青〇、白×、黄△ 「日本で一番美しい道」Vol.1【2016秋北海道‐4 白金温泉・美瑛】

 2016-12-30
 
前編「青い滝、青い川、青い池



本で一番美しい道。
それは美瑛市街と白金温泉を結ぶ道道966号線、通称、白樺街道に並走するわずか800m足らずの道なのです。

白金温泉から約5キロ、青い池から2キロほど下った場所に「ビルケの森白金インフォメーションセンター」という観光案内所があります。

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ここはちょっとしたレストランや観光案内所、芝生やベンチがあり、青い池や十勝岳に向かう観光客の休憩所のような場所。青い池の周辺には何もないので青い池のグッズや美瑛のお土産などもここで売っています。

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このビルケの森の角を北東に曲がって200mほど進んだところから十勝岳方面に延びる道が、日本一美しいと称される道。
あまり教えたくないのですが、特別に地図でお教えしましょう。。。





果たしてそこにはどんな景色が広がっているんだろう、と胸を躍らせながら角を曲がります。

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最初は、想像していたより奥行きがないな、と思いました。
正面に見えるこの山は美瑛岳でしょうか。


しかしすぐ先の緩やかな左カーブを曲がると、おおおおお、という感じで急に前が開けて、あの「日本で一番美しい道」の映像と同じカットが現れます。
ただあれが撮影された時とくらべると、道の両側の雑草が少し目立つかな。
あの映像だと芝生のようにきれいな緑色しか映ってなかったから

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これは美瑛富士でしょうか。山は詳しくないのでちょっと自信がありませんが、富士山のような美しい形をしています。

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両側の木々はかなり色づいてきていますが、まだピークではないようです。
そして正面の山々に、まだ雪はほとんどありません。


「日本一美しい道」を完成させるための3つの条件のうち
「空の青」は○
「紅葉の赤や黄」は△
「雪山の白」は残念ながら×
これがこの日のステイタスでした。

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日本で一番美しい道は、500mほどの直線区間のあと、右へゆるくカーブするとT字路に突き当たってそこで終わります。
ここから正面に見えるのが十勝岳連峰でしょう。

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You tubeのあの映像のように、僕もデジカメで動画を撮ってみたのですが、手持ちで歩きながらだったので、僕の歩行に合わせて上下に揺れ、スピードもゆっくりすぎ、とてもお見せできるものではありません。
そんなわけで日を改めてもう一回出直し、別の方法でトライすることにしました。


この日は天気も良かったので、いったんお昼すぎに美瑛に戻り、駅前でレンタサイクルを借りて午後は美瑛の丘をめぐることにしました。
まず最初は定番、ケンとメリーの木へ。

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ここはずっと昔の日産スカイラインのCMで、ケンとメリーという外国人が訪れた一本のポプラの木。.

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紅葉シーズンの美瑛は初めてだったのですが、夏のまばゆいばかりの緑とは違った美しさですね。

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北西の丘展望台近くからの眺め。
日本で一番美しい道から見えた十勝岳や美瑛岳、美瑛富士が正面に見えます。

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マイルドセブンの丘。

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ずっと昔、現地で出会ってそのまま3日間一緒に旅をした、どこかの誰かと二人で電動自転車に乗って美瑛の丘を上り、ここまで来たことがあるような気がしますが、今回はひとり。

電動自転車で巡る道は、自然とあのとき行ったところばかりだったような気がします。

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秋の美瑛はとても静かで、ちょっとさびしい、と思いました。




<2016年10月18日訪問>




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青い滝、青い川、青い池 【2016秋北海道‐3 白金温泉/白ひげの滝とブルーリバー・青い池】

 2016-12-27
海道・美瑛町。
十勝岳望岳台や白金温泉、青い池の近くにあるという「日本で一番美しい道」
ただしその本当の姿に出会うためには3つの条件がそろわなければなりません。

ひとつめは、天気。
そこには雲一つない青い空が必要です。
ふたつめは、紅葉。
道路沿いの木々が熟して、赤や黄色に染まっていることが大前提であるような気がします。
みっつめは、雪。
十勝岳連峰が真っ白な雪のカンバスになっているからこそ、青や赤、黄色が映えるのです。

この3つが完璧に揃うのはもちろん容易ではありません。
なので今回の8日間の旅のうち何日間かは、ここに通えるようにスケジュールを組んでいたのでした。



北海道に入って4日目の10月18日。
前日は朝から雨でしたが、この日は天気は回復するという予報だったので、宿泊していた旭川から、富良野線の始発列車に乗り、美瑛へと向かいます。

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美瑛駅で降りて跨線橋に登り、富良野方面に向かう列車を見送ります。
列車は美瑛駅を出ると正面の美しい丘陵の手前で大きく左にカーブして、美瑛川の鉄橋を渡り美馬牛方面へと消えてゆきます。
僕はこの美瑛駅からの眺めが好きなんです。

