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帯広のインデアンカレーとか、北海道の最後の風とか【2019北海道をめぐる冒険‐5】

 2019-11-29
前編「世界で一つのばんえい競馬とか、帯広川暗闇クルーズとか



広の朝と言えば、北海道ホテルのこの朝食。

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見てくださいよ、この野菜の瑞々しさ。

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見てくださいよ、このオムレツの白さ!

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今年も日本一の洋朝食セットメニュー(風祭調べ)を食べて北海道ホテルをあとにし、3日目の帯広の町に繰り出します。

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この日は午後の列車で札幌に向かう予定なので、それまでレンタサイクルでも借りて市内をブラブラしたいと思います。

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まずやってきたのが、この緑ヶ丘公園。

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帯広市の郊外にある、このなんの変哲もなさそうな公園(ただしめちゃくちゃ広い)ですが、かつてここに世界一だったものがあるのです。

それはこれ。

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ん?世界一ナイスミドルなご主人様と、世界一楽しい旅に出ているキャラクター?

ぶっぶー。

みなさん僕の相棒に目が行っちゃったと思いますが、世界一はそっちじゃなくて、こっち。

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そう、これはかつて世界一長いベンチとしてギネスブックにも掲載されていたもので、長さは400メートル、歩いても5分以上かかるベンチなのです。
しかしその後石川県富来町の460.9mのベンチ、さらに富山県南砺市に完成した653mのベンチに抜かされて、現在は世界第3位。

ま、それでも迫力は十分ですね。

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じーちゃんも、これだけ長いとどこに座っていいかわかんないよね。
とりあえずここはこれで以上!


お昼までまだまだ時間があるので、さらにブラブラしてると、いつの間にか帯広神社の近くに来たので、前夜の帯広川暗闇クルーズの乗り場まで行ってみました。

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なるほど、ここから出航してたんですね。

帯広川に沿って道があったので、そのまま川に沿って下ってみると、やっぱりずいぶん狭いところを通ってたんだということがわかります。

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こりゃ木の枝にも触れるし、虫の音も聞こえるはずだわ。

川沿いにあった帯広柏葉高校。

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ここは帯広・十勝随一の名門高校で、あの中島みゆき、アナウンサーの安住紳一郎、そして山根おねーちゃんの出身校でもあります。

え?山根おねーちゃん、知らないって?

大学時代、帯広の隣、幕別町の出身でこの帯広柏葉高校卒の同級生がいました。
彼女は1浪して入学してきたので、現役入学者が多い女子の間では「おねーちゃん」と呼ばれていたのですが、確かに十勝の大地に深く根を下ろした大樹のようなおおらかさと包容力で、まさに「おねーちゃん」という称号にふさわしい女性でした。

おねーちゃん、どうしてるかな?

帯広柏葉、小樽潮陵、釧路湖陵、北見北斗・・・
北海道の地方都市の高校の名前は、なぜかくも美しいのでしょうか。

大学時代の同級生には北海道じゅうの高校の卒業生がいたので、今でもそんな高校名を聞くと急にあの頃に戻ったような懐かしさを覚えます。



と、しばし秋の北海道的感傷に浸ってお腹もすいてきたので、やっぱり今年最後の帯広ランチは、ぱんちょうの豚丼でしょ!

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って、今さらぱんちょう行かないでしょ!

店の前に列をなす帯広アマのみなさんを横目に僕が向かったのはここ。

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インデアンカレーでしょ、豚丼に飽きたあなたの帯広のソウルフードと言えば。

インデアンカレーは帯広を中心に十勝・釧路地方に店舗を持つカレー専門店。
「インデアン?」と問われて「カレー」と答えない帯広市民はいない、と言われています。

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この帯広市内にも何店舗もあるのですが、今回はその総本店的な役割を持つ帯広の中心部にある「まちなか店」に入ってみました。

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僕はいつも駅裏にある長崎屋のフードコートで食べることが多いので、このまちなか店に来るのは実は初めて。

このノーマルな「インデアン」はなんと420円!

