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錦帯橋の鵜飼体験 【山口県・岩国市】

 2014-08-31



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錦帯橋の鵜飼体験【山口県・岩国市】



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出雲大社 【島根県】~日本で47番目に有名な都道府県

 2014-08-29
て、みなさん、日本で47番目に有名な県はどこでしょうか?



それは・・・

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しまねSUPER大使の吉田くんいわく、それは島根県だそうです。
おまけに島根は人口より神様の数の方が多いらしいです。

よく北海道の別海町なんかは、人口より牛の数が7倍とか8倍とか言われていますが、まさか神様で来るとは。

このほかにも島根の自虐ネタ、秀逸です。

「いいえ、砂丘はありません」とか
「島根って、鳥取のどのへん?」とか
「島根は鳥取の左側です」とか
日本で(おそらく)46番目に有名な、鳥取県よりさらにマイナーという立てつけが何とも面白いです。



鳥取、境港のあとは松江に泊まって(いいところですよ、松江!)去年はちょうど60年に一度の式年遷宮だったこともあり、出雲大社に行ってみました。

松江しんじ湖温泉駅。
モダンできれいな駅舎です。
ここから一畑電車で出雲大社駅に向かいます。

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出雲大社は(たぶん)二回目だと思いますが、一畑電車は初めてです。
ということは、国鉄大社線が走っていた頃、たぶん高校2年の春、山陰を旅行した時に行ったのだと思います。
大社線の記憶はほとんどないのですが、大社駅の立派な駅舎の写真が、実家のアルバムに残っていたような気がします。

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映画のRailwaysもここがロケ地だったようです。残念ながらまだ見たことないのですが。
実際に一畑電車では運転手体験ツアーなどもやっているようです。


黄色い一畑電車(ばたでんというらしいです)。かなり年期入ってますが、かわいらしいおばあちゃん、という感じです。

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ばたでんは、松江を出ると、やがて左車窓に広がる宍道湖に沿って緩やかにアップダウンを繰り返しながら西へと進みます。なかなかいい景色です。
一畑薬師の下車駅である、一畑口で進行方向が入れ替わるスイッチバックがあり、沿線最大の町、雲州平田駅に着きます。一畑電車の本社や車両基地はここにあるようです。
雲州って名前もいいですね。

ばたでんは川跡駅で出雲市方面と出雲大社方面に分岐しますが、乗った列車は出雲大社行き直通の電車だったので、松江を出て約1時間で、そのまま終点の出雲大社前駅に到着しました。



大社前駅からしばらく参道を歩いて出雲大社へ。

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立派な注連縄!

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式年遷宮だからでしょうか、結構な人出でした。

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下の写真の真ん中が新しくなった御本殿でしょうか。本殿を修繕するために大國主大神に仮の本殿にお遷りいただき、完成後、再び本殿にお還りいただく一連の祭事のことを遷宮というのでしょう。
平成20年に始まった本殿の修繕は、平成25年の5月に完成し、無事に遷宮が終わったとのことでした。
訪れたのは8月だったので、このときはもうすでに大國主大神様は新しい本殿に御還幸なされたあとのことでした。

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縁結びだったりパワースポットだったりで出雲大社にはたくさんの女の子たちがいたし、松江の島根牛もうまかったし、昨日行った砂丘美術館ゲゲゲの町も楽しかったし、まだまだ鳥取、じゃなかった島根も捨てたもんじゃないよ、吉田くん!(笑)





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徹底的にゲゲゲの町! 【鳥取県・境港市】

 2014-08-27


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境港は、徹底的に鬼太郎のまちだった【鳥取県】


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鳥取砂丘砂の美術館 【鳥取県・鳥取市】

 2014-08-25
取・島根というと、一般的には日本の都道府県の中でも地味な県の最右翼を争う(最近は自らそれを逆手に取ったかなり自虐的な観光プロモーションなんかもやってます)というイメージがありますが、僕は結構よく訪れています。

ちなみに、2011年3月11日の東日本大震災の時、僕はたまたま旅行中で鳥取の智頭という町をブラブラと歩いていたのでした。揺れもほとんどなかったので、もちろんそんな大地震が起こったなんて全く気付かず、会社からの安否確認のメールでようやくそれを知ったのでした。

年度末に余った有給休暇を使って、青春18きっぷで山陰をまわろうと前夜の夜行バスに乗って大阪に出て、姫路、佐用、津山、智頭と北に向かったところで地震が発生し、結局その晩は鳥取に泊まって、翌朝東京にとんぼ返りしたのでした。
(そういえば、あの時の青春18きっぷの残り4日分はどう使ったんだろう?)



