岳南電車/吉原宿【東海道テキトー完歩 沼津宿~吉原宿】~田子の浦とか岳南電車とか
2014-12-07
『東海道テキトー完歩』とは・・・・・とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想なんかも入れながら紹介する滑稽本(になったらいいな)。
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東海道テキトー完歩 箱根越えシリーズ 前編
その1 決戦は金曜日!サルとかオンナコロシとか
その2 甘酒とか富士山とか、たまプラーザの出女とか
東海道テキトー完歩 箱根越えシリーズ 後編
その1 箱根越えたどー。そしていよいよ伊豆の国へ
その2 ゴキゲンな富士山と旅する1日
朝、目覚めてホテルのベッドからおそるおそる起き上がってみます。
うーん、思ったよりカラダは重くありません。90分のマッサージが効いたんでしょうか。
ところどころにハリがあるのは仕方ありませんが、これなら今日もそこそこ歩けそうです。
本当はこの3日間で富士川を渡って、蒲原まで行きたかったんですが、今日のスタートの沼津からだと寄り道なしでも30キロ以上あるので、ちょっと厳しそうです。
吉原宿を越えて、JRの富士駅までを目標に頑張ってみます。
さて、スタートの沼津駅まで、三島からJRで1駅分だけ移動します。
三島駅舎は、富士山と三嶋大社をイメージした、三角の立派な屋根が特徴です。
観光客やら高校生やらで賑わっていました。

一方の沼津駅は、閑散としていました。
三島の人口約11万人、沼津の人口約20万人。
人口も、町の規模も沼津の方が大きいのですが、なんとなく三島の方が町全体が賑わっている感じがします。

沼津の中心を流れる狩野川から市街の眺め。
このビル群の向こう側に、富士山があります。

日曜の午前8時の、ひっそりとした市街地を抜けると、旧東海道は駿河湾の海岸線に並行して、少し内陸側を西のほうに進むのですが、しばらくの間、ちょっと浮気をして旧東海道から離れて歩いてしまいました。
旧東海道から1本海岸寄りの道路(県道380号)は、千本街道と呼ばれ、左側にはずっと千本松原が広がっています。

この千本松原の中に入ると、立派な松林の中、こんな道が、海岸線に並行して続いています。
こっちの方が、いかにも旧東海道っぽくていい感じです。

さらにさらに、海岸線に出てみると、堤防の上にずっと道が続いています。

駿河湾の眺めはもちろんのこと、なんと右側には今日もゴキゲンな富士山が。
旧東海道には申し訳ありませんが、やはりこっちを歩くべきでしょう。

ここで一句。
田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ
富士の高嶺に 雪は降りける

スミマセン。もちろん僕の歌ではありません。
百人一首にあるので、みなさんご存知だと思いますが、万葉集の山部赤人の作品です。
百人一首の歌とは微妙に違いますが、あれはあとから改変されたニセモノで、こっちが本物です。
思うに、これはたぶん今日のような日に詠まれた歌なんじゃないかと思います。
駿河湾沿いの田子の浦あたり。晩秋の、穏やかに晴れた朝。
ふと富士山を眺めてみると、こっちはこんなに晴れていて暖かいのに、富士山の山頂にはあんなに真白な雪が積もっているよ。
きっと1300年以上の昔に、今日みたいな日があったからこの歌が生まれたんじゃないか、と思うくらい、穏やかな海の青と富士の白、そして松原の緑の対比が見事でした。
しばらくの間、堤防の上を歩いたり、松林の中を歩いたりしながら西へと進み、JRの原駅の手前あたりから旧東海道に戻ります。並走するJRの東海道線の電車がときどきのんびりと通り過ぎてゆきます。

東田子の浦の駅を過ぎ、県道から離れると、正面になにやら煙突が。
このあたりから、富士の製紙工場が現れ始めます。

工場は、やっぱりシュールですね。
鉄塔好きの僕にはたまりません。。。

電車も入れてみました。

ここは日本製紙の富士工場。昔の大昭和製紙ですね。
古い地図やバス停の名前などには、今でも大昭和の名前が残っています。

旧大昭和前を過ぎると、まもなくJRの吉原駅。
旧東海道の吉原宿はここから2,3キロほど内陸に入ったところにあります。
ここから吉原宿跡のある吉原本町までの間にある名勝が吉原の左富士。