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お母さんが作った「2日目のカレー」的な見た目ですが、コクはまさにそんな感じ。
牛肉をふんだんに使って、数十種類のスパイスで熟成されたカレーは甘いような辛いような絶妙の味なんですよ!

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もちろんハンバーグとかカツとかのトッピングメニューもたくさんあるのですが、このベーシックでも十分満足な味なのです。
帯広の人は鍋をもってお店に来て、このインデアンカレーのルーを買っていくことも多いそうです。いや、これマジで。

いやー、十勝はホントに食が豊か。
毎年、十勝を離れると寂しくなるので、最近は旅の初めに帯広に来るようにしています。



さて、この日は余裕があるので、札幌までちょっと変わった方法で行ってみることにします。
まずは帯広からJRの特急で新得まで。

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新得から乗車したのはJR代行バス。

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これは2016年の台風被害で不通になっているJR根室本線の新得駅~東鹿越駅間をつなぐ代行バスですが、僕は台風被害後にこの区間を通るのは初めてのため、この代行バスも今回初めての乗車となります。

新得駅を出ると、バスはいきなり狩勝峠越え。

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狩勝峠はかつて日本3大鉄道車窓と言われた峠越え区間。
現在の狩勝峠越えの新しい鉄道区間も雄大な景観が楽しめますが、このバスが通る国道はかつて旧線が敷設されていた場所に近く、さらにワイルドだと言われています。

峠を越え、十勝地方から空知地方に入って最初の駅、落合でバスは小休止。

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駅舎は比較的きれいなまま残っていますが、ホームに入ってみるとこの状態。

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列車も通らず、人も足を踏み入れない線路やホームは、たった2年の間に自然に還るための時計の針を戻し始めています。

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けれどもこれでいいのでしょう。
たぶんここに列車がやってくることは、もうないのですから。
根室本線の富良野駅から新得駅間はJR北海道の厳しい経営状況を受けて、鉄道を廃止しバス転換を図る区間の対象とされてるため、この区間の復旧工事が行われることはありません。


代行バスの終点、東鹿越駅で根室線の各駅停車に乗り換えます。

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今はまだこうして列車を走らせていますが、いずれこの区間もバス転換されることになります。

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この日は9月の北海道にしては珍しく厳しい残暑で、冷房のない古いディーゼルカーの中は蒸し風呂のようでした。
たまらずに窓を開けると、走り始めた列車から吹き込んでくる風が、10年ぶりくらいに僕の頬を撫でました。 

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列車の窓から風を感じるなんて、もしかするともうこれが最後かもしれないな、と思いました。




<2019年9月8日訪問>  続き⇒「寿都のしゃれ心「むすっこ」とか、絶景すぎる路線バスとか





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LINEトラベルjpに新着記事掲載!えっ、USAで初詣?大分・宇佐神宮での初詣参拝ガイド

 2019-11-26
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjpに新着記事掲載しました!



大分県の宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡さまの総本宮。毎年、正月三が日には40万とも50万ともいわれる参拝客で賑わう九州有数の初詣スポットですが、そこはなんとUSAだった?


入口→えっ、USAで初詣?大分・宇佐神宮での初詣参拝ガイド


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ぜひ、読んでみてください!



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世界で一つのばんえい競馬とか、帯広川暗闇クルーズとか【2019北海道をめぐる冒険‐4】

 2019-11-23
前編「りくべつ鉄道絶賛営業中!とか珠玉の豚丼チェーン店とか



んえい競馬は体重1トンを超える大きな馬が重りをのせた鉄ソリを引いて力とスピードを競う、世界でここだけの競馬。
かつては道内の各地にばんえい競馬場がありましたが、現在残るのはこの帯広競馬場のみ。
北海道開拓時代の農耕馬の歴史と伝統が現代のレースへ受け継がれ、北海道遺産として人々に感動を与えています。

