ボックスシートで酒池肉林とか、甲子園の魔物とか【2017夏の甲子園たび後編】

 2017-09-30
 前編「史上最高の一回戦とか、ホテルピエナの日本一の朝食とか


盆休みの甲子園観戦から帰ってきたものの、どうもまだもの足りないのです。
今年は優勝行けるんじゃないか、と僕が密かに思っているわがふるさとの前橋育英が2回戦も勝ち進んで、雨天順延の影響もあり、なんと土曜日が3回戦、それに勝つと日曜日が準々決勝。

ばっちり週末じゃん。
これは野球の神様が俺に応援に行け、と言ってるに違いない。
ということで1週間もたたずに帰ってきました、甲子園。

DSC01413 (640x480)


「アメトーーク!高校野球大好き芸人」の影響か、昨今の甲子園人気は異様に高まっていて、お盆が明けたとはいえ週末は朝から満員。

DSC01409 (640x480)

入場券売り場前には「売り切れ」の文字といつになるかもわからない再発売を待つ人の長蛇の列。。。


そんな中、高貴なる僕にはこんなシートが用意されているのでした。

DSC01424 (640x480)

(ロイヤル・・・・・かどうかはわからないけど)ボックスシート。

え?弁当が一人分で淋しい感じだとかいうな!
これからここに入れ代わり立ち代わり高校野球大好き女子がやって来て、酒池肉林がはじまるんだ!!


DSC01429 (640x480)
(※酒池肉林イメージ)


そーなんです、今日はこれからはるかと美玲がここに来ることになっているのです。
はるかと美玲と言ってもそーゆーニックネームなだけで、綾瀬はるかと桐谷美玲かどうかは保証しかねます。
あわてて合流しないようご注意ください。場合によっては噛まれます。

気仙沼で一緒だったはるかと美玲が「甲子園でタッチの南ちゃんゴッコしたーい!」というので、僕がこのボックスシートを手に入れて、試合の途中からやってくる彼女たちが入場券売り場で並んだり、酷暑の屋根なし席で溶けないようにしてあげたのです。

嗚呼、なんという高貴なる俺!

定価11,000円のボックスシートを、ヤフオクで24,500円というリーズナブルな価格で落札できたのも高貴ゆえのなせる業でしょう。
35,000円とか50,000円とかで売りに出されてるのもありましたから。

てゆーか、ふざけんな、転売クズ野郎!

甲子園のチケット、なんとかしたほうがいいですな。
前売り券はほとんど転売クズ野郎に買い占められてて転売でしか手に入らないし、かといってお盆や週末の内野当日券は早朝から並ばないと入場さえ危うい。

身をもってそのアホくささを経験したので、今度新たな入場券販売システムを高野連に提案しに行こうと思います。
さすが高貴なる俺!


さて、土曜日の3回戦のメインイベント、わがふるさとの前橋育英ですが、僕の予想が100%外れて敗退してしまいました。

DSC06428 (640x480)

僕は昨秋からずっとこのチームを見てきたのですが、こんなに打たれたのは初めてみました。
ベストなコンディションではなかったようですが、のちに優勝することになった相手チームの花咲徳栄高校が強かったんでしょう。

DSC06441 (640x480)

あー、4年前の再来で、優勝すると思ってたんだけどな、前橋育英。

手首の骨折からの回復途中ながらも気合でホームラン打ったキャプテン飯島くん、痛みで顔をしかめる場面も多く、思いっきりプレイできなかったんだと思います。

DSC06446 (640x480)

無念だったでしょう。ベストなコンディションでやらせてあげたかったですね。


しかし前橋育英ロスでどよーんとしていた僕の目を覚ますようなゲームが次々に起っちゃうのが甲子園。

3回戦最後の試合、春の覇者で今回も押しも押されぬ優勝候補筆頭の大阪桐蔭VS仙台育英。

DSC01439 (640x480)

1-0で迎えた仙台育英最後の攻撃。
9回裏ツーアウトランナーなし。

誰もがこれで終わり、と思った瞬間から物語がはじまっちゃうのが甲子園。
ちょっと長いですが時間がある方はぜひ見てください。約9分、甲子園のムードがどんどん変わっていく様子から、物語の結末まで全部入っています。