そんなふうに鳥取にはもう5、6回(米子も含めればさらに多く)行ったことがあったのですが、鳥取出身の職場の同僚から、鳥取砂丘に砂の美術館、というの施設があってこれがなかなかのものなので、ぜひ行ってみてほしいと言われ、去年(2013年)の夏のちょうど今頃、瀬戸内の島に行く前に寄り道をしてみたのでした。



鳥取駅からバスに乗って、鳥取砂丘入口の交差点へ。
この交差点の案内標識、昔から好きなんです。

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拡大版は、これ。

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左・京都、右・鳥取
大きな文字で、ただそれだけ。潔いですよね。



この鳥取砂丘入口からすぐのところに砂の美術館があります。



美術館の作品は、こんな感じです。
結構スケールも大きいです。

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近づいてみると、細かなところも手抜きがありません。

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全体を見ると、こんな感じ。

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2006年に開館した砂の美術館は、「砂」を素材にした彫刻作品を展示する世界で初めての美術館なのだそうです。
砂像彫刻家兼プロデューサーとして国内外で活躍している茶圓勝彦氏が総合プロデュースを務め、毎年海外各国から砂像彫刻家を招き、世界最高レベルの砂像を展示しているそうです。
砂像彫刻家って初めて聞きましたが。

最初のころは屋外や、仮設テントの下での展示だったようですが、2012年に屋内展示施設が完成し、このようにスケールの大きな展示も可能になったとのことです。
毎年テーマを変えて展示内容を入れ替えるため、会期が終われば、砂像はもとの砂にかえっていきます。
限られた期間しか存在することができない砂像。永遠に残らないがゆえの美しさが、砂像のもつ大きな魅力なのだそうです。



さて、砂の美術館のあとは、お約束の鳥取砂丘へ。
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あまり人が見えなければ、サハラ砂漠だ、と言ってもきっと信じてもらえるでしょう(んなことはないか・・・)。

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こうなっちゃうとやっぱり鳥取砂丘ですね。

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あまり人がいない、未踏の地っぽいところを探しあてたので、ここに足を踏み入れた証を書き残そう、と思ってたまたま持っていた傘で娘が文字をしたためはじめたとたん・・・

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「こちらは鳥取市観光協会です。鳥取砂丘は落書き禁止です」

と拡声器で注意されてしまったことを付け加えておきます。



みなさん、鳥取砂丘に落書きは、やめましょう。




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犬目宿 【山梨県】

 2014-08-23


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平成猫町紀行~つげ義春の幻想を追って【山梨県・犬目宿】


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日本のなんちゃってマチュピチュ ~コモアしおつ~ 【山梨県・上野原市】 

 2014-08-21


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日本のなんちゃってマチュピチュ「コモアしおつ」【山梨県】



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郡上おどりのひと 【岐阜県・郡上八幡】

 2014-08-19
めておどりの時期に郡上八幡を訪れたのは、2012年の8月12日のことでした。
郡上には以前も来たことがあったのですが、ゴールデンウィークの時期だったので、いつかおどりのシーズンにもう一度ここに来たい、と思っていたのでした。

青春18きっぷを使って朝、東京を出て、岐阜から郡上行きの高速バスに乗りかえ、ここに着いたのは、もう夕暮れに近い頃でした。

よく言われている通り、郡上はとても水のきれいな町です。
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町の中心を流れる吉田川の清流を中心に、町中には縦横に水路が張り巡らされています。
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その中でも、最も有名なのが、宗祇水。

町なかから宗祇水のちょうちんをくぐって、吉田川の河岸へと坂を下ると、小駄良川との合流点付近に小さな祠から湧き出ている水源に行き当たります。

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それが宗祇水です。
宗祇水は、全国名水百選の第1番に選定された名水。名前は室町時代の連歌の名人・飯尾宗祇がこの泉近くに草庵を結び、湧水を愛飲したことに因(ちな)んでいます。
町の誰かのものでしょうか、スイカがひとつ、冷やされています。

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日が暮れてくると、町の人々、そしてたくさんの観光客がポツリポツリと町なかに出てきます。

