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ブログ引っ越しのお知らせ

 2020-01-01
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けましておめでとうございます。


いつもブログをご愛読いただきありがとうございます。
私事ですが、このたび、2020年の1月1日をもって、新たにサイトを立ち上げ、メインの活動をそちらに移すことにしました。


2020年は積年の目標であった書籍出版をぜひ果たしたい、と考えておりますが、今まで書いてきた約800本の記事はすべて写真を多用したブログ仕様の作品で、紙の書籍にするためには、リライトも含めかなり手直しが必要となります。

そんなこともあって、この機会にブログも刷新し、そちらに書いた記事をベースに書籍化できればと思っております。


新サイトの名称も今までと変わらず「日本に、もっと恋する旅」となります。

まだまだコンテンツが少ないのですが、今度はオリジナルサイトとなりますので、今までよりも見やすく、充実した内容にしていければと思っております。



今まで書いてきた膨大な旅行記は当面の間、こちらに残しておきますので、引き続きご愛読いただければと思います。
また、新サイトもぜひお気に入りにご登録いただき、変わらずご愛読いただければ幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。



2020年1月1日  風祭 哲哉



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小樽のセンチな朝、のちラッキーピエロをめぐる冒険【2019北海道をめぐる冒険‐13】

 2019-12-29
前編「羊をめぐる冒険@日本一の赤字線トロッコ、のち甘すぎるエピローグ


海道をめぐる冒険、最後の朝は小樽から。


あら、おセンチナイスミドルも結構ステキ!
私もいつかのあの人に、ときどきそんなふうに思い出してもらってるかしらん…


この前、小樽の彼女の話なんかしちゃったから、そんなふうに思って貴女もちょっとだけときめいちゃったかもしれません…
実際は前日が3連休の中日で、札幌のホテルが取れなかっただけなんだけどね。

でもまあせっかくなので、出発前に朝の小樽を散策してみます。

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手宮線の線路跡は、散策路としてめっちゃきれいに整備されていました。

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昔、僕が彼女と小樽の町を歩いてた時は、たんなる線路が残ってるだけだったような気がするけどな。

北一硝子の通りのこのあたりに、僕たちがよく行ってた「ラッキーストライク」という喫茶店というかバーがあったような気がするんだけど、その後移転して、もう閉店してしまったようでした。

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って、やっぱおセンチじゃんか、俺!

ま、仕方ないさ。
あの時は彼女を手放したら生きていけないと思ってたんだ。
今もどっこい立派に生きてるけど、俺。

あ、小樽文学館!

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僕の村上春樹論を酷評したセンセーは定年後、長くここの館長をしていたようですが、数年前にお亡くなりになったようです。
ま、酷評はされましたが、実は群馬出身で同郷だったこともあって、いろいろよくしてもらったことを覚えています。
僕が大学在籍当時の先生は、相当貫禄のある男に見えましたが、よく考えてみると今の僕はもうその年を越えているんですね。



さて、札幌を追い出された僕が小樽に泊まっていたのは、この日は小樽まわりの特急「ニセコ」で函館へと向かうことにしていたからでした。

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小樽まわりの函館本線は通称「山線」とよばれ、ニセコなどの険しい山をいくつも越えるため、今は定期運行の特急はすべて海沿いの室蘭本線を通っています。
今回はたまたまシーズン中に運行される山線まわりの臨時特急があったので、あまりの懐かしさに乗ってみたくなったのでした。

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僕が最初に北海道に来た頃は、山線にも「北海」という特急が1本だけ走っていて、早朝、青函連絡船で函館港に到着すると、4時45分発の函館発室蘭回りの釧路行「おおぞら」、4時50分発の函館発山線回りの札幌行「北海」がホームに並んで待っていたシーンが今でも思い出されます。

ほぼ同時に出発しても札幌に着くのは30分くらい時間差があったかと思いますが、僕はよく好んで山線回りの「北海」に乗っていたような気がします。


途中の余市で少し停車。

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余市はNHKの連続テレビ小説「マッサン」で有名なニッカウヰスキー余市蒸溜所がありますが、ここはリンゴも有名なんですよ。
駅のホームではリンゴパイの臨時販売なんかもありました。


羊蹄山がみえて倶知安、そのあともニセコの山を延々と越えて、長万部からは噴火湾沿いをまた延々と走り、駒ケ岳が見えてくると函館はもうすぐ。

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帰りの新幹線に乗る前に、もっと晴れてたらこの駒ヶ岳がよーく見えるスポットに行こうと思ってたのですが、微妙に曇天だったので、予定を変更して新函館北斗駅からこんな道を延々と歩きます。

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そして30分とちょっとで着いたのはココ!

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ラッキーピエロ 峠下総本店!