[広告] VPS



甲子園には魔物がいる、と言われますがまさに魔物。
仙台育英の応援が球場全体を巻き込むくらいの迫力だったのは確かですが、最近は甲子園の手拍子がずいぶん安くなったのも関係があるのだと思います。
これもアメトーーク!をはじめとするバラエティやドキュメンタリーの影響か?とも言われていますが、甲子園の劇的な逆転劇を過度に物語化するあまり、最近は観客の方もそういう場面を期待して拍手や手拍子、タオル回しで負けているチームの応援に一方的に加担するのです。

今年僕が見た中だけでもこの試合以外に中京大中京ー広陵、天理-明豊、仙台育英ー広陵などでそういうシーンがありました。
見てる分には逆転劇は面白いけど、やってる高校生にしたら球場全体を敵に回したようでかわいそうですよね。



そして、翌日の準々決勝。

この日は天理が登場するので、夏休みの自由研究をやっている娘のためにビデオ撮影のおとーさんになりきります。

試合開始と同時に流れるこの天理のファンファーレ。
試合開始のサイレンと、なんでこんなにカッコよくマッチするのか!
甲子園球場の方が、天理のファンファーレに合わせてサイレン鳴らしてるとしか思えませんね。

[広告] VPS


ちなみにこの動画、ツイッターでアップしたら、リツイートされまくってインプレッション18万、動画再生回数3万5千と大ヒット。
最初のアナウンスにある天理高校の「一番 レフト 宮崎くん」のお兄さんからメッセージが来て、この動画をください!ということだったので快く応じました。

甲子園の応援、うまいブラスバンドはあまたありますが、なんか天理は別格ですね。
一番最初に天理の応援を反対側のアルプススタンで聞いた時、ビビりました。
正直、対戦相手なのに、この「ワッショイ」とか一緒になって口ずさみそうになっちまいましたから。

[広告] VPS




甲子園、今年は二回に分けて、計18試合。

DSC01452 (640x480)


夏の甲子園がこれほど愛されるのは、始まる頃はまだ蝉の鳴く夏真っ盛りなのに、終わる頃にはグラウンドにトンボが舞い、見上げるといつの間にか秋空になっているからだ、と聞いたことがあります。

DSC01449 (640x480)



今年も夏が終わりますね。

DSC06473 (640x480)


しばらくは、甲子園ロスになりそうです。





<2017年8月19-20日 訪問 このシリーズ終わり>



ブログランキングに参加しています!
行きたくなったら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  
スポンサーサイト
タグ :

史上最高の1回戦とか、ホテルピエナ神戸の日本一の朝食ブッフェとか【2017夏の甲子園たび中編】

 2017-09-21
 
 前編「2017夏の甲子園たび 第1弾



2017年8月11日(海の日)。
この日は甲子園での高校野球史上伝説の日となったのでした。

それは朝6時30分での満員御礼入場制限。

ご覧ください。
朝7時、第1試合開始の1時間も前なのに、外野席までびっしりでもうどこにも入れまへん。。。

DSC01228 (640x480)


それは「史上最高の1回戦の4試合」と話題となっているこの対戦カードが、お盆の大型連休初日と重なったから。

DSC01226 (640x480)

確かに全部スゴイ組み合わせ。
8校中6校が甲子園優勝校、うち4校は史上7校しかない春夏連覇の伝説校。
そして秀岳館も甲子園2期連続ベスト4で今回も優勝候補。
んでもって米子松陰は唯一のノンタイトル・・・・・まあ、がんばれ!


