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まさかの陳さん台湾語オンリーとか、悪夢の日月潭ロープウェイとか【風祭さまと行く台湾ファンミツアー2】

 2018-12-30
前編「日本に恋する伝道師、風祭さま初の海外ファンミツアー@台湾



祭さまと過ごす夜の台湾探検でみんな記憶がなくなるほどトロトロになって別邸へ戻り、明けた翌日。

この日から台中・日月譚への1泊2日の小旅行がはじまります。
今回は風祭別邸を6日間借りっぱなしなので、留守番役のバトラーDを残して、スーツケースは台北の部屋に置いたまま、乱れたベッドの残り香もそのままに身軽に出発できるのです。
さすが風祭ファンミーティング、なんとゴージャスな過ごし方なのでしょう!

これも事務局長のM嬢(中身はS)が辣腕をふるってエアビーさまと時にナデナデ、時にゴリゴリ交渉してくれたおかげのようです。
さすが女帝!
が、優越的地位の濫用だけはきーつけてな!


朝8時、まずは台北駅から新幹線で台中へ。
このファンミツアーは風祭さまを師と仰ぐトラベルライターの集まりのため、いわばみんな旅のプロフェッショナル。
ヒコーキもホテルも、現地での移動もみーんな各自が自己手配なのです。

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ⒸROBO


台湾新幹線がお得に乗れる外国人向けのきっぷあるよー、と誰かが言えば、

「うぇーい、それで行こー。指定席とってないけど、とりあえず駅行って、当日空いてる便予約すればいーよね!」
みたいなノリ。
海外では常に「ニッポンの風祭」として分刻みのスケジュールで周到に準備されたVIPコースを案内されてきた風祭さまにとってはなんとも新鮮!

いいねー、いいねー、ニッポンでも、海外でも、テキトーばんざーい!

とか喜んでたら、
じゃーあとは風祭さまヨロシク!とM嬢。

はっ?俺、主賓ちゃうのん?

だって風祭さま、世界も女も股にかけて活躍してるグローバルなスタァだから、台湾にもよく来てるんでしょ?

いや、確かに台湾3年続けて来てるけど、俺、日本に恋する伝道師だし。
それに港の女は日本にしかいないから。

「はっ?ていうかあなたがファンに感謝して、精一杯おもてなしするのが本来のファンミツアーでしょうがぁぁぁぁー」

・・・承知いたしました、女帝。


そんなわけで高鐵(新幹線)の台中駅に到着。
近代的で立派な駅です。

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ここから日月潭まではワゴンタクシーをチャーターしてあるのですが、手配したネットの会社はドライバーの名前(陳さん)と車両番号、電話番号しか教えてくれず、待ち合わせ場所は当日電話でやり取りしてねー、的な対応。

電話かよ。
とりあえず、日本語で話して、ダメそうなら英語で話そう。

「もしもし、こんにちはー」
「很高興認識你ー」
「Hello chin-san!This is Kazamatsuri Speakin'」
「我不知道他在說什麼ー」

やばいぞこれ。
まさかの台湾語オンリー!
国連英検準4級、そろばんも4級の俺の流暢な英語も全然通じねーぞ!

み、みんな、とりあえず戦闘態勢に入れ!
駅の至るところを走り回って車両番号7425を探すんだ!

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うぇあー あーゆー なう?
うぃーあー あっとざ ちけっとげーと なう!

陳さんに中学生でもわかるようなやさしい英語でいろいろ質問してみるのですが、陳さんの英語で分かるのは「OK、OK!」のみで、あとは「ファンミ、ファンミ!」と連呼するばかり。

全然OKじゃねーよ、陳さん!
そりゃー確かにファンミツアーで来てるけどさ、今話してるのはそーゆーことじゃないのっ!

そんなとき僕のメッセンジャーが鳴り、
「車両番号7425、地下駐車場に発見しました!しかしホシは中にはいません」
の文字が。

西部警察かよっ!


もう何言っても通じないので、とりあえず陳さんに「今からお前の車に行くぞー」と日本語で伝え現場に急行しようとすると、駅のロビーでスマホ片手に何やら早口でまくし立てている男性が。

OKOK!と言ってみると、目の前の男性もOKOK!

