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東洋のマチュピチュで神隠し3P(トリプルプレイ)とか【平成~令和元号またぎ旅‐8】

 2019-07-29
前編「西の横綱、俵山温泉の湯治体験とか四次元温泉ワンダーランドとか



和元年5月1日。

いやー、新たな時代のスタートですな。

そんな特別な日の朝を迎えた場所は、愛媛県新居浜市。

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しぶっ!


風祭さま、なんでまたそんな気性の荒そうな港町で特別な朝を・・・
まさか新居浜なんかで港の女作っちゃったんじゃないでしょうね・・・

・・・と、風祭が鬼のように厳しい新居浜の港の女に下僕のように扱われている姿を想像して、ちょっと羨望でキュンとちゃった貴女、ゴメンナサイ。

確かに昨晩、新居浜で女と密会してました・・・



「風祭さまが来るまで、新居浜でずっと待ってるから」

というメッセージが入ったのが前日の夕方。

「え?新居浜?新居浜のどこに行けばいいの?」

「ホテルルートイン新居浜の前の居酒屋で・・・」


は?ルートイン?


これまたずいぶん庶民的な、というか、テキトーな感じの密会やな、と思って国道沿いの居酒屋に行ってみると

うぇーい!
コングラッチュ令和ー


とすでにかなりできあがってる感じの女子約2名。
そう、もうこのブログでは皆様おなじみの綾瀬はるかと桐谷美玲(ともに自称)。
ちなみに綾瀬はるかは、令和改元をきっかけに「定時で帰る吉高由里子」と呼ばれたいそうです。
たぶん呼ばないけど。


合流したよー、合宿ツアー。
明日は東洋のマチュピチュだぜっ!
令和ひゅーひゅー



・・・ということで、明けて今日、ここから東洋のマチュピチュへと向かいます。



東洋のマチュピチュと言われているのは、新居浜の内陸部にある別子銅山の「東平(とうなる)」地区。
ここへ行くには、新居浜からまず「マイントピア別子」という銅山観光のテーマパークへ行き、そこからさらにマチュピチュ行きの専用バスツアーに参加することになります。

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マイントピア別子には僕も前に来たことがあったのですが、そこから先のマチュピチュ観光ははじめて。
まずはマイントピアに行ってマチュピチュツアーの受付をします。

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10連休、ということでこの日はめっちゃ混んでて、臨時ツアー増発、バスも増便ということで、おにーさんも大張り切り!
はるかと美玲も負けじと大張り切りで、マチュピチュバスツアー、すでに予約までしてありました。

そんなわけでこのマチュピチュラッピング付きの専用マイクロバスに乗りますよ!

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専用バスツアーは約2時間ですが、片道30分ほどすれ違いも困難な狭隘な山道を進むため、マイカーではなく、バスツアー参加が推奨されています。

バス1台25名くらいでガイドさんが1名随行します。
普段は1日2本、バス2台のツアーが、この日は1時間おきに4台くらいのバスが出てた感じです。

といってもマイカーで来てる人も多かったけど、途中のカーブに交通整理のスタッフを配置して、ちゃんとすれ違いができるように誘導してたので、山中で離合渋滞が発生することはありませんでした。


東平地区に到着するとここから約1時間のガイドツアーがはじまります。

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これが「東洋のマチュピチュ」としてよく出てくるカットですね。

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東平地区は標高約750メートルの高所にあるため、この日は霧で煙って、あっという間にこの姿。
結局マチュピチュカットがはっきり見えたのはほんの5~10分くらいでした。

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ここが東洋のマチュピチュと呼ばれているのは、かつてここに銅山採掘のための大規模な町があったから。

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日本三大銅山の一つ「別子銅山」の採鉱本部が置かれて、標高約750メートルの山中に、全盛期には3,800人もの人が暮らし、社宅はもちろん、学校、郵便局、娯楽場まであったそうです。

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長崎の軍艦島の山版みたいな感じですな。

資料館でガイドさんの説明を一通り聞いて外に出てみると、あたりはすっかり霧の中。

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ま、これはこれでマチュピチュというかラピュタっぽい雰囲気にも見えるからいいんだけどね。

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ラピュタ、実は見たことないけど。



風祭さま、このまま霧に紛れて神隠しにあっちゃうなら今のうちよ。

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僕の右耳で綾瀬はるかがそうささやきます。


誰もいない廃墟で二人っきりで朝まで過ごすのよ。

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僕の左耳で桐谷美玲がそうささやきます。


くっそー、これがなんちゃってはるかとなんちゃって美玲じゃなくってホンモノだったらなー!

というか、3人で神隠しにあってどーすんだよ!
東洋のマチュピチュでトリプルプレーちゅら(ちゅ×3)とかするのかよ!



そんなわけで再びマイントピア別子に戻ります。

今度はここで「鉱山観光」に参加します。

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マイントピア別子の鉱山観光は、特に団体行動でのツアーになっているわけではなく、各自それぞれ鉱山鉄道に乗って坑道入口へと向かいます。

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僕はこの鉱山観光には以前来たことがあったのですが、姫2人は初めてのようなので、一緒に入ってみます江戸ゾーン「歓喜坑」。

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歓喜坑?

こーゆー歓喜ってこと?

