熱いんです、釜石!【宮古~釜石~大船渡】2015北海道-13 

 2015-11-29
 
陸鉄道の宮古駅に隣接して、JR山田線の宮古駅があります。
ここから盛岡方面への列車は運転されていますが、三陸海岸沿いに釜石へと向かう列車は現在も不通のまま。

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沿線には山田町、大槌町など、甚大な津波被害を受けた地域があるため、復旧には相当な時間とお金がかかるのですが、運転再開してもそれに見合う利用者が見込めないため、なかなか復旧工事がすすまなかったようです。

だた、ここにきて、もともと運行をしていたJRが再建工事を担い、復旧後は三陸鉄道に資産譲渡するという形で話がまとまりつつあるようですので、ここは鉄路が再開する可能性が高いかもしれませんね。


とはいえ、今は線路はつながっている状態ではありませんので、他の手段で移動するしかありません。
宮古~釜石間はJR山田線に並行して路線バスが走っているので、いわゆるJRの不通を補うための代行バスはありません。
この路線バスは、JR線の普通回数券・定期券では利用できますが、普通乗車券など、そのほかのJR線の乗車券では乗車できないのです。今回僕が持っている北海道&東日本パスや青春18きっぷに関しても乗車不可なので、通常のバス代金を支払って乗ることになります。


宮古から釜石までの直通バスはなく、途中の「道の駅山田」で乗り換えとなります。
最初に乗るのは、岩手県北バス。

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宮古~釜石区間も、途中、美しいリアス式海岸沿いを走るのですが、時々現れる湾内の集落は、そのほとんどが津波の被害を受けたところ。

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被災し、高台に仮設で作られた県立の山田病院はまだこんなプレハブの状態。

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宮古から1時間、途中の乗り換え場所となる「道の駅やまだ」に到着します。

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こんなふうにバス停が2つ並んでいます。

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ここで岩手県交通バスへ乗り換えとなります。
こうして宮古~釜石間は1日11往復のバスでつながれていますので、便数的には以前のJR山田線よりは増えているようです。
ただ乗り換えの時間も含め、時間は1時間くらい余計にかかりそうですね。

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山田から先も、町長を含め役場の多くの方が犠牲になるなど、被害が大きかった大槌町を通ります。
これから釜石に遊びに行くのでしょうか、山間にあるショッピングセンター前のバス停から、たくさんの中高生が乗ってきて、どよーん、としていたバスの中が、少しだけ賑やかになります。


せっかくなので、釜石駅の手前で降りて、釜石の街を歩きながら駅へ向かいます。

釜石と言えば、鉄の町ですよね。

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駅前にどかーん、とあるのは、新日鉄釜石(今は新日鉄住金釜石)。

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新日鉄釜石と言えば、ラグビーですよね。
今は釜石シーウェイブスというチーム名に変わって地域のクラブチームとして愛されています。
震災の時に彼らが釜石の人々とともに復興に汗をかいた物語は「負げねっすよ、釜石」という本になっていて僕も読んだことありますが、素晴らしいですよ、このチーム。

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釜石は、2019年のラグビーW杯の開催地のひとつでもあります。
ちょうどイングランドでの2015ラグビーW杯で日本が南アに歴史的大勝利を挙げた直後だったのです。
持ってるな、釜石。

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釜石と言えば、銀河鉄道。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が釜石線沿線を舞台に描かれたことから、花巻からここ釜石までJRの観光列車「SL銀河」が運行されています。

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SL銀河はいませんでしたけどね。
(たぶんSLの)車庫は銀河鉄道っぽかったので許して下さい。

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そして最後に、釜石と言えば世界遺産、橋野高炉跡。
えっ?知らなかった?

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確かに、軍艦島をはじめほとんど九州の遺産が中心の「明治日本の産業革命遺産群」の中のひとつで、かなり地味ですけどね。

まあ、ともあれ今、熱いんです、釜石。


そんなわけでJR釜石駅。

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ではなくって、その横にある三陸鉄道釜石駅からまた列車に乗ります。
ネーミングライツなんでしょうけど、「イオンタウン釜石」って駅名はかなり微妙ですね。
まー苦しい経営状況の中、なんとか走ってるので、風情とか見てくれよりは広告収入が必要な状況なのは重々承知ですが、名前だけならまだしも、この駅舎の色とまったくアンバランスなイオンのコーポレートカラーを駅に背負わせても、お互いのためにならないんじゃないかと。。。

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それでも三鉄は釜石のため、三陸のため、走り続けなければならないのですね。
四の五の言わず応援しましょう。

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そんなわけでイオンタウン釜石駅(言いにくっ!)から三陸鉄道南リアス線に乗りこむと、たった1両の列車にお客さん、満員。
座席の横に窓ガラスがなく、全く外が見えないボックスシートの余り物みたいな席にしか座れなかったので、写真、ありません。


ただ、途中で3分間停車したこの駅の写真だけは撮ることができました。

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「愛の磯辺、恋し浜」駅なんだそうです。
もともとは小石浜という名前だったのだそうですが、いつの間にか愛の磯辺に変わっちまって、今や南リアス線随一のパワースポットなんだそうです。