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富良野線の始発列車で美瑛にやってくるのは2年ぶり。
前回は白金温泉方面の始発バスに乗って「青い池」に行ったのでした。

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日本で一番美しい道は、白金温泉から5キロほど手前にあるので、今回も同じ始発バスに乗ります。
朝は逆光になるので、ベストの時間にはまだ早いため、まずは白金温泉へ。

ここは北海道を代表する紅葉の名所である十勝岳望岳台に近いのですが(と言っても徒歩1時間以上かかります)、標高1000m近くの場所にある望岳台の紅葉はすでに終わっているので今回はパス。

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まずは白金温泉のバス停のすぐ近くにある、白ひげの滝を見下ろせる橋に向かいます。
ここからの景観は「白ひげの滝とブルーリバー」と呼ばれていて「青い池」の源を成す「青い川」「青い滝」として知られています。

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白ひげの滝をはじめとするこの付近の滝から、アルミニウムを含んだ水が流れでていて、それが美瑛川の水と混ざることによって化学反応が起きて、川の色が青く見えるようになるのだそうです。

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さて、まだまだ時間がたっぷりあるので白金温泉と美瑛を結ぶ「白樺街道」と呼ばれる道をブラブラと歩きます。

途中で見つけた白金滝不動尊。
森の中を奥のほうへと2~3分進みます。

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ここ、パワーを感じる人にとってはすごい場所なんだそうですが、僕は紅葉がきれいだなあ、と思ったくらい。
なかなか迫力の滝でしたけどね。

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白金温泉から3キロほど美瑛方面に戻ったところに「青い池」があります。

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僕が前回来た時は、残念ながら晴れてはいなかったのですが、今回は見事そのリベンジを果たし、快晴とまでは行かないものの、明るい空が見えはじめています。
紅葉も、ちょうどピークに近い感じです。

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青い池と言っても天気によってその青の色はさまざまに変わり、今日は青というよりはエメラルドグリーンに近い感じ。

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9月に北海道を襲った台風の直後は、この青い池の水が濁流でにごってしまい、一時はこのまま青い池が消えてしまうのか、と心配したのですが、ほどなくして再びあの白ひげの滝からの澄んだ水が流れ込み、ほぼ元通りの姿に戻ったのです。


風が止み、あたりに静謐が訪れると、湖面はまるで鏡のよう。

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少し青っぽく加工してみました。

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青い池の横を流れる美瑛川。
これがさっきの白ひげの滝から流れてくるブルーリバーですね。

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青い池からさらに美瑛方面に下ると、やがて「日本一美しい道」へ向かう脇道へと角を曲がります。

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これもかなり美しい道ですが、これはまだ日本で一番美しい道ではありません。



<2016年10月18日訪問つづく>




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日本一の秘境駅で有閑マダムと冒険!【2016北海道‐2 小幌駅】

 2016-12-24
 前編「日本一美しい道に出会う旅


った1両のディーゼルカーが小幌駅の狭くて短いホームに着くと、なんと車内の乗客がほとんど全員降りてしまったのです。
なんか、ピクニックか山菜取りに行くか、みたいな感じですね。

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日本一の秘境駅として、1日の平均乗降客数0人という偉大な記録を永年にわたりキープし続けていた小幌駅の廃止が決まったのが昨年。
しかしそのニュースが流れたとたんに別れを惜しむ人々がこの小さな駅に殺到したため、地元豊浦町が観光振興の切り札としてJRに働きかけ、まずは1年間(2017年3月まで)存続されることになったのでした。
こうして一般の人々にも知られるようになった小幌駅は、今や休日には大人気の観光スポットとなっているのです。


およそこの秘境駅には縁遠いようなマダムたちも嬉々として獣道を歩いていきます。
ヒールで大丈夫っすか?
ほら、すぐ左に熊いるっしょ。

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この小幌駅から鉄道以外で唯一外へと開かれている道は、断崖下の海岸へと続くこの獣道のみ。

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駅から海の方へと進んでいくと、「岩屋観音・小幌洞窟」という案内看板が出てきます。
人がすれ違うのがやっとなくらいの山中の細い道を、上ったり下ったりしながらこの先800mほど進むと、崖と崖に挟まれた海岸に出て、17世紀の美濃国の僧、円空が作ったと言われる6体の岩屋観音がある小幌洞窟があるのだそうです。

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しかし残念ながらそこまで往復する時間はなく、みんな途中で林の間から海を眺めてまた駅のほうへと戻るしかありません。

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なぜならば、30分後の列車に乗らないと、この何もない駅で暗くなるまで何時間も過ごさなくてはならないからなのです。
この小幌駅に停車する列車は普通列車のみで一日あたり上り4本下り2本の計6本。
なのでアプローチする列車の組み合わせをしっかり練って訪れないといけないのです。
テキトー大好きな僕ですが、この駅だけは行き当たりばったりはヤバいです。運が悪いと何もないところで次の列車まで7時間以上待たされたり、最悪は翌朝まで野宿する羽目になってしまいます。

