、真新しい綿をかぶったような白。
あとは燃えるような紅葉の赤が残っているかどうか。



乗った列車が美瑛駅止まりだったので、隣の美馬牛までタクシーで移動します。
美瑛にもレンタサイクルはたくさんあるのですが、白金温泉近くまでの距離と上りを考えると、超強力な電動サイクルが必要です。
去年もそうですが、僕が愛用しているのは美瑛の隣、美馬牛駅の近くにある「ガイドの山小屋」というレンタサイクル屋さん。

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どうですか、このラインナップ。
この白い電動スポーツサイクルが今まで乗った中で最高性能のものだと思います。


美馬牛から自転車を借りて最初に行ったのはこの踏切。

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わかりますよね、この線路のアンジュレーション感。

この美馬牛には「ジェットコースターの道」と呼ばれる有名な直線道路がありますが、ここはそれを真似てか「ジェットコースターの線路」と呼ばれる知る人ぞ知る場所。

ここを通る列車には何回も乗ったことがあるのですが、このジェットコースターを上ってくる(あるいは下っている)列車の写真を撮ったことがなかったので、今回来てみたのでした。

ところがこの線路が見える踏切脇の空き地スペースにはかなりの広範囲に立ち入り禁止の柵やロープが張られていて、なかなかいい角度から列車の撮影は難しそうです。
きっと撮影のために線路際ギリギリに三脚置いたりするようなルール知らずの輩がいたんでしょうね。そのせいで必要以上に立ち入り禁止区域が設けられちゃってるのははなはだ迷惑です。

そんなわけでかなり遠くから写してるので、全然ジェットコースター感のない写真になっちゃいました。。。

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ちなみにVTRだとこんな感じです。
車内から撮ったシーンのほうが感じがわかるかもしれませんね。

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さて、ジェットコースターの線路から「日本一美しい道」までは20キロ弱。
丘に登ると、この眺望。

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常々旅好き女子から「晴れ男」と呼ばれ、絶対晴れてほしい旅行への同行依頼が絶えない私ですが、これからは「晴れの神」という称号を気象庁長官、もしくは昔、合コンで知り合った気象庁のおねーさんから授与されてもいいほどの素晴らしい光景ですね。

去年も通った峠道の手前に来ると、十勝岳が目の前をふさぐようにそびえてきます。

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が、このあたりになると紅葉はピークを過ぎてしまったにようにも見えます。


果たして日本一美しい道にまだ紅葉は残っているのでしょうか。
今回は去年のリベンジなるのでしょうか。



<2017年10月19日 訪問つづく>    続き→「日本で一番美しい道、リベンジとか四季彩の丘とか





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オロロンラインのオトンルイ風力発電所とか、北緯45度の駅長さんとか【2017北海道-8】

 2017-12-26
 前編「稚内の港の女とか、宗谷の初雪とか


谷本線の車窓から見える、利尻富士の絶景を記録に残したい!
そんなチャレンジ4回目も残念ながら利尻富士は厚い雲の中。

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今まで何度も見てきたのに、いざ記録に残そうと思うと、なかなか難しいもんですね。
頑張れ、晴れ男の俺!

しかしこのあとも曇りの予報なので、今日はもう難しいかな、と思い、稚内にもう一泊することに決めましたが、まだ午前なので時間はたっぷりあります。
そんなわけで前から行ってみたいと思っていた「日本海オロロンライン」に行ってみようと思います。



日本海オロロンラインとは、札幌の隣町、石狩市から稚内までの日本海に沿った300キロ近い道路の総称。「オロロン」という名前はこの沿岸にある天売島に棲む海鳥であるオロロン鳥(ウミガラスの別名)に由来しています。
留萌の近く、故高倉健さんの映画「駅 STATION」で有名になった「雄冬」あたりの断崖絶壁の道がオロロンラインの前半のハイライトですが、もうひとつのハイライトは、稚内から天塩まで続く「なーんにもない海沿いのまっすぐな道」。

そう、今回はこの「なーんにもない道」に行ってみます。


列車を降りたのは、稚内から1時間ほどのところにある幌延駅。
この駅に幌延町の観光協会のレンタサイクルがある、と聞いたので、ここから自転車で行ってみようと思います。

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オロロンラインまでは片道16~7キロあるのですが、到着したのが11:30過ぎで、レンタサイクルの営業時間が15:00まで。
ずいぶん早い店じまいですが、レンタサイクルを管理してる幌延駅の営業時間が15:00までだからだそうです。