結果的にこの日は梅田や三宮を朝5時に出る阪神電車始発に乗っても内野席のチケットは買えず、外野席に行くしかなく、それよりあとになった人たちは、外野席も微妙だったんじゃないか、というレベルですね。

こうなることを見越して、事前に高貴なるパワーで前売り券を手に入れて、当日券売り場に並ぶ庶民を横目に6時過ぎに余裕で到着し、開門と同時に最高の席をゲットしたおとーさんの株は当然のごとくうなぎ登り。

ま、ヤフオクで手に入れただけなんだけどね。。。


「ブラバン甲子園」を夏休みの研究論文にするという娘の影響で、今回はアルプススタンドのブラスバンドも注目してみたいたのですが、この日はやはり智弁和歌山がすごかった。

一時は6‐0で負けていたのですが、魔曲とよばれる智弁のチャンステーマ「ジョック ロック」がかかると大逆転。


[広告] VPS



娘の論文じゃないけど「高校野球の応援における心理的効果とパフォーマンスの向上」確実にあるんですよね。
娘よ、どんな応援だったら最も効果的か、を科学的に導き出したら、いろんな高校からお声がかかるかもしれんぞ!


この日、嫁のイチオシだった横浜高校は秀岳館の前に姿を消しましたが、のちに今大会の主役となる広陵高校・中村くんのホームランも見られたし、大阪桐蔭にボロボロにやられると思ってた米子松陰も想像以上の好チームだったし、いい4試合でした。

ちなみにこれが広陵の中村くん。
将来は広島カープのスターになるかもしれません。
なかなかイケメンです。カープ女子は100%オチることでしょう。うらやま。

DSC01494 (640x480)

まったく高校野球的な視点ではありませんが、熱闘甲子園で何度も紹介された中村くんのおかーさんも、きれいで大変よろしいですな。



さて、今回は大阪ではなく、神戸三宮に泊まっていたのですが、その理由はこれ。

DSC01248 (640x480)


神戸の三宮から新神戸方面への途中にある「ホテルピエナ神戸」。

DSC01221 (640x480)

一見、というか、かなりムフフな感じのホテルに見えますが、ここはトリップアドバイザーで「朝食のおいしいホテル 5年連続日本一」の称号を得ている話題のホテル。

どんなもんだか一度食べてみたいと思っていたこともあり、泊まってみることにしました。
そう、ここの朝食は宿泊客以外は食べられないのです。


通称スイーツホテルともいわれるだけあって、ロビーに入るとスイーツコーナーがどどーん。

DSC01252 (640x480)


朝食会場は意外と小さいレストランで、ブッフェラインも至ってシンプル。

DSC01245 (640x480)

ホテルに泊まるほとんどのお客さんが朝食を食べるのと、1人あたりの滞在時間が長いので、繁忙期は朝食会場も混んでいて、この日は1時間待ちでしたが、部屋で待っていると連絡が来るので待ち時間のロスはありません。

品数もそれほど多いわけではなく、大型シティホテルのように何を食べるか迷っちゃう規模ではありませんが、人気なのはここのメニューの素材がいいのでしょう。

焼き立てパンに何種類もあるジャム。

DSC01241 (640x480)



どう考えても洋のイメージだったのですが、確かにご飯もおいしかった!

朝食ブッフェ大好きな嫁と娘は最初が洋で2回目が和とか言いながら嬉々として食べています。


でもはやはりここの朝食を一躍有名にしたのは、このスイーツの豊富さ。

DSC01237 (640x480)


朝食なのにスイーツブッフェですか?って感じで盛り付けもできちゃいます。
(これでもかなりセーブしています)

DSC01239 (640x480)


レストランの中も、やはり女子がおおいですね。
やはりオトコひとりで泊まって食べる朝食ではなかったですね。


個人的に日本一おいしい朝食は帯広にある「北海道ホテル」の洋食だと思っていますが、あそこはセットメニューなので、ここは日本一の朝食ブッフェメニューということにしておきましょうかね。

ところが同じ神戸でこの近くにある北野ホテルに「世界一の朝食」というのがあります。
せっかくなのでいつか日本一と世界一との食べくらべもやってみたいのですが、あちらは朝食で6500円だそうです(ピエナ神戸は2200円)。

ひえー。



<2017年8月11~12日 訪問 つづく>     続き⇒ボックスシートで酒池肉林とか、甲子園の魔物とか



ブログランキングに参加しています!
行きたくなったら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  
タグ :