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僕も昔、春の寒い夜に一度来たことがあったのですが、昼間には来たことがなかったので、ここで一丁万馬券でも当てて帯広ナイトアクティビティに華を添えよう、とやってきたわけです。


場内は産直市場やご当地グルメのレストランなどもあり、競馬場でありながら観光レジャー施設も兼ねている感じ。

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それもそのはず、このばんえい競馬は帯広の人気観光スポットになっていて、来場者はレース客より観光客のほうが多いんじゃないかと思うくらい。

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広い場内をカップルや女子旅、マダム団体やカメラマンがのんびり歩いていて、レースが始まるとぞろぞろとコース前のかぶり付きスペースに移動します。

そんなわけでここで生まれて初めて競馬に挑戦する人も多いらしく、場内には初心者向けの馬券買い方講座も。

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もちろん僕も買ってみましたよ!
僕のラッキーナンバー「2-4」。

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ちなみに「2」は仮面ライダー2号の「2」、「4」はウルトラ兄弟の4番目の男、帰ってきたウルトラマンの「4」です。
「仮面ライダー1号」とか「ウルトラセブン」じゃなく、意外とマイナーはヒーローが好きだった清く正しく美しい僕の子供時代の名残ですね。

そしていよいよレーススタート!(レース名とか全然気にしてません)

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ばんえい競馬のハイライトは、このダートの山の傾斜越え。

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重い鉄ソリと騎手を載せたばん馬が、必死に駆け上がろうとする姿に「がんばれ!」の声が飛びます。



結局夜まで見ちゃったよ。。。

このばんえい競馬、実際のレースも素晴らしいのですが、特におすすめなのは冬の朝の調教風景なんだそうです。
走るばん馬や調教師、騎手たちが吐く息が真冬の十勝の空に真っ白に立ちのぼり、それはそれは幻想的なのだと言います。

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ばんえい競馬では手軽に参加できるバックヤードツアーもありますので、帯広に来たら、ぜひ参加してみてください。

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さて、今日の帯広ナイトアクティビティは「暗闇クルーズ」。

「暗闇」って聞いてパブロフの犬みたいにソッコー変なこと想像しちゃった貴女、暗闇はどさくさに紛れて接吻したり、闇鍋で恋のライバルにスリッパとか食わせる場所じゃなく、最近はいい使い方もされてるんですよ!

そんなわけで今回は夜の帯広川を下る「帯広川暗闇クルーズ」というツアーに参加してみたのでした。
このツアーは、地元十勝ならではの体験型観光を開発している会社「サムライプロデュース」が実施しているのですが、以前何かで見て、ずっと行ってみたかったのです。

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帯広市街を抜け、十勝川沿いの土手に沿って指定された目的地へ着き、ここで救命胴衣を着け、説明を受けると参加者は専用車に分乗して、帯広神社横の出発地点へ。

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意外と市街地の近くから出発するんですね。

この日の参加者は14人で2艘の船に分かれます。

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ここで記念写真タイムやオールの漕ぎ方のレクチャー(と言っても緊急時以外は漕ぐことはありません)があり、いざ帯広川へ。

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いやー、これは単独参加じゃなくってよかった。
全組カップルか女子旅グループだったよ・・・
この一番後ろにナイスミドルがポツンと一人で佇んでたら、隣に座りたがる女子が「暗闇deムフフちゃーんす!」とばかりに後ろに殺到して沈没するな、この船。

ということで帯子には感謝しかありません。


さて、暗闇クルーズはまるでジャングルの河川のような細い帯広川をゆっくり進みます。

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帯広の市街地からほど近い場所を進むので、ときどき遠くに街灯が見えることもありますが、灯りは漕ぎ手のヘッドライトのみ。
あたりは静まり返っていて、オールを漕ぐ音と虫の鳴き声しか聞こえません。

このあたりの帯広川は土手を隔てて十勝川に並走していて、30~40分ほど進むと、十勝川との合流地点の手前に到着します。
ここですべてのライトを消すと、灯りひとつない暗闇と静寂が現れます。