図1
Ⓒマイントピア別子


失礼…違いますな。
こーゆー歓喜ですな。

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マイントピア別子にはこのほか砂金採りとか別子温泉などもあるのですが、10連休でどこも混んでましたね。

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姫2人はソーメン流しがしたい!とか言ってましたが、この天気でそういう気分ではなかったので、いよかんソフト食って山を下りることにしました。

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<2019年5月1日訪問 つづく> 続く⇒「いざ、奥祖谷観光周遊モノレールリベンジへ



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西の横綱、俵山温泉の湯治体験とか四次元温泉ワンダーランドとか【平成~令和元号またぎ旅‐7】

 2019-07-26
前編「冒険あふれる温泉津の温泉街とか、ジブリの海に続く線路とか



口の俵山温泉は、温泉番付で西の横綱とも称される由緒ある温泉。
というか昔の湯治場の雰囲気を色濃く残した温泉地です。

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宿の数は約40軒と少なくはないのですが、どれも小さな旅館が多く、大型旅館が建ち並ぶような歓楽温泉地ではありません。
宿のほとんどは内湯を持たず、宿泊客も温泉街にある外湯に入りに行く、という、今では珍しい湯治スタイルなんですね。

僕が今回泊まったのは「泉屋」さんという、俵山温泉の中でも比較的大きな旅館だったのですが、やはりこの宿にもお風呂はありません。

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というか泉屋、独特だったわ。
玄関に入ってもちょっと広めのおじいちゃんの家って感じの玄関と廊下があるだけで、誰もいません。
そもそもフロント、って感じのものがありません。

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「こんばんはーすみませーん!」
と呼びかけると、賄いのおばーちゃんっぽい人がやって来て、はいどーぞ、という感じで客室に案内されます。

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すでに布団敷いてあるし!

ま、湯治宿だからみんなこんな感じなのかもしれませんね。

なにはともあれとりあえず温泉に行ってみよー、ということで外湯に向かいます。

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雨だったけど、草履に浴衣姿で傘さして行きましたよ。
歩いて2,3分のところにあったから大変じゃなかったけど。

俵山の共同浴場は「町の湯」と「白猿の湯」の2つ。

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白猿の湯は比較的新しくできた感じの温泉施設なので、この「町の湯」が古くからある外湯なのでしょう。
湯治場と言ってもここは混浴とかじゃないんで、心配ご無用ですよ、ファンのみなさま。

もちろん

と、湯治場!?=こ、混浴!?

と勘違いしてこの俵山にやってきたわけでもないことを念のため付け加えておきます。


夕食は部屋食。
湯治場のイメージからするとわりとまあまあな感じ?

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山口だからフグ刺しもちょびっと出てたしね。

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明けて翌日。
雨も上がった俵山温泉街のメインストリート。

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さすが西の横綱。
やっぱり風情ありますね。

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そのまま温泉街の路地から露地へと入っていくと、いい感じで迷子になれます。

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これが反対側から見た泉屋旅館。

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意外に大きいんですね。増築に増築を重ねた感じですが。

そんでもって泉屋さんの裏側というか建物の下はこんな感じ。

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これはワンダーですわ。
きっと館内もいい感じの迷路になってそう。

ということで探検してみました、泉屋旅館。

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もうね、この中途半端な中2階的な階段、思った通り。

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いいですなー。
僕の敬愛する日本一テキトーなトラベルエッセイスト、宮田珠己さんの「四次元温泉日記」に出てくる、アトラクション感あふれる異次元ワンダーランドそのものですねー。

謎の地下室っぽいけどなぜか1階。

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まったく使われてなさそうな客室棟。

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なんか干してるし。

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本当はこういうところは何日かゆっくり滞在して、湯治してぼけーっと妄想して、ときどきブラブラ散歩とかすると最高なんでしょうね。
1泊だけでは惜しいです。俵山温泉。

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さて、この日は本当はさらに西に進んで、海に向かって123基もの鳥居が並ぶ元乃隅稲成神社と、絶景ロードで有名な角島大橋にをめぐって、そのまま下関から小倉に行って夜行フェリーで明朝松山に入る予定だったのですが、やめました(あっさり)。

理由はいくつかあるのですが、天気がイマイチで、絶景ビュー日和っぽくないのと、夜行フェリーに怖気づいたのが大きいですね。

もともとこの日は夜行フェリーのスイートルームの中で、ベートーベンの第9とか聴きながら「令和」という喜びに満ちた新たな時代の幕開けを迎えよう、と思っていたのですが、1か月前くらいに予約しようと連絡を入れると


は?スイートルーム?
なにをおっしゃっちゃってるんでございましょうか、ナイスミドル卿。
この日は10連休のど真ん中でかなり混んでて、そんなお部屋は無理ゲーでございます。



と予約センターのおねーさんに言われてしまい、唯一空いてた2等雑魚寝席しか予約が取れなかったのです。

しかも前日にはわざわざリコンファーム(予約再確認)の電話が。

明日は本当にお乗りになりますか、ナイスミドル卿?
この日はかなり混んでるので、高貴なナイスミドルが本当に2等雑魚寝席になんか乗るのか、念のため確認でございます。


これはマジで混んでるな。
きっと予約がオーバーフローするくらい混んでるんだろう。
2等雑魚寝用の席もスペースは指定されているとはいえ、隣に昭和生まれのひとり旅女子とかがいたら、ゴロゴロ寝返り打ったふりして徐々に僕のスペースを浸食され、平成~令和の元号またぎの瞬間に二人で悦びの歌、もとい、喜びの歌とか歌っちゃうかもしらん。