たいていは一度ここで列車を降りると次の列車まで何時間も待たなくてはならないのですが、奇跡的に1つだけ30分滞在できる組み合わせがあるのです。
そのため、みんなこのパターンでここにやってくるので、この時間帯だけは秘境駅とは思えない賑わいを見せるのでしょう。

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これは記念撮影用においてある大きなボード。
海岸まで行くのをあきらめて駅に戻り、記念撮影をしちゃうともうほかにやることがないんですよ、小幌駅。

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あとはときどき通過する列車を見るくらいなんですが、これが結構迫力満点なんですよ。
小幌駅はトンネルとトンネルの間のわずか80mの間にあるので、通過する列車はほぼフルスピード。

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ホームも狭く短いので、トンネルから押し出されてくる風圧と轟音がすごいのです。

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30分後、つかの間の秘境駅気分を楽しんだ人々は、札幌方面に向かう東室蘭行普通列車に乗り込んで帰っていきます。

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このあとの列車が来るのは日も暮れた後の2時間後。
本当はもう少しここにいたかったので、ヒールのマダムのひとりが下の海岸まで下りてしまい、獣道で迷ってたりしたら僕が代表でここに残って彼女を救いだし、ふたりっきりで誰もいない秘境駅をじっくり楽しもう、とか思ってたんですが、どうやらもれなく全員この列車でお帰りになるようです。

うーん、やっぱりひとりはキツいなあー

そんなわけで一番最後に僕を乗せた列車は、満員の乗客を乗せて日本一の秘境駅をあとにしたのでした。



<2016年10月16日訪問>




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「日本で一番美しい道」に出会う旅へ 【2016秋 北海道‐1】

 2016-12-21
年、夏から秋にかけて1回は北海道に行くことにしているのですが、今年はもしかすると行けないかな、と思っていたのです。

夏休みは家族で47都道府県制覇を完結するために北陸に、秋は3年に一回のセトゲーがあるので瀬戸内に行ってしまったので、さすがにさらに北海道に、というのは厳しいかな、と思っていたのです。

でもやっぱり年に一回は行きたい、行くべきだ、よし行っちゃおう!となったのは、たまたま青森に行く機会ができたことに加え、You Tubeで偶然発見した、秋の北海道のある映像を見てしまったからなのです。

それは『日本で一番美しい道』と名づけられた秋の北海道の中央部にある、とある道路。
雲一つない青空の下、真っ白な雪山をバックに、鮮やかな赤や黄色に色づいた木々、そして信号も電柱も看板も、すれ違う車も何一つない道路をゆっくりと進んでいる、本当に美しい映像なのです。



この風景がみられるのは、まさに10月中旬から下旬にかけての一瞬だけ。
やはり行かないわけにはいきません。

そんなわけで北海道の紅葉前線とともに「日本で一番美しい道」に出会う旅、スタートです。


🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅 🚅


青森から北海道新幹線に乗り、函館に泊まった翌日。
まずは道南を代表する紅葉スポット、大沼公園へ。

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ここは北海道でも最南端のため、紅葉のピークは10月下旬。
まだまだ時期的に早いのはわかっていたのですが、この日は事情があってゆっくりと移動しなければならないため、ちょっと途中下車して様子だけ見てみます。

大沼公園の散策道の途中から駒ヶ岳方面を望みます。

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多少色づいている木々もありますが、やはりまだ2週間くらい早い感じですね。
一週間後、帰りにも大沼を通りますが、それでもまだ早いかもしれません。

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実はこの日のメインは紅葉ではないのです。
いくら北海道とはいえ10月中旬の道南の平野部にはまだ紅葉前線は到着していないようなので、紅葉めぐりはもう少し北あるいは標高の高い場所に行ってからになりそうです。

大沼公園から特急で向かったのは洞爺湖の玄関口となっているJRの洞爺駅。
2008年の北海道洞爺湖サミット開催記念碑が燦然と輝いてますね。

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ここは名前の通り洞爺湖への最寄駅で、湖畔まではここからバスで20分ほど。
しかし、今日はここから洞爺湖に行くわけでもないのです。
このあと乗る予定の上りの普通列車が来るまで少し時間があるので、駅の周辺をブラブラと歩いてみます。

駅からの長い連絡通路を通って駅裏の山側に出ると、少し先に何やら瀟洒な建物が。

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学校かな、と思っていたのですが、やっぱりそうでした。
これは洞爺湖町立虻田(あぶた)小学校。

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時計台と、とんがり屋根の鐘が、美しすぎる小学校として知られている美瑛の美馬牛小学校を彷彿させますね。
れんがふうの壁と、えんじ色の屋根のバランスもいい感じです。

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美しい学校マニアの僕の、「美しい小学校リスト」にまたひとつコレクションが増えました。