ホームの、この「幸せの鐘」を一緒にならして、手をつないて愛の磯辺まで行くと、その晩はムフフになれるようですので、ここも僕の「全国ムフフになれるスポット」リストに入れておきたいと思います。

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日中の列車の多くはここで写真撮影(&鐘鳴らし)ができるように3分間停車するようです。


この下に見えるのは恋し浜ホタテデッキ。

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恋し浜はホタテが有名らしく、予約すればここで焼きたての恋し浜ホタテが食べられるそうです。
僕は知らずに見なかったのですが、ホームの待合室にはこの「恋し浜ホタテ」の貝殻が絵馬になって飾られているようです。


釜石から約1時間、南リアス線は大船渡市に入り、盛で終点となります。

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ここから先、再び鉄路は途絶えてしまいます。



<2015年9月22日(火)訪問>


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たびねすに新着記事掲載!日本一美しいダムは妖艶な女性?【白水ダム】

 2015-11-27
門家が教える旅先ガイド「たびねす」に新着記事掲載しました!



  入口⇒  日本一美しいダムは、まるで妖艶な女性のよう


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ぜひ読んでみてください!



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夜行フェリー経由三陸へ【苫小牧~八戸~宮古】2015北海道-12 

 2015-11-25
の日わざわざタクシーで疾走してまでも苫小牧に急がなくてはならなかった理由はこれ。

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この日の夜21:15発のフェリーで八戸へ向かうことになっていたのです。

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シルバーウィークの中日は特に宿泊が混みあっていて、札幌や主要な観光地だけでなく、道内全域のまともなホテルはほぼ全滅状態。
この日の宿泊予約だけはずっと苦戦していたので、最悪、ホテルが取れなかったら、札幌から青森行きの夜行急行「はまなす」号にでも乗ればいいかな、と思っていたらこれもやはり指定席は満席で、ここ2,3日の様子を見る限りでは、自由席もめちゃくちゃ混みそうだったので、乗りたくないし。。。

そんなわけで変幻自在の僕の旅、どうせ本州方面へ向かうならフェリーがあるじゃん、と思い立ってこの八戸行きを予約したのでした。
大洗のほうがもちろん東京には近いのですが、それじゃあまったく面白くないので、八戸から東北を南下してみようかな、と。


雑魚寝の2等船室だと、北海道傷心旅行帰りの仙台在住OL(32歳)と偶然隣り合ってしまい、みんなが寝静まった夜半、船の揺れで体が寄り添ってしまったばかりに何か間違いが起きても困るので、個室の寝台を手配することに。

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2等寝台、とありますが、これが立派な個室なんですよ。

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これで乗船料込みで6,750円ですから安いもんです。
この時期はホテルに一泊したらこれ以上かかりますからね。
普通列車だと丸一日かかりそうな区間を寝ているうちに移動できるし。
ちなみに2等船室(雑魚寝)は5000円(ネット予約だと4500円)ですので、お金のない方、または『雑魚寝DEラッキー』をご期待の方はこちらでどうぞ!経験上、そんなことまずありませんが。

この日の船はシルバープリンセス。
まだ新しくてこぎれいな感じです。展望大浴場もあるみたいですね。

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ここはセルフのレストランなんですが、常連さんはすぐにこの席を確保して、酒盛りが始まります。

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苫小牧の工業地帯を眺めながら、八戸へ。
約7時間半なので寝たらすぐに着いちゃう感じです。

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そんなわけで、船旅を楽しむほどの時間の余裕のないまま、八戸へ。

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朝4:45分の到着なので、バスもなにもありません。
したがって最寄りの本八戸の駅まで歩きます。
まあ歩いてターミナルをあとにする人間は、いつものように僕以外誰もいませんが。
5:43分発の朝一の列車に乗る予定ですが、4,5キロなのでちょうど間に合う感じでしょう。

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とかなんとかいって八戸の街の中をテキトーに歩いていたら、結局ヤバい時間になってしまい、本八戸駅にあわてて駆け込みギリギリセーフ。

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八戸線の久慈行きに乗り、本八戸の駅を出て八戸の市街地を抜け、しばらくすると左車窓に海が。
まずは八戸港と工業地帯が現れます。

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続いてウミネコの繁殖地として知られる蕪島(かぶしま)。
ウミネコは漁場を知らせてくれる鳥であり、弁天様の使いとして昔から大切にされてきたため、八戸市民にとって、この蕪島は宝なのだそうです。

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ところがこの僕が行った少しあとの11月初旬に、この蕪島神社が火災で全焼してしまったというニュースがありました。
たくさんの市民の声もあり、これから再建に向けて動き出す、ということですので、頑張ってほしいです。


本八戸から2時間20分で終点の久慈へ。
あまちゃんの地ですね。僕は番組を見てなかったので、あの音楽くらいしかしりませんが。。。
ここで三陸鉄道の北リアス線に乗り換えます。

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三陸鉄道は2回目ですが、震災後は初めてです。
僕は震災直後、わけあって石巻に行ったのですが、その時のまだ生々しすぎる傷跡を目の当たりにしたせいか、それ以来、三陸からはなんとなく足が遠のいていたのでした。
そこで、今回、八戸からずっと三陸海岸沿いを通りながら戻ってみようと、と思ったのでした。