やばいな、間違いなく間違いが起こる。

そんなわけで、2等雑魚寝席は庶民に譲ることにして、僕は予定を変更して今日のうちに四国に入ることにしたのでした。



四国に入る前に少し時間もあるので、前から行きたいリストに入っていた下関の城下町、長府に寄ってみることにします。

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俵山温泉からは下関駅までの路線バスがあり、その手前にある長府へも乗り換えなしで行けるのです。

長府は名前の通り、もとは「門国」が置かれた由緒ある町。
江戸時代には長州藩の支藩・長府藩が設置され、長府毛利家がこの地に陣屋を構えたことにより、周辺に武家屋敷が広がることになったのです。

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今でもこの武家屋敷が並ぶあたりは「古江小路」と呼ばれ景観整備がされてて、散策にはいいなー、と思ってたら、なんとこの道の路肩に車を停めてる迷惑な輩が。

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下関ナンバーかよ。
たぶん目の前にある料亭で食事してるのだと思いますが、自分勝手でまったく想像力が欠如してるよな。
観光客も写真撮りながら、えー、せっかくいい通りなのになんでこんなところに停めるのよ、的な顔をしています。


ということで通報しますた。

本当は警察に通報して駐禁にしたろうと思ったんだけど、時間かかりそうだったので、この料亭に電話して教えたったわ。

10分後にもう一回通ってみたら、なくなってました。
さすが庶民の味方、ナイスミドル卿。



武家屋敷通りの突き当りの切通りの道を西に行くと、長府毛利邸跡があります。

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城下町長府の主な見どころは、古江小路とこの長府毛利邸なので、意外とあっさりコンパクトな感じでした。

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なんとなく、長府=長州藩の倒幕アジトみたいなイメージがあって、もっとドロドロして鬼気迫るような史跡が多いのかと思っていましたが、小綺麗な観光地となっていました。

いや、でもほんとはもっと博学なら興味深い見どころも多いのに、僕がまだまだ未熟だったからかもしれないですけどね。


<2019年4月29-30日訪問 つづく>  続き⇒「東洋のマチュピチュで神隠し3P(トリプルプレイ)とか



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LINEトラベルjpに新着記事掲載!初心者OK!ほぼ絶景 大雪山紅葉めぐりモデルコース

 2019-07-23
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日本で一番早く、しかも神がかり的な紅葉が訪れる大雪山は広ーいのです。
なので大雪山紅葉めぐりのポイントはゆるーく、無理しないこと。
欲張って深追いしなくてもほぼ絶景ですから。



入口→ 初心者OK!ほぼ絶景 大雪山紅葉めぐりモデルコース


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LINEトラベルに新着記事掲載!日本唯一の“写真の町”北海道東川町は現代の理想郷?

 2019-07-20
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjpに新着記事掲載しました!


北海道中央部、旭川空港から車で10分ほどの場所に知られざる理想郷があるのをご存知ですか?
それは北海道上川郡東川町。この人口約8400人の小さな町に今、移住者や観光客が続々と増え続け、注目を集めています。



入口→ 日本唯一の“写真の町”北海道東川町は現代の理想郷?



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冒険あふれる温泉津の温泉街とか、ジブリの海に続く線路とか【平成~令和元号またぎ旅‐6】

 2019-07-17
前編「お菓子の壽城のツイてるおまじないとか、大山レンゲ畑の文学女子とか


覚めると、どんよりとした曇天。

まだ雨は降りだしてはいませんでしたが、予報ではこれから西日本は大荒れの模様。
もともと今日は移動の時間が長くて、このままずっと山口まで行く予定だったので、まずはとりあえず列車に乗ってみます。

米子から松江に向かう朝の列車はこんな状態。

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どうやら僕はGWとはあんまり関係ないところばっかり行ってるみたいですね。
あ、でもまだ朝の5時台だからGWとか関係ないか・・・

松江で少し時間があったので市内をブラブラしながら、さて今日はどうしたもんか、と考えます。
今日は移動の途中に「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれるところに行ってみるかな、と思っていたのでした。


山陰のモンサンミッシェル。

そう聞くだけでも行ってみたくなりますよね。

おおお、さ、山陰にこんなすっごい隠れたスポットがあったのかぁぁぁ

となるのか

ぷぷぷ。さ、さんいんの、も、もんさんみっしぇるぅぅぅぅぅぅwww

となるのか、(たぶん後者だと思うけど)実に楽しみにしていたのですが、ここは島根・益田の海岸沿いにあり、最寄りのJR山陰本線の戸田小浜という駅を通る山陰線が日中は3~4時間に1本しかないため、列車で行くとかなり時間のロスになるのです。

そんなわけで益田駅からレンタサイクルでサクッと20キロくらい往復する予定でいたのですが、雨だと嫌だな。。。

と思ってたら早くも松江でパラパラと降りはじめたので、今回はモンサンミッシェルはあきらめて、途中の温泉津(ゆのつ)温泉に寄ってみることにしました。

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上から読んでも温泉津温泉。
下から読んでも温泉津温泉。

じゃないわっ!



