たびねすに新着記事掲載!のびしろ日本一!鯨ヶ丘の古い街並み【茨城・常陸太田】

 2017-03-24
門家が教える旅先ガイド「たびねす」に新着記事掲載しました!



常陸太田の鯨ヶ丘、いい素材持ってるんだけど、ちょっとシャイなんですよね。


 入口 ⇒ のびしろ日本一?いばらき県常陸太田・鯨ヶ丘の町並み



P1091368 (640x480)

P1091330 (640x480)

P1091355 (2) (640x480)



ぜひ、読んでみてください!



共感したら、1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
スポンサーサイト
タグ :

のびしろ日本一!?鯨ケ丘の古い町並み【常陸太田】

 2017-03-18
戸からJRで30分ちょっとのところに常陸太田というまちがあります。
以前、仕事でこのまちの方と知り合いになり、いろいろ話を聞いているうちにいつか行ってみたいと思っていたのでした。

そんなわけで、今回のテキトー旅が絶好の機会。
雨もなんとなく上がった感じなので、朝さっそく水戸駅から出発します。

P1091297 (640x480)


常陸太田は、水戸と郡山を結ぶJR水郡線の、本線ではなく途中から分岐する支線の終点にあります。

P1091300 (640x480)


駅は改装されて新しく、三角屋根が特徴的な建物になっています。
なんとなく国技館みたいですね。

P1091371 (640x480)


常陸太田の旧市街は、駅前から緩やかな坂を上った先、鯨が丘と呼ばれる地区にあります。

P1091374 (640x480)


鯨が丘とよばれているのは、その名のとおり鯨のような形の町だから。
4世紀頃、日本武尊が東夷征伐のためにこの地を訪れた際、この丘の起伏があたかも鯨が海の上で浮かんでいるように見えたため「久自(くじ)」と名付けたと言われています。
この常陸太田より奥の山間部を、奥久慈(おくくじ)と呼ぶのもこの「鯨」と関係があるのでしょうかね。

P1091368 (640x480)


鯨が丘の入り口の広場にあるくじらのモニュメント。
こんな感じの鯨の背中の部分に旧市街が広がっているイメージです。

P1091365 (640x480)


坂を上りきったところで道は二股に分かれ、その2本のメインストリートに沿って旧市街が広がっています。


こっちが西側のメインストリート。
古い建物が多くて落ち着いた感じなのが西側。

P1091338 (640x480)


こっちが東側のメインストリート。
商店街としてやや賑やかなのが東側。

P1091344 (640x480)


まずは西側の通りを進みます。

P1091312 (640x480)


これは薬屋さんの壁にはめ込まれた看板。
一番右の龍角散はわかるけど、その隣は「猫イラズ?」

P1091317 (640x480)


なんか怖い名前ですが、これは昔の殺鼠剤で、結構毒性の強いものだったとか。


これは常陸太田の郷土資料館梅津会館。
昭和53年までは常陸太田市庁舎として利用されていた、由緒ある建物だそうです。

P1091323 (640x480)


そのまま先へ進むと、常夜灯のある交差点が。

P1091329 (640x480)


このあたりが常陸太田の古い街並みの写真で、一番よく出てくる場所でしょうか。

P1091330 (640x480)


向かい側には立派な白壁の建物がありますが、震災の影響でしょうか、屋根が崩れて補修されています。
地図を見ると常陸太田市郷土資料館分館となっていますが、たぶん中には入れないでしょうね。

P1091328 (640x480)


その横にあるのは十王坂と呼ばれる坂。
常陸太田には、高台の鯨が丘に登るためのいくつもの坂があり、そのうちの主なものを太田七坂と呼んでいます。

P1091335 (640x480)


鯨ヶ丘では湧水が多く湧き、その湧水を利用した井戸がたくさんあるので、太田には七坂のほかに太田七井(井戸のこと)もあるみたいです。残念ながら今回は見つけられなかったのですが。


これは昔のままの床屋さんですね。

P1091339 (640x480)


鯨(が丘)の頭のほうから背中の一番奥あたりまで行き、しっぽの手前のくびれのところに出ると、坂の下に常陸太田の新しい市街が見下ろせます。

P1091343 (640x480)


今回は尻尾のほうには行かず、ここから折り返して東の通りを戻ります。
東の通りは、古い建物をそのまま活かした商店が並びます。

P1091345 (640x480)


