東海道テキトー完歩の原点、宇津ノ谷峠ふたたび【島田~藤枝宿ほか】
2016-05-25
前編 「夜も朝も行ってみた!これがホントの蓬莱橋」東海道鞠子(丸子)宿で400年の歴史を持つ「丁子屋」のとろろ汁。
この日のメインイベントは、このとろろ汁を食べに行くことでした。
なぜなら、現在、うちの娘のマイブームは「とろろ」なんだそうです。
おとーさんこの前東海道を歩いた時に、すごく有名な店でとろろ食べたぞ、と何かの時に話したら、行きたい行きたい行きたい!今度絶対連れてって!
という話になったわけです。
おとーさん今時の中学生の嗜好はよくわかりませんが、かなり渋いんじゃないでしょうか?
まあ本人がそうしたいって言うのならいいですけどね。
そんなわけで、じゃあお腹すかせるためにも今日は東海道一緒に歩くか?と誘ってみましたが
あー、お腹は自然にすくから大丈夫。
・・・ってなわけで、今日もおとーさんはひとりで東海道を歩くのです。
今日は昨日の続きで、島田から東に向かって藤枝まで歩く予定です。
7、8キロなので、午前中の2時間もあれば寄り道しても余裕な感じです。

島田の旧東海道沿いを歩いていると歩道にこんなタイルが目立ちます。

これは日本3大奇祭と言われている「大井神社の帯まつり」を表現しているようです。
なぬ?日本3大奇祭?
となると、こーんな大きい男性のシンボルをおみこしに乗っけて担いじゃったり、女性のシンボル(とは言わないか・・・)が祀り上げられている神社の前で巫女が踊り狂う、とかなのか?
と思って調べてみたのですが、これはかつて島田に嫁入りする新婦が大井神社に参拝の後、嫁入りの丸帯を持って町中全戸に挨拶回りをする風習があったのですが、それが転じて大井神社の御神輿の行列である大奴が、大祭の際に大太刀(おおたち)にその帯を下げて回るようになったことが「帯まつり」の由来なんだそうです。
ちなみに『奇祭』と呼ばれるのは、この帯を下げた大奴(この絵のおじさんですね)のしぐさが奇妙だからという理由のようで、男女和合とかそーゆーのはあんまり関係ないらしいです。。。
わたくし、B級スポットガイドの見すぎですかね。
さて、この島田~藤枝間、とくに有名な見どころがあるわけではないので、あまり寄り道することもなく淡々と歩きます。
途中、唯一の見どころかなあ、と思ったのは藤枝の市街地の少し西にある「千貫堤・瀬戸染飯伝承館」(せんがんづつみ・せとそめいいでんしょうかん)」
といっても小さな資料館があって、ボランティアのおじさんが一人いるだけの場所でしたが。

瀬戸の染飯(そめいい)というのは、江戸時代にこの地を訪れる旅人が必ず食べた名物で、もち米を蒸したものをクチナシの実で黄色く染めてすりつぶして小判形などに薄く伸ばして、干し乾かしたご飯。

乾燥したクチナシの実は漢方薬として知られていて、消炎・解熱・鎮痛・利尿などの様々な薬効があり、旅人にとって足腰の疲れをとる食べ物として評判が広がり、東海道中を行きかう人々にはなくてはならない名物になったようです。

この黄色が特徴ですね。
これは現在でも藤枝駅近くの総菜屋「喜久屋」で売っているそうですが、今日はこのあととろろをすぐ食べなくてはならないので残念ながらパス。

資料館前の庭にはちょっとだけ藤棚が。
そういえばここも「藤」枝市でしたね。
僕の実家のある「藤」岡市は藤を売り物にしていますが、ここはどうなんでしょうかね。

藤枝駅に着いたところで今日の東海道テキトー完歩はいったん終了。
島田から藤枝までまたまた電車で移動していた嫁と娘と合流します。
藤枝から東の旧東海道はすでに歩いているので、藤枝駅から静岡駅行きのバスに乗って、宇津ノ谷峠のふもとへ。

続きは新サイトに移動しました。
ぜひお読みください。
↓
旧東海道グルメ旅 丸子宿のとろろ汁とか安倍川もちとか【静岡県】
行きたくなったら1票ずつお願いします(笑)→


よかったら、また来てください! → http://mousoukiko.blog.fc2.com/','日本に、もっと恋する旅')" value="お気に入りに追加">
- 関連記事
-
-
これぞ絶景の秘境駅、奥大井湖上駅 【大井川鉄道 後編】 2016/06/09
-
「ま、窓の外も中も、す、素晴らしい眺めなんだな」の巻【大井川鉄道 前編】 2016/06/03
-
東海道テキトー完歩の原点、宇津ノ谷峠ふたたび【島田~藤枝宿ほか】 2016/05/25
-
夜も朝も行ってみた。これぞホントの蓬莱橋! 【静岡・島田市】 2016/05/22
-
大井川鉄道SLとか、越すに越されぬ大井川とか【東海道テキトー完歩 金谷~島田】 2016/05/19
-
スポンサーサイト
タグ :