温泉津温泉は島根県大田市の海沿いから内陸にかけて湧き出る温泉地。

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温泉地としては全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された情緒ある街並みが残っています。

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またここは石見銀山で採掘された銀の輸出港でもあったため、世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として登録を受けています。

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今まで温泉津駅は何度も通ったことがあるのですが、駅に降り立ったことはないので、モンサンミッシェルの代わりに温泉街を少し歩いてみようと突然思い立ったのです。

スナック檸檬樹。

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しぶっ!

いやー、夜だったらこの店めっちゃのぞいてみたいけど、冒険だなあ。

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僕がおそるおそるドアを開けると、カウンターのこっち側で頬杖つきながら手持ち無沙汰にポツンと腰かけてた妙齢のチーママが、

あら、いらっしゃい。
珍しいわね。こんな鄙びた温泉にナイスなミドルがぶらっと入ってくるなんて。


とか言いながら、搾りたての檸檬みたいな刺激的な香りを立ち昇らせてカウンターの中に戻る、みたいな感じのラブアフェアの可能性、10%。


酸いも甘いも知りつくして、すっかり絞られたての檸檬の皮みたくなっちゃったおかあさんが、

あらやだ、色男。
今夜はもう閉店にしちゃおうかしら、あっはっはっは。


とか言いながら出雲名物けんちゃん漬のお新香を僕の目の前にドン、と置きながらカウンターの横に座る可能性、90%。


さあ、あなたなら冒険、してみますか?


昭和レトロな床屋、丹頂。

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大将、おまかせで!
とか頼んだら、本当にナウな髪形に仕上がるのか、それともチョンマゲか。

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そもそもキミがいうナウとはいつの時代のナウなのか、丹頂!
昭和のナウなのか、平成のナウなのか、それとも間もなく訪れる令和のナウに仕上げてくれるのか。

冒険にあふれる町だぜ、温泉津の温泉街!


温泉街の途中の龍御前神社。

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ここは夜、「石見神楽」の公演をやっているようです。

やがて温泉街の中心にある2つの共同湯が見えてきます。

ひとつは薬師湯。

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この薬師湯は、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し湯。

もうひとつは元湯温泉。

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千古乃温泉と呼ばれる1300年の歴史を持つ由緒ある温泉です。
と言っても温泉に入りに来たわけじゃないんだけどね。

温泉津温泉、町並み歩きでも十分楽しかったですよ。

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帰り際、温泉津温泉入口近くの海岸に降りてみると、海に続く線路がありました。

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おおお、こんなところにジブリ発見!

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愛媛県の下灘駅近くにある「海に続く線路」は、インスタで拡散されすぎて観光客が私有地に無断で入りまくったことに地主が怒っちゃって、ちょっとした炎上さわぎになっていましたが、ここの線路には全く人影ありません。
ネットにもまったく記述がないので、僕が第1発見者なんでしょーか!?

もしかすると石見銀山から貨物列車かトロッコかでここまで銀が運ばれてきて、船に荷揚げされたのかも。

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そんなふうに考えるとロマンあるけど、どこにもそんな記述がないので真相はよくわかりまへん。


温泉津駅から再び列車に乗って益田駅を過ぎると、車窓に見えてきました、本当はここに立ち寄るはずだった「山陰のモンサンミッシェル」。

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どーですか?


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どーですか?


「おおお、さ、山陰にこんなすっごい隠れたスポットがあったのかぁぁぁ」

って感じですよねっ!

え、そうでもない?

ま、ここは「衣毘須神社」という神社ですからね。
思ったより全然ちっこい感じでした。

ちょうどこの時は雨やんでたけど、わざわざ自転車借りてくるほどの場所ではなかったかもしれません。
ネタとしてなら別ですが。



このあたりから西の山陰本線は、日本海に沿って時に崖の上を走ったりして、なかなか景色のいい車窓が続くのですが、晴れていれば吉、荒天だと凶となる気まぐれな区間。

この日は結構風か強かったので、いやーな感じがしてたんですが、

【悲報】海を見下ろす崖の上で、強風のため列車止まる。

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風で海にさざ波がたってるの、わかりますかね?


この山陰本線は、強風で基準値を超えると有無を言わさずその場で15分停車。
15分後、風が収まると動き出すのですが、また基準値を超えるとその場で15分・・・

みたいな繰り返しが何度もあって「山陰線恐怖の15分縛り」と名付けたいくらい。

台風みたいにずっと強風なわけじゃなくて、今日みたいに風に強弱あるときは、15分も待たずに風弱まったところでちょっと走り出してもいいと思うんだけどね。

といっても無理されても怖いので1時間半の遅延も我慢しましたよ。



ようやく長門市駅に着いて、今日はここからバスに乗り換えます。

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やってきたのは俵山温泉。

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温泉津温泉に似た感じの、かなり渋い温泉街ですが、この日はここに泊まることにしていたのです。




<2019年4月29日訪問 つづく> 続き⇒「西の横綱、俵山温泉の湯治体験とか四次元温泉ワンダーランドとか


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LINEトラベルjpに新着記事掲載!ナニコレ?湘南モノレールが公共ジェットコースターすぎる

 2019-07-14
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjpに新着記事掲載しました!


「(自称)湘南ジェットコースター」。
公共交通機関のモノレール会社が自分でこんなこと言っちゃっていいのか?と思うくらいぶっ飛んでる乗り物、それが湘南モノレールなんですよ!