東の通りの中心に建つ、くじら屋。
ここは無料休憩所として商店会が用意した施設で、「くじら焼き」というくじらの形をした、鯛焼きのようなスイーツも売ってるらしいのですが、朝早かったのか、まだやってない感じ。

P1091351 (640x480)


このクジラ屋の上の看板には、かつて佐竹氏の城下町として繁栄した常陸太田の姿が描かれています。
佐竹義重・・・信長の野望で結構実力ある大名だったぞ。
あの佐竹の本拠地、太田城はこのあたりだったのね。

P1091352 (640x480)


その横に絵クジラの奉納所があったのですが、まだちょっと告知不足なのか、やや過疎ってる感、否めません。

P1091360 (640x480)

P1091362 (640x480)

・・・・・・・・・・・・うむ、ちょっと残念?


さてその先にあるのが「板谷坂(ばんやざか)」。

P1091357 (640x480)


太田七坂の中でもここが一番見通しがいいためか、よく観光パンフレットでこの坂の写真が使われています。

P1091355 (2) (640x480)


常陸太田、かなりいい素材持ってますよ。
でも、伝統的街並み特集とかでもあまり見かけないし、ちょっと惜しいんですよね。


「のびしろ日本一。いばらき県」
これは全国都道府県魅力度ランキング最下位の茨城県のここ数年の観光キャンペーンのキャッチコピー。
栃木と群馬は都道府県魅力度ランキングの最下位脱出に血眼になってるようですが、47位の茨城は全体的に「それでいーじゃん」的な、かなり達観した態度だと言われています。

わかる人がわかればいいじゃん。
この常陸太田も町全体がそんなふうに言ってるみたい。

そういうの、嫌いじゃないですけどね。



<2017年 1月10日訪問>




行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :

これが日立駅の絶景カフェ!【魅力度ランキング/ブービーメーカー茨城県】

 2017-03-14
末年始は所用があり、遠出ができなかったので、その前のクリスマス休暇に広島に行くために使った青春18きっぷが、まだ2日分残っていたのでした。

年明けの3連休でその利用期間が終わってしまうので、1泊2日くらいでどこかに行かなくては、と思っていたのですが、これ、といったところが思い浮かびません。

西は12月に行ったばかりだし、北は寒いし。
1泊2日だからあまり強行軍は避けたいし。
こんな機会だから、なんとなく気にはなってるんだけど、気合入れて計画して行くような場所じゃないところに行ってみようかな。
そんなふうに考えて出てきたのが北関東。

北関東と言っても群馬には実家があるので、もうお腹いっぱい。
群馬と同じ北関東で、近いんだけど意外と行かない(正確には、行ってるけどあんまり観光って感じじゃない)茨城・栃木、それも、奥のほうがいいかな、と思いついたのでした。
ブランド総合研究所が毎年発表する都道府県魅力度ランキングの2016年ブービー(栃木・46位)とブービーメーカー(茨城・47位)だしね。

図1


実はこのランキング、首都圏の回答人口が多いため、首都圏に近すぎて旅情を感じにくい北関東は条件的に不利で(まさに上の僕のような感覚)、実際はそんなに魅力度が低いわけではない、という意見もあるのですが、僕もこれが各県の実力だとは思っていません(ちなみに群馬も45位)。

でもネタとしては面白いので(笑)、魅力度ランキング、ブービーとブービーメーカーをめぐる旅、とテキトーに名付けてスタート!



まずは常磐線に乗って茨城方面へ。
筑波山に水戸の偕楽園、牛久大仏に真壁の雛祭り、そして下妻物語みたいなおねーちゃんとの遊び・・・。
観光以外にも茨城にはかなりの回数来てるんですが、最近ひとつ気になっていた場所があったのです。

それがここ!

P1081203 (640x480)


こ、これは、海に浮かぶ絶景カフェ???
とても魅力度47位には思えませんよね!!!



そしてこのカフェがあるのは、なんと・・・・・・・・・

P1081192 (640x480)


JR日立駅の構内なんです!