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今日は8月12日、納涼祭といって、明日からの盂蘭盆会徹夜おどりの前夜祭のような日です。
郡上おどりが本当に盛り上がるのは、やっぱり13日から16日まで続く、4日間の徹夜おどりなのでしょう。会場の城下町プラザにも今日はまだのんびりとした空気が漂っています。

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少し短くなった夏の日が、ちょうどとっぷり暮れる頃、おどりが始まります。

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“郡上のナァー 八幡 出ていく時は 
 雨も降らぬに 袖しぼる”
 
三味の物悲しい旋律に、太鼓に笛の音。
響く手拍子、げたの音。
思った通りの、郡上八幡の夏でした。



そんなことを考えていたら、なんだか胸がいっぱいになりそうになって、おどりの輪を外れ、再び町なかを歩いてみます。
いつの間にか川畔には小さな明かりが無数に灯されて、まるでどこか違う世界へと紛れ込んでしまったかと錯覚するほど、不思議な空間が広がっています。

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同じように賑やかな郡上踊りの輪から外れ、ひとりぽっちでいつまでも橋の上に立ったまま、旧盆の宵の生暖かい風に身を委ねている浴衣姿の女性がいました。
その後ろ姿はこの世のものとは思えないほど幻想的な光景でした。

「踊らないんですか?」
「人混みが苦手なの。でもお祭り囃子が好きなので、この場所がちょうどいいのよ」
「そうなんですか。みんなここには踊りに来るのかと思ってた…」
「私もここでお囃子に合わせてひとりで踊ることもあるのよ。そうだ、ここで一緒に踊りましょうか?」

風の悪戯で、ときおり彼女の浴衣の襟元あたりから懐かしい香りが漂ってきます。
それはまるで僕を17歳の夏休みにタイムスリップさせてしまうような。


遠くで聞こえていた祭り囃子が少しずつ大きくなってきているようです。

でも、踊りはまだ、始まったばかりです。





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旧東海道 宮宿〜鳴海宿【東海道テキトー完歩の旅】

 2014-08-16
<前編> 東海道テキトー散歩1-1 府中宿~丸子宿
     東海道テキトー散歩1-2 丸子宿~藤枝宿

子園からの帰り道、青春18きっぷでこのまま東海道本線を驀進して東京まで帰れば、交通費をこれ以上出費しなくても済むことになります。しかしつい先日、東海道をテキトーに完歩しようと決意したばかりだったので、そのまま帰るのも惜しい気がしました。
どこかで下車して散歩するとなると、時間的にも肉体的にもつらくなるので、別途出費を覚悟で新幹線を使って帰ることになりそうですが、まあ小さいことは気にせずに、思い切って(結局ホントはちょっと迷った)名古屋の隣、金山駅で豊橋行きの新快速を下車したのでした。

名古屋近郊の旧東海道鳴海、有松の宿場町あたりには、古い街並みが残っているので、以前から一度歩いてみたいと思っていたところでした。
そこで今回は、名古屋熱田神宮の近くにある宮宿から鳴海宿もしくは有松あたりまで歩いてみることにしました。

金山から地下鉄で3つ目の伝馬町まで行きます。
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ここから歩いて10分ほど歩いた、七里の渡し跡を今日のスタート地点としました。

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旧東海道は宮宿(名古屋市熱田区)から桑名宿(三重県桑名市)までの間は東海道五十三次で唯一、海上の渡し船が運航されていたところで、ここはその名古屋側の船乗り場の跡です。
そのため、旧東海道は宮宿でいったん陸上の道は途切れてしまいます。しかも現在は渡し船の定期航路はないので、旧東海道ウォーカーはみんなここから桑名まで、国道1号に沿ってあまり面白くもない道を27キロほど歩いているようです。

とりあえず、名古屋近郊のポイントとなる場所なので、ここをスタート地点に今回は東に向かいます

こんな感じで桟橋らしきものはあります。以前はここから桑名までクルーズ船があったようです。
江戸時代はここから7里(約28キロ)を4時間かけて運航していたようです。
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現在の七里の渡し跡にある、常夜燈と道標。
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昔はこんな感じだったのか?と思ったけど、安藤広重の絵を見ると、もっとずっと賑わっていた様子です。
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時の鐘
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七里の渡しを出発したのが14時20分、すると午後の日差しが照りつける中、何やら人が並んでいる建物が。
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いい匂いがしてきました。うなぎですね、これは。

