素晴らしいぞ、南アルプスあぷとライン!の巻【大井川鉄道 中編】

 2016-06-06
 
 前編 「ま、窓の外も中も、す、素晴らしい眺めなんだな


アルプスあぷとラインはスイスの山岳鉄道のようにぐんぐん高度を上げ、森林を抜け、峡谷を渡ります。

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いやー、やっぱり来てよかった。
素晴らしいぞ、南アルプスあぷとライン!

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15年くらい前に一度乗ったことはあるのですが、たぶんこんなに天気がよくなかったんでしょう。
なんだかはじめて見た景色みたいな新鮮さがあります。


土本駅の手前で見える大井川と、寸又峡温泉の方から流れてくる寸又川との合流地点。
左が大井川で右が寸又川ですが、全然色が違いますね。

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大井川の方はこの上流にいくつもダム湖があるため緩やかな流れなのですが、寸又川の方は途中にダムのない支流をいくつも集めて流れてきているため、濁った荒々しい色をしています。


千頭を出て約40分、列車は「アプトいちしろ」の駅に到着します。
ここから次の「長島ダム」駅までが、この井川線の別名「あぷとライン」となっている、日本唯一の「アプト式」鉄道区間なのです。

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アプト式というのはスイスのカール・ロマン・アプトさんが発明した、急勾配を上るための鉄道システムの一種。普通の車輪では登れないような急勾配を、坂道専用の歯車が付いた機関車を補助にして運行するというもの(下の写真の線路の真ん中のギザギザ)。
これがそのアプト式の機関車です。

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南アルプスあぷとラインのアプトいちしろ駅から長島ダム駅間は、90パーミル(1000mの距離で90mの高低差を登る)という日本の鉄道路線で最も急な区間となっているので、この区間には必ずアプト式機関車2両が増結されるのです。

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アプトいちしろを出発して、アプト式機関車は線路についた歯車をガタガタ言わせながら日本最急勾配区間をゆっくりと進みます。
(乗り心地は特に今までと変わりませんが、坂もめちゃくちゃ急なところを登ってるな、という感じはしませんが)

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しかし長島ダム側から今登ってきた区間を振り返るとこの通り!!

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あっ、これはやりすぎですね(笑)

本当はこんな感じ。

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こう見ると、確かにかなり登ってますね。


駅名にもなっている通り、アプト式区間の最後に車窓に現れる長島ダムは大井川をせき止めたダム湖で、接岨湖(せっそこ)とも呼ばれていますが、ここは帰りに下車したのでその際にまた詳しくご案内します。

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長島ダムでアプト式機関車を切り離したあとも、南アルプスあぷとラインには次々とハイライトが。

ダム湖となってエメラルドグリーンの水を並々とたたえた大井川に沿ってさらに進むと、赤い大きな橋に差し掛かります。

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これが接岨湖にかかる レインボーブリッジと呼ばれる橋。
この橋の真ん中にあるのが秘境駅としても人気の奥大井湖上駅です。

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「奥大井湖上」という名の通り、この駅は湖の上にある駅なのです。
この赤い地面がプラットフォーム。湖の上に向かって伸びています。

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ホームの先端から下を見下ろすと、この眺め。

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正確には湖につき出た半島の上のわずかなスペース設けられていて、駅の周りには民家どころか道さえないため「秘境駅」などと呼ばれてますが、そもそも観光用に作られた駅なので、本当の意味では秘境駅といういい方はちょっと違うかもしれません。

ホームには『Happy Happy Bell 風の忘れもの』という幸せを呼んでくれる鐘や、恋人たちが愛を誓いながら鍵をかけるための『愛の鍵箱』などが設置されています。

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どうやら「湖上駅で愛を誓うと、ゴールインできる確率がすごく高い!」というパワースポットらしいです。

うーん、全然秘境駅じゃないじゃん・・・

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また駅から少し登ったところには「レイクコテージ奥大井」という駅周辺唯一の建物があり、1階には休憩所とトイレ、2階は展望台があります。


しかし(たとえエセ秘境駅であろうとも)この駅の素晴らしいのは、湖の対岸の山の中腹から眺めたこの駅の全景。
これが対岸方向の写真で、このちょうど中腹くらいにある道路からの眺めが「絶景の秘境駅」といわれています。

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しかししかししかし、この撮影スポットまで行くには、このレインボーブリッジを歩いて湖の上を渡って、対岸まで行かなくてはならないのです。

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この駅と下界を唯一結ぶ道は、なんとこの鉄橋の線路わきの通路のみ!
ひぇ~勘弁してくれ~~~

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みんなこんなふうに列車の真横を歩いて、結構な高さのある鉄橋を渡るのです。

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いや~な場所です、高所恐怖症の人間には。
それでも行くしかありませんね、ここまで来たら・・・・・



<2016年5月5日訪問 つづく>




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