日田豆田町の泪橋とか、筑後吉井のセクシーなオトコとか【2017‐8九州‐8】

 2018-03-09
前編「夜明駅で、1年の夜明けを。


後の小京都、と呼ばれる日田。

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いや、「豊後の小京都」は豊後水道に面した「杵築(きつき)」の町がそう呼ばれることが多いかな。
日田は大分とはいえ、福岡に近いので、豊後というより筑後というイメージがあるからなのかもしれません。
そんなわけで日田は大分の小京都とか、九州の小京都とか呼ばれることも多いですが、まあどっちみち小京都なのです。

それはここがかつて江戸幕府の直轄地・天領であり、古くからこの地域の中心地として栄えていた歴史を持つから。

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日田に来たのはもう5回目くらいだと思いますが、日田に泊まったのは(たぶん)初めてなので、夜明駅からいったん戻り、朝の日田の散策に行ってみることにしました。

日田の古い町並みが残っているのは「豆田町」と呼ばれる一画。

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駅から繁華街とは反対方面に15分くらい歩くと、蔵づくりの町並みが。

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豆田町は御幸(みゆき)通り、上町(うわまち)通りという、南北に走る2本の通りと、それぞれをつなぐ細い路地からなっています。

これが御幸通り。

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この日は元旦の朝だったので、日本人の観光客の姿はほぼ皆無。
そのかわり朝も早よから中国人、韓国人の団体客が結構いたのでびっくり。

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九州にはもともとアジアの訪日外国人が多いことは知っていましたが、昨日の有田を見ても、この日田を見ても、すでにかなり地方の町までその波は及んでいるんだな、という感じです。


御幸橋から見た花月川。

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2017年の豪雨の際は、このおとなしそうな花月川が増水したことによりJR久大本線の橋梁が流され、日田ー光岡駅間は現在でも不通となっています。

もともと日田は水郷と呼ばれた土地。豆田町とは駅をはさんで反対側にある三隈川(筑後川)では屋形船が浮かび、夏の期間は鵜飼が行われます。



廣瀬資料館は江戸時代、この日田に全寮制の私塾である咸宜園(かんぎえん)を開いた儒学者・廣瀬淡窓の生家。

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御幸通りを日田駅の方面に戻る途中に、その咸宜園跡があります。

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でもどっちかっていうと咸宜園より、そのすぐ近くに見つけたこの看板のほうが興味あり、です。

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泪橋っていうと、やっぱりあの「泪橋」ですか?
さすがに元日の午前9時には「ほろ酔い劇場 泪橋」は開いていなかったので、中は直接確認できませんでしたが、やはりここ「立つんだジョー!」的なお店だということです。
BGMはもちろん「あしたのジョー」、 店内にはジョーグッズや等身大のフィギュアがあるそうなので、みなさんもいつかぜひ!


さて、この日は日田駅からみたび代行バスで光岡駅に行き、久大本線に乗り換え久留米方面に向かいます。

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ちなみに夜明駅、昼間に通るとこんな感じでした。

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日田と久留米の中間近く、筑後吉井駅。

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今まで歩いた小京都150(テキトー)の、小京都マニアの僕としては、ここはいつか降りてみたかったところ。

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江戸時代、豊後街道の宿場町として栄えた筑後吉井は豪商たちにより白壁土蔵造りの町並みが形作られ、現在は国の重要伝統的建造物群地区に選定されています。

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国道を折れると白壁通り。
春にはここで「筑後吉井のおひなさまめぐり」が行われるそうです。

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この路地の曲がる感じがなんともセクシーですな。


そしてこれまた、セクシーな喫茶店。

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元旦で休みだったけど。


そう、このとき2018年元旦の午前12時。
ふつーはみんなあったかいコタツに入って、お屠蘇で一杯やりながら、おせちでも食ってますよね。

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そんな中、誰一人いない(ここには中国の趙さんも、韓国の李さんもいませんでした)静かな古い町並みをひとり歩く僕。

こういうのをきっと人は「高貴なる男」と呼ぶのでしょうね。
いや、高貴というより「セクシーなオトコ」のほうがいい得て妙かな。。。


<2018年1月1日 訪問つづく> 続き⇒「田主丸のセクシーなかっぱとか煩悩の一年の始まりとか




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夜明駅で、1年の夜明を。ずっとやってみたかったこと。【2017‐8九州‐7】