2017夏の甲子園たび前編 好カード連発!史上最高の1回戦

 2017-09-18
近、我が家の高校野球熱はなぜかどんどんヒートアップしているのであります。

嫁さんはアメトーーク!の高校野球シリーズのVTR見まくってるし、中3の娘は春のセンバツを見に甲子園に行ったばかりなのに

やっぱり甲子園は夏だよねー、最後の夏、春とは全然重みが違うよねーとか
甲子園に行ける高校に入って野球部のマネージャーやりたい、とか
今年の夏休みの自由研究は「高校野球の応援による心理的効果とパフォーマンスの違い」にしようかなー

とかブツブツ言っています。

そんなわけで、我が家の今年の夏休み旅行は甲子園に。
まあ受験生だけど5日や6日関係ないでしょ。
というかむしろ旅行くらいしたほうがいいでしょ。


DSC00980 (640x480)


おおおおお、娘じゃないけど、やっぱ甲子園は夏だよねー、暑い中、ひーひー言いながらかちわりでしょ。

DSC00999 (640x480)


初日の午後はせっかくなのでUSJにも行きたい、という嫁と娘と別行動にしてひとりで観戦。
雨で開幕が1日順延したおかげで、僕のふるさと群馬の前橋育英が山梨学院に快勝したゲームも見ることができました。

DSC01003 (640x480)



さて翌日からが本番。
この8試合、全部見まっせ―!!!

DSC01036 (640x480)

特にこの第4日のカードが「史上最高の1回戦4試合」と言われていて何かと話題になっているのです。

この日、第3日目はお盆前の平日ということで、さほど混んでいなかったので、ゲキ混み必至の明日の座席の品定めも兼ねてのんびり観戦。

DSC01033 (640x480)

甲子園観戦セット。
甲子園の目の前にあるイオンの地下食品売り場の専用コーナーが充実してまっせ!


1日4試合見るとなると炎天下の座席では到底無理。
こんな感じの内野の銀傘の下がいいですな。

DSC01063 (640x480)


初出場のおかやま山陽高校。
広島カープみたいな真っ赤なチームだなあ、と思ってたら会社の広島のパイセンからメッセンジャーが。

DSC01076 (640x480)


「甲子園来とるんじゃろ?いまどこじゃ?」
「今3塁内野にいますけど」
「わしも3塁アルプスにおるで。山陽高校の付きそいじゃ!ちょいと顔出せや」

DSC01085 (640x480)

パイセン、顔広すぎっす。。。


娘とは春にも行きましたが、嫁さんがまだみたことない!と騒ぐので、途中で「甲子園歴史館」に入場してみました。

DSC01120 (640x480)


甲子園伝説の名勝負ギャラリー。

DSC01146 (640x480)

何度見てもいいですな。

「江川、雨に散る」ですよ。
このタイトル、そしてこのスコアボード。

DSC01142 (640x480)

「(サヨナラ押し出しとなった)あのボールは、高校野球で最高の1球だった」
そして江川のこのコメント。


常設展が終わって一番奥、ここはそのシーズンシーズンごとの特別展示場。

DSC01170 (640x480)


朝日新聞のスポーツ面にシリーズで連載されている「あの夏」の抜粋版が展示されていました。

DSC01171 (640x480)

僕は欠かさず読んでいるんですが、これがまたいいんですよ。

DSC01172 (640x480)

松山商VS熊本工 奇跡のバックホーム
PLVS横浜 延長17回、怪物松坂、人生で一番苦しい試合
明徳VS星稜 松井の5打席連続敬遠

やばいやばい思わずまた全部読み込んじゃう。


甲子園のマウンドで、誰でも剛速球が投げられるトリックアートがあったので、嫁に投げさせてみました。

DSC01184 (640x480)

あ、これ嫁ちゃうわ。。。


特設コーナーではプロ野球のドラフト会議での指名シーンを模した遊びができる、ということで娘と嫁がチャレンジ。

DSC01192 (640x480)


これは娘。

DSC01195 (640x480)

あれっ?キミ、広島ファンだったっけ?