おおお、陳さーん!会いたかったよー

ようやく陳さんと落ち合って、ほっとしていると、陳さんがロビーのすぐ横を指さして何やら叫んでいます。

「ファンミ!ファンミ!」

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ファミマだったのかよ、陳さん。。。



そんなこんなで、まあとりあえず無事にタクシーに乗ることができて、最初に向かったのは「彩虹眷村」。
日本語風にいうと「レインボービレッジ」。

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本当は台中駅から日月潭までの送迎タクシーだったんですが、M嬢にご指名を受けて、ときにナデナデ、ときにゴリゴリ陳さんと交渉して途中でここに寄ってもらうことに成功したのです。

なんでもここはこの村に住む91歳のおじいちゃんが取り壊しの決まった村の壁にファンタジックな絵を描いたことがきっかけで人気爆発し、いまや台湾を代表するインスタ映えスポットになった、という場所。

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でもココ、確かにスゴイ。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



日曜日ということもあって、たくさんの人が来てました。

これ、おじーさんが生みだしたキャラクターたちでしょうか、めちゃくちゃかわいい!
じーちゃん、台湾のピカソかよ。

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これはスゴイわ。こりゃーきっと女子たち大喜びだわ・・・
温泉デルモもいつの間にかすっかりレインボーデルモになりきって張り切ってたし。

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Ⓒ温泉デルモ


と思って僕も写真バチバチ撮りまくっていると

「もうみんなクルマ。風祭さま待ちなんですけど!」
とかいうメッセージが。

えー、まだ出発時間前なんですけど!
おうおう、もうみんな飽きちまったのか?

女子力低すぎ!

・・・失礼。次、行きましょう。


さて、陳さんのタクシーで高速道路を進むと次第に山が迫ってきます。

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高速道路を降りて、街道沿いのいくつかの集落を抜けると意外とあっさり日月譚が現れます。
日月潭の水面標高は748mなんだけど、そんなに上った感じはしませんでした。

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日月潭(にちげつたん)というのは台湾の真ん中に近い場所に位置する、台湾で最も大きな湖。
湖の北側が太陽の形、南側が月の形をしていることからこう名付けられたのだそうです。

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標高が高くて避暑地としても人気のリゾートなので、「台湾の軽井沢」みたいなもんなのでしょうか。
残念ながら軽井沢のように風祭さまの(友達の)別荘はありませんが、宿泊施設もたくさんあるのでここで1泊してリゾートを楽しむことにします。

まずはタクシーで湖畔沿いの山道を対岸まで走り、日月潭ロープウェイ乗り場まで向かいます。

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ホントはいやだったんだよなー、このロープウェイ。

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日月潭の湖畔から2つの山を越えて「九族文化村」までの全長1.877kmを結ぶ絶景ロープウェイとして大人気なんだそうですが、絶景ってことはスリル満点!ってことよね、高所恐怖症の僕にとっては。

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こわいよーこわいよーと騒げば、ファンの女子たちが「風祭さま、私がついてるから!」みたいに手を握ってくれるかと思ったのですが、どうやらそーゆー感じでもなさそうなので、仕方なく僕も写真撮って気を紛らわせます。

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ⒸROBO


ちなみにこの女子チーム、帰りはシースルーのゴンドラに乗るとか言い出しやがった。

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ⒸROBO


うひょー!
こんなの絶対ムリ!

俺一人でふつーのゴンドラに乗るから、って袂を分けようと思ったら

「待って、私もそっちがいい」

と僕が乗るゴンドラに駈けこんできた女子が約1名。

まさかの女帝 M嬢じゃん!

いやー、実はそんなに風祭さまとふたりっきりになりたかったのか!
いつもイビラれてばっかりだったから全然そんなの気づかなかったぞ。
ったく素直じゃねーなー、まあ中身Sだからしゃーないか。。。とか思ってると

「いやー、あんなスケスケのゴンドラ乗るなんてどーかしてるわよね、あの娘たち。あたし高いとこダメなのよ。高学歴、高収入、高身長、ぜーんぶ好きだけど、高いところだけはダメなのよねー。あ、風祭さま勘違いしないでよ。その3つぜーんぶ当てはまったらこのままランデブーとかしてもいいけど・・・ちょっと無理っぽいよねー」

おまっ!谷の一番深いところでゴンドラガンガン揺らしてキャーキャー言わせたるぞー。

一瞬そんな衝動にかられましたが、そんなことしたら自分がキャーキャー言っちゃいそうなので、今回だけは特別に許してやることにしました。

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しかし一番谷の深いあたりに来ると、僕が自分で揺らさなくても、風が吹いてゴンドラは勝手にガンガン揺れるのでした。

キャーキャー
うぉーうぉー

手を取り合うのだけはギリセーフだったけど、ふたりでなるべく揺れが少なくなるようポジショニングを調整したりして、気が遠くなるような悪夢の8分間を耐えしのぎます。


M:ねーこれ途中で停まったらどうしよ。

風:・・・いやなこと言うなよ。

M:だって停まるかもしれないじゃん、強風とか地震とかドッキリカメラとか。世の中なに起こるかわかんないじゃーん。

風:停まったら真ん中で寄り添って肌を温め合いながら助けを待つしかないな。

M:え、肌温め合う必要ある?

