東海道テキトー完歩 ひこにゃん高校惜敗す、の巻【大津~草津編‐1】
2015-08-18
もうしばらくサボっているので、ついつい忘れそうになってしまうのですが、僕は「テキトーに歩きながら、そのうち日本橋から京都の三条大橋まで、東海道を完歩しちゃおう」という壮大な試み、すなわち「東海道テキトー完歩」に絶賛チャレンジ中なのです。しかし気づいてみれば半年ぶり?
昨年末に名古屋のあたりを歩いて以来、ぱったり止まっていた、と思ったら、GWに桑名から四日市周辺までちょこっと歩いてたことを思い出したので、2か月半ぶりですね。
いずれにせよ、東京から静岡の真ん中あたりまではすべて歩いてしまったので、わざわざ遠出をしないと歩けないわけですよ。
そんなわけで今回も四国の帰りにどこかちょっとでも歩きたいなあ、と思っていたわけです。

とはいうものの、この連日の猛暑。
長い時間外を歩き続けるのは生命に危機を及ぼさないとも限らないなあ、ということで、ちょこちょこと小分けにして歩いてみることにしました。
京都の三条大橋はゴールの瞬間まで取っておきたいので、今回はその手前、草津から大津までの区間を歩いてみることにしました。距離的には15キロくらいなので、真夏の1日の距離としてはこのくらいがいいところでしょう。
それに今日は東京まで帰らなくてはなりません。
スタートは、大津と草津の真ん中あたりにある瀬田駅。

ちょっと行ったり来たりとなりますが、まずは前半戦、瀬田から大津方面へ西に向かって歩き、せっかくなので大津で高校野球を見ながら途中休憩して、午後は大津から東方面へ草津まで歩こう、って魂胆です。
滋賀県大会・・・渋いですね。滋賀県民以外の観戦者は僕だけかもしれませんね。。。そんなことはないか。
早めに出てきたつもりなんだけど、もうすでに時刻は午前9時30分。
真夏の太陽、ガンガンキテます。普段はめったにかぶらない帽子なんかかぶっちゃいました。
瀬田駅前から大通を旧東海道に入ります。

向こう側に見えるのは比叡山なのでしょうか。ふもとには大津の街と琵琶湖が広がっているようにも見えますね。
このあたりの旧東海道は、こんなふうにゆるやかなアップダウンを繰り返しながら進みます。湖は見えなくとも、なんとなく湖国という雰囲気があるのが不思議です。
湖国といえば、飛び出し坊や。
そう、滋賀県の東近江がこの飛び出し坊やの発祥の地と言われています。
(詳しくは過去記事 パト電車とか、飛び出し坊やとか。聖地巡礼 豊郷小学校 を参照ください)
そんなわけでさっそく発見しました!しかも0系(元祖飛び出し坊や)

しかしこれはなんとパン屋の宣伝に利用されているまがい物でした。

細い旧道をしばらく進み、琵琶湖方面に曲がる交差点付近にあるのが建部大社。

ここは日本武尊にゆかりのある、近江国の一之宮だそうで、日本屈指の古社とのこと。知りまへんでしたがな。。。
やがて旧東海道は、瀬田唐橋を渡ります。

ここは宇治橋、山崎橋とならんで日本三古橋の一つで、日本の道100選なんだそうです。
昔は東海道で京都へ行くには琵琶湖を船で渡るか、この橋を渡るかしかなかったので、交通・軍事の要衝として数々の歴史的な事件の舞台となってきました。

今は美しい黄色の欄干の向こうに琵琶湖の青が広がる、風光明媚な橋ですね。


瀬田の唐橋を渡り終わるとやがて石山の町並みが現れて、JRと京阪の石山駅前に着きます。
本当は大津まで歩いてしまいたかったんですが、意外に時間がかかり、お目当ての試合がに間に合わなくなってしまいそうだったので、いったんここから京阪電車に乗って浜大津方面へ向かいます。
京阪石山駅。
駅前も空も琵琶湖ブルーですね。

駅前になった琵琶湖を旅する芭蕉像。

芭蕉は琵琶湖をこよなく愛し、大津湖南地方を8回も訪れ、全作品中の1割はこの地域で詠まれた歌だと言われています。
瀬田の唐橋も芭蕉と琵琶湖も、全然知りませんでした。勉強になります。
京阪電車の石山阪本線。
緑色の小さな電車が、比叡山系の緑の山々に吸い込まれそうですね。

浜大津の3つ先、皇子山駅で下車。

ここに滋賀県野球のメインスタジアム、皇子山球場があります。

比叡山を背後に従えた、なかなかいい球場ですね。

今回観戦したのは、2回戦、彦根東高校VS水口高校という滋賀県の公立高校対戦。

この彦根東高校(以下、ひこにゃん東)、公立の滋賀県屈指の伝統校なのですが、春の県大会を勝ち抜き、近畿大会であの大阪桐蔭高校に勝ったということで、滋賀県の優勝候補の一角。
こういう高校、好きなんですよ。
(前日、大阪桐蔭VS履正社なんてミーハーな試合見に行ってたくせによく言うよ、という感じもありますが)

しかししかししかし、結果はなんと2-3でひこにゃん東、惜敗。

これも高校野球です。
確かに力の差はほとんどなかったように見えますが、残念。でもいい試合でした。
<つづく>
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『東海道テキトー完歩』とは・・・・・
とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想なんかも入れながら紹介する滑稽本(になったらいいな)。
行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→


よかったら、また来てください! → http://mousoukiko.blog.fc2.com/','日本に、もっと恋する旅')" value="お気に入りに追加">
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