そして嫁。

DSC01198 (640x480)

おうおう、早実じゃねーだろ、君の出身校。。。


そういえば早実の清宮くん、今回は出られなかったんですよね。
僕は地方大会も含めもう何回も見てるし、娘も春のセンバツで観ましたが、嫁はとうとう生清宮くんを一度も見られませんでした。

その代わりといっちゃーなんですが、この日の第4試合は初出場の早稲田佐賀高校。

DSC01214 (640x480)

ユニフォームも応援歌もまさに早稲田!でしたが、残念ながら試合は敗れてしまいました。


そうだ、娘よ、来年は早実のマネージャーとしておとーさんを甲子園に連れてきてくれ!

・・・むずいか。



<2017年8月9~10日 訪問 つづく>    続き⇒史上最高の一回戦とか、ホテルピエナの日本一の朝食とか




ブログランキングに参加しています!
行きたくなったら1票お願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  
タグ :

河原町妻入商家群とか、まけきらい稲荷とか【父娘センバツ観戦記‐5 丹波篠山】

 2017-05-21
 
 前編「城下町全体がホテル?篠山城下町ホテルNIPPONIA


下町ホテルでは、日頃のあんなことやこんなこと、ムフフとかうふふとか、まあとにかく日常を忘れて、テレビもスマホも絶って「早寝・早起き・あさごはん」という清く正しく美しい生活に限る、ということで朝5時に目をさまし、城下町散歩に出かけよう、と我が家の女子チームを誘ったのですが、小西の黒豆パン屋さんが開くのが7時だから、それまで寝てる、おとーさんご自由にどーぞ、ということでした。

私たちいつも5時に起きてるから、非日常は7時まで寝たいの、と、一応理屈は通っていたので承認しました。
あーとても日常っぽいこの思考回路。。。


そんなわけで、いつもの通り一人気楽に、昨日回れなかった篠山城下めぐりに出かけます。

P3262410 (640x480)




僕たちが泊まっていたONAE(オナエ)棟から歩いて1分のところにある、この建物も「篠山城下町ホテルNIPPONIA」のひとつ、SAWASHIRO(サワシロ)棟。
ONAEだのSAWASHIROだの、「城下町ホテルNIPPONIA」の各棟にはなにやら難しい名前がついていますが、これは古くから篠山の町に関わりがある「菊」の名前なんだそうです。

P3262403 (640x480)

このSAWASHIRO棟は、江戸後期に建築された茶屋の店舗兼住宅で、篠山城下町ホテルNIPPONIAの建物の中でも最も古い建物とされています。


篠山城下町のメインストリートである二階通りから南へ折れると、武家屋敷通りとなります。
いーですね、このうしろの山がいい味出してますね。

P3262415 (640x480)


ここは御徒士町武家屋敷群と呼ばれ、篠山藩の上級武士の従士たちが住んでいた場所だということです。
立派な門や土塀、そしてなんと言ってもかやぶき屋根の屋敷が特徴的です。

P3262427 (640x480)


現在は資料館となっているお屋敷もあるのですが早朝で開いていなかったので、御徒士町武家屋敷通りから篠山城のお堀沿いに東に進みます。

P3262433 (640x480)


水面からはゆるやかに朝靄が立ち上っていて、なんだか幻想的な雰囲気。

P3262437 (640x480)


そのまま篠山城の東側に進むと「河原町妻入商家群」の町並みとなります。

P3262446 (640x480)


ここは篠山城築城の際に、京への玄関口として最も早く城下町として整備されたところ。

P3262458 (640x480)


この町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、狭い間口ながら、奥行きが非常に深い妻入りの商家が軒を連ねています。
当時から代を重ねて住み続けている人も多く、古民家を利用したお店も数多く並んでいます。

P3262460 (640x480)

前に篠山に来たときは、この通りにも観光客がたくさんいたので写真もあまりとらなかったのですが、今回は早朝なので誰もいません。


いくつかの商家の軒先には「丹波篠山ひなまつり」としてお雛様が飾られていました。

P3262474 (640x480)


河原町妻入商家群の通りをずっと奥まで行くと、またまたありました、城下町ホテルNIPPONIA!