入口→ ナニコレ?湘南モノレールが公共ジェットコースターすぎる


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お菓子の壽城のツイてるおまじないとか、大山レンゲ畑の文学女子とか【平成~令和元号またぎ旅‐5】

 2019-07-11
 前編「倉吉の「課長 石破茂」とか、植田正治写真記念館の逆さ大山とか


山として崇められた大山の中心にあるのが「大山寺」。
その門前に大山の食堂やお土産屋などが並んでいます。

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このあたりは標高約6~700メートル。
桜も今が満開という感じですね。

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ちょうど一瞬雲も途切れて、大山の荒々しい山容が姿を見せてくれました。
大山は見る角度によっていろんな表情がありますね。

振り返るとはるか眼下に見えるのは米子の町と日本海。

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こう見るとやはり大山はまわりに山一つない単独峰なんですね。


本当は観光案内所で自転車を借りてこのあたりを巡ろうと思っていたのですが、Webの情報が古かったらしくすでにレンタサイクルはやってませんでした。

会社の同僚夫妻がたまたまこの日に大山に来ていて、どこかの牧場あたりまで行けば落ち合えるかな、と思っていたのですが、移動手段を絶たれたため、そのまま急な参道を10分ほど歩いて大山寺に行くことにしました。

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修験道の修行道場として栄えた大山寺。
今はその面影はありませんが、最盛期には100を超える寺院と3000人以上の僧兵をかかえていたそうです。

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大山寺のさらに奥、大神山神社奥宮に行く途中で河原の方に修験者を発見!
さすが大山、現代でも修験道は健在なんだな!

と思ってよく見たら、なんだか頼りなさそうな山伏だぞ。。。

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しかしまあそんなことどうだっていいですな。
その意気やよし!こんなGW10連休にわざわざ修行するくらいだから、元号が変わるタイミングで人生リセットするのかも知れないしね。



さて、午後は大山から降りて米子城へ。

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え、米子城ってこんな立派な天守残ってたっけ?

とちょっと混乱しちゃった歴史好きの貴女、今はやりのお城マニアですか!?

そう、ここは「お菓子の壽城」なんです。

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とち餅で有名な米子の製菓メーカー「寿製菓」が米子城を模して建てたお菓子のテーマパークなんですが、石垣の一部はホンモノの米子城のものを使っているそうで、結構ホンキのものらしいです。

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店内はとち餅以外の銘菓や山陰のいろんな土産物も売っていて、大賑わい。
観光バスも次から次へとやってきます。

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ここ、試食がめっちゃたくさんあるので、それだけでも楽しめる人がいるかもしれませんが、僕がここにやってきたのは、このお城にもすなば珈琲があるからなのです。

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お菓子の壽城の1階にはテイクアウト専用の「すなば珈琲プレミアム」が、2階には展望喫茶「すなば珈琲ワールド」があります。

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このすなば珈琲ワールドの特徴は、窓の外に大山が望めること。
ここからの角度だと、まさに伯耆富士という感じのなだらかな山容ですね。

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ここはゆっくりお茶が楽しめるいいお店でした。


すなば珈琲が一番の目的ではあったのですが、この壽城、屋上が展望天守閣になっていて、何やらかなりワンダーな場所、と聞いていたので行ってみます。

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うーん、今頃晴れてきやがった。
植田正治写真美術館でこの天気だったら、逆さ大山がさぞかしきれいだったろーなー。

本当のお城の天守閣はほぼどこも拝観料がかかるけど、この展望台は無料なのでそれだけでもご利益はあるのですが、ここに登るともっとすんごいご利益があるのです。

それがこれっ!

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ツイてる神社!!

「ツイてるツイてるツイてる」と連呼しながらこの鐘を鳴らすと、ツイてツイてツキまくるんだそうです!


そしてこの

ツイてますか
ツイてま~す


とかいうスローガンが書かれた「ツイてるシール」。

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HPによると、このシールからは、明治の大将軍、乃木大将と同じ強さのエネルギーが出ているそうです。(日本相対磁場研究所、三上晃先生調べ。)

そのほか、

ツイてるシール3大原則
■貼れば貼るほどツイてくる。
■見れば見るほどツイてくる。
■言えば言うほどツイてくる。

とかいう説明もあるのですが、ここには全部書ききれないくらい凄いので、もうこれ見てください→ツイてるシール

さらにお時間に余裕のある方は、ぜひそのサイトにある「ツイてる音頭」聞いてみてください。

すっごいワンダー!

ツイてる感じがあなたの脳内で終日リピートを繰り返し、世界じゅうのみんながツイていれば本当に素晴らしい!と超超超ポジティブになれることでしょう。

というか、絶対聴けよっ!



さて、壽城を出てもまだ日は高いし、大山がめっちゃいい感じで晴れてるので、もう一回、大山めぐりに行くことにします。

といっても、再び大山に登るわけではありません。
以前写真で見て、行ってみたいと思っていた場所があったのでした。
それはちょうど今頃、大山山麓の仁王堂公園というところで見られるという、大山と一面のレンゲ畑の、こんな写真。

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Ⓒ大山フォトギャラリー


いいじゃないか、仁王堂公園!
きっとそこには神戸からやってきたJ・D・サリンジャー好きの文学女子(28歳)がいて、「レンゲ畑でつかまえて」ごっことかできるに違いない。

ということで最寄りの大山口駅まで行ってみます。

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駅前に立つと、小さなメインストリートの先には、あの写真と同じ感じの大山の姿が。

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おおおおお、ホントだ!
待ってろよ、文学女子!
もうすぐつかまえに行くからな!



