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旧東海道 宮宿〜鳴海宿【東海道テキトー完歩の旅】

 2014-08-16
<前編> 東海道テキトー散歩1-1 府中宿~丸子宿
     東海道テキトー散歩1-2 丸子宿~藤枝宿

子園からの帰り道、青春18きっぷでこのまま東海道本線を驀進して東京まで帰れば、交通費をこれ以上出費しなくても済むことになります。しかしつい先日、東海道をテキトーに完歩しようと決意したばかりだったので、そのまま帰るのも惜しい気がしました。
どこかで下車して散歩するとなると、時間的にも肉体的にもつらくなるので、別途出費を覚悟で新幹線を使って帰ることになりそうですが、まあ小さいことは気にせずに、思い切って(結局ホントはちょっと迷った)名古屋の隣、金山駅で豊橋行きの新快速を下車したのでした。

名古屋近郊の旧東海道鳴海、有松の宿場町あたりには、古い街並みが残っているので、以前から一度歩いてみたいと思っていたところでした。
そこで今回は、名古屋熱田神宮の近くにある宮宿から鳴海宿もしくは有松あたりまで歩いてみることにしました。

金山から地下鉄で3つ目の伝馬町まで行きます。
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ここから歩いて10分ほど歩いた、七里の渡し跡を今日のスタート地点としました。

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旧東海道は宮宿(名古屋市熱田区)から桑名宿(三重県桑名市)までの間は東海道五十三次で唯一、海上の渡し船が運航されていたところで、ここはその名古屋側の船乗り場の跡です。
そのため、旧東海道は宮宿でいったん陸上の道は途切れてしまいます。しかも現在は渡し船の定期航路はないので、旧東海道ウォーカーはみんなここから桑名まで、国道1号に沿ってあまり面白くもない道を27キロほど歩いているようです。

とりあえず、名古屋近郊のポイントとなる場所なので、ここをスタート地点に今回は東に向かいます

こんな感じで桟橋らしきものはあります。以前はここから桑名までクルーズ船があったようです。
江戸時代はここから7里(約28キロ)を4時間かけて運航していたようです。
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現在の七里の渡し跡にある、常夜燈と道標。
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昔はこんな感じだったのか?と思ったけど、安藤広重の絵を見ると、もっとずっと賑わっていた様子です。
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時の鐘
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七里の渡しを出発したのが14時20分、すると午後の日差しが照りつける中、何やら人が並んでいる建物が。
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いい匂いがしてきました。うなぎですね、これは。

ここは、ひつまぶしの老舗、あつた蓬莱軒というお店のようです。水曜日の午後2時過ぎでこの状態ですから、きっと地元の有名店なんだと思います。
今度、七里の渡しから桑名方面に歩く前にぜひ行ってみたいと思わせるお店です。


しばらく歩いて旧東海道の表示がある通りに入ります。
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と、なにやら旧街道沿いに、なんだか香しい感じの建物が。
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今はもう東京ではほとんど見ない、ファッションへ◯スのお店のようです。
ここも老舗で、創業400年、江戸時代から続く、旧東海道のオアシスだったとのことです。

っていいのか、旧東海道!さりげなくこんなお店出しちゃって。
ここも次回七里の渡しから桑名方面に歩く前にぜひ行ってみたくなっちゃったらどうするんだよ!!


と、妄想しそうになりましたが、旅を続けます。

旧東海道は、典型的な名古屋の郊外、という感じの通行量の多い広い幹線道路から1本外れた裏道のような感じでしばらく続きます。ところどころ地味な史跡のようなものもありましたが、それよりも幹線道路沿いの看板のほうに興味深いものがありました。

なんだか名古屋っぽいのが見えてきました。
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近くで見ると大迫力です。
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何屋さんなのかわかりませんが、やっぱりなんだか名古屋っぽくないですか?
織田よりも豊臣のほうが名古屋っぽい、と思うのは、僕だけでしょうか・・・

続いて、これ
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パロマの本社工場のようです。
このほかにも、パロマからちょっと進んだところにBrother(ブラザー工業)の本社があったり、地味に知ってる会社の本社が続きます。