P3262481 (2) (640x480)

ここはNOZI(ノジ)と呼ばれる棟で、客室は2つ。
左右にある暖簾がそれぞれの客室への入り口になっているので、中でばったりはち合わせしちゃった!みたいなこともなく、お忍び的かつ隠れ家的でムフフ的な滞在に使えるんだそうな。
次は、ここだな・・・


河原町の通りから少し北、小高い丘陵がある方に進むと「まけきらい」という何やら珍しい名前の道があるので行ってみます。

P3262489 (640x480)


この先にあるのは「王地山まけきらい稲荷」。

P3262494 (640x480)


江戸の昔、将軍上覧の大相撲で負けてばかりであった篠山藩の力士に、負けが大嫌いなお殿様はいつも悔しがっていた。
ところがある年、王地山平左衛門と呼ばれるものが率いる力士たちがやってきて、連戦連勝。
お殿様は大変喜んで、その者達に 褒美をやろうとされたが、どこにもいない。
あとで調べてみると、なんと全員が領内のお稲荷さんの名前だったため、それぞれに、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。
(篠山市観光情報より抜粋)

これがこの「まけきらい稲荷」の由来だと言います。

P3262499 (640x480)


そんなわけでここは合格祈願やら勝利を願う絵馬が。

P3262502 (640x480)

母がかんごしになれますように
ママ、国試、合格!!

・・・なかなか泣かせるじゃないですか!


NIPPONIAにはちょうどこのまけきらい稲荷の麓あたりに、もうひとつ、SION(シオン)棟があります。
この古民家は多少現代風に改築されていますが、ここは1棟貸し切り用として使われています。

P3262486 (640x480)


NOZI(ノジ)とかSION(シオン)棟からメイン棟であるONAEまでは2キロほど距離があるのですが、その間をぶらぶら移動しながら城下町で暮らすように楽しむ、というのがこの「城下町ホテルNIPPONIA」の狙いなんですね。

ちなみにこの篠山城下町ホテルNIPPONIAの「NIPPONIA」とは、日本を象徴する鳥と呼ばれるトキの学名「ニッポニア・ニッポン」が由来。

P3262404 (640x480)


トキと同様、日本の伝統的な古民家やまち並みも、大切に守り育てていかなければならない宝物。
その歴史的なまち並みや暮らしをホテルとして生かし、未来へとつなげたい。「NIPPONIA」とは、そんな想いを込めて名付けられているのだそうです。

素晴らしい取り組みですよ、これ。


これは朝の篠山城大書院。

P3262512 (640x480)


「歩く速度だからこそ発見できる素敵な出会い」
篠山城下町ホテルNIPPONIAのパンフレットにはそんな言葉が書かれています。

どこからか車でスっとやって来て、ガイドブックで人気の観光地だけをちょこっと見て、すぐに次の観光地へと走り去る―
これだけでは日本の大切な宝物を守り育てていくことはできません。
だからこそ「NIPPONIA」は、そのまち並みや暮らし全体を未来へとつなげることを目指しているのです。


応援したいですね、こういう取り組み。




<2017年3月26日 訪問 このシリーズ終わり>



行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :

城下町全体がホテル?【父娘センバツ観戦記‐4 篠山・城下町ホテルNIPPONIA】

 2017-05-12
娘センバツ甲子園観戦たび3日目は、前日の夜に嫁さんが合流してきたため、女子二人はUSJへ、おとーさんは近くの港のオンナのところへ、と思ったのですが、残念ながら大阪港も神戸港も大きな港すぎて、風待ちの女がいるような港ではありません。どちらかというと、もうちょっと小さな港のほうが得意です。。。

そんなわけでおとーさんは今日はひとりでまた甲子園。
この1週間ほど後に、史上初の大阪代表同士のセンバツ甲子園決勝を戦うことになる、大阪桐蔭と履正社が立て続けに登場したので、この日もそれなりに楽しめました。