大山口駅からバスに乗って10分。
仁王堂公園前で降りると確かにあの大山。

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でもレンゲ畑、ないんですけど!

仁王堂公園には大山一円の守護神と言われる妖怪カラス天狗の伝説があり、園内にもこんな感じのカラス天狗がいるのですが、僕が探してたのはJ・D・サリンジャー好きの文学少女なんですけど!

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せっかくここまで来たのにそりゃないぜ!と思いながら園内をぐるぐるまわりますが、レンゲ畑はどこにもありません。

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まあ公園から望む大山はめっちゃきれいなんですけどね。



もう一度例の写真と見くらべてみます。

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手前の山の角度と、向こうに写ってる家の感じがちょっと違う。
もっと大山に近づいて、東(左)から眺めた感じに違いない!

とバス通りをずんずん大山に向かって歩いていくとなんかうっすらピンクっぽいのがあるぞ。

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これか?

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うーん、なんだか思ったよりレンゲ畑広くないし、色もちょっと陰りかけてる感じなんだけど。

家の感じも山の角度もまだ違うし、本当はもっと東側なのかもしれませんが、目に見える範囲にはここ以外にピンク色はありません。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



「レンゲ畑でつかまえてぇ~」と僕を待ってる感じの文学女子もいません。


でもまあ、近くにあった大山郵便局がカッコよかったからいいか。

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近くの坊領という集落もカッコよかったよ。

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翌日から天気も下り坂になりそうなので、晴れた大山を見られただけでも良かったことにします。



<2019年4月28日訪問 つづく>  続き⇒冒険あふれる温泉津の温泉街とか、ジブリの海に続く線路とか


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倉吉の「課長 石破茂」とか、植田正治写真記念館の逆さ大山とか【平成~令和元号またぎ旅‐4】

 2019-07-08
前編「憧れの「すなば珈琲」めぐりとか、意外にムフフなコナンくんとか


取といえば、石破しげるさん。

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次期首相候補とも言われていますが、体制に流されることなく、時に歯に衣着せぬ言動をするので、いまちょっと形勢厳しいですね。

でもこの人、話はめっちゃ面白いんですよ。
石破さんとは以前、日本ナイスミドル新聞社主催の特別対談で、地方創生とか、寝台特急出雲とサンライズ出雲の旅情の違いとか、市井の奥様たちのハートを鷲づかみにする話し方とかを徹底的に討論したので、僕は密かに応援してるのです。

鳥取県内を歩いていると、100メートルに1枚は石破さんのポスターが貼られているんじゃないか、と思うほどの人気なのですが、ときどきとんでもないやつもあったりします。

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課長 石破茂かよっ!


ま、そんな感じで迎えた3日目の朝です。
みなさんおはよーございます。

さて、この日は早朝から倉吉の町をブラブラ散策してみます。

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倉吉は鳥取県中部の中心都市で、人口はなんと47000人。
47万人じゃーありませんよ。それでも鳥取県第3の都市です。

駅前から2キロほど歩くと打吹山の麓に倉吉の旧市街があり、蔵と土壁の町並みが残っています。

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このあたりはもともと打吹城の城下町だった場所で、江戸時代から大正・昭和の初期まで商業都市として栄えた地区。

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白壁土蔵の脇を流れる玉川には小さな石橋がいくつもかかり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

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昔、まだ僕が若かりし頃(今も若いですが、特にカラダ)、たまたま冬休み初日にパチンコで勝ったので、その3万円を右のポケットに突っ込んで、その夜の寝台特急「あさかぜ」号に飛び乗って、深夜特急の沢木耕太郎ばりに


「これがなくなるまでパチンコしながら旅してみよう!」(ただし冬休みの間だけ)


となぜか冬の山陰にやって来て(海外じゃねーのか!)、岩国、益田、萩、浜田、米子とほぼ連戦連勝、倉吉でも大勝ちし、その勢いで三朝温泉に泊まりに行ったことがあります。

結局その時、かえってきたら右のポケットには15万円くらい残ってました。

神かよ、俺!


ということで倉吉にはその時に来ているのですが、パチンコがメインだったもんで、この通りをさらっと歩いたことくらいしか覚えてませんでした。


倉吉の町並みを歩いていると「赤瓦」というのれんのかかった建物が目に付きます。

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これは赤色が特徴の石見の国・石州瓦の建物を指し、全部で16号館まであるそうです。

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倉吉の古い町並みに、なぜかときどきこんなんあるんだよなー。
アニメかなにかの聖地なのかな?

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と思ったら、やはりここは「ひなビタ♪」という作品の舞台になっているらしいのですが、これはどうやら純粋なアニメ作品ではないらしく、架空のアニメキャラによる楽曲の音楽配信メディアで、その舞台である倉野川市のモデルが倉吉のようなのです。

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ちなみに「ひなビタ」というのは「鄙びた」のことでこのキャラたちが音楽を通じて町を活性化していく、というストーリー。
でもアニメではない。
うーん、よくわかりません。


しかしこっちはよーくわかります。

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第53代横綱、琴桜(前佐渡ヶ嶽親方)ですな。
群馬が生んだ名関脇、琴錦の親方だったんで、よーく覚えてますよ。

この琴桜は倉吉の出身で、白壁土蔵の町並みにある生家が、今は記念館になっています。

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町並みから少し離れた場所にある「鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館」

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この日は早朝でまだ空いてなかったのですが、なしっこ館は行ってみたかったな。
梨の食べくらべとかで、めっちゃ梨食えるみたいですよ!



