北陸新幹線 金沢まわり大阪行き。ぴちょんくん発見【群馬‐石川‐大阪】
2016-03-30
3月下旬の3連休。例年、この3連休に有給休暇をプラスして、春の選抜高校野球観戦プラス小旅行に行くパターンが多いのです。
今年は所用があって群馬の実家に行かなければならなかったので、さて、どうしたもんかと考えていて思いついたのが北陸新幹線まわりで大阪に行って、ぐるっと一周するパターン!
東京→高崎(途中下車)→北陸新幹線→金沢→大阪(甲子園)→東海道新幹線→東京というルートですね。
調べてみてはじめて気づいたのですが、実はこのパターン、東京と新大阪を東海道新幹線で往復するのと、金額的にはほとんど変わらないんです。
参考までに計算してみると
<単純往復パターン>
東京-新大阪 東海道新幹線往復 28.900円(乗車券・特急券含む/通常期のぞみ利用)
<一周パターン>
【乗車券】
東京-金沢-山科-東京 13.820円 + 山科‐大阪(往復) 1680円 乗車券計 15.500円
【特急券】
東京‐金沢 6.780円/金沢‐大阪 1.500円(乗継割引)/新大阪‐東京 5.700円 特急券計 14.030円
合計 29.530円
ほら、500円くらいしか違わないでしょ!
要は乗車券をぐるっと大きな円を描くように一筆書きしているのがポイントなんですね。
JRの運賃は距離が長くなれば長くなるほど、1キロ当たりの単価が安くなるようにできているんです。
なので、行き:東京‐大阪、帰り:大阪‐東京と片道づつ買うより、ぐるっと円を描くように買った方が安くなるんです。
まあ、細かいことはいいとして、とにかく料金は変わらないので、時間に余裕がある方は、行きは北陸新幹線、帰りは東海道新幹線、なーんていう行き方にチャレンジしてみて下さい。もちろん金沢でもどこでも途中下車はできますので。
そんなわけで実家で用事を済ませたあとの3月20日の朝、高崎駅。

高崎には最速型の「かがやき」は停まらないので、「はくたか」に乗って長野まで行きます。
そのまま「はくたか」で金沢まで行ってもよかったんですが、長野でちょうどこの列車を追い抜く「かがやき」号があったので、せっかくなら最速型で、と乗り換えたのでした。

長野で「かがやき505号」に乗り換え。
実は僕は長野以遠の北陸新幹線はこれが初乗車です。
途中の停車駅は富山のみで、金沢までは1時間とちょっと。
昔だったら、妙高高原越えて、直江津で海沿いに出て、親不知の難所を抜けて、北アルプスを左に眺めて、富山で鱒ずし食って、やっと金沢だったんですが、やっぱり新幹線、早い。
ただ車窓からみえる風景は、昔の在来線には遠く及ばず。昔の長野まわり金沢行きのハイライトだったこうした車窓からの見どころは、ほとんどトンネルの中もしくは山を削った切通しの中、って感じでした。
上越妙高を過ぎて、親不知海岸の手前くらいでしょうか、車内放送で「この先、右手奥に日本海が見えます」という案内があったあたりが唯一の見どころでした(ただ在来線から見える日本海の夏の青さ、あるいは冬の荒々しさとは雲泥の差があります)。
金沢駅。
金沢駅と言えば駅前の「鼓門」がシンボルですね。
今回はすぐに乗り換えだったので、外に出なかったのですが、伝統芸能に使われる鼓をイメージした「鼓門」を従えたその雄姿は、アメリカの旅行誌「Travel & Leisure」で「世界で最も美しい駅」のひとつとして選ばれている通り、さもありなん、です。

新幹線ホームの柱にも加賀金箔が。

在来線のホームに行くと、これまたユニークなデザインに変わってますね。
これは能登半島に向かう七尾線の観光列車として北陸新幹線開業に合わせて運行が始まった「花嫁のれん」が発着する4番ホームを、その豪華列車のイメージに合わせて装飾したものなんだそうです。

地元の伝統工芸をモチーフに、壁面と柱を塗り替え、輪島塗を意識した黒と赤を基調に、金箔や銀箔に似せた模様も随所にあしらって豪華なイメージを演出しています。

花嫁のれん、そのうち機会があったら乗ってみたいですね。
しかし、今回の目的は甲子園。
そんなわけで、大阪行きの特急サンダーバードに乗り換えて、とっとと先へ進みます。

サンダーバード、乗車率20-30%くらいで、予想外に空いてました。
「かがやき」に接続しているのですが、みんな金沢で降りちゃうんですね。
まあ北陸新幹線に乗ってきて、すぐに金沢で大阪行きに乗り換えちゃうようなもったいないことをする人は少ないんでしょうね。
湖西線から見える、春霞に煙ったような琵琶湖。
この日はのほほんとしたおだやかな春の日でした。

金沢を出て2時間40分、大阪駅に到着すると、なにやら僕をじっと見つめる物体が。

んんん?なんか見たことあるぞ。
こ、これはダイキンのエアコン坊や、「ぴちょんくん」じゃないか!

これ、パッと見ると「おまえ、写真に下手な加工したんだろー」的な不自然感ありますが、よーく見るとちゃんと立体になっています。
ダイキン工業はこの近くに本社があるのだそうで、大阪の新たなシンボルとして、この大阪駅からばっちり見える場所に設置したんでしょうね。

ちなみに名前は「大(だい)ぴちょんくん」というんだそうです。
この大びちょんくん、3月16日にお披露目したばかりだそうで、ちょうどこの前日に、ツイッターの友達がつぶやいてたのを見て、僕もここにぴちょんくんがいるのを初めて知ったのでした。そのツイートを見てなかったら僕も気づかなかったかもしれませんね。
みなさんも大阪駅に行ったらぜひ探してみてください。
<2016年3月20日訪問 つづく>
行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→


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