風:だってほら、ストーリー的にはそーゆー感じじゃん。不可抗力でちゃららら~んみたいな。

M:・・・おーねーがーいー!停まらないでぇ~


幸いなことに(彼女にとっては本当は残念だったかもしれません)ゴンドラは無事に湖畔駅に到着しましたが、高所恐怖症同士が二人っきりでこーゆーのに乗るのはまったくもってよくない、ということを学びました。

吊り橋効果とか、全然ないしね。


<2018年11月11日 訪問 つづく>    続き⇒「台湾のネズミーランド九族文化村とか、憧れのラ・ルーのアフタヌーンティーとか



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日本に恋する伝道師、風祭さま初の海外ファンミツアー@台湾!

 2018-12-27
「日本に恋する伝道師」といえば、カメラ女子の94%(※注1)、新橋のサラリーマンの87%(※注2)が「風祭哲哉さま」(※注3)と回答するという調査結果があるほど、それは今や日本の常識であり、日本の正義である、とも言われています。
 ※注1)カメラ女子はインスタ女子を除く、主に撮り鉄女子を抽出して調査
 ※注2)丸の内ビジネスマンの認知度は0.7%
 ※注3)「風祭ゆき」という昭和の日活ロマンポルノ女優の誤答例も含む

図2



そんな「日本の伝道師」たる僕に、今回なんと海外で初のファンミツアーを開催してほしい、という強いオファーがあったのです。
当初、所属事務所からは「ニッポンの風祭」ブランドを守るため、激しく反対されていたのですが、とあるひとりのファンから直接届いたショートメッセージが僕の心を動かしたのです。

「わたし、台湾で風祭さまと一緒に世界中の人々の幸せを願うランタンを飛ばしたいんですっ!」

おー、そーかそーか。
きっと僕が前に台湾の十分でランタン飛ばして世界中に愛とか勇気とかを与えてたのを見てたんだな。

「・・・あ、それとできればでいーんで私と風祭さまの愛の芽生えの可能性も探ってみちゃう?なーんちって・・・キャー言っちゃった、わたしってばどーしよ、あ、もちろんプラトニックなやつでいーんで、最初は。。。」

  はい、催行決定!


そんなわけでこの「風祭さまと行く、台湾ファンミーテイングツアー」プロジェクトが始動したのでした。

図1 (2)

  
※会員限定記事のため、クリックしても読めまへん。。。あしからずご了承ください。
なお、入会希望者は入会金540万円と年会費1,296,000円(税込)を添えて事務局までお申し込みください。
(現在、2019年会員早期入会キャンペーン中で、今なら風祭さまへのママ活利用券がもれなく1枚付き!)


そして当日、2018年11月10日。
参加者は女子600名、もとい6名とバトラー男子1名。

東京、大阪はもちろん、北は北海道から南は九州まで、全国各地から希望者が殺到したため台北市内に現地集合、という形でツアーがスタートしたのですが、

「わわわ、わたし海外10年ぶりで、ひひひ、ひとりじゃいけそうもないんですけど・・・」
というドメスティック(国内専門)な温泉女子が約1名。

「おおお、温泉なら、どどど、どこでも、かかか、風祭さまと、こここ、混浴でも全然怖くないんですけど、かかか、海外怖い・・・」

混浴より海外怖いって、どんなやねん!

仕方なく次回混浴させてもらうことにして、特別に風祭さま自らが成田から台北までエスコートします(本来は200万円のコース)



現地での集合場所はエアビー様のご厚意によりご用意いただいた、台北市内の風祭別邸。

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※風祭別邸リビング ⒸROBO

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※風祭別邸第1ベッドルーム ⒸROBO


4つのベッドルームに、6人の女子が待つ風祭別邸は、台北市内のほぼ中心に近いMRTの国父記念館駅近くにあったのですが、隠れ家仕様のため、近くまで行ってもイマイチどこにあるのかわかりません。

先に到着して、別邸内を酒池肉林仕様にセッティングしているバトラーDにどんな建物か画像を送ってもらうとこんな感じ。

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🄫バトラーD

余計わからんわっ!

なんでこんな時に360度画像使うねん!

全国各地から住所だけをたよりに集まってきたファンクラブ会員たちと、怪しげなマッサージ店やガチャガチャ屋の前で途方に暮れていると黒塗りのタクシーが横付けされ、バトラーDを従えて登場したのは風祭ファンクラブ事務局長のM嬢(中身はS)。

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🄫メリーM嬢

あら、お待たせしてたかしら。今こんな夜景見てきてたのよ。おほほほほほ。

おまっ!いくら事務局長だからって所属タレントの風祭さまを台湾のこんな路地裏でファンにもみくちゃにさせといて、なんやねん、そのメリーみたいな女帝感!