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船はここで5分くらい、ただ暗闇の中を漂っているだけ。

ここで「暗闇deムフフちゃーんす!」やろうと思えばできたけど、そしてたぶん帯子も拒否しなかったと思うけど、清く正しく美しく、暗闇と静寂を楽しみましたよ。

そんなわけで帯広のナイトアクティビティ、「帯広川暗闇クルーズ」なかなか貴重な体験でした。



この帯広川では真冬の朝のリバークルージングもやってるみたいなんだけど、それも乗ってみたくなりました。
死ぬほど寒いみたいだけど(笑)



<2019年9月7日訪問>  続き⇒「帯広のインデアンカレーとか、北海道の最後の風とか





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りくべつ鉄道絶賛営業中!とか珠玉の豚丼チェーン店とか【2019北海道をめぐる冒険‐3】

 2019-11-20
前編「帯広の料亭で豚丼とか、阿寒湖カムイルミナのサプライズとか


別は日本一寒い町。
冬の平均最低気温は-20度、1978年には町内の小利別地区で-38度を観測したことから日本一の寒さで絶賛売り出し中なのです。

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遠い昔、今はなき国鉄池北線で通ったことはあるけど町に降り立ったことがなかったので、阿寒湖から帯広に戻る途中、ちょっと回り道をして寄ってみることにしました。

町の中心にある旧陸別駅は、現在はオーロラタウン93という道の駅として整備されています。

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ん?りくべつ鉄道運行中?

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かつてここを走っていた国鉄池北線、その後を受けて運行していた「北海道ちほく高原ふるさと銀河線」も2006年に廃止されているのですが、この陸別駅周辺は「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」として整備されて残されているのです。

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駅構内に入ると、廃線後とは思えないほど何両もの気動車が停まっているのですが、ん?なんかあるぞ。

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出ました!「なつぞら」ラッピング列車。
北海道の十勝を舞台にしたこの朝ドラで、陸別もロケ地になっていることからりくべつ鉄道の車両をラッピングしたのだそうですが、この列車、実際に走るんだそうです。

運行は陸別駅構内だけでなく、旧ちほく高原鉄道時代の線路の上を、現在は北見方面に2キロほど行った「百恋駅」まで、今後もさらにその先まで運行区間を伸ばす予定なんだそうです。

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もちろん観光用の運行で、運転日も限定的ではありますが、廃止になった鉄道が、運行区間を伸ばしていくなんて、素晴らしいですね。

このりくべつ鉄道のもう一つの特徴はホンモノの気動車の運転体験ができること。

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運転体験は3種類あって、駅構内をお手軽に運転できるコース、指導運転士とマンツーマンで気動車の説明・点検からはじまって駅構内の運転体験を行うコース、このコースを卒業すると、さらに駅の外の本線上を次の駅まで2往復も運行できる本格的なコースもあるようです。

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これも運転体験の人でしょうね。
この日は予約がいっぱいで体験できなかったんですが、鉄道ファンなら垂涎、そうでなくても電車でGOのリアル版、やってみたいですね。

運転体験はできないのですが、飛び入りでも体験できるのがトロッコ乗車体験。

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陸別の広い駅構内をトロッコで一周400m、ひとり300円で体験できるので、さっそくやってみます。



そーですよ、トロッコったって、足漕ぎですよ。
まあレールの上なので抵抗も少なくて自転車より全然らくちんでしたけどね。
映像の最後、運転体験の列車が動いてましたね。



さて帯広に戻る途中、音更町を通ったので、六花亭と並んで十勝を代表するお菓子メーカー、柳月の本店に寄ってみます。

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柳月の看板商品は「三方六」というバウムクーヘンのようなお菓子なのですが、実はその切れ端が毎朝格安で店頭に並ぶのです。