 2018-03-06
 前編「有田ポーセリンパークのモーツァルト的宮殿とか、有田さんぽとか


分・日田市のはずれ、久大本線に「夜明」という駅があります。

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もちろん読み方もそのまま「よあけ」。

僕がこの夜明駅の存在を知ったのは中学生の頃。
たまたま図書館で借りた本が、鹿児島の枕崎駅から北海道の広尾駅まで国鉄の一筆書き切符(発駅から着駅までの距離が最も長い片道乗車券。いわゆる最長片道距離切符)の旅をしているバックパッカーの旅行記で、これがめちゃめちゃロマンあふれる本だったのです。

その彼が一夜を過ごした駅のひとつにこの夜明駅があったのです。
夜明駅での夜明けだなんて、なんてロマンチックなんだ!
当時はまだ今みたいに自由に出かけることのできなかった僕は、いつかこの駅で本当に夜明けを迎えてみたいとずっと思っていたのでした。

そんなわけで、今回の年末年始は九州に行くことを決めた時、そうだ、新しい年の最初の夜明けをここで迎えればいいじゃないか、と気づいたのでした。
そう、今回の旅の核となるイベントは、この夜明駅で元日の夜明けを迎えることなのでした。


2018年1月1日の朝。
日田駅前のホテルに泊まった僕は、再び代行バスで日田駅を出発し、夜明け前の光岡駅で久留米方面の列車に乗り換えます。

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さすがに車内にはほとんど人影はありません。

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次は夜明けです。
そして間もなく2018年も夜明けです。

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冬の九州は日の出が遅いので、朝の6時半近くといえども、まだ外は真っ暗。

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九州とは言えども、夜明け前の盆地の日田は冷え込みも激しいので、しばらく駅の待合室に避難します。

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夜明駅は無人駅ですが、おそらく地元の方のおかげでしょう、とてもきれいに整えられています。

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駅舎の中にはなんと夜明のシンボルマークもありました!

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夜明は人口約1000人の小さな集落。
夜明小学校もあったみたいです。残念ながら廃校になっちゃったみたいですが。見てみたかったな。

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そして夜明駅には夜明旅ノートがありました。

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この夜明ノートをモチーフにした物語は「夜明駅2018」として妄想紀行編に書いてありますので、まだお読みでない方はぜひ。
なお読後のファンレターは丁重にお断り申し上げておりますので、なにとぞご了承ください。


1月の九州の遅い朝も、7時を回るとようやくあたりはうす明るくなってきます。

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これが2018年の、そして僕がずっと憧れてた、夜明けです。

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夜明の集落も、ようやくその姿を見せてくれました。

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夜明の駅前には、朝の蒼色の水をたっぷりと湛えた三隈川が見え、水面には真っ赤な夜明大橋が映りこんでいました。

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夜明郵便局もいいですね。

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昔、滋賀県の守山市にある浮気町(ふけちょう)という場所に行ったとき、浮気郵便局というのがありましたが、どちらもロマンあふれます。。。

夜明駅は久大本線と日田彦山線の分岐駅。
ホームの端に立つと、西へ向かう線路が15度のカーブを描きながら左右2つの方向に分かれ、2本の信号機の赤が青に染まってぼんやりと霞んでいました。

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一つは久大本線として三隈川に向かって左へ、もうひとつは日田彦山線として英彦山に向かって右へ。駅のホームから、これほどはっきりと左右に線路が分かれていくのを見るのは初めてでした。

僕が中学生の時にあの本を読んでから、いつか夜明駅での夜明を迎えてみたいと思ったのは、その駅の名前もさることながら、駅前から見える三隈川とかこの線路とか、きっとそんなことが書いてあったからなのでしょう。残念ながらその内容は忘れてしまいましたが。


2018年、新しい年の新しい1日もすっかりはじまったみたいです。

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今まで生きてきた中で、一番記憶に残る夜明になりそうです。



<2018年1月1日 訪問つづく> 続き⇒「日田豆田町の泪橋とか筑後吉井のセクシーな男とか



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たびねすに新着記事掲載!「猫バスも停まる?トトロのバス停」

 2015-12-05
門家が教える旅先ガイド「たびねす」に新着記事掲載しました!