「さ、みんなディナーいくわよ」

え、Mさま、あのー九州からのファン二人がまだ到着してないよーですが・・・

「あ、空港から直行してセッティングしてもらってるのよ、あのふたりには」



この瞬間、実はこのツアー、風祭さまファンミツアーではなく、M女帝を囲む会だったことに気づいたのでした。。。



さて、初日のディナーパーティーは市内の小籠包屋さん。

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小籠包というと、いつも「鼎泰豊」みたいな有名店のVIPルームで食べることが多い風祭さまですが、今回は庶民のファンにもお腹いっぱい楽しんでもらおう、ということでM嬢からディナー係に任命された九州のふたりが選んだのはリーズナブルな地元のお店。

ここでようやくファンミツアー参加者が一堂に会したのでした。

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Ⓒ バトラーD


しかし地元でも人気のお店だけあってうまいぞ、ここ!
台湾はホントに食事がうまくていいですな。

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ⒸROBO


酸辣湯麺とか

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こんなのとか(台湾木の実だー、とか言って食いしん坊が騒いでましたが・・・)

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Ⓒ食いしん坊、もとい、ROBO


ま、風祭さまはファンの対応で忙しかったので、あんまり食べてなかったのですが。


食事が終わって、さーこれから風祭別邸の4つのベッドルームを駆使して、めくるめくファンミナイトを楽しむぞ!とか思ってたら、

夜市いきたいーとか
マッサージしたいーとか

キミたちの目的は風祭さまじゃないのかっ!


結局、風祭さまぁ~、どこかいいマッサージに連れてってぇ~

ということで、風祭さま御用達のマッサージ店、ウインザーへ。

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ここ、全然台湾の地元のお店じゃないし、思いっきり日本人料金なんだけど、広いので大人数で行っても大抵一発でできるのです。かつ、いろんなメニューがあるんだけど、初めて行ったとき、3人がかりで全身マッサージと耳かきと足の角質取りを同時進行された時はビビった!
そんな、嘘みたいに効率的な施術で時間も有効に使えるし。

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ま、大人の事情により、僕のブログの読者にはここ知ってる人、結構いると思います(笑)


結果、みんな大満足だったみたいだけど、ホントは風祭さまのスペシャルオイルマッサージのほうがすんごいんだけどなー

うふっ。




<2018年11月10日 訪問 つづく> 続き⇒まさかの陳さん台湾語オンリーとか、悪魔の日月潭ロープウェイとか




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桔梗屋/ほったらかし温泉~桔梗屋の信玄餅詰め放題とか、ほったらかし温泉とか【週末は山梨にいますたび 後編】

 2018-12-24
前編「習志野の美爆音とか、人は城、人は石垣…とか


末は山梨にいますたび、2日目。
週も明けて月曜になっちゃったけど、ま、タイトルそのままで行きましょ。

この日、朝一番で向かったのはココ。

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なにやらめっちゃ人並んでますよね。

ここは山梨土産のド定番、「信玄餅」で有名な桔梗屋さんの本社工場。
僕たちが泊まっていた石和温泉のすぐそばにあります。

この朝も早よから行列つくって並んでる人々の目的は、これですよ。

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毎日人数限定で参加できる「信玄餅の詰め放題」。
220円で、ビニール袋に詰め放題ってことで、これが今、大大大人気。毎日朝から整理券をゲットするための行列ができているのです。

平日の詰め放題は9時30分スタートですが、整理券はだいたい8時半頃から配布されるというので、僕たちは8時15分にやって来て列に並んだのでした。

前日に電話をかけて何時くらいに並べばいいのか参考までに教えて、って聞いたら、受付のおねーさん曰く、
前回の月曜は8:45に整理券終了でした、とのこと。

休日は6時頃から並び始めるってきいたけど、整理券配布と同時くらいに行っても大丈夫そうじゃん!
やっぱこーゆーのは平日がいいね平日が。
ま、それでも少し余裕をもって8時15分くらいに行くのが旅のプロ、風祭からのワンポイントアドバイスだぞ、はっはっはー。


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そして8時30分、いざ整理券配布開始。
長ーい列がもぞもぞと動き始めます。

「今、整理券30枚目でーす」
「整理券50枚目配布でーす」
整理券配布所にいるスタッフの声が工場内に響き渡り、そのたびに列に並ぶ人々は「あー」とか「うー」とか言ってます。
確かにそんなふうに煽られると、いったい今日は整理券が何枚あるかもわからないのに、なんとなく「おー」と声が出ます。

「ここで100枚目でーす」
おー、いいぞいいぞ、あともう少しだ。

いよいよ第4コーナーをまわって最後の直線、鞭をビシビシ入れて差しにかかろうかというその瞬間、
「本日の整理券120枚、こちらで終了でーす。ありがとうございましたー」

はっ?