函館が誇るスーパーご当地バーガー、通称ラッピの総本店。
函館近郊に数多くの店舗を持ちながらも、この駒ケ岳や大沼公園に向かう峠のすぐ下に総本店があるってのもなんかすごい。

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と思ってたらその理由がわかりました。
そこは函館市内の狭い敷地じゃ絶対できないワンダーランドだったからです。

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寿命が3日延びる「長寿橋」。

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大変ありがたい提案だと思うのですが、3日ってなんか少なくないですか?
お百度参りみたいに何百回も渡りたくなるじゃんよ。


このお店のコンセプトはおそらく「カオス(混沌)」なのでしょう(風祭調べ)。

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メリーゴーランドもあるよん。

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そしていざ店内に入ると、どーん!

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約3000坪の土地に建つ約300坪のログハウス風店内は、まさにカオス。
ラッピのお店は1つとして同じものがなく、すべて別のテーマを持った個性的な店となっています。

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僕も函館市内のお店には行ったことあるんですが、この峠下総本店は初めてで、そのスケールに圧倒されます。


っていうか超並んでるんですけど!

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帰りの新幹線の時間までかなり余裕があったはずなんですが、のんびり歩いてきちゃったりしたので、この行列はちょっと不安・・・
しかしこういう時のオペレーションも慣れてるのか、思ったよりも時間がかからずに(15分くらい)注文できました。


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注文後に席番号をカードに書いて入れておくと、ほどなくやってきましたよ。

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ダントツ人気No.1の「チャイニーズチキンバーガー」

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うまいです。これわりとマジで。


そんなわけで函館山を遠くに眺めながら、新函館北斗駅までの30分の散歩も少し幸せな気持ち。

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ラッピの峠下総本店は冬はイルミネーションに包まれるみたいなので、またその時期にも来てみたいな、というか今度ラッピ全店制覇してみたいな、と早くも次回の行程を妄想しつつ今回の北海道をめぐる冒険は終わったのでした。



<2019年9月15日訪問 このシリーズ終わり>  




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羊をめぐる冒険@日本一の赤字線トロッコ、のち甘すぎるエピローグ【2019北海道をめぐる冒険‐12】

 2019-12-26
前編「羊をめぐる冒険ホテル ―北海道美深町 青い星通信社



をめぐる冒険ホテルの朝。

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室内にも青煉瓦の壁があるおかげで、朝の開放感の中に重厚感も加わって独特の雰囲気ですね。

もしかしたら「羊をめぐる冒険」で主人公の「僕」が北海道の十二滝町で、最後に「羊」の居場所を突き止めた邸宅はこんな感じだったんじゃないか、と思うのです。



この日は、いよいよ「羊をめぐる冒険」へ!

「羊をめぐる冒険」とは、消息不明になっていた親友の「鼠」から送られてきた1枚の「特殊な羊」の写真がきっかけで、主人公の「僕」が「最高の耳」を持つ女の子と一緒に北海道の十二滝町へ行き、その「羊」と親友の「鼠」を探し出す冒険の物語。
本当はこんなに簡単にまとめられるような物語ではありませんが、ここでは詳細の説明は割愛します。

実は美深の町から20キロほど山奥に、羊をめぐる冒険的な牧場があるというので、今回はそこを目指してまずは羊をめぐる冒険のスタート地点である美深駅へ。

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羊をめぐる冒険の主人公は旭川から塩狩峠を越えて北上し、途中駅で「全国で三位の赤字線」に乗り換えて東に向かいますが、当時この美深から分岐していた国鉄美幸線(びこうせん)が赤字ローカル線の第1位であったことも美深町が十二滝町のモデルといわれる根拠のひとつとなっています。


美幸線は「羊をめぐる冒険」発売の3年後に廃止されましたが、美深駅の2階はこの美幸線の記念館となっていて、当時の資料が展示されています。

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美幸線はこの美深から終点の仁宇布(にうぷ)を結んだ20キロちょっとのローカル線でしたが、現在はその線路跡をトロッコが走っている、というのでまずはそれに乗ってみることにしました。

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トロッコ王国は、旧美幸線の終点仁宇布駅から本物のレールの上をトロッコに乗って往復10キロも楽しめるアトラクション。乗客自身が運転するトロッコとしては日本最長なのだそうです。

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しかし仁宇布(にうぷ)とか辺渓(ぺんけ)とか、すごい駅名だったんですね。
アイヌ語の地名を、えーい、もうめんどくさいからそのまま使っちゃえ!って感じで清々しささえ覚えるテキトーさですね!


出発前に簡単に説明を受けただけで、さっそくトロッコに乗りこみます。

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もちろん運転も乗客自身がやるのですが、踏切で一時停止とか書いてあるけどだいじょーぶなのか?

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ま、とりあえず乗ってみよー!ということで4人で1台のトロッコに乗り、まずは僕がハンドルを握ります。

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その気になると結構スピード出るんです。




おぉっと!あやうく一時停止ぶっちぎるところだったぜ!

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ま、しかしよく考えてみれば、ふつーは踏切側が一時停止するんだけどね。
というか沿線はほぼ原生林で、往復10キロの間に民家は皆無。
踏切を横切るのはヒグマとかエゾシカくらいしかいないので、こっちが一時停止する必要があるのかもしれませんね。


しかしまあ、よくこんなところに鉄道を敷いたな!


