鶴見線国道駅【東海道テキトー完歩 川崎宿~保土ヶ谷宿その1】電車なのに、国道ですか?
2014-09-29
『東海道テキトー完歩』とは・・・・・とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想なんかも入れながら紹介する滑稽本(になったらいいな)。
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8月31日、日曜日。
子供たちにとっては、長かった夏休みが終わってしまう、寂しい1日でもあります。
前回の散歩で川崎にたどり着いた時は夕暮れが近かったので、堀之内の妖しい看板がどうも気になって仕方なかったのですが、今日はまだお昼前なので、「かぐや姫」にも「ムーランルージュ」にも「女体神社」にも負けないぞ、という感じです。
今日の東海道テキトー完歩、川崎駅を11:45にスタートです。

すぐに駅前からちょっと歩いたところの繁華街ですが、ちゃんと「旧東海道」の文字があります。

そのまま繁華街を抜け、マンションや雑居ビルが立ち並ぶ中を進むと、こんな看板がありました。

川崎市立川崎小學校なんて、確かに歴史ありそうな小学校です。

坂本九さんはもちろん知っていますが、佐藤惣之助さんは知らなんだ。。。しかも六甲おろしとか・・・

その後、芭蕉の句碑とかあるのですが、ふーん、という感じなので先に進みます。


やがて鶴見川を渡ると横浜市に入ります。

橋を渡ってほどなく発見したのが、この「汁なし担々麺 てんか」
結構並んでますね。人気店なんでしょうね。
東海道テキトー散歩恒例、「通りがかりに発見した、地元人気店」の4店目です。

そのままちょっと歩くと鶴見駅前を通ります。

そしてしばらくして現れたのが、ココ!何だと思いますか?

このトンネルの反対側から見ると、こう。

そう、知る人ぞ知る、都会のワンダー駅、JR鶴見線の国道駅。
高架下がトンネルになっていて、かなり渋いテナントのラインナップです。


こんな都会のど真ん中にあって、無人駅、しかもこの改札の前近代的な装い。

ホームに登る階段の途中から駅入り口と改札を眺めた図。

ホームに上がってみます。

線路は高架線になっていて

確かに国道が下を通っています。

鶴見線なんて乗ったことないなあ、と思っていたら3両の黄色い帯の電車がゴトゴトとやってきました。
予定はなかったんだけど、せっかくだから乗ってみることにしました。
<2014年8月31日訪問/つづく>
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2014-09-27
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出雲崎~夕日とジェロと良寛のまち【新潟県】
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2014-09-24
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平成版「砂の女」第三章 ~そして砂丘へ【山形県・酒田市】
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The Woman in the Dunes ~平成版 砂の女 【東京都】
2014-09-20
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平成版「砂の女」第二章 ~The Woman in the Dunes
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2014-09-14
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平成版「砂の女」第一章 ~都営バス最長距離路線の女【東京都】
<つづく>
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東海道川崎宿【東海道テキトー完歩3 日本橋~川崎宿/後編その2】♪今日は吉原・堀之内~中州ススキノNY~♪の巻
2014-09-12
『東海道テキトー完歩』とは・・・・・とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想なんかも入れながら紹介する滑稽本(になったらいいな)。
<前編はこちらから>
東海道テキトー完歩3 日本橋~川崎宿 前編
東海道テキトー完歩3ー2 日本橋~川崎宿 中編
東海道テキトー完歩3ー3 日本橋~川崎 後編その1
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<後編その1からつづく>
日本橋を12時に出て約3時間45分、京急の大森町付近でちょっと休憩します。ここまで約16km。
このあたりから再び第1京浜に合流してしまい、多摩川を渡る六郷橋までは、あまり面白い道のりではありません。
それでも京急蒲田駅前まで来ると、目の前にこんな建物が。

この形状から、アート系の専門学校か何かかな、と思いましたが、あとで調べてみると「大田区産業プラザ」という貸ホールのようなものでした。

実はこの時すっかり忘れてしまい、あとから行けばよかった!と悔やんだのですが、このあたり(京急線雑色駅近く)に「タイヤ公園」として有名な、知る人ぞ知るB級(?)スポットがあったのでした。

ご覧のように古タイヤを利用したゴジラやロボットなど、たくさんのタイヤ遊具があります。特に親ゴジラは、足から頭までの高さが8m、頭からシッポまでの長さが20mもあり、子どもたちに大人気で、日本全国だけでなく、アメリカやオーストラリアなど、海外でも紹介されたほどだそうです。
うーん、行けばよかった。残念!
さて、いよいよ多摩川を渡る六郷橋に到着しました。

多摩川を歩いて渡るのなんて初めてですが、意外に水量豊かなんだなあ、と思いました。

昔はこの多摩川を渡る橋がなく、旅人も荷物もみんな渡し船を使って越えていた、と想像すると、なかなか大変だったんだろうなあと思ってしまいます。

そしてとうとう神奈川県に突入しました!