さて、倉吉の早朝散歩を終えて、次は米子に到着。

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しかし今回は鬼太郎列車に乗って境港に行くわけではありません。

観光シーズンに米子から大山の主要観光地を周遊している「大山る~ぷバス」に乗ってみます。

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そんでもって大山山麓の何もない平原の真っただ中の、なんだかやる気のない感じの「美術館前」とかいう停留所でバスを降ります。

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しかし振り返るとそこには突如アートな建物が。

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この建物の正体は「植田正治写真美術館」。
植田正治という写真家を僕は知らなかったのですが、それでもここに来てみたかった理由はこれ。

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建築家、高松伸さんの設計による建物のロビーからは、目の前の大山が、まるで展示されている写真作品そのもののようにあるのです。

晴れていれば、ここに見事な逆さ大山が浮かび上がります。

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この日は残念ながらはっきりとした逆さ大山は望めなかったのですが、こんな遊びゴコロのある写真も撮れます。

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写真家・植田正治さんは1913年鳥取県の生まれで、人をオブジェのように配する「演出写真」とよばれる独特の技法で世界に知られましたが、鳥取砂丘を舞台にした「砂丘シリーズ」はその代表的なもの。

植田さんは砂丘を壮大な背景に見立てて、シルクハットにステッキ姿の正装の男性や、傘をさした女性を意図的に配置し、のちのモード写真のような前衛的な作品を数多く残しているため、ここでその植田正治写真ごっこができるようになっているのです。誰かと来ていれば。


こーんな感じとか、




こーんな感じとかですね。




まままままさか、風祭さまと、大山の女?


と夜中の2時に嫉妬に狂いそうになった貴女。
スミマセン、知らん人です。。。


館内には映像展示室があり、その壁面には世界最大規模のカメラレンズが設置されています。
そのためこのシアターそのものがカメラの内部構造となっていて、今、目の前にある大山が(構造上逆さになって)常に映し出されています。

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この映像展示室では植田さんの生涯を紹介する映像が流されているのですが、これがよかった。
最後までアマチュア精神を抱き続けた植田正治さんの作品は全然難しくなくて、むしろなんだかほんわかしました。

作品そのものは撮影禁止なので残念ながら紹介できないんだけどね。



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すなば珈琲と、鳥取コナン空港【平成~令和元号またぎ旅‐3】

 2019-07-05
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憧れの「すなば珈琲」めぐりとか、意外にムフフなコナンくんとか【鳥取県】


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グンゼの旧遷喬尋常小学校とか規格外の奈義現代美術館とか【平成~令和元号またぎ合宿たび‐2】

 2019-07-02
前編「なぜか津山と 「湯湯湯」 「混男女混」「❤❤❤」


山県の中国勝山駅のとなりに久世という駅があります。

久世と書いて「くせ」と読むのですが、昔このあたりの地図を見ていたところ、町内にグンゼの工場があったので、最初は「ぐんぜ」と読むのだと思っていました。

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そうか、グンゼは「久世」が発祥だからグンゼなのか!と。

しかし実際はグンゼは京都の北部、河鹿郡(現在の綾部市)が発祥で、漢字も「郡是」と書きます。
なんでも明治の創業時「産業の振興によって地域社会(河鹿郡)の発展に貢献する会社になろう」という思いから社名を「郡の是」としたそうです。

ということで、僕の想像は全く見当違いだったのですが、それ以来、久世という地名はずっと僕の頭のどこかにあり、その後、この久世に、美しい小学校マニアの僕にとって垂涎の建造物があると知って、いつか行きたいと思っていたのでした。


それが旧遷喬尋常小学校。

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明治初期にこの地にできた明親館という塾を母体にしてできた小学校で、この校舎は明治40年に建てられ、現在は国の重要文化財に指定されています。

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正面中央、高瀬舟をかたどった校章の入りの屋根窓とか、めっちゃカッコいいですな。

校名の由来は「出自幽谷木(ゆうこくよりいでて きょうぼくにのぼる)」

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風祭国語国文学研究所の風祭哲哉所長によると、これは「深山の暗い谷間から飛び立ったウグイスが、次々と高い木へと移っていくこと」に例えて

「久世の子どもたちよ、お前たちは山に囲まれたド田舎に住んでいるが、学問に励み立身出世すれば、きっと明るい未来が待っているぞ」

と解釈されていることが最も多いことがググった結果明らかになりました。

ググったのかよっ、風祭国語国文学研究所!


校舎の中に入ってみると、なんと制服のレンタルが!

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ぬぉぉぉぉぉ、制服着てみたかったぜ!

え、さすがにそのセーラー服は無理あるんじゃね?

という感じの「セーラー服と機関銃」世代の熟女と制服ごっことかしてみたら、また新たな世界が拓けたかもしれないのに!