ここは、ひつまぶしの老舗、あつた蓬莱軒というお店のようです。水曜日の午後2時過ぎでこの状態ですから、きっと地元の有名店なんだと思います。
今度、七里の渡しから桑名方面に歩く前にぜひ行ってみたいと思わせるお店です。


しばらく歩いて旧東海道の表示がある通りに入ります。
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と、なにやら旧街道沿いに、なんだか香しい感じの建物が。
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今はもう東京ではほとんど見ない、ファッションへ◯スのお店のようです。
ここも老舗で、創業400年、江戸時代から続く、旧東海道のオアシスだったとのことです。

っていいのか、旧東海道!さりげなくこんなお店出しちゃって。
ここも次回七里の渡しから桑名方面に歩く前にぜひ行ってみたくなっちゃったらどうするんだよ!!


と、妄想しそうになりましたが、旅を続けます。

旧東海道は、典型的な名古屋の郊外、という感じの通行量の多い広い幹線道路から1本外れた裏道のような感じでしばらく続きます。ところどころ地味な史跡のようなものもありましたが、それよりも幹線道路沿いの看板のほうに興味深いものがありました。

なんだか名古屋っぽいのが見えてきました。
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近くで見ると大迫力です。
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何屋さんなのかわかりませんが、やっぱりなんだか名古屋っぽくないですか?
織田よりも豊臣のほうが名古屋っぽい、と思うのは、僕だけでしょうか・・・

続いて、これ
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パロマの本社工場のようです。
このほかにも、パロマからちょっと進んだところにBrother(ブラザー工業)の本社があったり、地味に知ってる会社の本社が続きます。

まあ、地上にあまり注目すべきものがなかった、ということですが。


外の気温は今日も酷暑、というほどではありません。
まあ、真夏日(30℃以上)は間違いないですが、猛暑日(35℃以上)ではない、というレベルで、もちろん暑いには暑いですが。

暑さのせいでしょうか、それとも上ばっかり見て歩いていたせいでしょうか、気づくと、今までは路肩や家の佇まいなど、多少なりとも旧東海道っぽい雰囲気を残していた道も、本当に何の変哲もない普通の住宅地の道路ふうに変わっていました。一応旧東海道を赤線で示したGoogle Mapのサイトをプリントアウトして手持ちの地図としていたのですが、どうやらどこかで曲がる道を間違えていたようです。

間違いに気づいたときは、7~800mほどすすんだ後でした。
しかしゴメンナサイ。テキトー完歩なのでこのまま先に進みます。

このあたり、「呼続」と書いて「よびつぎ」と読むようです。
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割とめずらしい地名だな、と思っていたら、呼続小学校を発見しました。
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この校章のマル呼マーク、カッコいいと思いませんか?
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呼続を抜け、しばらく行くと笠寺観音の商店街に入ります。
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温泉施設付きのお気に入りのビジネスホテル(名古屋笠寺ワシントンホテルプラザ)があるので、JRの笠寺駅には何回か降り立ったことがあるのですが(今回の往路も、静岡散歩の疲れを癒すためにここに宿泊&マッサージしました)、名鉄の本笠寺駅に近いこっちの方に来たのは初めてでした。

先に進むと旧東海道沿いに笠寺観音がありました。
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旧東海道は、笠寺観音をぐるっと半周するように続きます。
池?と木立が涼しそうに見えます。
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笠寺の一里塚。
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歩き始めて1時間20分、ここまでまだ6kmほどしか歩いていないので、カラダは疲れていないのですが、バッグを担いだ肩が張ってきました。
今回は距離も短いので、バックパックの荷物を背負ったまま歩いてみたのですが、自然と前傾姿勢になってしまうのでしょうか、肩に不自然な緊張があります。やっぱりテキトー散歩なので、バックなんか背負って歩いてはいけないのでしょうか?
交差点の信号で止まると肩をグルグル回してみたりしましたが、なかなかすぐには回復しません。
なので今回は無理せず、2~3km先の鳴海駅までで終わりにすることにしました。
この肩こり対応、次回から要検討事項です。

笠寺を抜け、天白川の橋を渡ると、旧鳴海町(現在は名古屋市緑区)へと入ります。
鳴海は京都側から数えると、宮宿の次の宿場町でしたが、幹線道路沿いには郊外型のチェーン店が並んでいます。
旧東海道はその1本裏道をくねくねと緩やかに曲がりながらすすみます。
鳴海とこの先にある有松あたりには旧東海道沿いに古い街並みが残っているというイメージでしたが、僕が通った限り、鳴海にはところどころに「古い家」はありましたが、「古い町並み」と呼べるほどのものは見当たりませんでした。
もっとこの先の有松の方に進めばあるのかもしれません。