六郷橋を越えると、そこはもういきなり川崎の町。
マンションやら雑居ビルやらが並ぶ旧東海道を歩くのですが、ちょうどこのあたりの一本南側の通りに、気になる地名があります。
堀之内町。
堀之内といえば、「オレたちひょうきん族」の「タケちゃんマン」で唄われた、あの有名な歌
♪ 今日は吉原、堀之内 中州ススキノニューヨーク ♪
で有名な、あの堀之内です。
思わず通りを一本それて、写真を撮ってしまいました。

かなり近づいていますが、写真だけです。

ということで、「タケちゃんマン」のあのメロディーが、頭の中を繰り返し駆け巡りつつも、堀之内の誘惑に負けず、無事に川崎駅前に到着しました。

今日のテキトー完歩はこのあたりで終わりにしますが、地図を見ていて川崎駅近くに気になった地名があったので、ちょっと行ってみました。

女躰神社。まあ、全国に同じ名前の神社、割とたくさんありますが。

女体幼稚園、じゃなかった、女躰神社幼稚園もありました。
なんだか妖艶な保育士のお姉さんがたくさんいそうでワクワクします。

ここはラゾーナ川崎のすぐ横です。

ラゾーナ側から駅へと向かおうとしたら、会社の後輩夫妻にバッタリ会ってしまいました。
このあたりにお住まいでしたっけ?と聞かれたので、
正直に「いや、ちょっと散歩中」と答えましたが、かなり不思議そうな顔をしていました。
もし堀之内で会っていたら、散歩中、と言っても絶対に信じてもらえなかったんだろうな、と思います。
今回の結果:日本橋~川崎宿 19kmを制覇!
実際の歩行距離は寄り道入れて22.11km、所要時間4時間47分、消費カロリー2115cal
東海道テキトー完歩まで:現在の合計 45㎞/512km
<今回の道のり>

<2014年8月17日訪問/完>
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透明人間/月へ
2014-09-10