さて、洞爺駅から普通列車に乗って、再び函館方面へと戻ります。
わざわざ普通列車に乗り換えて約30分、今来た線路を戻ってまで、はるばるやってきた場所は、ココ。
そう、日本一の秘境駅として有名な、室蘭本線の小幌駅に初めて降り立つことにしたのでした。

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秘境駅、とは、簡単に言うと、人里から完全に隔絶されていて、人の乗降する気配が全くなく、そもそもなぜそこに駅があるのか理由がわからないような駅のこと。

この小幌駅は、内浦湾ギリギリに崖が迫った礼文華峠と呼ばれる難所の途中にある駅で、長いトンネルとトンネルの間がわずか80mほど途切れている場所にあるのですが、人家はなく、駅に通じる車道も一本もなし。唯一、けもの道のような山道が、はるか下にある海岸へと通じているだけなのだそうです。
もちろん定住人口ゼロ、要は自分以外の人間をここで見かけることはまずないので、ここで何かあっても誰も助けてくれません。

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去年もこの駅に降り立って、サバイバル体験をしよう、と思っていたのですが、接近する低気圧の影響で列車が運休になる可能性があり、この駅にたった一人で一晩取り残されたらそれこそ生死にかかわる問題のため、泣く泣くあきらめたのでした。
 →消えゆくものにさよならを言う旅【小幌駅】

そんなわけで、約1年ぶりのリベンジのために、いつ遭難してもおかしくないように非常食や非常用のペットボトルを大量に買い込んでここに降り立ったのですが、なんか様子がおかしい。


たった一両の普通列車は小幌に近づくにつれ人が増え、まさかの満員。

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そして小幌に到着すると、そのほとんどが列車から降りはじめたのです。

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<2016年10月16日訪問つづく>




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絶景前の蔦沼とか執筆家御用達のクラシックホテルとか【青森・蔦温泉旅館】

 2016-12-19
 前編「りんご風呂とか意外とセクシーな大観音とか


回の青森で、もうひとつ行ってみたかった場所、それはこれもJR東日本の「紅葉だCOLOR!」のポスターで話題になった「蔦沼」。

静謐な朝の蔦沼に、燃えるような赤が正対称になって映りこむ、このポスターですね。

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10月中旬だと時期的には紅葉のピークにはちょっと早いかな、と思ったのですが、その年によって多少の前後はあるので、とりあえず行ってみることにしました。

ホテルアップルランドのある平川から東の方面に向かうと、津軽平野は黒石温泉の手前で終わり、国道394号線に入ると八甲田へと向かう山道となります。
この394号線の途中にある城ヶ倉大橋も紅葉の名所として名高いのですが、この日は土曜日だったため駐車場どころか、道路わきにびっしりと車が停まっていたので残念ながらパス。車内からみた感じだと見頃より少し早かったかもしれませんが、それでもいい感じの眺めでした。

酸ヶ湯温泉の手前あたりで青森方面から来た国道103号線と合流し、左手に八甲田の峰々が現れてきます。
このあたりは標高が高いので紅葉も見頃になり始めています。

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車内からそんな景色を見ながら、これは蔦沼も行けるんじゃないの?と思ったのですが、蔦沼はここから十和田方面にかなり下った場所にあるため、やはりまだ少し早かったようです。

とはいえ、蔦沼の入口にある蔦温泉旅館の庭はこのとおり。
赤いもみじはかなり色づいています。
でもやっぱりほかはまだ緑が多いですね。

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蔦沼はこの蔦温泉旅館の横から散策道ができていて、ここを10分ほど歩きます。

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やがて現れたこの日の蔦沼が、これ。
やっぱりまだ早かったですね。
もうあと2週間もするとこれが真っ赤に染まるんでしょうか。

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蔦沼が真っ赤に染まる一番美しいシーンは日の出の瞬間のほんの一瞬なんだそうです。
湖面に波ひとつない状態で朝焼けの赤い光が差し込むと、あの写真のようになるんだそうです。
そのため、紅葉のシーズンになるとカメラマンが早朝から大挙して押し寄せ、このあたりは場所取りも激しいんだとか。
なんかそんなになっちゃうとちょっと興ざめですね。人気になりすぎるのも善し悪しですな。
見てみたいですけどね、真っ赤な蔦沼。



さて、この蔦沼のほとりにある蔦温泉旅館は、南八甲田の山中にある秘湯の1軒宿とされていますが、その堂々たる姿は、クラシックホテルと言ってもよいほどの風格。

これがフロント、というよりお帳場。

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階段もこのとおり。
本館が建てられたのはほぼ100年前なので、もちろん建物構造も構成設備もすべてが古いのですが、残すところは残し、変えるべきところは変える、というバランスが絶妙で、古きよき香りを多分に残しつつ、不便さを感じさせないのです。

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ここは吉田拓郎さんの名曲「旅の宿」ができた部屋。

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この曲の作詞者、岡本おさみさんがこの部屋に泊まっていた際に着想を得たのがこの曲だ、ということで、今でもここは拓郎ファンの聖地のひとつとして、指名で泊まりに来る人も多い部屋なんだそうです。