というのが偽らざる感想です。
鉄路の先に大きな町があるわけでもないし、これは確かに赤字日本一になるでしょう。

本当は美深と、オホーツク沿岸の北見枝幸駅を結ぶ予定だった美幸線(深と枝)。

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残念ながらその前に廃止になってしまったのですが、赤字日本一という栄光があったおかげで今でもこうして忘れ去られずに、形を変えて生き残っていられるのかもしれませんね。



トロッコを降り、この先にあるという羊の牧場へと行ってみます。

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フォームイントントは仁宇布のトロッコ駅の少し先にあるペンション兼牧場。

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実は羊をめぐる冒険の聖地としては、このファームイントントのほうが名前が知られていて、近年は毎年ノーベル文学賞発表の夜には全国のハルキストがここに集まり、祝杯の瞬間を心待ちしながら朗読会をやって、結局残念会になる、という恒例行事があるのです。

今回、僕たちはここには泊まらなかったのですが、青い星通信社の星野さんがファームのオーナーに電話を入れてくれたおかげで中に入って見せてもらうことができました。

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ここにももちろん村上春樹のライブラリ。

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テラスの目の前には牧場っぽい草原がありますが、羊は今は別の場所にいるということでした。

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青い星通信社とは全く毛色が違いますが、ここは気さくなお父さんとお母さんの家、って感じ。
ここにも今度、できればノーベル文学賞受賞瞬間の立ち会いに来てみたいと思いました。



さて、羊をめぐる冒険の最後の舞台となる羊の牧場は、十二滝町の中心から数時間も歩く山の上、まるで冥界ともいえるような独特の空気を持った場所として書かれています。

この仁宇布からさらに奥に行かない限りそんな場所はないだろうな、と思っていましたが、羊は意外にもファームイントントのすぐ近くにいたのでした。

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小説の中だと、この中に1匹だけまったく別の特殊な種類の羊がいるはずなんだけど、どれだかわかんないや。

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せっかくなので、ここでも東京から持ってきた「羊をめぐる冒険」と一緒に記念写真を撮ってみます。

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そんな僕を盗撮する女子を盗撮する女子、約1名。

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おーおー女子たちよ、今回は風祭をめぐる冒険じゃなくて、羊をめぐる冒険だからほどほどに頼むよ。

と思ったけど、もう羊をめぐる冒険は終わったから、あとは好きに風祭を奪いあってくれてもいいかな。



羊をめぐる冒険も終わり、旭川に戻る前にちょっと寄ってみたいところがありました。

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ここは美深の町の中にある「井上食堂」という何の変哲もなさそうなラーメン屋。

しかし中に入ると結構カオス。

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メニューが貼ってるのですが、なんだかよくわかりません。

それもそのはず、スープの種類×味×油脂×麺の種類×麺のかたさが選べ、その組み合わせは実に2520種類もあるというのです。

しかし、おおおすげー!とか言って写真撮ってたら、注文を取りに来た店主の機嫌がどーもよろしくない。
なんでも店内の写真はあまり撮ってほしくないみたいなんです。

私ももういい年だからねー的なことを言っていたので、SNSで拡散されてお客さんがどっと押しかけてくるのが大変なのかもしれませんね。


ラーメンのほうはよくわからなかったので、おすすめの豚骨白濁スープをベースにテキトーに頼んでみましたが、普通に美味でしたよ。

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しかしこのお店に人が殺到するのは、実はこのラーメンのせいではないのです。

本当の理由はこれ。

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5Lサイズのソフトクリーム、810円。


おとーさん、いくら店内写真をNGにしても、このソフトクリーム売ってる限りはSNSで拡散されてお客さんわんさか来るんちゃうかな?


一番小さいSSサイズ80円からこの5Lサイズ810円まで、8種類のサイズがあって、僕たちがラーメン食べてる間にもひっきりなしに地元の人とか観光客っぽい人が買いに来てました。


これは4人で食べてもお腹いっぱい。

帰りの車内はバニラの香りに包まれて、これから始まる風祭をめぐる冒険の、あま~いエピローグを期待せずにはいられないのでした。



<2019年9月14日訪問 つづく>  




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LINEトラベルjpに新着記事掲載!「町興し」ではなく「町残し」。臼杵観光モデルコース

 2019-12-23
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjpに新着記事掲載しました!



― 臼杵では古いものを壊して新しく「町興し」をするのではなく、残すべき古い物で新しい町づくりを行う「町残し」をしたい ―
大林宣彦監督のこの言葉が、臼杵の魅力をすべて物語っている、と思います。


入口→「町興し」ではなく「町残し」。臼杵観光モデルコース


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ぜひ、読んでみてください!



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羊をめぐる冒険ホテル ―北海道美深町 青い星通信社 【2019北海道をめぐる冒険‐11】

 2019-12-22
前編「「湯駒荘秘湯密会」とか旭岳紅葉レポート2019とか



この記事は新サイトに移転しました。
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羊をめぐる冒険ホテル 「青い星通信社」【北海道・美深町】



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