「フェリーちくし」と韓国展望所 【青春18 対馬への旅‐4】

 2014-12-21
本から博多に戻り、いよいよ今日の夜行フェリーで対馬に向かうことにします。

今夜の波予想は・・・やっぱり2~3mくらい?
うーん、高くはないけど、低くもない。
昨日より若干穏やか、という感じ。
でもまあ、こんなのでビビってるといつまでたっても玄界灘は越えられないので、酔い止め薬買って博多港に向かいます。


博多港は1年3か月ぶり。
前回、五島に行ったときもここから夜行フェリーに乗ったのでした。
ホテル代もかからず、早朝から活動できるので、僕は遠くの島に渡るときは夜行フェリーに乗ることが多いのです。

博多からは、対馬の南部にある厳原港行きと、対馬の北端、韓国にほど近い比田勝港行きの2種類の夜行フェリーが運航しているのですが、比田勝行きの「フェリーげんかい」は年季の入った、あまり大きくない船なので冬の玄界灘にはやや厳しかろう、と考えて今回は厳原行きの「フェリーちくし」に乗ります。

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年末ということもあり、雑魚寝の2等船室は帰省客での混雑が予想されるので、1等船室に乗ってみることにしました。

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指定された6人定員くらいの小部屋に入ってみると、特に布団やベッドがあるわけではなく、中は雑魚寝でしたが、定員以上に乗客が入ってくることがないので、全員それなりのスペースは確保できるようになっています。
僕が入った部屋には、中学生くらいの男の子と母親、島の老夫婦、そして20代後半くらいのわりと大柄なおねーさん。

博多港は午前0時10分。
博多湾を出た頃から、右に左に、揺れ始めます。

おー、めちゃくちゃ揺れるぞ、フェリーちくし。やっぱり冬の玄界灘はなめちゃいかんぜ。

これは早く寝ちゃった方がいいな、と早めに横になり、しばらくして眠りに落ちたようなのですが、ときどき波がぶつかってくるドーン、という音で目が覚めます。

酔い止めを飲んでいるので気分が悪くなることはないのですが(すごいですね、酔い止めの効き目)、揺れと波の衝撃で夜中に何度か目を覚まし、ふと目を開けると大柄なおねーさんの顔が僕の目の前にあって、揺れでおでことおでこがぶつかっちゃうんじゃないか、とハラハラしたのは夢の中の出来事だったのでしょうか?


深夜2時すぎに壱岐に寄港したあと、フェリーちくしは早朝4時45分に厳原港に到着します。

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朝の4時45分になんか着いちゃって、町はまだ静まり返ってるし、どうすんだよ!
という観光客のために、フェリーちくしには朝の7時までそのまま船室で寝ていられるサービスがあります。
島内のバスが動き出すのも7時すぎなので、僕も下船せずにそのまましばらく船内で休みます。

中学生と母親、老夫婦は島の人々なので、誰かがお迎えに来ているのでしょう、厳原到着と同時に下船してしまいましたが、大柄なおねーさんは相変わらず僕の目の前で静かに寝息を立てています。

もう船が揺れることはないので、期せずして二人のおでことおでこ、あるいは鼻と鼻、最悪の場合は唇と唇がぶつかってしまうなんていうリスクはなくなったのですが、まあこんなにがらんとした船室で、二人きりで接近して寝ているのも気まずいので、僕は船室を移ることにしました。

なんて爽やかで、品行方正草食系なんだ、俺!!!



さてさてさてさて。
7時にフェリーを下船すると、すぐに島の北端、比田勝行きのバスが出発します。
対馬にはもちろん鉄道がないので、この路線バスが島の南北を結ぶ唯一の公共交通機関です。
1日4往復(区間運転除く)、約80キロを2時間半近くかけて走ります。

土日休日限定で、対馬島内のバスが乗り放題になるパスがあったので使ってみました。

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今日は厳原~比田勝を往復する予定なので、通常は6660円ですが、1000円ですむので非常に助かります。

厳原のフェリーターミナルを出発し、厳原の市街地を抜けたバスは、対馬空港のある美津島地区を過ぎたあたりから、こうした島々特有の険しい地形を進むため、右へ左へとカーブしながら上ったり下ったりを繰り返しはじめます。
僕はフェリーでの寝不足もあり、ずっとウトウトしていたのであまり詳しくは覚えていないのですが、とにかく対馬は厳しい地形だ、ということがわかりました。


バスに乗って2時間半、終点の比田勝の町の手前でいったんバスを降ります。
ここから歩いて向かうのは、韓国展望所。

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文字通り、高台から海の向こうの韓国望む場所です。
海岸沿いの集落から山を登って5キロほど歩くと入口があります。

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さらに上って海が見渡せる場所に出ると、これぞKARA(韓)!という感じの建物がありました。
ここが対馬で最もメジャーな観光スポット、韓国展望所です。

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iPhoneのカメラのズームを最大にすると、海の向こうに何か町のようなものが写っていますよね。
これが韓国・釜山の街(ビル)なのだそうです。

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展望所の建物の中にある資料館にはこんな掲示もありました。

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望遠レンズか何かを使えば、このくらいには見えるんでしょうね。

改めて地図を見てみると、対馬と韓国の位置関係はこんな感じでした。

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この展望所からだと、釜山までの距離とフェリーを降りた厳原までの距離がほぼ同じ。
福岡はその2~3倍、対馬のある長崎県の県庁所在地、長崎市に至っては、釜山に比べたら遠い異国のような雰囲気さえ漂っています。

いやー、やっぱり対馬は韓国に近いんだな、と実感したのですが、対馬は単に距離的に韓国に近いだけの話ではありませんでした。



<2013年12月29日訪問/つづく>




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