「ま、窓の外も中も、す、素晴らしい眺めなんだな」の巻【大井川鉄道 前編】

 2016-06-03
来の予定では、この日から一人で旧東海道を西へ向かい、東海道テキトー完歩の続きをするつもりでした。

天気予報を見ると、この日の静岡は晴れ。
しかし風速5~10mの強い西風が1日じゅう吹く模様。
いやだなー、これから俺、1日じゅう西に向かって歩くんだよなー
しかし朝から空には雲一つなく、天気は素晴らしいのです。

そんなわけで、急遽予定を変えて、この日は金谷から大井川鉄道に乗って寄り道をすることにしたのでした!
まあその前々日、通りがかりに大井川鉄道の新金谷駅に寄った時に、もうすでにかなり心揺れ動いていたんですけどね。


大井川鉄道の金谷駅。
渋い車両ですね。昔、東急あたりを走ってた感じですね
(と思って調べてみたら、これは南海からの払い下げ車両だったようです)

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まずはこの普通電車で大井川本線の終点、千頭駅まで行きます。
どうせなら今日は一番奥まで行くつもりなので、大井川鉄道・バス全線乗り放題のフリー切符を買いました。
よーし、せっそもすまたも周遊するぞ!

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新金谷を過ぎ、金谷の市街地を抜けると、やがて車窓には大井川が。
しかもいきなり雄大な感じで、ドーン!とあらわれて来るんですよ。

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いやー、やっぱりいいな大井川鉄道。
前に一度来たときは、こんなに天気良くなかったのですが、天候によって同じ風景でも全然印象違いますね。

窓の外には美しい里山。
しかしこの日は窓の中にもそれに劣らぬ美しい光景が広がっていたのです。

GWの家族旅行で来ているのでしょうか、お父さんとお母さん、幼稚園の年長と年少くらいの子供二人が僕のひとつ前のボックス席に座っているのですが、その、ちょうど40代にさしかかった頃、という感じのお母さん、年相応に多少ふっくらとしつつはあるのですが、とてもいい感じなんですよ。

足立区ヤンママ風でもなく、世田谷セレブ風でもない、西武池袋線の石神井公園とか大泉学園とかにいそうな普通のお母さん風なんですが、なんと表現したらいいんだろう・・・
あっ、菊池桃子!
桃子を少しだけアンニュイな感じにして、色っぽくしたお母さんなんですよ(笑)

5月のよく晴れた午前9時の陽だまり電車の中でウトウトしているお母さん、隣の子供に話しかけられたり、寄り掛かかられたりして、時々目を覚ますのですが、この時のしぐさがたまらないのです。
目を覚まして、子供の問いかけに答えたり、寄り掛かった子供の体にそっと手をかけたりしたあと、ここはどこだろう、という感じで窓の外の大井川を眺めるのですが、やがてまた少しずつ瞼がふさがり、眠りに入ってしまう・・・

この一連の所作が何とも美しいのです。
「ま、窓の外も中も、す、素晴らしい眺めなんだな・・・」
裸の大将で描かれていた山下清画伯ふうに言うと、こういう感じになります。
(「裸の大将」のドラマの舞台が大井川鉄道沿線だったので、画伯の気持ちになってみました・・・)


とはいえ、そんなところばっかり見てたわけではないので、ちゃんと車窓の解説もいたしますよ。

途中の家山駅。
この近くにSLと桜が一緒に撮影できる有名なスポットがあって、桜の季節にはこの駅まで臨時のSL急行が運行されています。

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対向の上り列車、いったん発車しかけましたが、若い女の子が駅舎のほうから走ってきたのでいったん停まり、再びドアを開けて救済。
ローカル線らしくていいですね。
おっさんが走ってきても待ってくれるんでしょうか・・・

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この日は5月5日、子どもの日。

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こいのぼりだけじゃなく、大井川には吊り橋もかかっていて、ちょっとした観光名所になっているようです。
これは塩郷駅を降りてすぐのところにある「塩郷の吊り橋」。
大井川にかかる吊り橋の中で一番長いのだそうで、大井川鉄道はこの吊り橋の下をくぐります。

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桃子ファミリーはここで降りて行きました。
きっと彼女は子どもたちが走り回り、ゆらゆらと揺れる吊り橋の上でもまったく臆することなく、5月の緑をちょっとまぶしそうに眺めることでしょう。
そんな姿もちょっと見てみたかったですね。


金谷から1時間10分ほどで大井川本線の終点、千頭駅に到着。
SLを含め、金谷発のすべての列車はここが終点で、ここから先は「南アルプスあぷとライン」と呼ばれる支線・井川線に乗り換えとなります。

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千頭駅の構内には、この先の井川線を走る赤い小さな機関車と客車が並んでいます。

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ここまで来て、このあぷとラインに乗らずに帰っちゃいけませんよ。
大井川鉄道は、この先がここまでの区間の何十倍もいいんです(今までの区間も、もちろんいいのですが)。

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井川線の車両には窓もあり、厳密にはトロッコ列車のくくりではないのですが、窓ガラスはホームに入線時からすべてフルオープンになっていて開放的。

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と思ったら一部にはこんなトロッコ風の車両もありました。

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GWの期間中ですが、まだ朝早い時間のため、乗車率は半分くらい。
ちょうどみんなが景色を楽しめるくらいの人数です。

機関車に引かれた小さな車両が遊園地のおもちゃ列車のようにゆっくりと動き出し、キーキーと車輪を軋ませながら千頭の街なかを通ると、みんながこちらに向けたスマホのシャッターを押しています。
写真撮るだけじゃもったいない。。。乗ればいいのに。


千頭の町を抜けるとさらに雄大になった大井川の奥に南アルプスの山々が見えてきます。

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このあたりで採れるブランド茶「川根茶」のお茶畑と大井川のコラボレーションも。

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南アルプスあぷとラインはスイスの山岳鉄道のように森林の中の急勾配をズンズン登っていきます。

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いやー、やっぱり来てよかった。
素晴らしいぞ、南アルプスあぷとライン!



<2016年5月5日訪問 つづく>




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