鳴海の町なかにあった、古いお菓子屋さん。こうした建物がポツポツとはありましたが。
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鳴海の小さな町なかに入る直前、「鳴萬」という焼肉屋さんの前で人が並んでいました。
お盆休みとはいえ、まだ午後4時です。きっと地元で大人気のお店なんだろうと思います。
ここにも次回、鳴海から歩きはじめる前に寄ってみたくなりました。
今回はかなり穴場的な(地元では有名なのかもしれませんが)お店を2件も発見できたので、これもテキトー散歩ならではの収穫でした。


名鉄の鳴海駅は、とってもモダンな高架駅で、中は小さな駅ビルのようでした。
ここから名古屋まで戻って、この日は結局、新幹線で東京に帰りました。
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今回の結果:宮宿~鳴海宿 7kmを制覇! 
実際の歩行距離は寄り道入れて9.22km、所要時間2時間2分、消費カロリー472cal
東海道テキトー完歩まで:現在の合計 26㎞/512km


今回の散歩経路

図1




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旧東海道 丸子宿〜藤枝宿 【東海道テキトー完歩の旅1-2】

 2014-08-14
<前編> 東海道テキトー散歩1 府中宿~丸子宿

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とろろ飯を食べて、400年前の旅人と同じ気分になったつもりで、いよいよ宇津ノ谷峠に挑みます。


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だんだん谷が狭くなってきて、旧東海道と離れて並走していた国道1号が寄り添うような形で近づいて来ます。
峠の手前に道の駅があり、そこから国道1号はトンネルで峠の下を藤枝側へ抜け、旧東海道は山道をのぼっての峠越えとなります。

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下は国道1号の下り線のトンネル、平成に新しく掘りなおしたもので、通称「平成のトンネル」と言われています。

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すぐ横に国道1号上り線のトンネル「昭和のトンネル」もありますが、旧東海道散歩の人は、もちろんこんなところは通ってはいけません。
テキトー散歩ですが、おさえるところはおさえないと、弥次さん喜多さんに顔向けできません。



と言ってはみたものの、実は今回、旧東海道ウォーカーにほどんど会いませんでした。
真夏なので普段からこの時期にはいないものなのか、それとも台風の影響でみんな自粛しているのかわかりませんが、途中、それらしき人にすれ違ったのは1回だけでした。それも地元のおっちゃんなのか、東海道ウォーカーなのか微妙な感じでしたが、すれ違いざまに「こんにちは!」と元気よく挨拶されたので、同類ということでカウントしました。

歩き始めた直後は、横浜からやってきた旧東海道ガール(32歳独身、普段は外資系金融機関勤務)から、峠の茶屋かどこかで期せずして声をかけられちゃったりしたら困っちゃうなあー、と思っていたので、まったくもってひと安心です。。。よかったよかった。

旧東海道ウォーカーを見ない代わりに、旧東海道サイクリストには何度か会いました。
たいていは単独♂なのですが、1組だけ家族3人のチャリンコファミリーがいました。

僕と同年代か、ちょっと若いくらいのお父さんと小学校高学年くらいの女の子、ジムにでも通い詰めていそうなスレンダーなお母さん、というラインナップです。
その格好からすると、普段からこうして3人でサイクリストとして活動しているような感じがします。おそらく旧東海道も今回だけでなく、定期的に少しずつ走破しているのではないかと思います。
この3人が、とろろ屋を出たあたりから僕とつかず離れず、ずっと同じペースで巡っているのです。
もちろん移動するスピードが違いますので、彼らはいろいろなところで寄り道しているのでしょうが、さすがに何度も顔を合わせるとちょっと気になります。

体型だけ見るとあまりサイクリストとは言い難いお父さんなのですが、一丁前に無線機を腰に装備していて、先陣を切って走り、後を走る二人にあれこれ指示を出しています。
小6娘(たぶん)は、お父さんのむちゃぶり(たぶん)に健気に応えて一生懸命頑張って後を追いかけていますが、スレンダー母は、あまりお父さんの指示を聞いている様子はなく(たぶん)、ややうんざりした感じで最後尾から二人に遅れてついて行っています。