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一方、ここは本館特別室 「桂月の間(けいげつのま)」。
この蔦温泉をこよなく愛し、ここに逗留した明治・大正の文豪「大月桂月」の名を冠した客室。
この旅館の最高級の客室として瀟洒な部屋に作り変えられています。

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湯上りの休憩スペースもクラシックですね。

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残念ながら今回はここには泊まらなかったんですが、僕も将来、温泉に籠って執筆活動するための旅館をいくつか候補にピックアップしているので、ここも加えておくことにします。

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そしてこの日の夕方、新青森から先の北海道新幹線に初乗車して北海道へと入ります。
北海道で出迎えてくれたのは大谷くん。絵になるなあ。

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工事中の姿は何度も見ましたが、こうして開業してから見るのは初めての新函館北斗駅。
ここで函館ライナーに乗り換えて函館駅まで約20分。

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駅前で函館バス独特の自虐的回送案内を見て、今年もまた北海道に帰ってきたなあーと思いつつこの日は函館に泊まります。

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明日から8日間、恒例の北海道テキトー旅。
乞うご期待!



<2016年10月15日訪問>




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りんご風呂とか、意外とセクシーなりんご大観音とか【青森 ホテルアップルランド】

 2016-12-17
 前編「青森のサユリストとかニセ岩木山とか


屋上に観音様が建つ、この不思議な建物、実はホテルなんです。

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「南田温泉 ホテルアップルランド」。
ド派手な観音様と名前だけみるとなんだかラブホっぽいんですが、違うんです。
この近隣地域や青森県内だけじゃなく、全国からたくさんのお客さんが訪れる、かなり人気のホテルなんです。

いいじゃないか、アップルランド!
こういうホテル大好きだぜ!

・・・ということでせっかくなのでホテル内を案内してもらうことにしました。



南田温泉という名前は聞きなれないと思いますが、弘前から車で約20分、津軽平野の田園風景の中、イオンだのなんだのが建ち並ぶ、わりと平凡なロードサイドにある一軒宿の温泉です。
最近、田んぼアートで有名になった田舎館村(いなかだてむら)の近くでもあります。

このホテルを一躍有名にしたのは、名物りんご露天風呂。

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おおおおお!
こんなりんご風呂なら入ってみたい!

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ⓒホテルアップルランド

・・・入ってみたいのはりんご風呂であって、おねーちゃんと一緒に、という意味ではあります、もとい、ありません。

このホテルにはりんご風呂だけでなく、りんご足湯もあります。

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ⓒホテルアップルランド

ノォォォォォォォ、これもイイ!
なんかりんごの甘酸っぱいエキスが、青春の頃みたいに体を引き締め、お肌すべすべにしてくれるような気になりますね。

もちろんりんご風呂以外のトラディショナルな本格的温泉もあるので、まあこのお風呂は人気があるでしょうね。


今回はランチだったのでりんごづくし、というほどではなかったのですが、りんごを使った料理もここの名物。
すべての料理にりんごが入った、りんご会席というような献立もあるそうです。

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ⓒホテルアップルランド


客室の冷蔵庫にもさりげなくりんごが。
それもそのはず、このホテルのオーナーは、この平川の大きなりんご問屋なのです。
そのため敷地内にもリンゴ畑を持っていて、いつでも新鮮なりんごがあるんです。

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食事が終わり、いよいよあの観音様にご対面。
ホテルの3階あたりから観音様への参拝通路があります。
その名も「りんご大観音」。
高く掲げる左手には、もちろん「あぽー」が。

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あのピコ太郎先生も何気に青森の親善大使をやっているそうなので、そのうち「♪ I have a あぽー」と踊り出すかと思って見ていたのですが、どうやらそういう芸当はできないようでした。

このりんご大観音、このホテルの東館を新設する際に、りんごをはじめとする農産物の豊作を祈願して建てられたもの。
台座には「十二支別の守り本尊・子安観音」を安置していて、良縁・子宝・安産・健康・長寿・大願成就に効能がある、知る人ぞ知るパワースポットなのです。

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・・・が、絵馬の数がちょっと寂しいですね。
もうちょっと頑張れ、りんご大観音!

ちなみに観音様ビューの客室から眺めると、こんな感じ。

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ノォォォォォォォ、これもイイ!
この姿を見てると、なんかエロティックな気分になってしまうのは僕だけでしょうか?
うーん、この部屋、泊まってみたいぞ!


