長良川河口堰で未知との遭遇 【東海道テキトー完歩 桑名-長島】
2016-01-20
前編 那智大社・青岸渡寺・那智の滝ハイライト那智山めぐりを終えて再び那智駅に戻ったあと、新宮で乗り換えて紀勢本線を東に向かいます。

今日はこのあと三重県の桑名を目指し、そこから今回の東海道テキトー完歩をスタートするのです。
かつて東海道の桑名から宮(名古屋)までは「七里の渡し」と呼ばれる渡し船が出ていたので、陸上に東海道はなかったのです。
本来、旧東海道を制覇するにはこの区間は渡し船に乗らなければならないのですが、現在は運航されていないため(NPO法人が不定期のイベント的に実施したことはあったようですが)、この区間も歩くしかありません。
まあこの区間は渡し船に乗ったつもりで電車に乗ってもよかったんですけどね。こうみえて意外と几帳面なので。。。
そんなわけで、5月のGWに桑名から四日市まで歩いた時以来、再びやってきました、桑名駅。

今日はここから東に向かって名古屋方面に向かうのですが、この桑名~名古屋間が25キロと長く、しかも旧東海道でもないので見どころも少なく、1日じゅう歩き続けるのはけっこう苦痛な道のりなのです。
そこでこの区間は2日に分けることにして、この日の夕方から歩けるところまで歩き、残りは翌日にすることにしていたのでした。
桑名の町を抜けるとすぐに三重・愛知県境の揖斐川・長良川越えとなります。

川の名前が併記されているのは、このあたりは2つの川の最下流付近であるため、ほぼ寄り添って流れていて、1本の橋で最初に揖斐川・続けて長良川と2本の大河を一気に渡るのです。

なので、長いんですよ、この橋。渡り終えるのに15分はかかるのです。
しかも高いところが苦手な僕にはかなりつらい。
車道と歩道が分離されているのですが、細くてなんだかたよりない歩道の両側の足元から川が見えるので、結構怖いのです。

それでも頑張って橋の上から北の方面を望むと、向こうに見えるのは岐阜県境に近い養老方面の山々でしょうか。

そして南方面を眺めると・・・・・おぉっ!なんだ、この未確認飛行物体は?

というのは5月GWに桑名側の七里の渡しから四日市方面に歩き始め際、初めてこれを見た時の感想。
その時に調べて、これは長良川河口堰の施設だということは知っていたのでした。
河口堰というのは、海水が川上に流れ込まないように川をせき止めて、水の流れを調整できるようにしている施設のことです。

この長良川河口堰、橋を渡り終えたところから近そうに見えたので、ちょっと寄り道してみることにしました。
長良川に沿って500mほど歩くと現れるのが、このアクアプラザながら。
ここは木曽三川(木曽川、揖斐川、長良川)と長良川河口堰に関する資料館なのですが、この日は年末年始の休館日。
うーん、まあ資料館が見たかったわけじゃないからいいや。

アクアプラザながらの庭から見た河口堰。
夕日をバックに、これはなかなかクールな眺めじゃありませんか。

なんかまるで「未知との遭遇」って感じじゃないですか?映画見たことないけど。

このアクアプラザながらから、この河口堰の施設を散策できるような橋がかかっていたので、再び長良川をさっきとは反対方向に渡ってみます。

このUFOみたいな形をした建物が、上屋といって、河口堰の重要な装置であるゲートの開閉装置や機側操作盤を守る施設。

それぞれの上屋の下に調整ゲートがあり、実際にこうして段差をつけて、水の流れを調整しているのだそうです。

正直なところ、そのメリットとか役割は、なるほど、っていう感想くらいしか出てこないんですが、この未知との遭遇的な絵が、やっぱりクールなんです。

ふと振り返ると、なんだかこっち側にも未知との遭遇的物体が。

ノォォォォォォ、富士山に人が乗ってる!

これはアクアプラザながらに隣接する、「なばなの里」の展望施設「アイランド富士」。
そう、ここは今やイルミネーションでは日本でもっとも有名なテーマパークになりましたね。

もちろん今回のルートのすぐそばに、この、なばなの里があることは知っていたのですが、正直なところ行こうかどうか悩んでいたのでした。
だってイルミネーションだしねー。
しかも今年のイルミネーションショーは「アルプスの少女ハイジ」だしねー。
男一人で行く場所じゃないだろー。
しかし、この、なばなの里、想像を絶する人気なのです。
駐車場はもう一杯なのにガンガン車が来るわ、駅からのシャトルバスもばんばん来るわ、冬休みの家族連れやカップルたちがじゃんじゃん入場していきます。
いいなぁー、楽しそうだなあー。
そんなわけで決めたのでした。
明日、なばなバナ子的な相手が見つかったら、見てみよう、と。
すっかり長い寄り道をしてしまったので、今日はここで日没。
長島駅まで歩いて、残りは明日にすることとして、さっそくバナナ狩りに出かけなければならないのでした。
<2015年12月30日訪問>
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『東海道テキトー完歩』とは・・・・・
とある本に触発され、旧東海道に沿って五十三次、約500㎞をテキトーに、しかし完歩しようという試み。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。歩く順番もランダム。よって何年かかるか不明。
名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想なんかも入れながら紹介する滑稽本(になったらいいな)。
行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→


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