茅ヶ崎にあった「南湖の左富士」とともに、東海道を西に向かって歩く際、富士山が左に見える珍しい場所だったのです。
安藤広重の描いた吉原の左富士がこれ。

そして今の左富士が、これ。

あれれ、いつの間にか富士山に雲がかかってましたね。
一本松の左、屋根の上の雲があるところに、山頂だけわずかに見えていたのですが、写真ではよくわかりませんね。
残念ながら、茅ヶ崎に続き、左富士は2つともきれいには見えませんでした。
左富士を過ぎ、ジャトコという日産系列の大きな工場の横を通り過ぎると、吉原宿があった吉原本町に入ります。
すると踏切があって、吉原本町の駅。
これは岳南鉄道といって、さっきのJR吉原駅から出ている小さな私鉄です。
名前くらいは聞いたことはあったのですが、今回の東海道散歩で地図を見て、こんなところを走っているんだ、ということを初めて知ったのでした。

今回を逃したら、たぶんもう一生乗ることもないような気がしたので、休憩がわりにちょっと乗ってみることにします。
全線でも9.2キロという短い距離なので40分もあれば終点まで行って戻って来られそうです。

やがてやって来た電車は、かなりレトロなタイプですよ、これ。

いやいや岳南鉄道、なかなかやってくれます。
もともと浴線には工場が多いのですが、途中、完全に工場の中を走るのです。
工業地帯を走る路線として有名なJR鶴見線と比べてもまったく見劣りしないどころか、こっちの方が臨場感ありました。
残念ながら写真を撮り逃したのですが、工場をライトアップして工場夜景電車を走らせるイベントなんかも実施しているようです。
岳南鉄道サポーターズクラブ http://gakutetsu.exblog.jp/22863350/
終点の岳南江尾駅。


岳南鉄道も多くの地方鉄道と同様に、乗客減に苦しんでいて、今も廃止の危機と背中合わせのようですので、ぜひ近くに行った際には「かたみち21分の自由時間」を楽しんでみてください。
さて、吉原本町に戻り、今日のラストスパート、JR富士駅へと向かいます。
吉原本町から先はアーケード街が続き、なかなか賑やかな感じになってきました。

やがてこんなアラビアンナイトふうな雑居ビルが並ぶ、結構な夜の繁華街も現れ始めました。

JRの富士駅からはかなり離れていますが、もしかすると富士市の繁華街はこの吉原本町なのかもしれません。
かなりレトロな商店街と繁華街ではありましたが。
吉原の繁華街を抜け、富士市役所の横を通り、住宅街をしばらく歩きます。
王子製紙の煙突が、旧東海道の先にそびえています。

やがて駅前本町通りに出たところで、今日は旧東海道とはここで分かれて、ゴールであるJRの富士駅に到着しました。

最後に駅前から富士山を望むと、山頂付近はうっすらと雲に覆われていましたが、3日間、こんなに富士山と一緒に旅を楽しめるとは思いませんでした。

ここから先の東海道は、富士山を背に、どんどん遠くに離れてゆくことになるのがちょっと寂しいですが、富士市のマンホールは本家だけあってさすがにカッコいい富士が描かれていたので、これに満足して東京に向かう電車に乗り込んだのでした。

今回の結果:沼津宿~吉原宿 19kmを制覇!
実際の歩行距離は寄り道入れて27.66キロを6時間53分
東海道テキトー完歩まで:現在の合計 167㎞/512km
<2014年11月23日 訪問>
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2014-12-05
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東海道テキトー完歩 箱根越えシリーズ 後編
その1 箱根越えたどー。そしていよいよ伊豆の国へ
<その1から続く>
今日はこの後、終始ゴキゲンな富士山と1日一緒に旅するラッキーな1日となったのでした。