なに、終了って?
俺たちの番まで、あとふたりじゃん。

早く言ってくれたら、もっとビシビシ鞭打って自らをビンビンに奮い立たせて、前にいた練馬区大泉学園から来たっぽいマダムグループを後ろからまとめて刺した、もとい、差したのに!

毎日500円の昼食代を切り詰めたおとーさん、
20年間毎月ため込んだへそくり貯金を切り崩してきたおかーさん、
そしてなけなしの年金から捻出した220円×2人分を握りしめた老夫婦。。。

僕の後ろに並んでいる、こうした清く貧しく美しい市井の庶民たちの声を代表して、おいらがどげんか抗議せんといかん!
と強い使命に駆られて一歩前に踏み出そうとしたところ、みんな意外にあっさりと「あーやっぱダメだった、仕方ないねー」とか言いながら、三々五々散ってしまったのでした。。。

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ほー、そーゆーことか。
配布終了時間、8時40分。
たしかに受付のおねーさんが教えてくれた時間とは大きく違わなかった。
しかし8時30分から120枚の整理券配り始めたら、200人並んでても5000人ならんでても配布終了時間は8時40分とゆーことが今、あきらかになりました。

ということで、みなさまも自称「旅のプロ」とか言う人間に、整理券配布終了時間の少し前くらいには余裕をもっていきなさい、とかいうアドバイスを受けたら「イケルイケル詐欺」を120%疑って、まずはけーさつにご相談ください!
ちなみにこの日の合否ライン(B判定)は8時10分、合格80%以上のA判定は8時という感じでした。


くっそー、わざわざ朝も早よから(ヘアーの乱れをせっせとせっせと整えて)やってきたのにー
と怒りを鎮められないままいると、工場内のコンビニに何やら商品の案内版が。

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ほーなるほど。
ここには桔梗屋ならではのコラボ商品が揃ってんですな。

そんなわけで食べてみましたよ、ガリガリ君桔梗屋Ver

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アイスを食べ終わる頃になると整理券の配布は終わったのに、また新たに人々がく並ぶ列ができてきたので、あれは何?と聞いてみると「アウトレット販売会」の列とのこと。
開店は9時でもう間もなくですが、詰め放題ほどは並んでいないので、そのまま待ってみることにしました。

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「アウトレット販売」は桔梗信玄餅の詰め放題ではないのですが、形落ちしたものや賞味期限の近いものが格安で売られていて、ここも開店と同時に押すな押すなの大盛況。

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人気商品はホントにあっというまに売り切れですね。


隣で工場見学もできるみたいだったので入ってみます。

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なかでも注目はこの桔梗信玄餅を包む過程。
1人平均4~5秒。すごいなこれ、ぜんぶ人の手で包んでたんだな。

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友人も家族用に格安の信玄餅詰め合わせセットを購入してご満悦。

「いやー風祭くん、工場見学もできたし、お土産も買えてよかったよ!確かにプロの君がおすすめする今日のハイライト、桔梗信玄餅の詰め放題はできなかったけど、それを補って余りあるよー」

いや、いいから。変なフォローいらんから。
今度こそ、すんごいとこ行くから。


そんなわけで次に僕たちが向かったのは、石和の隣、山梨市の山の上をグングン登ったところにあるほったらかし温泉。

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この温泉、そのネーミングのインパクトはもちろんのこと、この絶景ビューで一躍大ブレイクした話題のスポット。


浴場は撮影禁止なのでこれは外からの写真なのですが、露天風呂の湯舟からはほぼこんな感じで富士山、そして眼下に甲府盆地が見えるのです。

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ここは毎朝、日の出の1時間前から営業しているので、ホントは日の出風呂がサイコーだったのですが、我が友に
「お、温泉宿に来て、ご、5時にアッシーとして車出させられるのだけは勘弁してください!」と固辞されてしまいました。

あっちの湯日の出
(そんなわけで、これはほったらかし温泉さんから借りたイメージ)


ここには我が友もご満悦!