P3252279.jpg



実は、今回の旅には、甲子園観戦のほか、もうひとつ目的があったのです。
それは、もうちょっと情緒のある港に住む・・・

じゃなくって、とあるホテルに泊まることでした。

そんなわけで、夕方、我が家の女子チームと待ち合わせして、大阪駅から福知山線に乗って、篠山口の駅へ。

P3262526 (640x480)

篠山口、というのは、「篠山」の町への入り口、という意味で、丹波の城下町であった篠山の市街へはここから車で15分ほど。


ホテルの送迎車の出迎えを受けて、向かったのはここ。

P3262402 (640x480)


実はこの古民家が、この日のホテルなのです。

P3252322 (640x480)


その名も、「篠山城下町ホテルNIPPONIA」

P3252358 (640x480)


なんだかBIGでGREATなネーミングですが、それもそのはず、このホテルのコンセプトは、「篠山城下の町全体がひとつのホテル」というもの。
築100年を超える古民家を改装した宿泊施設を城下町のいたるところに作って宿泊者を回遊させることによって、まるでここで暮らすように過ごすことを可能にしたのが、このBIGでGREATな「篠山城下町ホテルNIPPONIA」なのです。


僕たちが泊まったのは、この「篠山城下町ホテルNIPPONIA」のメインの宿泊棟であるONAE(オナエ)棟。

P3252311 (640x480)


このONAE棟というのは、明治期に建てられ、元銀行経営者だった樋口さんが住んでいて、現在は篠山市の景観重要建造物となっている古民家。

P3252320 (640x480)


現在では、主屋、離れ、土蔵、庭園が残っていて、フロントやレストランのほか5つの客室が設けられています。

P3252314 (640x480)


篠山城下にこうした古民家が5棟あるのですが、フロントとレストランがあるのはここだけ。
ここ以外の棟の宿泊者はONAE棟でチェックインを終えると、地元のお店が並ぶ城下町の空気に触れながらそれぞれの宿泊棟へと向かいます。

IMG_2162.jpg

今も数多く残る史跡や文化財、地元カフェや雑貨店、和菓子店・・・篠山の町全体がホテル敷地なので、自由に外に出て楽しんでください!みたいな感じなんです。


古民家っていっても、これがまたクールなんですわ。
ただ単にきれいにすりゃいい、って感じじゃなくて、その建物が最も輝いていた時代の趣や風情を残しつつ、上質な空間として生まれ変わらせるのがここのリノベーションのコンセプト。。。なんだそうです。

P3252289 (640x480)

部屋にはテレビとか時計、ありません。
もちろんそれは日常の喧騒を離れ、城下町でのひと時をゆっくりと過ごしていただくためなのです。。。

ってどこかで聞いたことあるな。星のやさんちと同じですな。


そいじゃーちょっくら城下町ホテルってやつを散策に行ってみるかな。

ということで外に出てみたものの、もう結構暗くなってて篠山城もこの状態。

P3252346 (640x480)


篠山名物、小西の黒豆パンしまってるぅぅぅぅぅー、女子チームが騒いでおります。

P3252330 (2)


ま、明日だあした!

ということでホテルにもどり、中庭を望むダイニングで、でなーたいむ。

P3252363 (640x480)


意外にも、このホテルのでなーは、おフランスざます。

P3252366 (640x480)


この但馬牛、うまかったなー。

P3252379 (640x480)

篠山には、全国的にも名高い特産品も多く、そうした地元の豊かな食材を、関西フレンチの巨匠と呼ばれる石井之悠さんが本格的なフレンチとして提供しています。


フォアグラってガチョウとかアヒルの肝臓なんだよ、と聞いた途端、娘が聞かなきゃよかった、まじありえない、うぇー食べちゃった、とか言って騒いでましたがドンマイ!
君にはまだこの大人の味はわかんないだろうけど、そのうちきっとまじやばい、と思える日が来るさ。
おとーさんはいまだにまじありえない、と思ってるけど。。。


そんなこんなで城下町ホテルの夜は更けてゆくのでした。



<2017年3月25日 訪問>



行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ  

よかったら、また来てください! →
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