山中城跡でちょっと休憩して、再び旧道を下ると、やがて旧道が工事のため通行止めの区間にぶち当たりました。
どうやら国道1号のバイパスを建設中のようです。
仕方なく迂回路である国道1号を進んでいると、こんな看板が。
国道のバイパスだけでなく、観光用の歩行者専用の日本一長い吊り橋を作っているようです。

そんなわけで、富士見平あたりからはこんなふうに見える富士山も

工事現場付近では、こんな様子になっちゃいます。

まあ、これはこれでシュールでカッコいい絵なんですが。
でも本当に必要かな、バイパスと観光吊り橋。。。
笹原という、今日初めての集落らしい集落を通り抜けると、その先に待っているのは強飯坂(こわめしざか)。
この坂を登る人夫が背負った米が、あまりの汗と熱で強飯になるほどだったというキツイ坂なのです。
集落のはずれで道の先が急角度で落ち込んでいるので、なくなっているように見えるのがわかりますか?

この角度の坂道がずっと続くので、確かにかなりきついはずです。
途中、道端で座り込んでいる登りの東海道ウォーカーのおじさんが1人、もうろうとしながら、歩幅20cmくらいでちょこちょこと喘ぎながら登っている初老の男性ウォーカーも1人いました。

ずっとこんな感じでゴキゲンな富士山と一緒です。


下りの道をずっと進み、初音ヶ原の立派な松並木を過ぎるとやがて三島市内に入ります。

三島大社は3連休ということもあって七五三の子供たちで大賑わい。
親戚縁者勢ぞろいで正装して写真に納まっている姿を結構見かけましたが、静岡県人の七五三はみんなそんな感じなんでしょうか?


さて、三島といえば、ごめんね青春!
・・・知ってますか?
うちの娘がよく見ている番組なので僕はたまたま知っていましたけど。

このドラマでもよく出てくる、みしまコロッケ食べたかったんですが、チャンスなく、代わりにもう一つの三島名物、うなぎを食べました。

三島のホテルを予約していたので、いったん荷物を置いて小休止します。
かなり足はつらいですが、まだ15時前。
このまま休んでしまうのもなんだかもったいないので、もう少し頑張ることにして沼津までチャレンジしてみました。
三島の町からも、ときどき富士山が突然どーん、と姿を現します。
これは伊豆箱根鉄道の三島広小路駅から。

沼津に向かう旧東海道からちょっと横道にそれると、柿田川水源地という名勝があるようなので、寄り道。
なんでもここから富士の地下水が大量に湧き出ていて、こんな都市部にして川の源流が見られるとのこと。

この水たまりの中の、まあるくなっている部分が水源地です。

写真だとわかりにくいのですが、ぼこぼこと水が地下から湧き出ているのが肉眼でもはっきり見えたのでした。

こうした穴ぼこが何か所もあり、水源地にしていきなりこんな大河のような雰囲気を醸し出しながら柿田川は流れはじめます。
この先の狩野川に合流するまでのわずか1.2キロという短い川ですが、その水量はもちろんのこと、水の清らかさと水草の美しさはなかなか圧巻でした。

柿田川から旧東海道へ戻る途中、こんな看板を見つけました。

11:03とか5:08とか、どういう理由があるのか三島人の感覚が理解できません。
何かそこには重大な意味があるのか、それともこのB級っぽさで客を惹きたいのか。。。

なーんてことを考えながら歩いていたら途中で曲がる道を間違えてしまったようで、旧東海道に戻るまでにかなり遠回りをしてしまいました。
もう一刻も早く沼津へとゴールしたいのですが、30分も余計に時間を費やしてしまい、かなりブルーな気分で歩き続けます。
沼津市に入る頃には富士山もすっかり夕景色です。