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今日も昨日に引き続き、素晴らしい天気。
こうして真っ青な海を空を見ていると、震災だの被災地だのとは一見、無関係のように見えます。

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しかしまだところどころにその痕跡が残っているんですね。
この島越駅は津波で線路もろとも全壊し、以前とはまったく変わり果てた姿となって再建された駅です。

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線路も路盤もまだ真新しく見えますね。

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田野畑駅付近から見えたモニュメントのようなもの。

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アップにしてみると三陸鉄道の車両のようです。
震災後に、三陸鉄道復興の象徴として作られたものなのかなあ、と思ったのですが、これは震災以前からある、三陸鉄道の車両の形をした水門で、震災でもなんとか生き残ったようです。

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こんな地域の応援看板も時々見かけます。
三鉄の復活が、この地域の復興の象徴だったということがよくわかりますね。

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宮古に到着して、三陸鉄道北リアス線は終了。

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しかしここから先、南へ向かう鉄路は閉ざされているのです。



<2015年9月21日(月)~22日(火)訪問>


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JR代行バスと壮絶カーチェイス【平取~富川~鵡川】2015北海道‐11 

 2015-11-23
  
 前編  太陽の森 ディマシオ美術館


願だったディマシオ美術館の、太陽のあたる静かなラウンジでずっとのんびりしていたかったのですが、いつの間にか時計は15時近く。
帯子も18時頃までには帯広に帰らなくてはならない、というので、そろそろ出発しなければなりません。

僕はこのあと夜行フェリーで苫小牧から八戸に渡ることになっていたので、帯広には戻らず、途中で車から降ろしてもらうことに。

ここから帯広に帰るには、日高地方の内陸部を進み占冠に出て、そこから道東自動車道を使うのが最も早いようです。
そこで僕は占冠に向かう途中で通過する平取(びらとり)町まで乗せて行ってもらい、そこから路線バスを使って苫小牧方面に行くことにしました。

平取の中心部にあるバス停で帯子とお別れ。

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彼女はたぶん今日500キロ近く運転することになるでしょうが、最高のドライブ日和だったので十分満喫してた、ということでよしとします。

ありがとう、帯子。また今度いきなり誘うぞ!


さて、僕は平取に来たのは初めてだと思います。もしかすると、昔バイクで日高から日勝峠を越えて十勝まで行ったときに通ったかもしれませんが、覚えていないので、初めて、ということにしておきます。

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平取の市街地から6~7キロ先には北海道最大のアイヌの集落がある二風谷(にぶたに)地区があります。
最初からここを通ることがわかっていれば、時間を作っておいたのですが、突然の予定だったので残念ながら立ち寄る時間がありませんでした。

北海道がまだ広大な未開の原野でしかなかった明治の時代、英国の夫人、イザベラ・バードがやってきてアイヌと交流し「日本奥地紀行」に記した場所として知られているのがここ、二風谷の地だったのです。

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またいつかゆっくり時間をとって来てみたいです。でも今度はここに来るのはいつなんだろうなあ。


さて、平取から路線バスで約25分、日高本線の富川駅に着いたのですが、現在ここには列車が走っていないのです。
今年の1月に厚賀~大狩部間の線路脇の土砂が高波によって削り取られたため不通となり、現在も鵡川~様似間116.0kmの運転を見合わせて、代行バスの運転になっているのです。

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しかしなんとこの代行バスがとんだクセモノだったのです。。。

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道道289号沿いにある富川駅前のバス停で平取からのバスを降りるとき、バスの運ちゃんが僕の前にいた『とっちゃん坊や』みたいな年齢不詳の旅人に「代行バスは駅前まで入って来ないから、乗り換えるならこのバス停で待ってた方がいい」的なことを話していたのを、僕も確かに聞いたような気はしました。
平取からのバスは道南バスといってJRの代行バスとは関係ないバス会社ですが、たぶん親切心で教えてくれたのでしょう。


具体的にはこんな位置関係になります 

図7
(©Googleストリートビュー)


そんなわけで、僕が駅のまわりをブラブラ歩いて戻ってくると、『とっちゃん坊や』は言われたとおり、このバス停でデクノボーのように突っ立ってたわけです。

図2
(©Googleストリートビュー)

まあ、自然の流れで僕もそのまま彼に従ってその場所で待っていたわけですよ。
しかし時間になってもなかなかバスは来ないのです。
5分過ぎ10分過ぎ、うーん、この車の少ない道でそんなに遅れるはずはないんだけどなー。


なんとなーく、嫌な予感がしてきました。
というのは、向かい側にバス停が二つもあるのに気づいたからなんです。

図6
(©Googleストリートビュー)


しかもひとつはなんだかJRバスっぽい色なんですよね、停留所の看板が。

図8
(©Googleストリートビュー)

そういえば、なんか目の前にバスが停まってたような気がしないでもないんです。。。


さすがに『とっちゃん坊や』も若干不安になってきたのか何度も腕時計をチラチラ見ています。

「さっき目の前に停まってたバスがそうだったんじゃないの?」と僕。
「えええええええ(&すごいリアクション)」と『とっちゃん坊や』。

慌てて道路を横断して向かいのバス停まで行ってみると、そこには無情にも「JR代行バス乗り場」の貼り紙が。
(写真撮る余裕なんかなかったので証拠出せませんがお許しください・・・・・)


おいおいおいおいおいおい、頼むよ『とっちゃん坊や』。

そりゃ確かに俺も確認せずに君の後ろで待ってたけどさ、バス停の表示くらい見ろよ。
そりゃ確かにあのバスの運ちゃんも紛らわしいこと言ってたけどさ、ちゃんと確認しようぜ!