そのお母さんが僕と交わるたびに会釈をするのです。
うしろから僕を追い抜く時に会釈。
彼らが道中で止まっている時に僕が横を通り過ぎると会釈。
再び僕を追い抜きざまに、スピードを緩めてわざわざ振り返って会釈、微笑、そしてウインク・・・(これはウソ)。

そうか、ロマンスは旧東海道ガール32歳独身外資系金融機関勤務と生まれるのではなくて、このスレンダー母と生まれることになっていたのか、と思ってしまうほどです。

まあ、結局何もありませんでしたが。




・・・・・・・・さて、本題に戻ります。

トンネルで峠を貫通してしまう国道1号を横目に、旧東海道はゆるやかに坂を登りながら宇津ノ谷の 集落に入ります。

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この集落がまた雰囲気があるのです。石畳なども含めて旧街道らしい町並みに多少は揃えて改築されているのでしょうが、妻籠とか馬籠といった観光地に比べて自然体なのがいいのでしょう。あるいはこの坂と峠の山の配置のバランスもいいのかもしれません。

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坂の上からの集落全景。

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坂を上がり切ったところからさらにその奥に続く階段でまっすぐに進みます。

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右へまがる道を進むと大正のトンネルを経て峠を抜けます。
まっすぐ進んだ先に明治のトンネルが現れました。

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名前の通り、明治の時代にできたトンネルですが、ご覧のとおりとても狭いトンネルです。車一台が通るのもやっと、という感じですので、今は車両は通れません。
自転車はどうなんでしょうか、この時はチャリンコファミリーが僕のすぐあとに来ていましたが、僕がトンネルを歩いている間は会いませんでした。

大正のトンネルには行きませんでしたが、そこは車も通れるようです。

明治、大正、昭和、平成と4世代のトンネルが残っている珍しい場所なのではないか、と思います。
ところで明治以前はどうしたか、というと、さらに山を登って歩いて越えていたのです。
厳密な旧東海道散歩なら歩いて越えないとアウトですが、僕のはテキトー散歩なので明治のトンネルで峠を越えてしまいます。
だってこの明治のトンネル越えも今回の散歩の目的の一つだったのですから。

トンネルの長さは2〜300mでしょうか、幸いにして誰もいないトンネルを独り占めしてゆっくり歩けました。
中はレンガづくりです。

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ところどころに電燈がありますが、真ん中あたりは一時的にけっこう暗い部分もあるので、肝試しするほどではありませんが、プラトニックを卒業したいカップルが一緒に歩く場所としてはいいかもしれません。

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藤枝側出口付近。
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古いトンネル、いいですね。古いトンネルマニアになってしまいそうです。



トンネルで峠を越えてしまうと、山道をズンズン下って岡部川沿いに出て、しばらく川沿いを歩きます。
長い釣竿を持ったお父さんを、小さな男女の兄弟が小走りに追いかけています。
ずっと昔にみたことがあるような、平和な夏休みです。

途中で見かけたホーロー看板。
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平野部に出たところで旧岡部宿に入ります。
岡部本陣跡の公園。
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ここのベンチで休憩します。
15時30分。静岡の駅を出てから4時間半が経過しています。
とりあえず、宇津ノ谷峠のハイライトを越えて岡部まで行ってしまえば、そこから先は雨が降ったらバスで藤枝まで行ってもいいや、と考えていたので、いったんひと安心です。

岡部の次の宿場は藤枝。しかし実はここからが長いのだ、と久住さんの本にありました。
さてどうするか。
カラダは少し疲れていますが、暑さはそれほどでもなく、天気ももう少し持ちそうです。
まあ行けるところまで行ってみよう、ということで16時に再出発しました。

ここから先は、ハイライトとなるようなスポットがあるわけでもなく、淡々と歩を進めます。

岡部の町並み。
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歩いてきた道、越えてきた山々。左が旧東海道。
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藤枝のマンホール。
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旧藤枝宿があった藤枝の中心部に到着したのは17時15分、岡部を出て1時間15分後でした。
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アプリで計測中の歩いた距離を見てみると、26.2km。
静岡駅から藤枝駅までなんとなく24~25㎞くらいだろうと思っていたので、もうすでに予定距離をオーバーしています。
さすがにかなり疲れてきて、カラダが自然とバス停近くのベンチに腰かけてしまいます。

