四国のよい旅、よくない遊び旅‐8【土佐赤岡 絵金祭り編‐2】

 2015-08-12
  
  前編  絵金祭り その1


金祭りのハイライトは、夜。
蝋燭の灯りに照らされて、闇の中に浮かび上がる極彩色の芝居絵を楽しむのが、絵金祭りなのです。

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絵金の芝居絵で特に多用されているのは、“血赤”と呼ばれる強烈な赤。

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彼は高価な水銀からとれる朱色を使ってこうしたおどろおどろしい「血赤」を描いたのだと言われています。

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しかしこの血赤が、当時の庶民に邪気を払う魔除けの色として受け入れられたため、絵金は一躍人気の絵師となり、数多くの作品ができあがったのでした。
当時の豪商たちは、絵金の描く芝居絵を魔よけとして、こうして店先や土間に飾っていたのだそうです。

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絵金祭りは、そうした当時の土俗信仰を現代に再現したものなんですね。
だからでしょうか、そこらへんのとってつけたような祭りとは、なんだかまわりに漂っている「気」が違うような感じなのです。


古い町家の軒先に、こうして23枚の芝居絵が飾られています。

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おねーさんが、芝居絵の解説をしてくれている場所もありました。

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夏の遅い夕暮れがやってきてからが本番です。

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弁天座の横の小路には歌舞伎風のちょっとした灯篭が並んでいます。

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こんなふうに闇の中、蝋燭の灯りで芝居絵が浮かび上がっています。

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炎の向こう、かすかに浮かび上がる少女と口元から流れる血赤。
これはこれで迫力があります。

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これぞ、絵金、というひとコマ。
蝋燭も迫力ある溶け方をしています。

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絵金祭りの写真撮影にはルールがあります。
それは、フラッシュをたかないこと。
もちろんそれは芝居絵がこれ以上劣化しないための措置だとされていますが、そのおかげで炎の向こうに浮かび上がる異世界を、静かに味わうこともできるのです。

バチバチ写真を撮るのもいいけど、ここはやっぱりじっくり作品自体と対峙して、江戸の昔に思いをはせなきゃだめじゃん。

これから炎に浮かび上がる絵を撮りまくるぞ!と思った矢先、なんと一番大事なところでデジカメのバッテリーがなくなってしまったので、急遽そう思うことにして、絵師金蔵と150年の時を越え語り合った、土佐赤岡の夜なのでした。

金蔵、なかなかおもろいやつでした。
僕の珍名たびを話したら、「土居仲」はイマイチだけど、「朝立」は面白かったそうです。
宇和の看護師さんとの雑巾がけ勝負は、こんど芝居絵にしてくれるそうです。
ちなみに看護師さんの白衣の下は、もちろん血赤で描くそうです。。。


僕たちいい友達になれるかもしれません。


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<絵金祭り編 おわり>



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