ここで週末を中心に行われているイベントは、学校給食ごっこ。

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この教室で、学ラン姿のナイスミドルとセーラー服の熟女が隣り合わせの席で給食を食べるのです。

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今日の献立。

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僕的にはイマイチなメニューですな。
ミルメークは当たり!って感じだけど、クジラの竜田揚げとか食べたふりして残してたかも。

というか知ってますか?ミルメーク

と思ったら、今でもあるんですね。

そういえば昔は給食、残せなかったですよね。
僕のクラスで牛乳飲めない女の子がいて、毎日5時間目は別室で牛乳飲むまで授業受けられなかったので、かわいそうなことに勉強どんどん遅れてっちゃってました。

そんなの今じゃありえない感じだけど。


この旧遷喬尋常小学校は、「ALWAYS 三丁目の夕日」をはじめ ロケ地としてもよく使われているらしく、出演者の記念の寄せ書き?みたいな願い事カードがさりげなく飾られています。

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サブちゃん、野球キャラメル300点かよ、と思ってたらホンモノじゃなくって、映画「三丁目の夕日」に出てくる「北島三郎」くんね。

吉行センセー、なんつーしょーもない願望やねん!と思ってたら、行淳之介やんか。

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一応、グンゼの工場にも行ってみましたよ。

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外から見ただけだったけど。



久世からいったん津山に戻り、そこから路線バスに乗り換えて30分、奈義町(なぎちょう)というところへ向かいます。

目的は、NagiMOCA(ナギ・モカ)と呼ばれる「奈義現代美術館」。

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岡山の片田舎に、なぜこんなぶっ飛んだ現代美術館があるのかはわかりませんが、以前(おそらく2016年の瀬戸内国際芸術祭のとき?)どこかの島でここのパンフレットをもらって、それ以来機会があれば行ってみたいと思っていたのでした。


この美術館の一番ブッとんでるところは、建物が先ではなくて、作品を先に構想して、それに合わせて美術館を設計した点。
一般の美術館では収集不可能な巨大作品をあらかじめ制作依頼し、その作品を収容する空間を作家と建築家が話し合って建築したのだと言います。

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なので、建物と作品が半永久に一体化した美術館なのです。

この大きな筒のようなものは「太陽」という作品でもあり、建物でもあります。

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最初に見たとき、単なる筒のアートなのかと思ったのですが、ちゃんと中に作品があって、それに合わせてこの筒が作られたのです。


もうひとつブッ飛んでるところは、常設作品が「太陽」「月」「大地」のたった3つしかないこと。
たった3つなので、早い人はメインとなる常設部分は10分もあれば鑑賞が終わってしまいます。
ちなみに下の写真がそのひとつ「大地」。普通に歩くと1分で通過します。

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入場料は700円。
特別高いとも安いとも言えない微妙な額ですが、700円を10分で終わることも、半日楽しむこともできそうなところがスゴい。
ちなみに僕は全部で30分でした。
ま、凡人っぽい所要時間でしたね。。。


この美術館のメインディッシュは、この荒川修作+マドリン・ギンズの作品「太陽」でしょうね(これがさっきの筒の中)。

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京都の龍安寺みたいな石庭が、円筒の部屋の両側に壁のように置かれています。

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荒川修作+マドリン・ギンズといえば、岐阜にある養老天命反転地でも同じような作品をたくさん残しているので、こうした「反転」作品は十八番なんでしょうね。


この日はちょうどいいモデルがいました。
こう見るとなんとなくこの空間の異質性がわかりますよね。

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ちなみに僕の奈義の港の女と隠し子ではございません。


そしてこれが「月」。

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スミマセン、僕にはよく理解できませんので解説は控えさせていただきます。
ただ、中秋の名月の夜10時に、この中に月の光が差し込んでくる設計になっているのだそうです。

この部屋にはべた~っと座りこんでいる先客の女子がいて、こーゆー人が700円で半日過ごせるのかも、と思ったのですが、もしかするとこのまま中秋の名月までここに住むつもりかもしれませんね。


この奈義から次に行く鳥取方面に向かうには、普通は一度バスで津山まで出てJR因美線に乗るのですが、地図を見ると奈義からバスで10分ほどの停留所から途中の美作滝尾駅まで5キロくらいなので、歩いて行ってみます。
ま、こんなことやってるから合宿とか言われるんだけどね。

1時間後、見えてきました、美作滝尾駅。

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この美作滝尾駅、古き良き昭和の日本の香りを残す木造駅。

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なので一度行ってみたかったのですが、因美線は運行本数が少ないので、途中下車するのは難しく、こうして歩いてチャレンジしてみたわけです。

現在はもちろん無人駅ですが、駅舎の中は往時の雰囲気を残したまま、美しく整備されています。

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と、その奥に僕のお師匠、寅さんじゃないっすか!

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実はこの美作滝尾駅、「男はつらいよ」の最後の作品となった第48作「寅次郎紅の花」に登場したことでも知られています。

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到着して20分ほど、ちょうどいい時間に、2,3時間に1本しかない1両のディーセルカーがやってきました。

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山田洋次監督が「寅さんと一緒に日本中の駅を見てきたが、これほど美しい駅はもう日本のどこにもない」と語ったと言われる美作滝尾駅には、まだGW10連休は来ていないようでした。


<2019年4月27日訪問 つづく>  続き⇒憧れの「すなば珈琲」めぐりとか、意外にムフフなコナンくんとか


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