これが、ホテルから見える岩木山。
この角度が、弘前側から眺める「本当の」岩木山なんでしょうか。

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以前、この先にある黒石温泉に行ったときにこのホテルの横を通ったことがあったので名前と場所は知ってましたが、ホテルアップルランド、こんなに奥深いホテルだとは知りませんでした。
今度弘前に来たときは、市内ではなくてここに泊まってみたくなりました。


<2016年10月15日訪問つづく>




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青森のサユリストとか、ニセ岩木山とか【青森・鶴の舞橋】

 2016-12-15
永小百合さんが出演するJR東日本のCMで一気にブレイクした感がある青森県の鶴の舞橋ですが、僕はその前からずっと行ってみたいと思っていた場所でした。

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この鶴の舞橋は青森県の弘前と五所川原の間、鶴田町というところにある津軽富士見湖にかかる木造の橋。
全長300メートル、総ヒバ造りの日本一長い三連太鼓橋は、その名の通り、まるで鶴が舞っているかのような優美な姿。
津軽富士と呼ばれる岩木山が橋のすぐ後ろに美しく見える早朝から午前中にかけて、真っ赤な夕陽に湖が染まる中、鶴舞う形のシルエットが浮かび上がる夕刻が特に美しいのです。

今回、ちょっとした用事があって青森に行くことになり、念願かなったのでした。


朝、青森市内を抜け、津軽半島へと入ると、お約束の岩木山とりんご畑が。
ちょうど真っ赤に染まった頃だったのでこれから収穫時期に入るのでしょう。

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午前10時の太陽はすでに南の方向にあり、やや逆光気味ではありましたが幸いこの日も素晴らしい天気。
これが鶴の舞橋と岩木山の競演。

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今回僕を案内してくれた弘前の方に言わせると、これ(五所川原側からみた岩木山)はホントの岩木山(イワキサン)じゃない。これは「ガンキサン」だとしきりに言っていたので、岩木山のニセモノという意味でそういう呼び方をしてるのか、と思っていました。
そんなわけで、弘前の人はすいぶん頑固だなあ、弘前側から見る岩木山しか認めないのか!と思いこんでいたのですが、戻ってから調べてみると、岩木山は「岩木山」「鳥海山」「巌鬼山」の3つの峰からなっていて、五所川原側から見る北側は確かに「巌鬼山(ガンキサン)」と呼ぶのだそうです。
弘前人は頑固だとか思っちゃってスミマセン。。。



この鶴の舞橋は公共交通機関で来ようと思うと、最寄りのJR五能線津軽鶴田駅から約5キロ。
1日数本しかない路線バスで行くか、駅からてくてくと歩いていくかしかなかったのですが、今年のグリーンシーズンは小百合人気のため季節限定の連絡バスや定額制のオトクなタクシーが運行されているようでした。

今まで何度となく北海道へ渡る前後にここに寄ろうと思っていたのですが、なかなか朝とか夕刻とか、ベストな訪問時間に合わせることができなかったので、今回偶然こうした機会ができたのはラッキーでした。


小百合さんが「♪あ~ま~ぽ~ら~」という音楽をバックに立ってたのはこのあたりですかね。

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↓これがそのCM



この日は土曜日だったこともあり、午前中から結構な数のサユリストマダムたちが来ていて、小百合さんと同じ場所に立ってサユリポーズをキメまくってましたよ!


橋の途中に設けられた休憩所の大きな屋根はオスの頭、小さな屋根はメスの頭を表していて、遠くから眺めると、互いの片翼を重ね合わせながら仲良く湖面を舞っているように見えるのだそうです。なるほど。

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もちろんこの橋を向こう岸まで渡ることもできます。
日本一長い木の橋(=日本一長生きの橋)ということで、この橋を渡ると長生きができるのだそうです。

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鶴だし長生きだし、どうやら縁起がいいようですね。



さて、鶴の舞橋のあとは昼食だったのですが、ぜひ紹介したいところがある、と案内してもらったのがココ。

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おおおおおお。
いきなりなんでしょコレ?
青森大観音っすか?
むむっ、この左手に持っているのは、もしや・・・・・

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なんと、ここはホテルなのでした!




<2016年10月15日訪問つづく>




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はかなく、しかし美しきレトロなまち【ぐんまちゃん紀行 下仁田町】

 2016-12-12
ぎとこんにゃく 下仁田名産

群馬県民の誰もが知る「上毛かるた」の「ね」の文字で高らかにそう歌われた下仁田町(しもにたまち)。
ここは群馬の西部、長野との県境にある人口8000人ほどの山深い町ですが、「殿様ネギ」と呼ばれる下仁田ネギは全国にその名前を轟かせ、こんにゃくいもに至ってはこの下仁田地域での生産量が全国のシェア9割を誇りダントツの1位、というスゴイ町なのです。

実は僕の両親はこの下仁田の出身だったため、僕はこの町の病院で生まれ、小さい頃はよくここに遊びに来たのでした。
高校を卒業して群馬を離れたあとはほとんどここに来ることはなかったのですが、最近、母親をここまで連れてくる機会が何度かあり、ほぼ30年ぶりに懐かしい場所へと戻ってきたのでした。


下仁田富士と呼ばれる大崩山(おおぐいやま)。
これが僕にとって一番懐かしい風景ですね。

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下仁田の町はこの大崩山のふもとの狭い盆地に広がっています。