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通常は200グラムで680円のものが、なんと1キロ500円。
これを求めて開店前に行列ができるため、毎日整理券が配られています。
山梨の桔梗屋で、朝、信玄餅の詰め放題にチャレンジするみたいな感じなんでしょうね。

この日はもうお昼近いので、もちろんあきらめてはいたのですが、なんと店内にこんな商品が。

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これも三方六の切れ端のお買い得品ですね。

朝販売されるのは、パンの耳みたいな端っこの部分がどーんと何枚か入っているのですが、これはもっと薄い部分の詰め合わせ。
製造の過程で出てくるものなので、日中でも不定期に出るんでしょうね。

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400グラムで300円なので朝特売ほどのお得感はないですが、それでも帯子がラッキーだと言うので、僕も勢いで2つ買ってみました。

800グラムもいつ食うんだよ、って感じですけどね。
っていうかどんだけカロリー摂取すんねん、俺。



カロリーの話をしてすぐに、というのもなんですが、この日のランチも豚丼。
帯子がどうしてもおすすめしたい、というお店があったので行ってみると、なんだかチェーン店っぽい感じだぞ。

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しかし店内に入ってカウンターから厨房の中をのぞいていると、1枚1枚しっかり焼き上げている感じ。

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このドライヤー、なんなんでしょうね?
一節には肉に火がつくのを防ぐためとも言われていますが、直接確認したわけではありません。

そして出てきた豚丼、どーん!

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炭焼き具合がなんとも絶妙で、これはいい、すごくいい!
チェーン店とか言ってすまなかった!
でもホントにチェーン店なんだけどね。札幌とかに支店あるらしいです。

さすが帯子ですな。
普通の旅人じゃ、こんなチェーン店が実は名店だなんて想像もしないもんな。



このあと今日もナイトアクティビティ(まじめなほう)があるのですが、まだ時間も早いので午後は帯広競馬場に行ってみます。

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帯広競馬場に行くって言ってもナオンと博打うちにいくわけじゃーありまへん。
帯広競馬場は日本で、というか世界でここだけの「ばんえい競馬」の開催地なのです。



<2019年9月7日訪問つづく>  続き⇒「世界で一つのばんえい競馬とか、帯広川暗闇クルーズとか





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帯広の料亭豚丼とか、阿寒湖カムイルミナのサプライズとか【2019北海道をめぐる冒険‐2】

 2019-11-17
前編「帯広帯子ふたたび。愛国から幸福経由、六花亭スイーツゆき


勝はとにかく食が豊か。
帯広で食べたいものはたくさんあるんだけど、まずは定番の豚丼でしょ、ってことで帯子におすすめを聞いてみます。

さすがに「ぱんちょう」みたいなド定番はないだろう、と思ってたけど、彼女の口から出てきたのが意外な提案。

「料亭の豚丼なんてどう?」

いいねいいね、さすが帯子。
ランチ前でもスイーツ2個をペロッと平らげちゃうだけあって食に関しては信頼おけそう。

そんなわけで連れられてきたのが帯広駅から車で5分ほどの割烹草乃(そうの)。

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なるほど、なかなか落ち着いた店構えですな。
店内に入ると、さささ、こちらへどうぞ、ってな感じで奥の個室に案内されます。

いーじゃないの、いーじゃないの割烹草乃。
でもこんなところの豚丼、めっちゃ高いんじゃない?

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どどーんと出てきた草乃謹製豚丼、1200円。
まあまあ手ごろな価格ですな。

ちなみに帯子のお気に入りメニューは鯛丼セットで、これも1200円。

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これがめっちゃお得なんだそうです。
ま、確かに東京だったらこれでも2000円近くしそう。

やっぱり十勝は食が豊富で安いんですな。

さてこの割烹草乃ですが、もうひとつ特徴があるのです。
それはここ、最年少演歌歌手として知られている「さくらまや」さんの実家なんだそうです。
カラオケバトルの番組でしか見たことないけど。