帰り道、月があまりにもきれいだったので、公園のブランコに座ってひとり、お月見をしていたら、僕はいつの間にか透明人間になってしまったようでした。
月の白さに吸い込まれるように、時間も忘れて見とれてすぎていたからかもしれません。
透明人間になったのは生まれて初めてのことでしたが、僕はとりたててびっくりすることもなく、不思議なくらい冷静でした。
公園のすぐわきにある、33階建てのタワーマンションからやってきた小さな女の子が、まっすぐにこっちの方に駆けてきて、僕の座るブランコの上にひょい、と腰掛けても、まだ若い彼女の母親が、僕の背中をやさしく押しだすかのようにブランコをゆらゆらと揺り動かしても、もちろん僕は透明人間ですから、彼女たちに気づかれることもありません。
「お月さまがまんまるだね」
まだ自分ではブランコを上手にこげない小さな女の子が、背中を押すお母さんの方を向いていいました。
「うんうん。まんまるできれいだね」
ゆりかごのように心地よい揺れに身を任せて、僕はふたりのそんな会話を聞いていました。
「お月さまには何があるのかな?おうちはあるのかな?」
「お月さまにもおうちがあるよ。きっとうさぎさんが住んでると思うけど」
「うさぎさんのおうちもあるの?じゃああすかの知ってる人も住んでるのかな?」
「さあ、それはどうかなあ・・・知ってる人が住んでれば、今度お月さままで遊びにいけるけど、遠い遠いところだからねぇ・・・」
「じゃあパパのおうちはお月さまにあるのかな?遠い遠いところなんでしょ?」
お月さまを見上げる、その若い母親のツンと上を向いた小さな鼻を十五夜の透明な光が静かに照らしていました。
彼女たちの部屋は、タワーマンションの上層階の、眺めの良い2LDKでした。
ダイニングテーブルの上には、大きなお皿と小さなお皿が1枚づつ、そして二人分のカレーが入った小さなお鍋がありました。
彼女たちはふたりっきりで、でもとても楽しそうにそれを食べ終えると、手をつないでバスルームへと消えてゆきました。
バスルームからは、楽しそうな嬌声が聞こえてきました。僕はいてもたってもいられなくなり、少しの罪悪感を感じながらも、洗面所に足を踏み入れると、磨りガラス越しに母親の白く滑らかなうしろ姿が映し出されていました。足元の洗濯カゴには、ちいさな白い下着と、薄いレースの黒い下着がきちんと折りたたまれて置いてありました。
母親は女の子が寝静まるまで、布団のそばで彼女の背中をトントンと指先で包むようにたたきながら、とても素敵な、お月さまのお話をしてくれました。
お月さまはね、とっても遠いところにあるの。
だから歩いては行けないし、お月さままでの電車も、バスも走っていないの。
いつかみんなが乗れるロケットが発明されたら、誰でも行けるようになるかもしれないけど、まだそれはずっと先のことなの。
でもね、お母さんはひとつだけお月さまに行く方法を知ってるの。
それはね、透明人間になって、飛行機みたいに風に乗って、お空を泳いでいくことなの。
でも、透明人間には、なかなかなれないんだけどね。
1年に1回、お月さまが本当にまんまるで一番きれいな夜に、お月さままで本当に行きたい、と強くお祈りした人しかなれないみたいなの。
でもね、頑張って透明人間になって、お空をぴゅーっとひとっ飛びして、お月さまに着いたらね、遠い遠いところに行ってしまった人に、会えるんだって。
だからいつかふたりで、お月さまにお祈りしてみようね。
女の子が寝静まると、母親はひとり布団から抜け出して、白いバスローブを羽織ったままで30階のベランダへと出てゆきました。昼間はまだ残暑に汗ばむ季節とはいえ、仲秋の22時に、まだ乾ききらぬ髪を結わえたままのそのうしろ姿は、ちょっと肌寒いように見えました。
天頂には、白から黄金へと色を変えた月がありました。
彼女はバスローブをそっとすり落とすと、黄金色に輝く身体を、惜しげもなくさらけ出しました。
それはまるで月に住む誰かと、何かを確かめ合っているかのように見えました。
しばらくの間、彼女はちょっと泣いて、でもすぐにあの小さな鼻をちょっと上に向けて、十五夜の月明りが織りなす美しい影を、僕に見せてくれました。
なぜかわからないんだけど、僕の方が先に透明人間になっちゃったみたいでごめん。
でもきっと来年は君たちふたりが透明人間になれると思うよ。
そうして、お月さまで大事な人に会えるといいね。
だから毎日、いつも空を見ながら、歩いたらいい。
君のその、ちょっと上を向いている姿が、とても美しいから。
でも僕はお月さまで、いったい誰に会えるんだろう?
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東海道品川宿-2【東海道テキトー完歩3 日本橋~川崎宿/後編1】親分とかパンチラとか追いはぎとか!の巻
2014-09-08
『東海道テキトー完歩』とは・・・・・とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想なんかも入れながら紹介する滑稽本(になったらいいな)。
<前編はこちらから>
東海道テキトー完歩3 日本橋~川崎宿 前編
東海道テキトー完歩3ー2 日本橋~川崎宿 中編
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<中編からつづく>
青物横丁を過ぎると、交差点の先にこんな看板が見えました。

八幡神社御神輿なんちゃら、と書いてあります。
このあたりから鮫洲の町に入ったようでした。

どうやらお祭りは、鮫洲八幡神社例大祭で、最終日のこの日は、これから御神輿の宮納めが行われるようでした。

そとからの人間はほとんど来ることもない、地元の町会だけの、小さな、しかし伝統あるお祭り、という感じですが、町じゅう総出で祝っているのが感じられます。

そして、その町の人々がいいのです。

(怖くて前からは撮れなかったので)この着物を着たうしろ姿の親父さん、相当渋いです。
もうかなりお年を召している感じがしましたが、どちらの親分さんですか?というくらい風格があって、かっこいいのです。
やはりこのあたりの人は昔ながらの下町気質の方々なんでしょうか。
自転車ですれ違うお母さんも、そこらへんの新興住宅街のお母さんとは乗り方が違います。
かなり気合の入ったこぎ方で、フルスピードで飛ばしてきます。
あっ、スカートの中、見えちゃいました。
もちろん意図せずところで、不覚にも。。。
こういうのも一本向こうの第1京浜沿いには絶対にない、旧東海道の町ならではの風景かと思います。
旧東海道って、やっぱ、いいなあー。
さて、鮫洲、立会川と過ぎ、旧東海道が再び第1京浜と合流する手前になんだかおどろおどろしい史跡に巡り合いました。

なんでもここは、江戸時代にあった刑場で、220年間で10万人とも20万人ともいわれる人々がここで処刑されたとのことです。僕は見なかったのですが、火炙用の鉄柱や磔用の木柱を立てた礎石などもまだ残されているそうです。