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町の真ん中に見えるのが、上信電鉄の終点、下仁田駅。
上信電鉄は今でこそ世界遺産の富岡製糸場にアクセスする鉄道路線として多少は知られるようになりましたが、たった2両の電車で高崎から下仁田までの約30キロを結ぶ、関東の超ローカル私鉄なのです。

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この上信電鉄はその名の通り、上野(こうずけ・群馬の旧国名)と信濃(長野)を結ぶ鉄道路線として建設され、その計画通りであれば長野県の佐久とあたりとつながるスゴイ山岳路線になるはずだったのですが、今も上信県境の山々の手前であるこの下仁田で止まったまま。

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しかしこの下仁田駅が、なんとも終着駅の旅情漂う感じでいいのです。

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もうこの先に線路が伸びることはない、という感じで駅のすぐ向こうに町が広がっています。

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この下仁田駅は開業から100年以上の歴史を持つ木造作りで、関東の駅100選に選定されています。

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関東では屈指の旅情あふれる駅、だと言ってもいいと思います。
終着駅のあの独特の雰囲気だとか、木造駅舎の懐かしい音とか匂いを感じたい方に、ぜひおすすめします。

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この下仁田駅のすぐ脇に、下仁田の小さな町があります。
町内の老舗旅館・常盤館には、こんにゃく料理ののれん。
さすが日本一のこんにゃく産地。

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こんにゃくパンは食ったことないなあ。

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この狭い路地が、下仁田の中央通り。
この本当に狭い通りに小さなお店が並んでいて、お客さんがひしめき合っている、という記憶があるのですが、それはもう30年、40年近くも前のこと。

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かつてここにあったパチンコ屋。
かなりレトロなお店であったことは間違いないのですが、廃業したのはいつのころなんでしょう?

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中を覗くと意外にも最近まで使われていたようなようにも見えますが、こういうお店がなくなってしまうのは惜しいですね。

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その正面の古い木造家屋の1階になにやら書いてあります。

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これ、なんだ?そもそも何て読むんだ?
スマートボール場のこと?

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戻ってから調べてみると、これは撞球場(どうきゅうじょう)といい、ビリヤード場のことなのです。


かなりきれいに清掃されていてまだ営業しているかのようですが、ここはもう45年も前、1970年に閉まったのだそうです。
その後、町おこしのイベント日限定で何日か復活営業したことがあるようなので、その時にきれいになったのかもしれません。
しかし何とも言えないいい雰囲気です。こんなプールバーが東京にあれば、絶対人気になると思うんだけどな。

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僕が生まれたころにはこんなハイカラなお店もあったんだね、下仁田。



県道沿いの少し大きな通りに出ると、古い倉庫が改装されていてなかなか雰囲気のいいカフェだなあ、と思っていたら、これはコーヒーを貯蔵する蔵なんだそうです。
残念!お店ならおいしいコーヒー飲めそうなのに。

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町のすぐ背後の山々はこれから紅葉のピークを迎えようとしていたころでした。

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僕が知っている頃は人口も2万人近くいて、小さいながらもそれなりに活気があるように見えたのですが、知らないうちに8000人を割っていて、今や消滅可能性都市の最上位にランキングされている下仁田。
駅も町並みも、このまま消え去ってしまうにはあまりにも惜しい気がします。


これからは、ときどき顔を出してみたいと思います。



<2016年11月13日訪問ほか>




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二度咲く桜は、はかなき桜【ぐんまちゃん紀行 藤岡/桜山公園・寒桜】

 2016-12-09
年、冬の訪れとともに寒桜が咲く、桜山という小さな山が僕の実家から比較的近いところにあったのでした。

そこは昔から冬桜が咲くことで知られてはいたものの、観光として訪れる人は少なかったのですが、最近は夜のライトアップなどもはじまり、シーズン中は駐車場に入るためにかなりの渋滞が起こるほどの場所になっているようです。

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僕が群馬に住んでいた頃は、この桜山は、僕の家がある藤岡市の隣りの鬼石町(おにしまち)の行政区域内だったですが、平成の市町村合併によりその後藤岡市に編入されたのでした。
だから当時の僕にとってこれは隣町の話でしたし、高校生だった僕は、寒い中、わざわざこんな山奥に桜を見に来ることよりも、隣りの女子高の女の子たちをどうやってあったかい喫茶店や、その先のムフフへと誘い出すか、ということばかりを考えていたに違いありません。

今となってみると「冬桜を見に行こう!」なんて誘い文句、素晴らしいと思うんだけどな。
いや、やっぱ渋すぎるかな。
当時の群馬の高校生に、そんな大人の魅力は理解できなかっただろうな。。。



そんなわけで、この寒桜を観に来たのは初めてだったのです。
シーズン中の土日なので、日中は相当混雑するだろう、ということで首都圏からたくさんの人が来る前に到着できるよう、やってきたのは朝。

