成田エクスプレスに乗って、湯田中温泉郷へ【長野・渋温泉‐1】

 2016-02-08

  前編 一生に一度は行きたいウラ善光寺


日の宿泊地、渋温泉に向かうため、長野電鉄の長野駅に行ってみると、ここは東京駅の地下ホームか?と勘違いしてしまうような電車が。

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成田エクスプレスですよね、これ。
と思ったらなんかちょっと違うぞ。

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なんとかつての成田エクスプレスは、「ながでん特急、スノーモンキー号」に生まれ変わって活躍していたのでした。

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この長野電鉄では、首都圏のJRや私鉄の数多くの中古車両が第2の人生を送っています。
今回も小田急のロマンスカーとか東急の普通電車とかも見ましたよ。

この特急スノーモンキー号に乗って約45分、終点の湯田中まで乗車します。
3連休ということもあり、編成はたった3両ですが、車内はほぼ満席。
外国人も多いのですが、ここは特に西欧人の比率が比較的高いのが目立ちます。


終点の湯田中駅。

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予想通り、雪、全くありません。
こりゃースノーモンキー(雪の露天風呂にお猿さんというあの構図)どころじゃないかも。
そもそも今年は暖冬なので、お猿さんたちもあまり温泉に入らないんじゃないか、という話もあるくらいなのです。
雪、今晩どっさり降ってくれー!


さて、送迎バスでホテルにチェックインして、まずはチョー渋いと言われる渋温泉の温泉街を散策してみます。

渋温泉のお楽しみのメインは、石畳の温泉街に9つある外湯の湯めぐり。
地域住民の方も利用する、すべて無料の外湯なのですが、それぞれのお風呂がとても小さくて2,3人も入るといっぱいになってしまうようなところも多いため、観光客は渋温泉の宿泊者限定で利用できるようになっています。

宿泊者はホテルで外湯の鍵が付いた木製の大きな巡浴手形が渡されるので、これを持って浴衣と下駄に着替えていざ、出発!

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小さな温泉街で、外湯もすぐ近くに密集しているため、あんまり順番は関係なしに、とりあえず目についたところからトライします。
鍵を開けてみて、玄関に下駄が密集していたらいったんパス。
きっと湯船が人であふれているので、またあとでにした方がいいのです。

例えば、これは二番湯「笹の湯」。
右が男湯、左が女湯で、大きさはみんなこんな感じです。

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九湯めぐりにチャレンジする人は、旅館で「祈願手ぬぐい」というのを買っておいてお湯から上がったら、こうして祈願手ぬぐいの該当湯のところにスタンプを押すのです。

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1番から8番まで全部巡って、最後に結願湯と呼ばれる9番の大湯(9番だけは最後にします)に入り、その目の前にある「渋高薬師」へ参詣して印受すれば満願成就、九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるのだそうです。


実は1泊2日で9湯めぐるのって、考えてみると結構たいへん。
そこでとりあえず、食事前に5湯、夕食後に3湯、翌朝大湯で結願して薬師詣り、という感じでトライすることにしました。

しかもこの渋温泉、熱いんです。源泉の温度が60度くらいの温泉らしいのですが、かけ流し状態でひかれているので、水で薄めない限り、もうたけし軍団状態ですよ。

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ある湯に僕が入ると、外国人のお父さんと幼稚園児くらいの子供二人(ゲルマン系っぽいので、たぶんドイツ人でしょう)が先客として入っていました。
案の上、熱くて湯船に入れないようでお父さんは下半身だけを入れ真っ赤な状態、子どもたちは足さえ入れられず洗い場に体育座り状態。
水で薄めていいのかどうかわからないので我慢しているんでしょうね。さすが生真面目なゲルマン系。
そこでこころやさしい僕は、外国人にも日本を、もっと好きになって帰ってもらわなきゃ、ということで、

Guten tag!Ich liebe dich (こんばんは。愛してるぜベイベー)

と大学時代に習った流ちょうなドイツ語で話しかけ、子どもたちの足元に水を入れてやり湯船に入れるようにしてあげたのです。

赤茶色のヒゲをはやした真面目そうなお父さんは、僕にありがとう、という感じの目くばせをしただけだったのですが、湯船に入ることができた子供たちは大騒ぎ。

女湯にはお母さんがいるのでしょう。壁の向こうに向かって

「×○§♂÷€∇」

と叫んでいます。

すると壁の向こうから、ちょっと硬い感じの声ですが、色が白くて鼻高で、細身長身のゲルマン系と思われる女性の声で

「まあ、じゃあその温泉職人に来てもらって、こっちも水で薄めてほしいわ。私も熱くって入れないのよ」

という意味のドイツ語が聞こえたのです。
まあ、ここは僕のドイツ語力をあまりひけらかす場でもないので、今ここではわざわざドイツ語では書きませんが、まあそんなような意味のことを言ったんだと思いますよ、たぶん、もしかすると、希望的観測を言えば。

赤ひげのお父さんは、相変わらず何も言わずに「ウン」という感じで目くばせしてきます。

そうか、お父さん公認かー。
どうやら女湯にはお母さんしかいないようです。
どうしても温泉職人である僕に湯温を調整してほしい、ということであれば、これも日本をもっと好きになって帰ってもらうための僕のミッションとして、一肌脱ぐ(というかすでに裸でしたが)しかありません。
それに日本には混浴、という文化があるんだ、ということも知ってもらういい機会でもあるかもしれません!


そんなわけで、赤ヒゲのお父さんの肩に乗って、男湯と女湯を仕切る壁の上によじ登り、いよいよ白肌のゲルマンお母さんをほんのり赤いお母さんにするためにいざ突撃、と思ったところでガラガラガラと女湯のガラス戸が開き、僕の娘と嫁が入ってきたのでした。

「あのさー、外人さんがアツくて入れないみたいだから水で薄めてあげてー」
「はーい」

こんなふうに、今日も僕は、日本に、もっと恋する人々を増やす地道な活動にいそしんでいます。


まあ冗談抜きで本当に熱いお湯が多いので、1つのお湯に浸かっているのはぜいぜい5分が限度、パッと入ってパッと出るという感じなのですが、5つのお湯に入るとさすがにボーっとしてくるので、ブラブラと歩きながらいったんホテルへと帰ります。


温泉街の途中の路地。

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噂にたがわず、なかなかいい雰囲気ですよね。
夜も期待できますね。




<2016年1月10日訪問 つづく>



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