さて、今日はこのあとナイトエンタメを見るため阿寒湖まで行くのですが、帯広から北に向かって士幌、足寄を通るため、途中のナイタイ高原牧場で寄り道してみます。

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以前やはり帯子と上士幌に来た時に、国道沿いにある「トカトカ」という有名なパン屋に寄ったら、この牧場で育ったナイタイ和牛のハンバーグがめちゃめちゃおいしそうだったので、今度行ってみたいよね、と話していたのでした。

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ここは日本一広い公共牧場。
展望台から眺めると、十勝平野の大平原が一望できます。

さすがに豚丼のあとに和牛ステーキもなんなんで、ソフトクリームにしておきましたが。

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阿寒湖には夕方前に到着。

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え?これ旅館の部屋からの眺めじゃないか、って?

はい、そーですが、何か?



ということで、みなさんの頭の中にぼんやりと浮かび上がる疑念はあっさりスルーして、夜。

僕たちの目当てはこの阿寒湖畔で行われる体験型ナイトウォーク「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」。

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これはカナダのデジタルアート集団「MOMENT FACTORY」により制作された光と音のデジタルアートやプロジェクション・マッピングの演出の中、阿寒湖畔の夜の森を約1.2キロ歩く体験型のナイトアクティビティ。
日本では数少ないアドベンチャーツーリズムのコンテンツとして、国立公園では初めて行われる、ということで来てみたのでした。

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あいにくこの日は夜になると細かい雨が降り出して、やや閑散としていましたが、受付を済ませると、「リズムスティック」を受け取っていざ、森の中へ。

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このリズムスティックというのがカムイルミナナイトウォークの羅針盤のようなもので、道を照らしたり、進めとか止まれとか指示したり、今ここでキスして告白しろ、とか命令するのです。

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森の中に入ると、けっこうな暗闇の中を、リズムスティックの明かりだけで歩いたりするので、なかなかアドベンチャーな雰囲気の中、ところどころに演出ポイントがあって、フクロウだの森の動物だのが飛び出してきます。

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ストーリーを書いちゃうとネタバレになるので細かくは書きませんが、まあ細かく書くほどの大層なストーリーがあるわけではありません。


これがリズムスティックのイメージです。




これは・・・何撮ってるかよくわかんない・・・
下手くそですね、写真。

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ま、写真じゃわからないので、動画にちょっとまとめてみました。



映像は森の中とは思えないほどきれいだし、暗闇の中をスティックもって歩くのは確かに面白いんだけど、なんというかもうちょっとサプライズがあってもよかったかな、というのが感想ですね。

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酸いも甘いも含めて刺激に満ち満ちた人生を送ってきた僕や帯子レベルだと、物語が予定調和的すぎてこのあとのナイトアクティビティへの機運醸成にもならない感じでした。

帯子が年甲斐もなく「きゃ」とか言いながら抱きついてくるくらいのサプライズは欲しかったなあ。

ということで阿寒湖の夜は静かに、静かにふけてゆくのでした。



<2019年9月6日訪問>  続き⇒「りくべつ鉄道絶賛営業中!とか珠玉の豚丼チェーン店とか





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帯広帯子ふたたび。愛国から幸福経由、六花亭スイーツゆき【2019北海道をめぐる冒険‐1】

 2019-11-14
上春樹さんの小説「羊をめぐる冒険」をご存知でしょうか?

あの「ノルウェイの森」が上梓され、世の中に多くのにわか「ハルキスト」が登場する5年も前に書き下ろされた村上春樹3作目の小説であると同時に、当時、将来を嘱望された国語国文学研究者であった風祭哲哉氏が卒論として取り上げた作品として知られています。

羊をめぐる冒険の舞台は北海道の「十二滝町」と呼ばれる架空の町ですが、その十二滝町ではないか、と言われる道北の美深町に、この春「羊をめぐる冒険」をテーマにした素敵なホテルができた、という話を聞いて、俄然行ってみたくなったのでした。

