BRTの行先はドバイかエジプトか。【大船渡~陸前高田】2015北海道‐14 

 2015-12-01
陸鉄道南リアス線の終点盛駅。
震災前はここからJRに乗り継ぐことができたのですが、震災被害によりJR大船渡線の盛から気仙沼までの列車は現在も不通になっています。
その列車の代わりにここを走っているのはBRTと呼ばれる乗り物。

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見た目は真っ赤なバスです。

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中身も普通の路線バスです。

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しかしこのバス、列車が線路の上を走るように、このバス専用の道路の上を走るのです。

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BRTとは、「バス・ラピッド・トランジット」の略。 「バス高速輸送システム」みたいな感じで訳されています。
専用の道路やレーンを走ることにより、渋滞なく、早く、正確にバスを運行するシステムのこと。
要は大船渡線の線路があった場所を中心にバス専用道路を作り、列車の代わりに走らせているのです。

盛駅のJR線のホームも、すでにBRTが発着するための舗装道路に変わっています。

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今日はここから陸前高田を経由して気仙沼まで、かつてのJR大船渡線に沿って、このBRTで移動します。
このBRTはJR線の一部とみなされているため、北海道・東日本パスでも青春18きっぷでもそのまま乗車できるのです。

途中の駅はこんな感じ。
大船渡もすっかり小さな姿になっちゃって。。。

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大船渡の湾内に沿った市街地ではいたるところで復興工事中。
このあと、こうした眺めがずっと続くことになります。

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いまはすっかりバス専用道路になっていますが、ここはかつて大船渡線の線路があったところなのでしょう。
こうしてバスで走ってみると、鉄路でも意外にきつい勾配を上り下りしていたことがわかります。

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専用道路区間は、信号で停まることはありませんが、1車線なので単線線路と同様、途中駅でのバス同士の交換があります。
何も知らなければ、美しい海岸線に沿って走る快適な道路にしか見えません。

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盛を出発して約40分、小高い丘陵地を走っていたバスが陸前高田の旧市街地まで下ると、周囲の景色がガラッと変わります。
陸前高田の駅(バス停)まで行こうと思っていたのですが、その手前の高田高校バス停で、思わずバスを降りてしまいました。

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きれいに整地されてはいるものの、何もない土地がずーっと広がっています。
ドバイかどこかの開発地区で海を埋め立ててるんじゃないんですよ、ここ。
日本じゃないみたい。4年半過ぎてもまだ、こんな状況なんですね。


そして遠くに、この膨大な土地をかさ上げするための土を運ぶ、巨大なベルトコンベアー群。

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あの近くまで歩いて行きたいんですが、復興工事のため、道路は工事関係者以外封鎖され、ずっと遠回りをしないとなりません。


これも、日本じゃないみたい。
これからピラミッドを作ろうとしているかのような、巨大な盛り土です。

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このあたりのかさ上げの高さ、14m。これを見渡す限りの広大な範囲で行うのです。

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まるでミニカーのように見えるダンプカーが、数珠つなぎで稼働しても、気が遠くなるような時間がかかるように思えます。

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恥ずかしながら、復興過程の現実を、初めて身をもって知りました。

震災直後の石巻の町を見て、10年でも厳しいかもしれない、と思ったことなんてすっかり忘れて、もっとずっと復興が進んでいるのだと僕は勝手に思い込んでいたのでした。



<2015年9月22日(火)訪問/つづく>


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コメント
津波の爪痕はまだまだ残っているんですね。

応援しておきました。ポチッ
【2015/12/02 12:56】 | 矢田@医療職兼業トレーダー #- | [edit]
矢田@医療職兼業トレーダーさん

ご訪問ありがとうございました。

行ってみないとわからないこと、たくさんありました。
【2015/12/02 17:35】 | Wanderlust (ワンダーラスト) #- | [edit]












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