幌延駅にいたのはたった一人の駅長さんで、たぶんもう定年間近な感じの年齢。
貸出証に書いた僕の住所を見て、私も昔この近くの駅にいたんですよーと懐かしそうに話しかけてきます。
こんなところまで来てどこへ行くのかと聞かれたので、オロロンまで行くんだけど、3時間半で戻って来られるか心配だ、と話したら、もう少し遅くまでいるのでゆっくり行ってきなさい、とうれしいお言葉。

せっかくこんなところまで来てくれたんだからね。


観光協会が貸し出すレンタサイクルなので、料金は無料ですが、やはり電動チャリではなく、足動チャリ。
でもとにかく頑張って行ってみようと思います。

走り出してしばらくすると見えてきたのが「北緯45度」のライン。
この道路上の黄色いのがそうですね。

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幌延は町内を北緯45度線が通過しているため、いくつかの場所でこうした案内が見られます。
オロロンライン沿いには「N」の形のモニュメントもあるようです。
まあここらへんが地球の真ん中ってことですね。

けっこう風が強くて、足動チャリだとだんだんキツくなってきたのですが、それでもサロベツ原野の牧場とか湿原の中の道をひたすら走ります。

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幌延駅を出ること1時間半弱、ようやく日本海沿いに出て、オロロンラインに到着!
どーですか、この潔いほどまっすぐな道!

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しかも車もほとんどこねーでやんの。
笑っちゃうくらいオロロンですな。

で、僕がこのオロロンラインでどーしてみ見たかったのはコレっ!

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なんじゃこりゃー。
新手の原野アートかと見まがうほどのこの無機質な物体は、実はこれなんです。

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そう、ここは「オトンルイ風力発電所」。
風力発電の風車はほとんどの方がどこかで見たことがあるでしょうが、ここまでCrazyな密集地帯はここが日本一だと思います。

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オロロンラインに沿って、高さおよそ100メートルの風車が3.1キロに 渡って並んでいます。

道路の東はサロベツ原野、西は日本海。

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あまりにオロロンなので、自転車こぎながら動画も撮ってみました。

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ほんとはこの風車の列の先まで行ってみたかったのですが、幌延の駅長さんをあまり待たせてもいけないので途中で引き返して彼女と記念撮影をして戻ります。

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帰り道にあったのがサロベツ原野の幌延ビジターセンター。

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ここに湿原が見渡せる展望塔がありました。

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結構階段がスカスカで下がよく見えるので、高いところと高い身長の女子が苦手な僕は、登ってる途中でだんだん怖くなってしまったのですが、何とか頑張って頂上に。

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ビジターセンターから湿原の中に続く遊歩道も見えますね。


幌延の寂しい町並みを通って、15時から30分遅れで幌延駅に戻る頃、ちょうど雨が降ってきて、駅の待合室にはもうストーブがたかれていました。
僕が戻るのを待っていたのでしょうか、駅長さんも家に帰る時間になったようで、申し訳なさそうにストーブの火を止めに来ます。

かつては僕の家の近くの駅で働いていた駅長さんがどういう経緯でこの北のはずれの寂しい町に来たのかはわかりません。
この町のどこかに帰る家があるのでしょうか、それとも他のどこかの町に帰るのでしょうか。

かつては羽幌線の終着駅でもあった幌延駅には最盛期は49人もの鉄道関係者がいたそうですが、たった一人の乗客である僕が稚内行きの特急に乗り込むまで、駅長さんはたった一人でこの駅を守っていたのでした。



宗谷本線の幌延駅から豊富駅のあたりは、内陸部からですが利尻富士がきれいに見える区間です。
やや雲がかかってはいますが、今回の旅で初めて利尻がその美しい全貌を見せてくれました。

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もう夕暮は近いのですが、このまま天気がもってくれれば、抜海駅の先で夕日をバックに海に浮かぶ利尻の姿が見られるかもしれない、と思っていたのですが、残念ながら今回5回目のチャレンジも、彼女がまとう厚い雲のベールを脱がせることはできませんでした。

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また明日、最後のチャンスに掛けよう。
そう思って2泊目の稚内の寂しい夜に突入します。



<2017年10月18日 訪問 つづく>    続き⇒「利尻富士の絶景車窓とか、ジェットコースターの線路とか




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