「いやー風祭くん、さすが」
 
風祭のライフが10回復した。


そんなわけでそのあとは張り切って甲府ビギナーの友人のために

昇仙峡
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そしてほうとう(しかも甲府駅前の小作)
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とかいう、べたべたな甲府観光を案内してあげた心優しき風祭プロ。
もー思い残すことはない、明日仕事だから早めに群馬に帰りたい!という友人を引き留め、選抜出場を決める大一番、第3試合準々決勝の前橋育英VS山梨学院を観戦します。

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せっかくだから俺たち郷土の群馬県勢がセンバツ決めるの見ていこーぜ!
この球場は縁起いいから、まず勝利はカタいっしょ!

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・・・・・まさかのコールド負けでやんの。


「いやー風祭くん、今日は素晴らしい1日だったよ!まさかの桔梗屋イケルイケル詐欺にあったり、高校野球通の君の眼力が珍しく外れて前橋育英がめっちゃコールド負けしたのは残念だったけど、ほったらかし温泉とかほうとうとかそれを補って余りあるよー」

いや、いいから。
変なフォローいらんから。



<2018年10月22日 訪問 このシリーズ終わり>


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武田神社~習志野の美爆音とか、人は城、人は石垣…とか【週末は山梨にいますたび 前編】

 2018-12-21
末は、山梨にいます。

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・・・といきなり「やまなし観光推進機構」の回し者になったわけじゃーありませんが、10月下旬の週末、秋の高校野球の関東大会が今年は甲府で開催だったので、僕は山梨にいたのでした。
今年の春、中央線沿線に引っ越したので、立川から特急に乗っちゃえば、甲府は案外近かったりするんですよ。

そんなわけで、10月20日、大会初日の朝、僕はもうすでに甲府駅のホームに立っていたのでした。

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会場は甲府の郊外にある山日YBS球場。

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この球場は7年前、僕の母校がめっちゃ久しぶりに関東大会に出場したときに見に来て以来。
まーどうせ私立の強豪には勝てっこないから、善戦して21世紀枠あたりでセンバツに出られればいいな、と思いながら観戦してたら1回戦で東海大望洋に勝ち、おー、これで21枠は固いぞ!とか思ってたら、準々決勝の東海大甲府にも勝っちゃって、なんと自力で31年ぶり2回目というセンバツ出場を決めた縁起のいい球場なのです。

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さて、今年の開幕戦は、故郷群馬の前橋育英VS作新学院。

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開幕戦から全国制覇経験校同士の対戦!なんて贅沢なカードだ!
7年前、うちの学校は準決勝で作新に負けたけど、縁起のいい球場なので、きっと育英は作新に勝つに違いない。
そんでもって明日出てくる桐生第一も勝つだろう。今年も群馬勢は2校選抜出場だ!

7年前もうちの高校と健大高崎の群馬勢2校がセンバツ切符を勝ち取っていたので、今年も根拠もなくそんなふうに自信満々で乗りこんできたわけです、はい。

そして予想通り、前橋育英が作新に1-0で完封勝ち。

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おー山日YBS、やっぱお前なかなかいい球場だぞ!
山も近くてきれいだし。

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この日は2試合しかなかったので、いったん家に帰ります。
というのは、なんと甲府のホテルがほとんど満室だったんですよね。行楽シーズンの土曜日、かつ、高校野球ファンが大挙して押し寄せていたからかもしれませんが。

ま、甲府から立川まで1時間ちょっとだし、また明日出直せばいいや、ってことで。。。



そして翌日。

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いきなり習志野ブラバンの美爆音!
夏の予選じゃないですからね、これ。秋の大会でこんだけ鳴らす学校も珍しいです。

なんでもこの日は吹奏楽の全国大会があって、全国大会出場メンバーは球場には来ていなかったのですが、それでもこの演奏。
・・・というか習志野はこのくらいのほうがいいかも。フル編成だと、ほんとに爆音すぎて高校野球の応援どころじゃなくなるって。

この日の第1試合はこの習志野VS桐生第一だったのですが、なんと延長14回タイブレークの末、習志野の勝ち。
あれっ、ちょっと方向性違うぞ、山日YBS!群馬センバツ2校じゃなかったのか?

とか思っていると、FBに今、僕の目の前に広がってるのと同じような画像がアップされてるじゃないですか。

図1


ん?誰かこの球場にいるぞ。
いつか一緒に野宿しながら全国47都道府県高校野球観戦制覇の旅に出よう!と誓い合った元バックパッカーの高校野球女子か?と思ったけど、彼女はたぶん今日は九州で興南の追っかけやってるはずだし・・・どこの高校野球女子だ?