まあ、地上にあまり注目すべきものがなかった、ということですが。


外の気温は今日も酷暑、というほどではありません。
まあ、真夏日(30℃以上)は間違いないですが、猛暑日(35℃以上)ではない、というレベルで、もちろん暑いには暑いですが。

暑さのせいでしょうか、それとも上ばっかり見て歩いていたせいでしょうか、気づくと、今までは路肩や家の佇まいなど、多少なりとも旧東海道っぽい雰囲気を残していた道も、本当に何の変哲もない普通の住宅地の道路ふうに変わっていました。一応旧東海道を赤線で示したGoogle Mapのサイトをプリントアウトして手持ちの地図としていたのですが、どうやらどこかで曲がる道を間違えていたようです。

間違いに気づいたときは、7~800mほどすすんだ後でした。
しかしゴメンナサイ。テキトー完歩なのでこのまま先に進みます。

このあたり、「呼続」と書いて「よびつぎ」と読むようです。
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割とめずらしい地名だな、と思っていたら、呼続小学校を発見しました。
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この校章のマル呼マーク、カッコいいと思いませんか?
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呼続を抜け、しばらく行くと笠寺観音の商店街に入ります。
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温泉施設付きのお気に入りのビジネスホテル(名古屋笠寺ワシントンホテルプラザ)があるので、JRの笠寺駅には何回か降り立ったことがあるのですが(今回の往路も、静岡散歩の疲れを癒すためにここに宿泊&マッサージしました)、名鉄の本笠寺駅に近いこっちの方に来たのは初めてでした。

先に進むと旧東海道沿いに笠寺観音がありました。
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旧東海道は、笠寺観音をぐるっと半周するように続きます。
池?と木立が涼しそうに見えます。
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笠寺の一里塚。
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歩き始めて1時間20分、ここまでまだ6kmほどしか歩いていないので、カラダは疲れていないのですが、バッグを担いだ肩が張ってきました。
今回は距離も短いので、バックパックの荷物を背負ったまま歩いてみたのですが、自然と前傾姿勢になってしまうのでしょうか、肩に不自然な緊張があります。やっぱりテキトー散歩なので、バックなんか背負って歩いてはいけないのでしょうか?
交差点の信号で止まると肩をグルグル回してみたりしましたが、なかなかすぐには回復しません。
なので今回は無理せず、2~3km先の鳴海駅までで終わりにすることにしました。
この肩こり対応、次回から要検討事項です。

笠寺を抜け、天白川の橋を渡ると、旧鳴海町(現在は名古屋市緑区)へと入ります。
鳴海は京都側から数えると、宮宿の次の宿場町でしたが、幹線道路沿いには郊外型のチェーン店が並んでいます。
旧東海道はその1本裏道をくねくねと緩やかに曲がりながらすすみます。
鳴海とこの先にある有松あたりには旧東海道沿いに古い街並みが残っているというイメージでしたが、僕が通った限り、鳴海にはところどころに「古い家」はありましたが、「古い町並み」と呼べるほどのものは見当たりませんでした。
もっとこの先の有松の方に進めばあるのかもしれません。

鳴海の町なかにあった、古いお菓子屋さん。こうした建物がポツポツとはありましたが。
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鳴海の小さな町なかに入る直前、「鳴萬」という焼肉屋さんの前で人が並んでいました。
お盆休みとはいえ、まだ午後4時です。きっと地元で大人気のお店なんだろうと思います。
ここにも次回、鳴海から歩きはじめる前に寄ってみたくなりました。
今回はかなり穴場的な(地元では有名なのかもしれませんが)お店を2件も発見できたので、これもテキトー散歩ならではの収穫でした。


名鉄の鳴海駅は、とってもモダンな高架駅で、中は小さな駅ビルのようでした。
ここから名古屋まで戻って、この日は結局、新幹線で東京に帰りました。
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今回の結果:宮宿~鳴海宿 7kmを制覇! 
実際の歩行距離は寄り道入れて9.22km、所要時間2時間2分、消費カロリー472cal
東海道テキトー完歩まで:現在の合計 26㎞/512km


今回の散歩経路

図1




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