そんなわけで、このカフェに行くためだけに、茨城の北部、日立までやってきたのでした。
ホームから階上のコンコースに登ると、2階は一面のガラス張りで、この景観。
駅の連絡通路の先は、海。
その手前に、海に突き出たようなこのカフェがあるのです。

P1081200 (640x480)


とはいえ、よく見るとちゃんと地上部分に建っていて、実際は海に突き出ているわけではありません。

P1081210 (640x480)


改札口を出て、連絡通路を海側へと進みます。
突き当りのホワイエからは、この景色。

P1081216 (640x480)


先端まで行ってみると、この先は海岸段丘になっていて、すぐ下に海があるわけではありませんでした。

P1081218 (640x480)


お店の名前は「シーバーズカフェ」。
日立駅絶景天空カフェ、という文字が見えます。

P1081235 (640x480)


僕が行ったのはちょうど朝食とランチのアイドルタイムだったので、まだ空席があったのですが、ランチの時間は混雑必至。
休日は予約がいいみたいです。

P1081239 (640x480)


店内から日立駅と市街地方面を眺めた図。

P1081220 (640x480)


そしてこれが海方面。

P1081229 (640x480)


このシーバーズカフェの看板メニューと言えば、パンケーキ。
うーん、オトコひとりで海見ながら食べるメニューじゃないなぁ。
下妻物語あがりの幸子(36歳・一人娘は高校生)でも連れてきて、女子力鍛えてあげればよかった!

P1081231 (640x480)



日立駅は、もちろんあのHITACHIの企業城下町。
駅の構内も貨物列車用の線路や集荷場が並んでいるため、ホームから市街地までは長い渡り廊下を歩かなければなりません。

P1081205 (640x480)


この日立駅、2011年の4月に今の姿に改装して、2012年にグッドデザイン賞、2014年に国際デザインコンペティション「第12回ブルネル賞」の駅舎部門・優秀賞を受賞しているそうです。
以前、日立で降りて町なかをブラブラ歩いた時があったんですが、その時はこんなにすごい駅じゃなかったので、僕が来たのはその前だったんでしょうね。

P1081243 (640x480)


日立駅前に見えるのは、日立製作所が製作した発電所用の大型タービンのモニュメント。まさに日立の象徴なんだそうです。

P1081245 (640x480)



なんだかしゃれおつな空間を紹介したので、毒のない休日カフェめぐりの女子旅ブログみたくなってしまいました。。。


この日はこのあとあいにくの雨となってしまったので、いったん水戸まで戻って泊まることにして、雨が小降りになった夜、再びちょっと出歩いてみることにしました。

P1081268 (640x480)

クリスマスシーズンは終わってますが、水戸の目抜き通りにはイルミネーションが灯ってますね。


水戸には以前も泊まったことがあるのですが、こうしてわざわざ夜外に出るのは初めて。
妖しい街を探して放浪します。見るだけですが。

なぜか日サロが異様に目についた水戸。
茨城のおにーさん、おねーさんは黒さが美の象徴なのでしょうか?

P1081270 (640x480)


そして水戸といえば、この紋所。

P1081275 (640x480)

ちょっと色が違うような気もするけど、店頭で燦然と輝いています。
こういうのは勝手に使ってもいーのだろうか?


おぉ、みとちゃん!これが水戸のゆるキャラなのか?

P1081271 (640x480)


と思ったら町なかのマンホールにも発見!
藁納豆にご隠居様の衣装って、まー水戸的にはそうなんだけどね。

P1081266 (640x480)


水戸駅前から歩いて20分くらい離れたところが水戸の繁華街でした。
地方の繁華街に行ったら、とりあえずディープな通りをさまよってみるのが好きです。
この日は3連休中とはいえ、雨の日曜の夜だったので人通りはほとんどなかったんですけどね。

P1081283 (640x480)


「どうする?」って言われてもなぁ~

P1081285 (640x480)

というか、よく見ると「どう・する」ですね。
この「・」、なかなかクセモノですね。


「どう?する?」

・・・・・いきなりそんなこと言われてもなぁ。。。




<2017年 1月8日訪問>




行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :

塙山キャバレーは、別世界への入口【茨城県日立市/気仙沼番外編-2】

 2016-01-07

馬からわざわざ代行バスに乗って浜通りを抜け、茨城の日立にやってきたのは、ここに知る人ぞ知るB級スポットがあるからなのです。

その名も、塙山キャバレー。

キャバレーと言っても、お店そのものではなく、小さな飲食店が密集した町なかの一角を地元民がそう呼んでいるのだそうです。
そのネーミングセンスからご想像の通り、ここは昭和30年代のバラック街の佇まいを色濃く残した場所なのです。