毎年秋の北海道旅行は、もはや僕の恒例行事ではありますが、今年のテーマは「北海道をめぐる冒険」。
ま、羊だけじゃなくって、北海道の絶景とか、港の女とか、いろんなものをめぐる冒険しなきゃならないですからね。


✈ ✈ ✈ ✈ ✈ ✈ ✈ ✈ ✈


2019年9月6日。

♪果てぇ~しぃ~ない~ 大ぉ~空と
  広ぉ~い大地の その中ぁ~で♪

と松山千春の「大空と大地の中で」を口ずさみながら降り立ったのは十勝・帯広空港。
(最近、行きはウキウキしてるので飛行機でもなんとか大丈夫になってきたんですよ)

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到着ロビーを出ると、

♪男ぉは~いつぅ~も 待たせぇる~だぁけで
  女ぁは~いつぅ~も 待ちくたぁ~びぃれて♪
と同じく千春の「恋」を唄いながら僕を出迎えた女子が約1名。

お、そこに見えるは帯広帯子!

待ちくたびれたわよ、あなた。
2年ぶりなんてヒドイじゃない?
とか言ってるけど、去年は君が俺の誘いを断ったんじゃなかったか?

帯子は十勝・帯広に住むカメラマン(ウーマン)で、もう10年来の友人(一応、帯広の首席港の女待遇)。

十勝が大好きな僕は毎年帯広に行くので、もちろんそのたびにお誘いしているのです。
しかし帯子は僕のその年の行きたい場所が自分の好みだと即座にOKするのですが、あまり気乗りしないところだと「きっとその日はお腹痛いから…」とか言って断るのです。

おまっ、1か月前からお腹痛いの予想できんのかっ!

幸い今年、僕が行きたかったメインの2つの場所は、帯子も興味があったところだったらしく、即座にOKでした。
どっちも夜のエンターティメントだったのが理由かも知れません。

エロいな、帯子。



そんなわけで、まず最初に向かったのは、ここ。

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・・・幸福駅とか、意外とベタだな、帯子!

ま、ちょっとした取材があったため僕が行きたいと言ったんですけどね。


幸福駅と言えば、愛国から幸福ゆきのきっぷで有名な旧国鉄広尾線の駅。

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広尾線は国鉄の最晩年、僕が大学生でまだ北海道に住んでいた時に廃止されたので、廃止前に1回か2回は行ったはずですが、廃止されたあとに訪れるのは今回が初めて。

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今は交通公園として整備されていて、駅舎とホーム、そして当時のディーセルカーが2台保存されています。

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駅前の売店では今でも「愛国から幸福ゆき」のグッズが並び、恋人の聖地として人気の観光地になっています。

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幸福駅に行ったら、愛国駅にも行かなくちゃですね。

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愛国駅も当時の駅舎のまま、きれいに保存されています。

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愛国駅は幸福駅よりもずっと乗降客も多く、廃止当時は無人駅とはいえ、愛国から幸福ゆき切符の販売のため日中は有人だったようですが、こう見ると、当時はどんな小さい駅でも立派な駅舎があったんですね。

こっちの駅には9600系のSLが静態保存・展示されていました。

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愛国駅とか幸福駅とか、僕でさえ「ベタベタな北海道初心者コースだなぁ」と思うくらいなので、十勝に住む帯子にとっては絶対に「お腹痛くなる」コースだと思ったのですが、帯子はノリノリ。
地元に住んでると意外に来ないのかもしれませんね、こーゆーところ。

次はすぐ近くの六花の森に行ってみよー!ということで案内してもらいます。

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六花の森は六花亭が帯広空港近くの中札内村に作った100,000平方メートルの広大な庭園。
敷地内には工場や美術館、ミュージアムショップとレストランがありますが、僕はここに来たのは初めてでした。

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花柄包装紙館は文字通り、六花亭の花柄包装紙で壁面を埋めつくした建物。

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この六花亭のシンボルともいえる包装紙は、坂本直行さんが描いた山野草。

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そー言えば大学時代、国語国文学研究室の同級生で六花亭に就職した女の子がいました。
なんで君は万葉集の研究して六花亭なんだ!と思いましたが、まあスイーツが大好きだったんでしょう。

卒業後、友達と帯広に遊びに行く機会があったので、そのついでに六花亭に寄って友達を紹介したら、そのあとそいつら結婚しやがった。


やいやい、俺を恋のキューピッドにしやがって!
マルセイバターサンド1年分くらいお礼に送れ!