もうすっかり日が暮れた沼津市街に入り、とうとう沼津駅に到着。


昨日の箱根越えで全身鋼鉄状態なのに頑張って30キロ完歩したので、あの有森裕子さん以上に自分で自分を褒めてみたのですが、どうも褒めるだけでは疲れは戻ってくれないようなので、沼津駅前で90分もマッサージを受けてしまいました。。。
明日は歩けるだろうか…
今回の結果:箱根宿~沼津宿 20kmを制覇!
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東海道テキトー完歩まで:現在の合計 148㎞/512km
<2014年11月22日 訪問>
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山中城址【東海道テキトー完歩 箱根宿~沼津宿 その1】箱根、越えたどー。そしていよいよ伊豆の国へ
2014-12-03
『東海道テキトー完歩』とは・・・・・とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
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東海道テキトー完歩 箱根越えシリーズ 前編
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その2 甘酒とか富士山とか、たまプラーザの出女とか
翌日も朝から快晴。

富士山も朝からゴキゲンです。

今日は箱根峠を越えて伊豆の国に入り、三島を越え、沼津あたりまで行きたいと思っています。
昨日、あまり途中で休憩もしないまま登りつめてしまったせいか、足腰全体が重く、特に左足太もものウラに違和感が残っています。今日は下りが中心なので、昨日ほどの負担はないかと思いますが、オーバーワークは禁物だなあ、というコンディションです。
湖畔から旧道へと入ると、すぐに箱根峠への上りがはじまります。
箱根峠までは芦ノ湖畔から標高にして120~130m上るだけですが、朝なので慎重に、慣らし運転気味に進みます。
ここでグキッ、なんてことになったら3連休が台無しですから。

距離は長くないのですが、上りの傾斜はやっぱりキツイです。

国道1号と合流すると、まもなく箱根峠の頂上です。


いよいよここから静岡県、伊豆の国に入ります。

静岡県側に入ると、旧東海道の案内もまた毛色が違ってきます。
歩いてみてわかったのですが、東海道全体での統一したトーンがあるわけではないので、管轄する自治体によってかなり濃淡があるようです。
静岡県は弥次さん喜多さんをキャラクターにした「東海道ルネッサンス」という統一マークのようなものを使っているので、少し濃度が上がっているようには感じるのですが、それでも自治体によってまだまだ差があるような気もします。

箱根峠から三島にかけては箱根西坂と言われ、小田原から箱根までの東坂にくらべると比較的穏やかだ、と言われていますが、実際はけっして楽ではありません。階段やら石段はあまり多くないのですが、急な斜面の坂道が、まっすぐに伸びている、という印象です。

それでも東坂に比べると、こんなふうに比較的ひらけた感じの日当たりのいい道が多いので、心理的に緩やかに感じるのかもしれません。

反面、こちら側はあまり観光地化されていないので、途中に茶屋なんかもありません。
昔あった接待茶屋も跡地の看板だけでした。

路端に雲助徳利の墓がありました。
昔、久助という雲助の頭役がいたそうです。彼は雲助仲間だけでなく、近隣の百姓や東海道の旅人に対しても面倒見の良い、相当な器量人だったそうです。
彼亡きあと、酒を愛し、酒を楽しみ、酒の中で一生を終わったといわれている彼を慕う仲間の雲助や土地の人々によって作られたのが、「雲助徳利の墓」といわれるこの墓だそうです。
石碑の前面に、大きな盃と徳利を浮き彫りしてあるのが特徴です。
今日もワンカップのお酒が供えられていました。

雲助徳利の墓を過ぎると、すぐに山中城址公園が現れます。

ここは北条氏小田原城の西の防衛を担う最重要拠点だったのですが、秀吉の小田原攻めでは7万という巨大な軍勢に半日で陥落してしまい、そのまま廃城になってしまったそうですが、その分北条氏特有の築城技術が残されている貴重な史跡のようです。

こういう空堀が特徴なんだそうな。

高台に登ると、なんと富士山が。

芦ノ湖からの眺望のように前にさえぎる山もなく、裾野まできれいに見えるのです。

僕の同僚が、ここでちゃんばら合戦する企画を開発しています。
社員旅行とかで豊臣軍と北条軍に分かれて、戦史にまつわる城の攻防を再現するということです。
いわゆるチームビルディングですね。
うーん、なかなかいい企画かも。

今日はこのあとも終始ゴキゲンな富士山と一緒に旅をします。
その2へ続く。
<2014年11月22日 訪問>
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