しかもゴールにしている藤枝駅はこの藤枝中心部からかなり離れていて、まだ4~5km先にあるようです。
そんなの藤枝駅を名乗っちゃいかんだろう、と思いますが怒っても駅が近づいてきてくれるわけでもありません。
15分休んで、最後の力をふりしぼり商店街を南へと歩きます。

こういうのを見ると、ちょっと元気になります。
そういえば、サッカー名門の藤枝東高校も近くにありました。
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こんなのも、疲れた体をちょっとだけほぐしてくれます。
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駅の手前から雨が降りだしましたが、ここまで来てしまえば、もう多少濡れても大丈夫です。

そして18時20分、とうとう藤枝駅に到着しました!
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アプリの距離計測だと30.24km、所要6時間31分59秒(休憩時間除く)、消費カロリー1653カロリーとなっていました。
人生でおそらく2番目に長い距離を歩いた1日でしたが(最長は約35km)、終わってみればとても楽しい1日でした。

これはクセになる、というか、藤枝駅に到着したとたん、もうすでに旧東海道全行程を制覇してやろう、という気になっていました。

というわけで、日本橋から京都の三条大橋まで約492㎞、53の宿場町をちょこっとずつ歩いて踏破してみようと思います(一応、宣言です)

なのでこのシリーズのタイトルも「東海道テキトー散歩」から、「東海道テキトー完歩の旅」に変えようと思います。

といってもこれに集中するわけでもなく、たまたま西に行く旅の途中で、とか、たまたま2日間ヒマな時間ができたので、とか、そんなユルい感じでやってみます。歩く順番もまちまちです。あんまり厳密なルールも決めません。だってテキトー完歩ですから。
なので何年かかるかわかりません。

とりあえず今回(第1回)の成果 
府中宿~藤枝宿 19km/512kmを制覇!(寄り道を除く。また実際は藤枝宿から先の区間も一部歩いていますが、それは次回の分に算入します)

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<おまけ>

あべかわもちは結局道中では食べる機会がなかったので、ホテルまで持ち帰り、夜食として食べました。
ビニール袋にぶら下げられたまま、手持ちで移動したため、かなり疲れた姿になっています。
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きなこには砂糖が入っておらず、袋入りの砂糖が添えられ、自分で甘さを調整できるようになっています。
こちらではみんなそうなのでしょうか、僕には初めての食べ方でした。
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旧東海道 府中宿~丸子宿 【東海道テキトー完歩の旅1—1】

 2014-08-12
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8月9日から4日間休みだったので、青春18きっぷ使ってブラブラしながら甲子園に高校野球でも見に行こう、と朝早く家を出ました。

台風11号が西日本に接近していることはわかっていたのですが、駅の改札で青春18きっぷの第1日目の欄にスタンプを押してもらい、ホームに降りたとたん、台風のため甲子園の開幕がなんと2日間も順延、というYahooニュースを発見したのです!
一番見たいと思っていた試合も日程がずれてしまい、このままだと休み中に観戦できなくなってしまいます。しかも台風が接近する中、わざわざ関西に向かっても2日間何して過ごせばいいのか甚だビミョーです。
このまま家に帰って、台風が過ぎてから出直す方があきらかに賢明でした。

しかし、僕はそのまま足を前に進めました。もう引き返しません。
だって、既にスタンプは押されてしまったのですから。

このまま先に進んで甲子園まで行こうと、家に帰ってふて寝しようと、青春18きっぷの一日分を消化することには変わりないのです。



もともと今回甲子園に向かう途中でやろうと思っていたことがありました。
それは東海道の旧道を歩くことでした。

たまたま図書館で借りて読んでいたこの本がその引き金です。

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久住昌之著「野武士、西へ 二年間の散歩」(2013 集英社)

とある漫画家が、東京から大阪までなんとなく東海道に沿って散歩で踏破する紀行エッセイ。ただし一挙に歩くのではなく、二年間かけて細切れに何回にも分けて歩く。歩く区間や距離もその日の風まかせ、ただし地図やネットは見ず、勘だけでトライしてみる。
そんな感じの本なのですが、これが僕の波長と妙に合うのです。

その中でもとりわけ魅力的に書かれていた、宇津ノ谷峠越えの区間を歩きたい、と思っていたのでした。
幸い、静岡はまだ台風の影響はなく、雨も夕方からの予報でした。
最高気温も30℃、酷暑というほどではありません。
東海道を歩くには、なんら問題はありません、というか今の時季としてはベストコンディションかもしれません。