実家からクルマでだいたい40分、8時前に到着したのに、駐車場にはすでに整理のおじさんたちがたくさんいて、お店も開き始めていました。
ただ停まっているクルマはまだ少なく、作戦は大成功のようです。

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クルマを降りて、外に出た瞬間に思ったのは、あれ、まだちょっと早かったかな、という感想でした。
事前の情報では、ちょうど今が見頃だ、と聞いていたのですが、見た感じパラパラと、2分咲き程度しか咲いていないのです。

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しかし実はこれが寒桜の普通の姿なのだそうです。
地元のおじさんによると、寒桜は、春の桜みたいにパッと一瞬で満開になって一瞬で散っていくのではなく、1か月くらいかけて少しずつ咲いて少しずつ散っていくのだそうです。

だから春みたいな満開というイメージじゃないんだよ。今年の咲きはいいほうだよ。

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寒桜は春にも咲いて、冬にも咲く、二度咲きの桜なんだそうです。
「冬桜」という歌を唄っていた歌手の湯原昌幸さんにこの寒桜を見てもらったところ、僕ももう一度咲きたい、と共感を得て、この桜山がある藤岡市の観光大使になってもらったという経緯もあるのだそうです。

二度咲く桜。
一度目の春のような若さと勢いで華やかに咲いて華やかに散る桜と違って、二度目の桜は無理をせず少しずつ咲いて、できるだけ長くその姿を保ったのち、余韻を残しながらゆっくりと散っていくのです。

寒桜の魅力はそういうことだったんですね。
たしかにそう考えてみると、春の桜とは違った美しさがあります。

・・・やっぱり当時の群馬の高校生にはこの魅力なんかわかるはずありませんね。


さて、駐車場から桜山の頂上方面へと向かいます。
途中の日本庭園は紅葉がきれいなのですが、もうピークは過ぎている感じでした。

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途中にある「幸せの愛の鐘」的なモニュメント。
どうせこの鐘を一緒に鳴らしたカップルはその晩ムフフ・・・みたいなやつなんでしょうが、日本中どこにでもあるこういうの、いらないですよね。ムフフの聖地としてよっぽど納得の物語がそこにあるのならいいんですが、とりあえず作っとけ、みたいなのは逆効果で一挙に興が覚めちゃいます。

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桜山山頂への道。
紅葉と桜を両方楽しめるのが、この寒桜鑑賞の最大の魅力。

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圧倒的なもみじをバックに一輪の桜。
これが逆だとこんなに映えないような気がします。

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赤もみじを背景にした桜も絶品ですね。
群馬の高校生は落とせないけど、都会のマダムはイチコロでしょうね。。。

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桜山頂上付近からの眺め。
このあたりが一番桜と紅葉が密集しててきれいでした。

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・・・と眼下に不思議な山を発見!
この独特の山の形、昔見たことあるぞ。。。

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これは夏に埼玉の旧神泉村というところを冒険したときに見た、あの不思議な山ではないですか!
そう、この桜山は埼玉県境に近く、旧神泉村を見下ろす場所にあるのです。

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あの時は霧に包まれた山頂の木々が神々しくて、なんだかただものではない山のように見えたんですが、上から見るとゴルフ場の真ん中にあったんですね。
ということはこの山頂の木々もゴルフ場の人がコースの造形物としておもしろおかしく手入れしてるんですかね。

なんだか神事的なものだと思ってたんですが、単なるおっぱい山だったようです、はい。。。


桜山の山頂から駐車場へ戻る散策道の途中にある見本庭園。
この付近は江戸時代から庭石として珍重されてた「三波石」と呼ばれる高級庭石の産地が近いため、この三波石をふんだんに使った庭園がここなのです。庭づくりの参考にと訪れる人も多いため見本庭園と呼ばれているのだそうです。

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ここの紅葉はちょうどピークをやや過ぎたころだったのでしょうか、落葉とのバランスが絶妙でした。

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冬の桜山公園、なかなかいいところじゃないですか。

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そこには春の桜のような華やかさはありません。
満開の花びらの下で陽気にお酒を飲みながら花見をするような場所でもありません。
けれども二度咲き桜には二度咲き桜の美しさがあると思うのです。
そう、人生の酸いも甘いも知った、本当の大人だけがわかるような美しさが。




<2016年11月27日訪問>




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たびねすに新着記事掲載!東日本大震災の記憶を未来に伝える唯一の美術館【気仙沼・リアスアーク美術館】

 2016-12-06
門家が教える旅先ガイド「たびねす」に新着記事掲載しました!


気仙沼の知人たちにぜひ、とすすめられて半信半疑で行ったのですが、今は僕もこう言いたいと思います。
ここは機会があればぜひ一度見てほしいです。


  入口⇒  東日本大震災の記憶を伝える唯一の美術館 気仙沼リアス・アーク美術館


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ぜひ、読んでみてください!



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