なーんて嘆いても、もうどうしようもありません。バスは行ってしまったのです。
この代行バスに接続する列車に乗らないと、今夜の苫小牧からの船に間に合いそうもありません。

とりあえず町に出てタクシーで代行バスと列車との接続駅の鵡川まで行こう、と『とっちゃん坊や』に声をかけて1キロほど先にある富川の中心街まで競歩並みのスピードで進みます。

「困ったなあ、今日は帯広に泊まるんだけど、この列車じゃないと間に合わないんですよ、ほんとかよ~」
とブツブツ言っていた『とっちゃん坊や』ですが、次第に歩みが遅くなってきます。

「鵡川までタクシーでいくらだろう?きっと高いですよね?うーん、困ったなあ、どうしようかなあ~」

何言っちゃってるの。。。行くしかないでしょ!あと2時間ここで待てないでしょ?

割り勘にすれば大したことない、という僕の説得をよそに彼の歩みはどんどん遅くなっていき、しまいには
「やっぱり私、いいです。やめときます」
とりタイヤ宣言する始末。


まあ、いやがる『とっちゃん坊や』を無理やり引きずって連れていくわけにもいかず、かと言ってこんなおっちゃんと一緒に僕も遭難するわけにはいかないので、断腸の思い(ではまったくなく)彼を見捨てて僕は先に進みます。


駅前通りから国道に出たあたりでタクシー会社を見つけたとき、列車出発の20分前。
富川から鵡川まで12キロちょっと。
北海道なので、これでもなんとか間にあっちゃうんですよね。

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鵡川駅に到着すると、いました、憎っくき代行バス。
いやいや、やっぱりこの代行バスを恨んじゃいけないな。

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恨むなら、あの『とっちゃん坊や』・・・
じゃなくって、確認もせず流れに身をまかせちまった自分ですね。
大人だなあ、俺。

ちなみにタクシー代、4000円かかりました。
やっぱ憎いわ。。。




<2015年9月21日(月)訪問>


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念願の、太陽の森ディマシオ美術館へ【新冠町】2015北海道‐10 

 2015-11-21
  前編: 超十勝晴れにつき、急遽ドライブへ


広から200キロ、はるばるやってきた『太陽の森 ディマシオ美術館』は、日高地方中部の町、新冠の中心部からさらに30分ほど山の中に奥まった、新冠町太陽地区にあります。
札幌から来れば、帯広から来るよりはやや近いかもしれませんが、いずれにせよ人里離れたかなり辺鄙な場所です。
ここに公共交通機関で来るのは超難易度の高いところなので、いずれ静内か新冠からレンタカーかレンタバイク、場合によってはレンタサイクルかなあ、と思っていたくらいです。
そういう意味では今日、こんな形で突然来ることができたのはラッキーでした。帯子に感謝ですねー


さて、この美術館、なぜこんな辺鄙な場所にあるのか、というと、ここは昔の小学校の廃校跡を利用した建物だから。
その名も「太陽小学校」という名前だったそうです。
確かに廃校とともに忘れ去られてしまうのは惜しい名前ですね。

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太陽っぽく明るく塗られた旧校舎にこの空、素晴らしいですね。


『ディマシオ』とはフランス幻想絵画の巨匠、ジェラール・ディマシオのこと。

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僕は美術界には全く素人なのですが、彼は時に油彩とは思えぬほど細密な男女の裸像を、時に極めて写実的な未知の世界を描く幻想絵画の鬼才と言われていて、どうやらこのディマシオのパトロンが日本にいて、その方がこの美術館のオーナーとなっているようです。
特にディマシオが94年から3年がかりで描いた、世界最大といわれる油彩画を飾るための場所を探していたところ、ちょうどこの小学校跡がネットオークションで売り出されていることを知り、体育館のサイズを測ったところぴったりだったことから、ここに美術館が作られたのだそうです。


中に入ると、なるほど、学校の廊下ですね。

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洗面所も、こんなふうに残っています。

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かつての教室が展示スペースになっています。

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おっと、これが「油彩とは思えぬほど細密な男女の裸像」ってやつですね。

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うーん、これが「極めて写実的な未知の世界」?

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この角と複数の乳房、ってのはどうやらディマシオの定番のようで、ところどころの絵で見かけたような。。。


旧校舎の一番奥から旧体育館に入ると、この美術館のメイン「世界最大の油彩画」の展示ルームとなります。

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ざっと全景はこんな感じ。
上のほうに体育館の天井がありますので、その巨大さがおわかりでしょうか?