僕は霊感とかヤマカンとか第六感とか(古っ!)を全く持ち合わせていないので、こういうのを見ても何ともないのですが、持ってる人はやっぱりビンビン来るのでしょうか?
そういえば、霊には出会わなかったのですが、不思議なお婆さんには出会いました。
鮫洲の街を過ぎたあと、どこかの公園の前あたりで、そのお婆さんは僕を待ち構えていたかのように近寄ってきてこう言いました。
婆 「ここから新宿御苑までは遠いですか?」
僕 「新宿御苑っ、ここからだと結構遠いですねえ・・・」
婆 「遠いですよね、そうですよね。近頃足の調子がよくないもんで、バスだと大変でねえ・・・」
僕 「・・・・・」
婆 「だからタクシー代、恵んでもらえないかねえ・・・」
いきなりど真ん中のストレート、きました。
しかしタクシー代って、物乞いにしてはちょっと贅沢すぎるんでないかい?
百歩譲って、食べるものがなくてぇぇぇぇ、といわれれば心動かされることがないとも言えませんが、タクシー代は、ねぇ。
タクシーだったら俺だって乗りたいし。
ということで東海道の追いはぎ(というほどのものではないか・・・)は丁重にお断り申し上げて駆逐しました。
いろいろあります、東海道。
さて、いったん第1京浜に吸収された旧東海道は大森本町のあたりで、またちょっとだけ旧街道が復活します。

このあたりは海苔の産地だったようで、海苔屋さんが何軒も目に付きました。

ホントはシリーズ3回目の今回で終わりにするつもりだったのですが、やっぱりさすがは東海道、たった半日の散歩なのに書きたいことが多すぎて、まだまだ足りません。
ということでもう一回続けることにします。
とりあえず、後編その1終わり。
<2014年8月17日訪問/後編その2へつづく>
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2014-09-06
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東海道テキトー完歩3 日本橋~川崎宿 前編
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<前編からつづく>
銀座をあとに、南へと歩みをすすめます。
日曜日なので、オフィス街では人もクルマもあまり見かけません。
ゆりかもめ新橋駅下をくぐります。

浜松町の付近では屋形船が。

田町駅を過ぎ、札の辻の交差点からは、くっきりと東京タワーが。


今はもう別の場所に移ってしまいましたが、僕の職場は、以前この札の辻橋の横にあるビルにあったので、このあたりは懐かしい場所でもあります。
32Fのオフィスからの眺めは、海側を見れば眼下にレインボーブリッジ、その向こうにお台場と観覧車、街側を見れば東京タワーや六本木ヒルズ、新宿高層ビル、と「東京オフィス景観コンテスト」みたいなイベントがあれば確実にベスト5には入りそうな素晴らしさでした。
この場所はかつては東海道から江戸への正面入口であったそうです。1616年には、ここに芝口門という門が建てられ、札の辻という名称の由来は、ここに高札場が設けられて、布告法令などが掲示されたことによるそうです。当時この場所からは江戸湾が眺められ、絶好の景色であったといいます。
さらに南へ進むと出てくる、高輪大木戸跡も江戸への入り口跡のこと。
札ノ辻あたりにあった江戸の入り口が1710年頃に移転されてこの場所になったのだ、ということです。

このあたり、実は今、注目の場所なのです。
たぶん下の写真のあたり。
さて、なぜに注目スポットなのか、おわかりですか?

もうこれで最後、といわれる山手線の新駅が、田町~品川間の中間、たぶんこのあたりにできるはずです。
それを見越して、すでに地価もぐーんと跳ね上がったのでしょうか、近くにBMWばっかりの駐車場を見つけました。

こっちにも

すげーな山手線新駅効果、このあたりの人はみんなもう土地成金になっちゃったの?
うわー、この辺に300坪くらい土地でも買っとけばよかった、くそー、ちくしょー、ばかばかばか!と地団駄を踏み踏み歩いていると、すぐにこんな建物が。

目の前のBMWの販売店が改装中なので、このBMWくんたちはみんなこの駐車場に一時引っ越ししていたのでしょう。
どうやら山手新駅成金幻想は、僕の早とちりのようでした。
やがて右手に昔のホテルパシフィックとプリンスホテルが現れて、品川駅前を通り過ぎます。