日立駅からひとつ南、常陸多賀駅がこの塙山キャバレーの最寄り駅。
日立市の中心から5キロほど離れていますが、ここ常陸多賀にも日立関係の工場も多く、駅前も結構にぎやかです。

PB168256 (640x480)


駅から南へ約1キロの間、ファミレスや量販店が並ぶ、全国どこでも同じような郊外の幹線道路沿いの風景が続いていたのですが、塙山と呼ばれる交差点に立つと、マンションや一般の住宅地の手前の非常に狭いスペースに、間口の狭い飲食店が密集する異様な空間が現れるのです。

PB168288 (640x480)


どれも総トタン造りの小屋みたいお店ですね。築何年になるんでしょうか?
すべてまだ現役の店舗なのだそうですよ。

PB168265 (640x480)


寂れてすでに廃墟となってしまったバラック飲食店街は、北海道の空知や九州の筑豊など、かつての炭鉱街に行けば、いくらでもあると思うんですが、こうしてすっかり時代から取り残されたまま、いまだに現役バリバリで営業している、という点がここがB級スポットとして名高いゆえんなんでしょうね。

PB168264 (640x480)


塙山キャバレーの大きさは、一辺20~30m四方くらい。

PB168269 (640x480)


かつてはこの狭い空間の細い路地の両脇に、身を寄せ合うようにスナックや居酒屋が密集していたはずなのです。

PB168261 (640x480)


かつては、と書いたのは、実はこの塙山キャバレーで2014年の冬の未明に火事があり、一部店舗が全焼してしまい現在は中央部が空き地になってしまっているのです。
それが下の写真の右側の部分。

PB168272 (640x480)


かつてはこの部分にもぎっしりと店舗が並び、もっとディープな雰囲気を醸し出していたのだ、と言います。
それでもまだまだ往時の怪しげな雰囲気を残している路地もあり、昼間でも奥深くに入り込むにはなかなか勇気が必要です。

PB168283 (640x480)


昼間なので誰もいないだろう、と思って路地の中に入り込んで写真を撮ろうとしていると、なんとなくどこからかじっと僕を観察しているような視線を感じます。
よう子なのか、京子なのか、それとも別のお店からなのかはわからないのですが、誰かが無言で僕にこう語りかけてくるのです。

そんなところでうろうろしてないで、中に入って来なさいよ。
ここは写真を撮りに来る場所なんかじゃなくって、飲んで飲んで、ぐでんぐでんになって、こことは違う、別世界に行くための場所なんだからさ。
ねぇ、あたしと一緒に行こうよ、あっちの世界へ。

PB168279 (640x480)


そうだよな、きっとどこかにそんな世界への扉があることを期待して、みんなここにやってくるんだろうな。
気仙沼で酒も女も克服したことだし、僕も行ってみようかな、あっちの世界へ。

まだ開店前の雑然としたお店の中で、薄く透き通るような青い寝間着のままカウンターで足を組んでいる、まだ30代半ばのママを想像してそんなふうに決心した瞬間、どこからかウルトラレガシー級のママふうな女性が路地に現れ、まるで不審者を見るような視線で僕を見ながら通りの向こうへと消えていきました。

PB168259 (640x480)



うーん、やっぱりまた今度、夜に出直して来よう。
まだまだ僕には敷居が高いみたいだ。




<2015年11月16日(月)訪問 このシリーズおわり>




行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :

真壁のひなまつり 陸の孤島に取り残される編 【茨城県・桜川市】

 2015-02-24
前編 真壁のひなまつり-1

中編 真壁のひなまつり ハイライト編


やー、なかなか楽しいぞ、真壁。

前回は雛飾りを中心に紹介しましたが、今回は町並みを中心に紹介してみたいと思います。
先にも書きましたが、真壁は現在茨城県唯一の重要伝統的建築物群保存地区に指定されています。

P2150134 (640x480)


これは真壁伝承館の裏通りから筑波山方面を望んだ図。

P2150135 (640x480)


真壁の特徴は、町並みの統一性というよりは、個々の建築物の魅力にあるのではないかと思います。
ある一定の通りに古い町並みが軒を並べている、というよりは、有形文化財に指定されているような特徴ある建物が市街の広い範囲に分散しているという感じです。
なので、町そのものよりは、個々の建物のほうが写真映えもするかもしれません。