週末は、山梨でデート。うふっ

ってな感じの新しいやまなし観光推進機構のキャッチコピーの誕生か?
と、胸を時めかせて発信元を見ると・・・

なんだ(失礼)、大学時代の友人♂でやんの。


彼は北海道の大学で同窓だったのですが、同じ群馬の出身だったこともあり(高校は別)、入学直後から腐れ縁がずっと続いていて、時々群馬だったり千葉だったり、高校野球のスタジアムでばったりあったりするのです。

彼は今は東京から地元に帰り群馬に住んでいるのですが、息子2人が栃木の佐野日大を卒業したらしく、佐日が関東大会に出てくると、遭遇確率が高いのです。


どーも どーも どーも どーも!

どうやら彼は今朝、群馬を車で出て、今日はこのあとの第2試合の佐野日大戦まで見て甲府に泊まり、明日ちょっと観光してから帰る、ということらしいのです。

おー、観光したいのか!しかも車で来てんのか!
じゃあめっちゃおもろいところ、一緒に行ってやるぞ。

こーんなとことか(わりとホント)。

atti_4.jpg
Ⓒほったらかし温泉


こーんなとことか(妄想)。





まー、とにかくこーゆーのは俺に任せろ。絶対満足させるから!

え?ずいぶん自信満々だけど行ったことあるのかって?

いや、ないんだけどね。
ないから行ってみたいんだよね。

そんな僕の十全十美なプレゼンに終始圧倒され、完全に洗脳された彼が
「お、お願いだから武田神社と甲斐善光寺にだけは行かせてほしい・・・」
という条件提示を示したので、それは快く受けてあげることにして、いざ、旧友との「週末は山梨にいます」たび、がスタートしたのでした。

(まえおき長っ!)


さて、それじゃーまずは文学部日本史学科出身の彼が熱望した武田神社。

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いいねいいね、武田神社。文学部国文学科出身の俺はあんま興味なかったので、今まで来たことなかったし。

DSC03531 (640x480)


そーそー、山梨といえば、みんな2歳で教え込まれる郷土の偉人武田信玄風林火山(テキトー)。

DSC03530 (640x480)

・・・とかいって最初はさらっと流していたんですが、この神社、意外とすごいぞ。


武田神社は伝説の武将、武田信玄を祀っていることから「勝ち運」を祈願する神社として知られていますが、「勝つ」といっても誰かとの争いに勝つだけではなく、「自分に勝つ(克つ)」ことを祈願するのがいいといわれています。

DSC03532 (640x480)


いいこと言うなあ、武田神社!
そーだぞ!
人生の先達として敢えて苦言を呈させてもらうと、人との争いに勝つ前に、まずは己に勝つ(克つ)ことが重要だぞ。
「克つ」ってのは欲望とか煩悩とか週末デートとか混浴温泉からかけ離れて、自らの進むべき道を究めるってことだぞ。
そうすれば相手は関係なく、自然と勝利は君の手の中に入ってくるもんだぞ!


そしてこの武田神社、戦国時代に武田家の屋敷があった場所に建てられているのですが。。。

DSC03539 (640x480)


躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)・・・信長の野望をプレイしたことのある方はみなさんご記憶かと思いますが、この躑躅ヶ崎館、武田氏の本拠でありながら、お城じゃないんですよ。だから防御力めっちゃ弱い。
え、武田チームの戦闘能力みんなめっちゃ高いのに、なんで城だけこんな・・・と嘆いたプレイヤーの皆様も多かったと思いますが、これが武田のスゴイところだったんだなー、とここに来てみて初めて分かりました。

DSC03526 (2)


諸大名が競って天を仰ぐような巨大な天守閣を作る中、武田家は領民に余計な負担がかからないよう、質素な屋敷を本拠にしたのだといいます。

領民に負担をかけて苦しませるくらいなら、自軍の戦闘能力や治政にもっと磨きをかけて城を不要にすればいいのだ!
信玄や彼を取り巻く軍師たちが、そんな心意気を胸に、自らに克っていた様子が、手に取るように浮かんできました。

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(Ⓒ信長の野望 武田信玄イメージ)


「人は城、人は石垣、人は堀」。
どれだけ城を強固にしても、人の心が離れてしまえば世の中を収めることができない、という信玄の名言ですね。

ここに来て、それを初めて実感しました。

いやー、いいじゃないか、武田神社!ちょっとウルっと来た!



武田神社の鳥居を出ると、遠くの山の向こうに富士が見えるじゃないですか。

DSC03542 (640x480)


甲府盆地を見下ろす高台に立つと、いつの間にか真白に雪をかぶった富士がどこまでも僕たちに並走してきます。

DSC03544 (640x480)


いやー、いいまちだなあ、甲府!


<2018年10月20~21日 訪問>


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白い貝殻の道/宗谷岬/稚内公園~ここは天国に続く道なのかっ!宗谷の白い貝殻の道【2018北海道観光復興支援たび‐14】

 2018-12-16


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LINEトラベルjpに新着記事掲載!名前に魅かれて降り立つ駅。日田・夜明駅で感動の夜明けを!