そのまま御殿山に向かって坂を上ったところで第一京浜と分かれ、JRを陸橋で越え、京急の踏切を渡ります。


北品川の駅前から旧東海道の品川宿に入ります。
日本橋を出て約10km、ようやく旧街道らしい雰囲気になってきました。



街道沿いの並ぶお店も、急に庶民的になります。
このあたりには外国人向けの安いゲストハウスもあるようです。

場所は品川ですが、感覚的には上野、浅草あたりの下町とほとんど変わりません。
なにより街道から脇路にそれていく路地がとにかく渋いんです。

品川橋で目黒川を越えると、やがて青物横丁です。


京急線に乗るといつも「青物横丁」という駅名が気になっていたのですが、こうして実際に来るのは初めてでした。
この名前は、昔、農民がこの地に青物(野菜や山菜など)を持ち寄って市場を開いたことに由来するらしいのですが、商店街のネオンもよく見ると確かに青物っぽく作ってありました。

<2014年8月17日訪問/後編へつづく>
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<前編はこちらから>
東海道テキトー散歩1-1 府中宿~丸子宿
東海道テキトー散歩1-2 丸子宿~藤枝宿
東海道テキトー散歩2 宮宿~鳴海宿
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お江戸日本橋。
言うまでもなく、今も昔も、ここが東海道のスタート地点。

2014年8月17日(日)、午前12時20分。
テキトー完歩の旅はもうすでに途中区間から始まっちゃっているので、この企画がここからはじまるわけじゃないんだけど、一応記念すべき東京側起点からのスタート、ということでパチパチパチ。
誰も見送りがいないのも寂しいので、日本橋クルーズに乗る子供たちに手を振っている、若めのママに見送ってもらったつもりで意気揚々と出発したのでした。

おぉー日本橋、ここ数年でかなり様変わりしています。
これはコレドですね。

と思ってたりすると、こういう老舗もまだまだ頑張ってたりします。
たいめいけん。
昭和6年創業、日本橋の象徴のような、The・洋食屋。
定番はオムライスですよね。

さて、日本橋を出発して、東京駅の八重洲口を右に見ながら京橋を越え、銀座通りに入る手前で、さっそくこんなの見つけました。

警察博物館のゆるキャラ?ピーポくん

日本国民として大変恥ずかしながら、初めて知りました。
ピーポくんって結構安直な名前だなあ、と思っていたら「ピーポピーポ」のピーポくんじゃなくって、人々の「ピープル」と、警察の「ポリス」の頭文字からとった名前だそうです。・・・・・2へぇ。
警察博物館、外国人観光客に大人気です。
1Fには白バイだとか警察用ヘリなんかが展示してあるのですが、外国人の家族連れが記念写真撮りまくり。
すごいなー、日本の警察と思っていたのですが、外国人が多いのはココだけではなかった、ということにあとから気づくことになります。
入ったすぐのところに、かつて警察官だったと思われる案内員のおじさんがいたのですが、このおじさんが、いかにも頑固一徹警察官、っていう感じ。
「そこで飲み食いしちゃだめだ!」と流暢で、たいへん力強い日本語で外国人の子供に注意しています。
外国人子供、意味わからず、「???」
それでもなんだか怒っているという気配は感じたのか、父母が子供に何か言って、お菓子をとりあげます。
潔いぞ、日本の警察!
でもちょっとくらいバイリンガルになろうぜ!!
さて、銀座通りに入ると、この日は日曜日で歩行者天国になっていました。

一丁目の信号もお休み中。
このあたりはまだあまり人がいません。

やがて僕の普段行きつけのショップが、次々と現れてきます。




支配人に見つかって、「これはこれは、いつもご愛顧ありがとうございます!」とか深々とお辞儀されてもたいへん困るので、身を隠すようにコソコソと写真を撮って足早に過ぎ去ります。
しかしよく見ると、僕と同じようにパチパチと写真を撮っている人が多いのに気づきました。
そう、みんな訪日外国人の観光客なのです。
なんとなくの感覚ですが、銀座を歩いている人の半分近くは外国人観光客、という感じです。
平日であればまた歩く人々の割合も違うのでしょうが、休日の銀座は、もうこれが普通なのかもしれません。
日本人なのに銀座でこんなにパチパチ写真撮っている(しかもシャネルとかヴィトンとか!)のはいかにもお上りさん、って感じで恥ずかしいので、ときどきドイツ語の歌を口ずさんだりしながら、僕もすっかり訪日外国人になりきって写真を撮り続けました。

中にはこんなふうに座り込んで写真を撮りまくっているおねーちゃんがいたりして(たぶん日本人ではない)、おー、日本もこうやってどんどん変わっていくんだな、なんて感慨にふけりつつ、銀座をあとにしたのでした。
<2014年8月17日訪問/つづく>
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よかったら、また来てください! → http://mousoukiko.blog.fc2.com/','日本に、もっと恋する旅')" value="お気に入りに追加">
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