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しかし実はこれ、ちょっとからくりがあって、絵画の上下左右に鏡を置くことによって、実施以上に大きく見せてもいるのです。
この写真、よく見ると下の方が鏡になっているのがお分かりですか?

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この写真も、顔のこめかみのところを中心に上下左右が対称になっているのがお分かりでしょうか?
実際の絵はこのこめかみのほくろから左下の部分だけで、あとは鏡に映った部分なのです。

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実際の絵画の大きさは9m×27mですが、この壁画を囲むように上下左右に貼られた鏡が、この絵を無限大の大きさに見せているのだそうです。

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帯子もさすがにここに来たことはなかったらしく、喜んで写真をバチバチ撮りまくってたので、よかったよかった。
そういえばここ、美術館としては珍しく、自由に写真撮影していいということでした。

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1時間に1回(だったと思います)、この世界最大の油彩画のスペースでちょっとした音と光のショーがあります。

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といっても今はやりのプロジェクションマッピングみたいな派手で緻密なやつではなく、ディマシオ氏の世界観を説明するナレーションとともに油彩画をはじめ会場のところどころがライティングがされる、というレベルのものでしたが。


日の当たる明るいサロンは、かつて給食スペースだった場所。

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太陽、という名前の通り、あたたかい時間がゆっくり流れるような、美術館でした。





<つづく/2015年9月21日(月)訪問>





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超十勝晴れにつき急遽、ドライブへ【天馬街道】2015北海道‐9 

 2015-11-18
広の朝、目覚めてみると超十勝晴れ!

もともと帯広のある十勝地方は好天に恵まれた地域で、僕は十勝で晴れ以外の天気に遭遇したことがないんですが、今日も朝から超晴天!


泊まっていた『北海道ホテル』のロビーから見た中庭の緑も、新緑みたいな輝き。

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僕はこの『北海道ホテル』が大好きで、毎年、特に用事はなくとも、ここに泊まるために帯広に来ているのです。

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『北海道ホテル』に毎年来る大きな理由のひとつが、この朝食。
僕が知る限りでは、日本一おいしい朝食です。

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シンプルなセットメニューですけど、一品一品がいっさい手抜きなしのおいしさです。

今日は特に予定もなかったので、のんびり帯広を出て、夜までに苫小牧に行けばいいや、と思っていたのですが、朝食を食べながら晴れ渡ったガーデンを見ていたら、急に遠くに出かけたくなりました。

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そんなわけで、急遽、十勝に住む唯一の友達、帯広帯子を誘ってドライブに出かけることにしました。
といっても、僕が乗せてもらうんですけどね(笑)


これが泊まっていた『北海道ホテル』。
この青空ですよ!

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実は最近発見して、行ってみたいと思っていた場所があったのです。
ここからだと片道200キロはあるので、けっして近くはないのですが、その気になれば日帰りでも行けないことはなさそうなので、帯子に提案してみます。

「往復しても4~500キロでしょ?絶好のドライブ日和だもん。なんも問題ないわ」
さすが帯子!十勝の女は大空と大地みたいにおおらかでいいなあー


帯広の郊外から広尾自動車道に入り、広大な十勝平野を南下します。

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大樹町で高速区間が終わり、しばらく国道を走ったあと、いかにも十勝っぽい農道に入ります。

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やがて広尾国道と呼ばれる国道236号に出て、十勝から日高に向かう峠越えとなります。

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標高585mの野塚峠を越えてしばらく行くと、展望スポットがありました。
天馬街道ともいうんですね。
沿線に美しいサラブレッドがたくさんいるのでしょう。

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この正面に見えるのが峠の名前にもなっている、野塚岳。

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これがきっと「カール」と呼ばれる氷河の痕跡なんでしょうね。
野塚岳に登る人はここを登っていくらしいですよ。ひぇー。

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峠を下ると、天馬街道の名にふさわしく、サラブレッドの姿があちこちに見えてきます。

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さらにどんどん下ると、やがて太平洋に面した海岸に。

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峠からたった30分間で、この景色の移り変わり様。
北海道、やっぱりワイルドですよね



さて、帯広からわざわざ日高山脈を越えてどこに向かっているのか、というと、日高地方のちょうど真ん中あたりにある新冠(にいかっぷ)というところ。

新冠、お~知ってるよ、ハイセイコー、ナリタブライアンだろっ?という競馬ファンの方は多いかと思いますが、今回の目的はサラブレッド見学ではないのです。


とはいうものの、さすがサラブレッド銀座と呼ばれるだけあって、道端には素晴らしいファームがたくさん。

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いやー、実に北海道!