 2018-12-12
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjpに新着記事掲載しました!



「夜明」なんてロマンチックな名前の駅に出会ったら、「よあけで夜明け」を迎えてみたくなりませんか?


 入口 ⇒ 名前に魅かれて降り立つ駅。日田・夜明駅で感動の夜明けを!


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LINEトラベルjpに新着記事掲載!イカだけじゃイカんじゃなイカ!これが呼子観光モデルコースだ!

 2018-12-09
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呼子といえばイカ、イカといえば呼子!
ってのはもちろんそうなんですが、イカ以外にもイカした場所にイカないか?


 入口 ⇒ イカだけじゃイカんじゃなイカ!これが呼子観光モデルコースだ!


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利尻島姫沼/宗谷本線勇知駅~姫沼の逆さ利尻富士とか、頑張れ宗谷本線!とか【2018北海道観光復興支援たび‐13】

 2018-12-06

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「姫沼」でついに利尻富士とご対面【利尻島】



さて、稚内に到着すると、再びめっちゃ晴れ。

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こうなるといつもみたいに海越しに利尻富士を見たくなってしまうのが僕の悲しい性(あ、別に悲しくはないですね・・・)
稚内市街からは利尻は見えないので、列車に乗ってみないとわかりませんが、たぶん今日はイケるっしょ!
とふんで、10時半発の各駅停車に乗り込みました。

ここ2、3年、なんだか毎年稚内に来て、宗谷本線の利尻富士車窓オタクみたくなってる僕ですが、南稚内駅を出て、サロベツ原野に入ると数分後、列車が突然海の上に放り出されて、目の前に利尻富士が登場するはずです。


そしてこの日。

DSC02925 (640x480)


「Goddamn!」

こんな晴れでもダメなのか。
あんだけ明け透けに見せといて、ここで再びお預けするなんて、なんて高度なコケティッシュテクなんだ利尻富士子!


今日は午後の特急に乗って稚内を出ればいいので、そのまま先には進まずに、折り返しの列車に乗っていったん稚内に戻るつもりです。

そんなわけで折り返し列車を待つために降りてみたのは勇知駅。

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このひとつ手前の抜海駅にも、ひとつ先の兜沼駅にも降り立ったことがあるので、今回はこの勇知駅ではじめて下車。

DSC02965 (640x480)

貨物の客車を改造した、北海道によくある簡易駅舎の先に、小さな小さなメインストリートが伸びています。

ずっと昔、宗谷本線の朝の列車に乗っていた時、どこかこんな感じの駅で、年老いたお父さんとお母さんが、大きなスーツケースを抱えた娘さんを見送るシーンに出会ったことがあります。

銀色の貨物駅舎に反射する朝の光があまりにもまぶしくて、列車に向かって立つ老父母の表情はよくわかりませんでしたが、たぶんこのふたりは列車がサロベツ原野のずっと向こうに消えて見えなくなるまで、ずっとこうやって娘を見送っているんだろうな、という気がしました。

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貨物駅舎の待合室はきれいに整備されていて「ゆうち」と書かれた座布団や、旅人たちの思い出ノートもありました。

DSC02954 (640x480)


宗谷本線、ホントに頑張れ!

DSC02964 (640x480)

宗谷本線がこのままだと維持困難な路線、というニュースを聞くたびに、僕はあの日、列車の窓から小さくなっていったあの老夫婦の姿を思いだすのです。

宗谷本線、ホントにホントにホントに頑張れ!


駅前のメインストリートと交差点の周辺にある小さな小さな集落を抜けると、あとはもう原野と牧草地しかありません。

DSC02961 (640x480)


折り返しの列車が来るまで約30分くらいだったでしょうか、なにもやることがないのでTHETAを使って遊んでました。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



お、関口知宏みたいなイケメン旅人発見!

・・・あ、俺か。


折り返しの列車に乗って稚内に戻る途中の利尻富士も、またいけずな感じ。

DSC02979 (640x480)


ま、きっとへんに期待したのが悪かったんですね。

また来年会いに来て、ってことよ。
富士子が僕の耳元にあまい息を吹きかけながらささやきます。

来年こそは完落ちさせてやるぜ、利尻富士子。


<2018年9月26日 訪問つづく>   続き⇒ここは天国に続く道なのかっ!宗谷の白い貝殻の道


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利尻島ミルピス商店~ミルピスのおばちゃんとか、利尻富士子を口説きおとせずとか【2018北海道観光復興支援たび-12】

 2018-12-03


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利尻島の誇るB級グルメ「ミルピス商店」と「らーめん味楽」

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