  入口⇒  猫バスも停車? トトロのバス停への旅


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たびねすに新着記事掲載!日本一美しいダムは妖艶な女性?【白水ダム】

 2015-11-27
門家が教える旅先ガイド「たびねす」に新着記事掲載しました!



  入口⇒  日本一美しいダムは、まるで妖艶な女性のよう


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雨のやまなみハイウェイと植木の動物園【九重】2015夏九州‐13 

 2015-10-04
まなみハイウェイといえば、湯布院と阿蘇を結ぶ日本でも有数のワインディングロード。
森林の中を走りだんだんと高度を上げ、くじゅう連山を望む長者原の直線道路、そして阿蘇の外輪山を駆け降りるドライブを楽しみにしていたのに、目覚めるとなんと雨、雨、雨。
誰だよ晴れ男とか言って調子に乗ってたのは。一番雨が降っちゃいけない日に雨じゃん!晴れ男返上決定だな。。。
とはいっても、レンタカーも借りちゃってるし、今日は阿蘇での泊まりなので行くしかないですね。


とりあえず、雨でもなんとか行けそうな場所をピックアップして、別府から大分自動車道に乗って(本来は湯布院で降りるはずだったんですが)まずは九重ICで一般道へ。
向かったのは、九重夢大吊橋。

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ここは鳴子川渓谷に架かる長さ390m、川床からの高さ173mでともに日本一の規模を誇る人専用の吊橋。
橋の上からは日本の滝百選の震動の滝や、紅葉で有名な九酔渓の絶景が見えるのだそう。
もちろん僕は高所恐怖症なので行きません、はい!
なので外から全貌の写真を撮ってみましたが、やっぱり煙ってますねえ。

橋を渡った家族から話を聞いたら、煙っててよく見えなかったのでそんなに怖くはなかったよ、とのことでした。。。


雨でも雪でも嵐でも、ここから阿蘇に行くにはやまなみハイウェイは越えなければならないのでとりあえず先に進みます。
やまなみハイウェイ沿道でもっとも眺めがよいとされる長者原もガスがかかっていて、近くの山さえよく見えません。
なのでもし晴れてたらこうだった、という写真を貼っておきますね。

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ⓒツーリズムおおいた

ちょっと季節違いますが、こんなふうにくじゅう連山の火口に向かって美しい道路が延びています。


雨なので、やることもなく時間もありあまっているのでどうしようか、と考えていたところ、このあたりで知る人ぞ知る、B級な場所があったことを思い出しました。
それが、ココ。

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わかりますかね。
たくさんの植木がアートのように様々な姿になっていて「植木の動物園」とも言われています。

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情報が少なく、詳しい場所もわからなかったのですが、やなまみハイウェイにある三愛レストハウスで聞くと、すぐ近くだということで行ってみたのでした。

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特に入場料もなく、雄大な阿蘇五岳をバックにした植木のアートが見られるので、知る人ぞ知る珍スポットとなっているようです。
本業は植木屋さんなのか、と思っていたら(数少ない情報によると)どうやらこの道端にあるとうもろし屋さんがやっているのではないか、という説が。
確かにみんな車を停めて、この植木を眺めながら、とうもろこしを買ったり横で売っている野菜を買ったりしていますので、意外にいい商売になっているかもしれません。新しいビジネスモデルですね。

動物園と言われているものの、必ずしも作品は動物だけではなく、自由の女神があったりします。

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くまもんも。これは動物か。。。

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最初は鳥に見えたけど、よく見るとバットを持って独特のポーズをとってるので、これはイチローですね。

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ホンモノの動物もちょっとだけ(たぶん鹿だけ)いました。

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ここはかなりのB級スポットのでしたが、家族も喜んでいて、見事雨のやまなみハイウェイのリカバリーを果たしました。
さすが俺!


このあとはいよいよ阿蘇の外輪山越えとなります。
なんといっても雄大な眺望が売り物の阿蘇は、天気がよくないと魅力半減どころか、魅力98%減くらいのコースなので、どうしようかと思っていたら、なんとなく雨は上がって、少しずつですがガスも晴れてきているようでした。

うーん、なんか行けるんじゃないこれ?
俺ってやっぱり晴れ男?

なーん思いながら、とりあえずやまなみハイウェイを外輪山に向けて登ったのでした。



<つづく>


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