そんなわけで、明日以降のことはまた明日考えることにして、とりあえず東海道線の熱海行きに乗ったのでした。



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静岡の駅に降り立ったのが11時ちょっと前。
テキトー散歩なので、迷った挙句、リュックはコインロッカーに預けます。
これだといったん西に進んでも、また静岡駅まで戻ってこなくてはなりませんが、重いリュックを背負って苦しく歩くのはテキトー旅に反するのではないか、ということで、折り畳み傘と、ケータイのバッテリーを入れただけのボディバックを肩から下げて出発します。

静岡、といえばさくらももこ・・・・・の他に駿府城を忘れてはいけません。

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静岡の駅から北に5分歩き、徳川家康に敬意を表して駿府の城跡から出発です。

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現在の静岡市内の中心部のあたりを昔は府中宿と言いました。
旧東海道地図をなぞって歩くと、最初は伊勢丹のある繁華街を通ります。

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旧東海道とは思えないスタートですが、地図に従って道を一本曲がると、急になんとなくそれらしい感じになってきます。

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この道を西にずっとまっすぐに進むと、やがて大きな橋が見えてきます。
駿府城からここまで約30分、安倍川越えです。

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安倍川といえば、あべ川もち。
橋のたもとに、2、3軒のお餅屋さんが並んでいます。

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そのうちの1軒、おばあさんがひとりでお餅を作っていた店に入ります。
昼食の時間が近いので、ここでおやつを食べるわけにいかないのですが、もち好き&きなこ好きの僕としては、本場のあべ川もちを目の前にして買わないわけにもいきません。
峠越えの非常食用としてきなこ2個、あんこ2個を買いました。400円。

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バックもないので、おばあちゃんに包んでもらったパックを白いビニール袋に入れてぶらぶらさせながら、結局道中ずっと持ち続けることになります。


安倍川の橋の上から見た静岡北部の山々。

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このずっと先のほうは山梨の南アルプスあたりにつながっているのか、結構高い山があるように見えます。
だからでしょうか、安倍川をはじめ天竜川、大井川、富士川と、静岡の川は雄大で、でも荒々しい大河が多いような気がします。


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安倍川を越えると、静岡の市街地は終わり、なんとなく旧街道沿い独特の雰囲気が出てきます。

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府中(静岡)を出て、最初の宿場は丸子宿。

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丸子と書いて、MARIKO、と読みます。
鞠子と書くこともあったようですが、なかなかかわいい名前です。

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丸子のバスの営業所のあたりは、まだまだ静岡市郊外のちょっとした住宅地といった雰囲気がありますが、街道をさらに奥に進むと、やがてかつての丸子宿の集落に入ります。
ここは東海道で一番小さい宿場町だったとのことですが、この先にある宇津ノ谷峠の山々を背にした、全長2~300mあまりのこじんまりとした町並みでした。

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丸子の宿場町を越えて、街道が(たぶん)丸子川と交わるところに、今回来てみたかった有名なとろろ汁屋があります。

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安藤広重の東海道五十三次にも描かれた歴史あるとろろ汁屋なんだそうです。

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あまり食には興味がない僕ですが、久住昌之さんが「野武士、西へ 二年間の散歩」の中で、運悪く食べられなかった、と嘆いていたのを読んで、じゃあせっかくだから食べてみよう、と思っていたのでした。


普通はあまりひとりでこんな店に入らないのですが、静岡市内を出てから2時間、ここまでずっと我慢して来たので(あべかわもちも食べずに持ったままだし)、躊躇なく入ってみます。

中は思ったよりずっと広く、奥のほう、2階のほうにもたくさんの部屋があります。

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基本のメニューは、このとろろ御膳、1440円也。
とろろとご飯でこの値段、高いと言えば高い。
でもなんとなく仕方ないのかな、と思ってしまう。
これが伝統の力なのか…

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温かいご飯に、とろろ。
何も足さない、何も引かない。
そんな感じ。

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店内大広間の雰囲気こんな感じ。
ひとり飯、僕以外なし。

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資料館みたいなスペースもあって、そこにいたのがこの方。

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十返舎一九だそうです。
十返舎一九、東海道中膝栗毛、
滝沢馬琴、南総里見八犬伝。
よくセットで覚えましたよね。

東海道中膝栗毛の碑もお店の前にあるので、この作品にも登場するのかもしれません。

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ここまでの道のり

丸子



13時30分、いよいよ宇津ノ谷峠越えに向けて出発します。




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