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やっぱり競走馬はカッコいいですね。
帯子は結構腕のいいカメラマンなので、写真撮りまくってました。

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そんなこんなでいろいろ寄り道もしたので、帯広を出て約5時間、ようやく目的に到着したのでした。

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その名を、『太陽の森 ディマシオ美術館』というのです。


<つづく/2015年9月21日(月)訪問>





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『鉄道員(ぽっぽや)』駅にもさよなら?【幌舞駅(幾寅駅)】2015北海道-8 

 2015-11-16
に健さんつながり、というわけではないのですが、増毛に続いてこの日に偶然行ったのは、根室本線の幾寅という駅。

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この駅は、故高倉健さん主演の映画、『鉄道員(ぽっぽや)』のメインロケ地となり、幌舞駅として登場しています。

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健さんの熱狂的なファンでもないのに、僕はなぜこの駅に降り立ったのか。
この駅もさよならを言わなくてはならない駅なのか?
もしかすると、将来、さよならを言わなくてはならなくなるかもしれませんが、当面は大丈夫そうなので、今回の目的はそれではありません。

この駅の近くからバスに乗るためにここに降り立ったのです。


実はこの日、増毛を見たあと、留萌線で深川まで戻って1区間だけ特急に乗って滝川に出て、滝川発9:36の普通列車で帯広まで行く予定だったのです。
しかし滝川駅に着いてみると、この列車、かなりの混雑。通路にまでかなりの人が立っている状況です。

この列車、実は日本一長い距離を走る普通列車。

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(2014年秋訪問時の写真)

滝川から釧路までの約300キロを8時間半かけて走るのですが、編成はなんとたった1両。
シルバーウィークの2日目だし、この先の狩勝峠を、日中に越えられるのはこの列車しかないので、ある程度は覚悟していたのですが、これは混みすぎですねえ。。。

客層を見ると、ほとんど単独旅行者のおにーちゃん&おじさん。
「今日はこれから富良野のペンションでテニスサークルの合宿があって、そのあとは時の流れに身を任せるの」、的なおねーちゃんがこんな列車に乗っているはずもなく、地元の人々もほとんどいないように見えます。

こりゃこの人たち、狩勝峠を越えるまでずっと乗り続けててもおかしくないぞ、というのが僕の予想。

さすがに3時間以上通路にたちっぱなし、しかもこの客層の空間では息がつまるな、と判断した僕は、この列車に乗るのを諦めたのでした。
しかしこのあと、狩勝峠を越えて帯広まで行ってくれる列車は6時間近くありません!


そんなわけで、いったん旭川まで出て、旭川で時間をつぶしてから富良野線でふらの駅へ。
ここで根室本線の落合行きに乗り換えます。

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途中、車窓右側に見える芦別岳とか夕張岳の険しい山々と手前の紅葉。

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ここから先、根室本線で帯広へ行くには、さらに険しい山奥に入り、石狩と十勝の国境である狩勝峠を越えなくてはならないのですが、この峠越えの区間、落合駅~新得駅間を走る列車本数が少ないのです。
落合行き、ということは、この列車も狩勝峠は越えず、その手前で寸止めになっちゃう列車ってことなんです。

そんなわけで降り立ったのが、この幾寅駅。

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実はこの幾寅駅近くの「幾寅物産センター」という道の駅に旭川と帯広を結ぶ都市間バスの停留所があり、このバスを使うと、狩勝峠を越えて帯広に行けるのです。
そんなわけで、実はこの「ぽっぽや駅」にくるのも2度目なんですよ。


駅舎の看板も、映画の中で使われた「幌舞駅」のまま。

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駅前にはロケで使った建物類がほとんどそのまま残されているようです。

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これもロケで使ったものなんでしょうね。
ディーゼルカーの車体が半分残っていました。

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駅はもちろん無人駅になっているのですが、駅舎内は『鉄道員(ぽっぽや)』のミニ記念館みたいになっています。

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ゆっくりしたいのですが、バスの出発まであまり時間がなく、バス停へと急ぎます。
バス停は駅の近く、とは言ったものの、実は南富良野町の小さな中心部を通り抜けた先にあり、歩いて15分ほどかかります。
一番最初に幾寅駅からこのバス停に行ったときは、もっと近いものだと思い込んでいて危うく乗り遅れるところでした。


町の通りにはこんな看板がかかっています。ロケ地は幾寅駅のことなんですけどね。

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そしてこれがバス停のある道の駅。

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さあ、あとはバスに乗って帯広に着くだけだ、と思っていたところ、なんとこのバスもかなりの混雑。
立っている人はいないまでも補助席以外の座席はほぼ埋まっている感じに見えたので、なんだかこれにも乗るのが辛くなってきて、一瞬迷ったんですが、これもパスすることにしました。

まあ1時間半待てば、帯広まで行く列車はあるのです。
帯広帯子とディナーの約束をしているわけでもないので、別にそんなに急いで帯広に入る必要もありません。
ただ、このバスで越える夕暮れの狩勝峠の景色はなかなか素晴らしいので、それだけがちょっと残念でしたが。


そんなわけで、再び戻ってきましたぽっぽや駅。

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時間もたっぷりあるのでいろいろ説明文を読んでみます。

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この鉄道員のロケ地に幾寅の駅が選ばれたのは、このホームと駅舎との階段のある段差なのだそう。

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この駅舎からホームに行くまでの段差が「ため」とか「情感」を創り上げるとのこと。
なるほど、という感じですね。

