春まだ遠いGW北海道たび/ヤリキレナイ川編【北海道・由仁町】

 2015-04-21
前編 その1 津軽海峡冬景色編
   その2 函館の女(ひと)編


<5月3日 つづき>


館発8:30の特急で札幌に向かい、そのまますぐに乗り換えて岩見沢へ。
ここで12:52発苫小牧行きの普通列車に乗ります。
岩見沢と苫小牧を結ぶ区間は室蘭本線という名前になってはいるものの、道内でもとてもマイナーな路線です。昔は空知地方の石炭を苫小牧や室蘭の港に運んだ貨物列車が、さぞかしたくさん走ったとは思いますが、今は間違っても観光客が乗るようなルートではありません。僕も今回が2回目(もしかすると3回目?)くらいの乗車だと思います。

なんでまた、そんな時代遅れの石炭列車みたいなルートを行くかというと、実は今回の北海道の旅で重要度2番目くらいの目的地がそこにあるからなのです。

それは、僕の旅のバイブルのひとつである「世界でもっとも阿保な旅」(世界中・日本中の珍名を集めた本)にある「ヤリキレナイ川」で、ヤリキレナイ顔して記念撮影してみたい、というもの。



岩見沢を出ると、だだっぴろい農業地帯の中を、栗沢、栗丘、栗山というクリ駅シリーズが続いて、13:21に由仁駅に到着します。 ヤリキレナイ川は、この由仁駅から1キロほどのところにあります。

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ここは由仁ガーデンという広い庭園が多少有名ですが、僕以外に下車したのは地元の女子高生がひとり。GWなのに観光客が誰もいないのは雨のせいか、とも思いましたが、きっと普段も列車で来る観光客なんていないのでしょう。



外は相変わらず冷たい雨。傘がないので国道まで出てコンビニで折りたたみ傘を買い、町はずれにある「ヤリキレナイ川」の看板までまっすぐな道をトボトボと歩きます。

道路脇の家の犬が僕を見て狂ったように吠えはじめました。あまりにもうるさいので、ちょっと殺意を覚え、こっちも本気で睨みながら、一歩、二歩と近づいてみます。目が合っている瞬間は急に黙りこくるのですが、目を離して歩き始めるとまた騒ぎ始める彼。口ほどにもない奴だな。
でもまあ、彼が吠えるのもの無理もないかもしれません。見知らぬ人間がこんなところを歩いて来ることなんて、きっとめったにないことなのでしょう。

クルマの少ない道を、ときどき大型のダンプカーが水しぶきをあげながら通り過ぎていきます。
天気のせいもあるかもしれませんが、けっしてウキウキな気分ではありません。
どちらかというと、ヤリキレナイ気分の方が近かったかもしれません。
なんでわざわざこんなところまで来たんだ、俺!


やがて、道のわきに「ヤリキレナイ川」の看板を発見します。
どうやら、この道のわきの白い柵の中を流れているのがヤリキレナイ川のようです。

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ヤリキレナイ川は由仁町の郊外を水源として、夕張川に合流するまでの全長約5キロという短くて細い川です。
ヤリキレナイ川とはアイヌ語で「魚の住まない川」を意味する「ヤンケ・ナイ」から転じたようです。
語源もやはりヤリキレナイ感じですね・・・

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さて、しばらく進むと夕張川の堤防の手前に新しい看板がありました。
昔はヤリキレナイくらいにボロボロだったようですが、最近はTVでも何度も紹介され訪れる人も多いからでしょうか、新しくきれいなものに変わっていました。

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なになに?
川の語源は「イヤル・キナイ」という説もあるのか。
となると「ヤルキナイ川」でもよかったのかもしれません。

・・・いや、だめだな。やっぱり「ヤリキレナイ川」の方が悲哀があっていいネーミングだ。

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ヤリキレナイ川の最後の河口部分です。
この先で夕張川に吸い込まれて、彼の短くヤリキレナイ人生は終了となります。

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ヤリキレナイ川の看板をバックに、ヤリキレナイ顔をして記念撮影。
僕の「いつか行きたい場所ノート」の中の大物だったので、それなりに達成感はありましたが、仕上がりが予想通り、かなりヤリキレナイ表情になっていて、ここに載せるには耐えられない感じがするので、記念写真のアップは割愛させていただくことにします。


<2013年5月3日訪問 つづく>




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