熱いんです、釜石!【宮古~釜石~大船渡】2015北海道-13 

 2015-11-29
 
陸鉄道の宮古駅に隣接して、JR山田線の宮古駅があります。
ここから盛岡方面への列車は運転されていますが、三陸海岸沿いに釜石へと向かう列車は現在も不通のまま。

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沿線には山田町、大槌町など、甚大な津波被害を受けた地域があるため、復旧には相当な時間とお金がかかるのですが、運転再開してもそれに見合う利用者が見込めないため、なかなか復旧工事がすすまなかったようです。

だた、ここにきて、もともと運行をしていたJRが再建工事を担い、復旧後は三陸鉄道に資産譲渡するという形で話がまとまりつつあるようですので、ここは鉄路が再開する可能性が高いかもしれませんね。


とはいえ、今は線路はつながっている状態ではありませんので、他の手段で移動するしかありません。
宮古~釜石間はJR山田線に並行して路線バスが走っているので、いわゆるJRの不通を補うための代行バスはありません。
この路線バスは、JR線の普通回数券・定期券では利用できますが、普通乗車券など、そのほかのJR線の乗車券では乗車できないのです。今回僕が持っている北海道&東日本パスや青春18きっぷに関しても乗車不可なので、通常のバス代金を支払って乗ることになります。


宮古から釜石までの直通バスはなく、途中の「道の駅山田」で乗り換えとなります。
最初に乗るのは、岩手県北バス。

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宮古~釜石区間も、途中、美しいリアス式海岸沿いを走るのですが、時々現れる湾内の集落は、そのほとんどが津波の被害を受けたところ。

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被災し、高台に仮設で作られた県立の山田病院はまだこんなプレハブの状態。

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宮古から1時間、途中の乗り換え場所となる「道の駅やまだ」に到着します。

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こんなふうにバス停が2つ並んでいます。

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ここで岩手県交通バスへ乗り換えとなります。
こうして宮古~釜石間は1日11往復のバスでつながれていますので、便数的には以前のJR山田線よりは増えているようです。
ただ乗り換えの時間も含め、時間は1時間くらい余計にかかりそうですね。

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山田から先も、町長を含め役場の多くの方が犠牲になるなど、被害が大きかった大槌町を通ります。
これから釜石に遊びに行くのでしょうか、山間にあるショッピングセンター前のバス停から、たくさんの中高生が乗ってきて、どよーん、としていたバスの中が、少しだけ賑やかになります。


せっかくなので、釜石駅の手前で降りて、釜石の街を歩きながら駅へ向かいます。

釜石と言えば、鉄の町ですよね。

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駅前にどかーん、とあるのは、新日鉄釜石(今は新日鉄住金釜石)。

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新日鉄釜石と言えば、ラグビーですよね。
今は釜石シーウェイブスというチーム名に変わって地域のクラブチームとして愛されています。
震災の時に彼らが釜石の人々とともに復興に汗をかいた物語は「負げねっすよ、釜石」という本になっていて僕も読んだことありますが、素晴らしいですよ、このチーム。

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釜石は、2019年のラグビーW杯の開催地のひとつでもあります。
ちょうどイングランドでの2015ラグビーW杯で日本が南アに歴史的大勝利を挙げた直後だったのです。
持ってるな、釜石。

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釜石と言えば、銀河鉄道。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が釜石線沿線を舞台に描かれたことから、花巻からここ釜石までJRの観光列車「SL銀河」が運行されています。

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SL銀河はいませんでしたけどね。
(たぶんSLの)車庫は銀河鉄道っぽかったので許して下さい。

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そして最後に、釜石と言えば世界遺産、橋野高炉跡。
えっ?知らなかった?

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確かに、軍艦島をはじめほとんど九州の遺産が中心の「明治日本の産業革命遺産群」の中のひとつで、かなり地味ですけどね。

まあ、ともあれ今、熱いんです、釜石。


そんなわけでJR釜石駅。

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ではなくって、その横にある三陸鉄道釜石駅からまた列車に乗ります。
ネーミングライツなんでしょうけど、「イオンタウン釜石」って駅名はかなり微妙ですね。
まー苦しい経営状況の中、なんとか走ってるので、風情とか見てくれよりは広告収入が必要な状況なのは重々承知ですが、名前だけならまだしも、この駅舎の色とまったくアンバランスなイオンのコーポレートカラーを駅に背負わせても、お互いのためにならないんじゃないかと。。。

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それでも三鉄は釜石のため、三陸のため、走り続けなければならないのですね。
四の五の言わず応援しましょう。

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そんなわけでイオンタウン釜石駅(言いにくっ!)から三陸鉄道南リアス線に乗りこむと、たった1両の列車にお客さん、満員。
座席の横に窓ガラスがなく、全く外が見えないボックスシートの余り物みたいな席にしか座れなかったので、写真、ありません。


ただ、途中で3分間停車したこの駅の写真だけは撮ることができました。

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「愛の磯辺、恋し浜」駅なんだそうです。
もともとは小石浜という名前だったのだそうですが、いつの間にか愛の磯辺に変わっちまって、今や南リアス線随一のパワースポットなんだそうです。

ホームの、この「幸せの鐘」を一緒にならして、手をつないて愛の磯辺まで行くと、その晩はムフフになれるようですので、ここも僕の「全国ムフフになれるスポット」リストに入れておきたいと思います。

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日中の列車の多くはここで写真撮影(&鐘鳴らし)ができるように3分間停車するようです。


この下に見えるのは恋し浜ホタテデッキ。

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恋し浜はホタテが有名らしく、予約すればここで焼きたての恋し浜ホタテが食べられるそうです。
僕は知らずに見なかったのですが、ホームの待合室にはこの「恋し浜ホタテ」の貝殻が絵馬になって飾られているようです。


釜石から約1時間、南リアス線は大船渡市に入り、盛で終点となります。

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ここから先、再び鉄路は途絶えてしまいます。



<2015年9月22日(火)訪問>


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