ホームから延びるまっすぐな情景もよかったようです。

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幾寅駅を出る頃は日もかげって、狩勝峠を越える頃はすっかり暗くなってしまいそうですが、ぽっぽや駅というか幌舞駅というか幾寅駅、じっくり見てみたらなかなかよかったです。

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根室本線の富良野~新得間は、本線という名前がついているものの、こんな感じで厳しい山間部を通るため、利用者も少なくJR北海道の経営再建に向けた見直し対象区間にリストアップされているようです。
なので、今すぐにどうこうということはないかもしれませんが、そう遠くない将来には、もしかするとさよならを言わなければならなくなるかもしれません。

結果的に、ひと足早いさよなら、にならないことを祈ります。



<2015年9月20日(日)訪問>


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髪に悩む男の希望の駅、増毛にさよなら【増毛駅】2015北海道‐7 

 2015-11-14
 前編 FMもえるに萌え【留萌】


車が増毛駅に到着し、ワンマンカーの前側のドアから降りようとすると、なんとこんな車内広告が。

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なんだこれ、ネタか?と思いましたが、考えてみれば、これ、マーケティングの王道、ターゲティングというやつですね。
この列車に乗る人は、髪に悩む人々の出現率が高かろう、という分析ですね。

そう、その通りなんです。
増毛を「ましけ」ではなく「ぞうもう」と読めば、ここは髪に悩む男性たちの希望の場所となるのです。

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お守りということなのでしょう。こうして増毛駅の硬券入場券がお土産として大々的に発売されていて、風待食堂や、留萌駅の窓口などで購入することができます。

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僕は、現在のところ全く必要性を感じませんが、一応ネタとして買っておきました。
ちなみに、本日の神に悩む男性の出現率は約85%でした(・・・・・ウソです)



さて、増毛は、降りたホームから駅舎へと歩く途中、車輪止めによって途切れた線路が見えるため、本当の終着駅であることを実感できる駅でもあります。

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かつては貨物用の線路や転車台が敷設されていた広い構内も今は草に覆われた荒地になっていて、多数の職員がいた駅も、今は無人駅となっています。

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増毛駅の廃止が報道されてから、休日を中心に数多くの観光客や鉄道ファンが訪れています。
この日も列車に2~30人乗ってましたし、駅に着くと車で来ていた人たちも多数待ちかまえていました。

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廃止が決まったとたんに別れを惜しむ人々が押し寄せる、というよくあるパターンですね。
乗客が急増したことによって、ここも小幌駅みたいに「やっぱ廃止やーめた」ということになればいいのですが、単に駅だけを残すのと、路線自体を残すのでは全然違うので、残念ながらここは残ることはないでしょう。

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増毛といえば、その情緒あふれる独特の雰囲気から数多くのドラマや映画のロケ地となっていることでも有名です。

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とくに有名なのが、故高倉健さん主演の映画、『駅 STATION』。
健さんの扮する警察官英次の故郷が雄冬という設定だったこともあり、増毛駅から連絡船に乗るシーンや、烏丸せつこの扮するすず子が働いていた風待食堂など、増毛駅を中心としたこの一帯がたびたび登場します。

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この風待食堂は現在は観光案内所となっていて、中に入ると「駅」のロケ風景の写真が飾ってあります。

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また、増毛は古くから栄えた港町だけあって町なかにも歴史ある建物がたくさん残っています。

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今回は時間がなかったので行けなかったのですが、増毛を代表する豪商で、ニシン漁全盛期の豪華な建物や装飾品が残されている旧商家丸一本間家や、その本間家が始めた日本最北の酒蔵、國稀酒造などなど。
特にこの國稀酒蔵は利き酒コーナーで無料の味比べ試飲ができるらしく、おすすめだそうです。
僕は女と日本酒は苦手なので行きませんが。

前に増毛に来た時に、いいなあーと思ったのが町の高台にある北海道最古の木造校舎「旧増毛小学校」。

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前回僕が来た時は、まだ現役で使われていたのですが、平成23年に引退して今はそのまま保存されているそうです。
僕の「日本の美しい小学校リスト」の上位に確実に入る、歴史ある、味わい深い建物です。



増毛駅に来たのはまだ2回目ですが、2回目で早くもさよならを言わなければならないのは、やっぱりちょっと惜しいですね。

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特に髪に悩む世の男性諸君にとってはとても心細い出来事になってしまうのではないでしょうか。
幸いなことに、僕には今のところ全く関係ありませんが


<2015年9月20日(日)訪問>


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FMもえる「金曜日の萌える妻たちへ」に萌え【留萌】2015北海道‐6 

 2015-11-12
えゆくものにさよならをいう、というのが今回の旅のメインテーマであるならば、どうしても外せないのが、これから紹介する留萌本線・増毛(ましけ)駅。

JR留萌本線の終点増毛駅は、日本海に面した古い港町の陸の玄関であるとともに、故・高倉健さん主演の映画「駅」のロケ地として、そして何よりもそのユニークな名前から、髪に悩む男性たちの希望の地としても有名な駅。
ところが2016年度中に留萌本線の留萌~増毛駅間が廃止されることになり、増毛駅も間もなく見納めとなってしまうのです。