そんなことを思い出しながら散策していると、散策コースの終着地点に「六’café(ロッカフェ)」がありました。

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ここは園内の庭園を眺めながら、隣接する工場でできあがったばかりのスイーツが食べられるカフェ。

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ちなみにブッフェみたいに並ぶスイーツは選び放題、払い放題(食べ放題ではありません)。

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あるじゃん、俺の1年分のマルセイバターサンド!

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ということで帯子に好きなだけ食べていいよ、と言ったらウハウハ言いながらスイーツブッフェの如くガンガン皿に盛りつけようとするではないか!

ちょちょちょ、もうランチの時間なんだからさ。。。



<2019年9月6日訪問>  続き⇒「帯広の料亭で豚丼とか、阿寒湖カムイルミナのサプライズとか




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上田良子と下田良子とか、明知の大正村とか

 2019-11-11
春18きっぷを使ってこま切れに旅をしていたこの夏、結局2冊10日分を買ってしまったため、もうすぐ8月も終えようというのに、まだ残りが余っている状態でした。

そんなわけで8月最後の土曜日、西の方にちょっと用事があったので移動に青春18きっぷを使い、帰りの日曜日は1日かけてブラブラと寄り道しながら帰ってくることにしました。
そう、いつかそんなときがあったらぜひ寄ってみたいと思っていた場所があったのです。



前夜、泊まった京都から東海道線で名古屋まで行き、中央本線に乗り継いで下車したのは岐阜県の瑞浪駅。

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もちろんここで降りるのは初めて。
駅前は古い地方都市、という風情ですが、「祝!甲子園出場」という垂れ幕がひときわ目につきますな。

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この夏の甲子園でベスト4に入った中京学院大学附属中京高校の最寄り駅はここだったんですね。

中京高校というと愛知県の中京高校が思い浮かびますが、あっちは「中京大付属中京」。
岐阜県の中京高校は「中京学院大付属中京」。

まぎらわし!

ま、どっちも野球は名門ですな。
こっちの中京は特に軟式が全国屈指の強豪です。


さて、この瑞浪駅からバスに乗って山道を30分ほど走り、なーんもなさそうな国道で下車します。

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そう、僕は以前からずっと会いに来てほしい、と言われていた岐阜の港の女のもとへ向かっていたのです。

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続きはこちらに移動しました
「麒麟がくる」聖地はSNS映え必至のワンダースポット?【岐阜県・明智町】




<2019年8月25日訪問>  




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LINEトラベルjpに新着記事掲載!まもる君を探せ!ちょっと愉快な宮古島ドライブ

 2019-11-08
門家が教える旅先ガイドLINEトラベルjpに新着記事掲載しました!



宮古島まもる君と言えば、今や宮古島で最も有名な人物(キャラクター?)となった島のおまわりさん。島内をドライブすると至るところでその姿を目にするのですが、実はあなたの知らないまもる君もいるんですよ!


入口→ 宮古島まもる君を探せ!ちょっと愉快な宮古島ドライブ


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仙台大観音【2019バースデー青春18たび‐10】

 2019-11-05
前編「振り向き如来像の煩悩とか、頑張れ秋田内陸縦貫鉄道とか


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仙台大観音 ―晴れてないけど巨大仏を見に―【宮城県・仙台市】


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振り向き如来像の煩悩とか、頑張れ秋田内陸縦貫鉄道とか【2019バースデー青春18たび‐9】

 2019-11-02

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