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旅人留女とか、裏マッサージとか【東海道テキトー完歩 岡崎~御油 後編】

 2016-01-31
 前編 裏岡崎城とか、女子高生人工知能かいちゃんとか


<前編からのつづき>

崎市と豊川市の境にある狭隘な谷間を抜けて再び旧東海道に入り、久しぶりに町並みが現れるとやがて赤坂宿となるのですが、その前にちょっと休憩。
気が付けば、出発してからもう5時間以上。
朝からちょこちょこ休憩はしていたのですが、途中で昼食をとるような場所がタイミングよく現れず、ここまで来てしまったのです。

旧道に並走する国道1号沿いに大きなドライブイン的なものが見えたので行ってみます。

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うーん、なんかちょっと違いましたね。
ちくわは豊橋の名産なのだそうで、このあたりはもう豊橋に近くなってきたということなんですね。

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休憩所と無料のコーヒーコーナーがあったので、店内で買ったえびせんをここで食べました。


少しパワーを取り戻して、赤坂宿を通過。

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赤坂はなかなか賑やかな宿場町だったということですが、表だったところにはあまりその面影はありませんでした。
まあ、疲れていたのでとっとと歩いて通り過ぎてしまっただけかもしれませんが。

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赤坂宿から次の御油(ごゆ)宿までは約2キロと、東海道の宿場間では一番短い距離だと思うのですが、途中に御油の杉並木というこれまた立派な杉並木が残っています。

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昨日も今日も、このあたりは他の旧東海道の区間に比べて立派な杉並木がたくさん残っていますね。

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むむっ、御油の街角にこんな看板が!

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旅人留女だと!?

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いるぞ、旅人、ここに!
ホテル浦島での竜宮式ムフフにも目もくれず、大晦日も名古屋のテレビ塔の灯りにひとり涙した旅人が、こ・こ・に・い・る・ぞー!

このまま裏岡崎城とか、かいちゃんの待つ「ホテルミンクス」とかに引きずりこまれてしまったらリンダ、困っちゃうーと思っていたのですが、残念ながら街道沿いには留女、見当たらず。
うーん、お正月休みなんだな、きっと。


今日はとりあえず御油宿までは、と思っていたのですが、留女もいないことだし、まだ明るいのでもう少し頑張ってみることにします。
御油の宿場を抜けると、周囲が急にひらけた感じになり、よくある都市郊外のロードサイドのような雰囲気に。

名鉄の国府(こう)駅。
ここから名鉄で豊川稲荷へ行く路線が出ているのだそうです。
豊川稲荷には行ったことがないので、明日時間があれば行ってみようかな、いや、行きたくなった。

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そんなわけで、今日はもっと豊橋近くまで歩いてみよう、ということでズンズン進みます。
御油を過ぎると、旧東海道を歩いてはいるのですが、なんだか急に味気なくなった感があり、途中で目につくような建物はこの太鼓店くらいでした。

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なんとこれも途中の旧東海道。

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今まで歩いてきた旧東海道の中でも、国道1号に合流している部分を除けば、一番風情のない沿線風景だったかもしれません。
工場とか倉庫とか、スクラップ置き場みたいなイメージの道路がしばらく続いていたような気がします。


結局、この日は飯田線の小坂井駅付近まで歩いたところで暗くなったので、ここで終了。
明日は豊川稲荷に行って、その帰りにこの小坂井駅から豊橋駅までの間を歩いて終わりにすることにします。


最後、頑張りすぎたらしく足腰お尻がパンパンだったので、(普通の)マッサージでもしようか、と豊橋まで行ってみたものの、どこも正月休みでなんと全滅。
不思議なことに、一度心に決めてしまうと、どうしてもやらないと気がすまないような気がして、岡崎に戻ってホテルで聞いてみてもダメ。
失意のもと、食事をしに岡崎の街なかに出てみると、中国の方とか台湾の方とか韓国の方々がやっていらっしゃるマッサージ屋さんのネオンは正月にも関わらずギラギラ輝いているのです。


裏岡崎城があれば裏マッサージもあり。
さすがグレート家康公のお膝元。深いなー岡崎!

ということで、とりあえずそのうちの一軒に入って「普通のマッサージですよね!!!!!」と5回にわたり指さし確認し、一応そうだ、というような雰囲気だったので、出発進行。

暗ーい小部屋に通されて、旅人留女の宿はこんな感じだったのだろうか、とはるか400年前に思いを馳せていると、

「ブチッ!」

と音がして店内のすべての電源が消失。

おいおいおいおいおいおいおいおい。これって罠かよ!
旅人留女ってのはこうして身ぐるみ剥いで行く類の盗賊なのか?

125万4千円入りの財布をパンツの中に隠しながら、再びそんなふうにはるか400年前に思いを馳せていると

「オニーサン、デンキ、ワカラナイ、ワカル?」

と(たぶん)韓国の方の声が。


あら、ほんとに電気が切れちゃったのね。
まあブレーカーが落ちただけだろ。

おねーさんの懐中電灯の灯りを頼りにブレーカーの場所に行って、ブレーカーを上下してみたものの、なぜか回復せず。

「オカシナー、オカシナー、オニイサン、ワカラナイ?ワカル?」

ダメです。オニイサン、電気屋じゃないから。
おねーさん、電気屋さんに電話するも正月の夜のためか、つながらず。


全電源喪失!


「オニーサン、ローソクアルヨ。カイチュウデントー、アルヨ」

それでも客を引き留めようとするその熱意とパワー、さすが現代の旅人留女!

僕もすっかりその気になっていたので(マッサージを受ける気、という意)、ちょびっとだけ迷ったのですが、やはり現金125万4千円をこの暗い中に放置はできない、ということで、岡崎、家康、詰めが甘し、とひとり呟きながら店を出たのでした。。。





<2016年1月2日訪問>





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