そんなわけで3日目は、朝一番の列車で旭川から留萌・増毛方面へと向かうことにします。

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留萌本線の起点駅は函館本線の深川駅。
留萌本線は深川から留萌を経て増毛駅に至る総距離66.8キロの路線ですが、このうち特に乗客の減少が著しい留萌~増毛間の16.7キロが2016年度中に廃止される見通しとなっています。

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留萌線は、深川を出ると、しばらくは石狩平野北端の雄大な田園地帯を走ります。
石狩平野の北西の端近い駅、石狩沼田。

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昨日行った札沼線は以前は新十津川からの先、ここまで走っていたのです。



石狩沼田を過ぎると前方から山が迫ってきます。
峠の手前、恵比島駅はNHKの連続テレビ小説『すずらん』の撮影が行われた場所で、今でもそのドラマでの駅名「明日萌(あしもい)」の看板が掛けられています。

明日萌駅駅舎
(写真を撮れなかったのでWikiから拝借)

そういえば昔はこのドラマにちなんで「SLすずらん」という列車が留萌本線を走ってましたね。


列車は恵比島駅を出ると空知支庁と留萌支庁との境にある峠越えとなり、峠を降りると留萌駅に到着します。

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雨上りの留萌駅前通り。
留萌は日本海に面したニシン漁の港町として栄えたところ。またそのニシンの卵である数の子などの水産加工地としても有名で、今でも留萌支庁の中心地ではありますが、駅前は北海道の他の中小都市同様、とても静かです。
いや、留萌はまだ賑やかな方かもしれません。

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留萌駅舎。

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ん?
左上に、なんだか駅舎っぽくないピンクの看板が。

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「エフエムもえる」
これ、ラジオの周波数を示す「MHz」の表示がなかったら、確実にヤバイ店ですよね。。。

「留萌」→「萌える」→「もえる」ということは大半の常識的な人間は説明されなくてもわかるかと思いますが、なかなか斬新なネーミング&コーポレートカラーです。
そしてなんと「もえるちゃん」という人妻がDJをしている「金曜日の萌える妻たちへ」という番組が、妄想満載の看板番組だそうです(※注)

※注・・・「金曜日の奥様たちへ」という番組はあるようですが、それ以外のことは僕の妄想かもしれません。。。



さて、駅に戻ります。。。
かつてはここから日本海に沿って道北の宗谷本線幌延駅まで羽幌線が分岐していたこともあり、留萌の駅構内は広く、古いながらもかつての風格を醸し出しています。

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ここから先、留萌~増毛間がさよならの区間。

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留萌本線の深川~留萌間は全区間が内陸の平野部と山間部でしたが、留萌を過ぎると、今度はほぼ全区間が日本海と並走し、海岸部に沿って走ることになります。
留萌~増毛間の途中の7つの駅はすべて小さな無人駅ですが、ホームの向こうには小さな集落とともに海が見えている駅がほとんどです。

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留萌の市街地を抜けると、海を挟んで向こう側には増毛の町並みと、その後ろにはほぼ垂直に切り立った厳しい断崖が見えてきます。
増毛から先の海岸線は北海道の中でも特に厳しい断崖絶壁の続く場所で、かつて陸の孤島と言われた雄冬の集落が有名です。

そういえば、いつの間にか、晴れてきましたね。

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「増毛」という駅名がなくなるのも惜しいのですが、個人的にはこの「あふん」駅がなくなるのも残念な気がします。。。

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日本海に沿って約30分、車窓右に増毛の港とマリーナが見えてくると、まもなく終点の増毛駅に到着となります。



<つづく/2015年9月20日(日)訪問>


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旭川駅で、旭山動物園号に遭遇【番外編】2015北海道-5 

 2015-11-10
十津川駅にさよならを言って、約5キロほど離れた函館本線の滝川駅まで歩き、そこから再び電車に乗り、旭川の駅に着くと、なんとホームには偶然「旭山動物園号」が停まっていました。

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この列車はご覧の通り、旭山動物園をテーマにした観光特急で、土日祝を中心に札幌~旭川間を運行しています。

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列車の外観が、1両ごとにテーマに沿ってラッピングされているだけでなく、

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車内の座席もこんな感じ。

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子供たちが遊ぶスペースも充実しています。

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お子ちゃまは間違いなく喜びますよね。

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うちの子供が幼稚園を卒園した年の家族旅行で北海道に来た時に、この列車に乗ったことを思い出して懐かしくなりました。
でも春休みだったのになぜかガラガラだったんですよね。まあ、遊び放題でよかったんですが。

今日もこの後出発のようですが、シルバーウィークの割にあまり人が乗ってきそうな気配がありません。

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運行時間帯が悪いのかなあ。子供は絶対喜ぶはずなんだけどなあ。

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旭川駅は改装して木の感じが全面に出ていて、何度来ても落ち着いた温かい感じがします。
本当にいい駅になりました。

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駅に直結してJR直営のホテルができたので、泊まってみました。

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客室はこんな感じのトレインビュー(全室かどうかはわかりませんが)

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なかなかおすすめですよ。




<2015年9月19日(土)訪問>


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