村井醸造の蔵壁。

P2150127 (640x480)


市心からちょっと外れたところにある、真壁でも指折りの旧家と言われる谷口家。

P2150152 (640x480)


その向かい側にある谷口家の蔵。

P2150156 (640x480)


橋本旅館。ここも登録文化財です。
1階に小洒落た喫茶室があったので、入ってみたのですが、グッドデザイン賞を受賞したお店らしく素晴らしいセンス。
コーヒーもチーズケーキもかなりレベルが高く、混んではいましたが大正解でした。

P2150143 (640x480)


橋本旅館1階ロビーのひな飾り。
そのまま泊まっていきたくなっちゃいますね。

P2150157 (640x480)


橋本旅館のはす向かいにあった建物。
名前をチェックしていなかったのですが(安達屋さん?)、めちゃくちゃ風格ある建物でした。

P2150161 (640x480)


再び町なかに戻ります。
東芝ストアーもひな人形屋さんみたいになっていますね。

P2150199 (640x480)

P2150200 (640x480)


高上町通りにある明治中期の真壁造の町家、星野家。

P2150210 (640x480)


裏通りの方をぶらぶらと歩いて時間をつぶしてから、16時の最終バスに乗るため、臨時バスの出発地になっている高上町の駐車場に向かいます。

P2150205 (640x480)



高上町駐車場に着くとバスの待合所はあるものの、人の気配はありません。
15時55分、もう出発の5分前です。
クルマ社会の茨城では、今さらバスなんかを使ってここに来る人はいないのでしょうか?

念のためバスの時刻表を確認します。
「16:00」
間違いありません。
なんといってもここは陸の孤島、この最終バスを逃すと一大事です。

16時。
人どころか、バスも来ません。
むむ、これはなんかおかしいのではないか?

もう一度時刻表を確認します。
「16:00」に間違いはありません。
しかし一つ間違いを発見しました。

運行日:2015年2月22日(日)~3月3日(木)まで

そう、この日はまだ、2月15日(日)でした。。。



怒りにまかせて(もちろん自分へのです。バス会社とか、陸の孤島真壁に対して怒ったわけではありません)JRの駅がある北の方角に向かってズンズン歩いてきてしまいました。

よくよく考えてみたら、タクシーで最寄りの駅まで行ってもよかったのです。
(あとあとスマホで真壁のタクシー会社を調べてみたら、個人タクシーっぽいところしかなさそうでしたが)
しかし、その時は怒りとかやるせなさ、恥辱、開き直り、そんないろいろな感情がまぜこぜになってしまい、それを発散するには歩くしかなかったのです。

30分ほど、ひたすら北の方に歩いてきて、ふと冷静になってみると、やっぱりどう考えてもまだまだゴールは遠いのです。
しかも帰りは北風が正面からまともに吹き付けてくるので、寒いのはもちろんですが、なかなか前に進んでる感がない。

やばい、陸の孤島に取り残されちまった。

今から真壁まで戻ってタクシーに乗ろうかとも思ったのですが、ここまで来たらいっそのこと歩いてしまえ、と腹をくくったのでした。

ここからだと、行きに降りた新治駅と、(来週から!)バスが運行される予定の岩瀬駅の中間にある、大和駅が一番近いようでした。



見渡す限りの田畑の中、信号もほとんどなく、まっすぐに走る道路を背を屈めながらひたすら歩きます。
ときどき、ダッシュボードをぬいぐるみだらけにした、下妻物語の土屋アンナふうの若妻が猛スピードで僕の横を通り過ぎていきます。

「こんな陸の孤島で、どうかしたっぺ?よかったらちょっとのってがねえか?」

あとで2000円くらいならカツアゲされてもいいから、そんなヤンママに声を掛けられないかな、という淡い期待は叶わず、ときどき耐えきれなくなって北風に背を向けると見える、筑波山の雄姿だけを心の支えに再び2時間、歩いたのでした。

P2150225 (640x480)



真壁の最寄り駅ということもあるのでしょうか、大和駅は無人でしたが、ここにもきれいな雛飾りがあり、終わってみればなんだかんだでわりと楽しかった1日のフィナーレを飾ってくれたのでした。

P2150229 (640x480)
P2150230 (640x480)





<2015年2月15日訪問 おわり>



行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