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台湾/十分でランタン飛ばし~愛とか平和とか、ムフフな願いをのせて【2017台湾の旅‐3】

 2017-08-25
前編「鹿港のおっぱい通りとか、台中の宮原眼科とか


湾の九份(きゅうふん)といえば、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルのひとつではないか、とも言われていて、最近は日本人にも大人気のスポット。

しかし、今回最終日に僕たちが行ったのはその九份からさらに山間に入ったところにある十分(じゅっぷん)。
日本の一戸、二戸・・・八戸、九戸みたいに台湾にも一分、二分・・・九分、十分とあるのでしょうか。
地図で見ると五分とか八分といった地名は見かけるのですが定かではありません。

実は僕は九份には行ったことがなかったので、最終日の日程が九份だといいなあ、と思っていたのですが、当日の朝、伝えられた行き先は「十分」。

十分?・・・知らんぞい。
九份にせーや。

なーんて思っていたのですが、実はこの十分が素晴らしかったのです。


台北からバスに乗って高速道路で東へ30~40分、基隆という台湾北部の町の手前から山間部に入ってさらに20分ほど進むと、基隆河の谷間の少し開けた場所に古い街並みが現れてきました。

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ん?なんか空に飛んでる。

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・・・ランタンみたい。

そう、十分の町あたりから、次々と空に舞い上がっているのは紛れもなく天燈(ランタン)なのです。


坂道を登って十分老街と呼ばれる中心地に入ってみると、こんな風景。

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おおおおお、これ、見たことあるぞ!
うちの娘が最近入れ込んでる「超特急」とかいうアイドルグループが「台湾駅弁探しの旅」みたいなTV番組をやってて、そこでここに来てたぞ!

そう、ここは江ノ電ばりに民家の軒先を走る線路の両脇にカラフルな商店街が並び、その線路の上からランタン飛ばしができるという知る人ぞ知る観光地だったのです。

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線路脇にはこんなふうにランタンを売るお店が並んでいます。

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お店でランタンを購入し、そこに筆で願い事を書くのです。
意外と大きくてびっくり。

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このランタンはその色によって叶う願いが変わるようで、最大4面4色まで選べるみたいです。

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ちなみに赤が健康、黄色が金運、藍が事業運、紫が学業。
白が明光運、橙が愛情、緑が順調、さくら色が幸福、桃が人気運とのこと。


僕は「金運」と「人気運」をベースに「ムフフ運」とか追加したかったんですが、十分の娘さんに

「そーゆーのありません!ニホンジン、やらしい」

とか言われてしまいました。


願い事を書き終わると、みんなで記念撮影。
撮影が終わると、いっせーのせーで手を放します。

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するとランタンは熱気球の原理で空高く飛んでいきます。

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これが遠くから見えていたんですね。

ところでこんなふうに線路の上でみんな好き勝手やってますが、列車走ってるんですか?


走ってるんです!

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1時間に上下1本ずつ、平渓線とよばれるローカル線の列車がやってきます。

列車が近づくと、商店街の誰かが「ピピピー」と笛みたいなのを吹いてみんなササっと線路わきに避難します。

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それでもこの近さ。
日本じゃありえないユルさですよね。

列車が通過したとたん、みんなすぐに線路に戻って何事もなかったようにまたランタン飛ばしがはじまります。

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十分老街のすぐ先には十分駅があります。

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やまあいのいい駅ですね。
今度列車でもここに来てみたくなりました。

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出発時間が近づいてきて、あわててバスまで戻る途中でも、昔、夢の中で見たことのあるような家々の軒先から、いくつものランタンが願いをのせて次々と空に舞い上がっていくのが見えました。

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メジャーな九份にも行かず、いきなり十分にきちゃいましたが、これが結果的には台湾研修の一番のお土産になりました。




<2017年6月18日 訪問 このシリーズ終わり>



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