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完全無欠のグレートクリエイター in 富山県美術館「デザインあ展」【2018 春の風物詩たび-5】

 2018-05-18

 前編「蜃気楼とか埋没林とか富山の仕事のサボり方とか



タルイカにも蜃気楼にもフラれて、おまえ、どの口が「絶対に晴れてほしいときに同伴したい晴れ男、3年連続1位だぜ、いぇーい」とか言ってたんじゃい!とふつーの庶民なら自暴自棄になって富山湾に自ら身投げしてもおかしくないところですが、高貴なる私は違います。

まだまだ修行が足りないな、ここはいっちょアートでもたしなんで修養しなければ。
そんなわけで魚津から富山市内に移動して、前から行ってみたかった富山県美術館に行くことにしました。


富山県美術館が1年前に移設されて新しくオープンしたのは富山駅の北、「富岩(ふがん)運河環水公園」のすぐ近く。

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そう、ここは1年半前の家族旅行で来た、あの世界一美しいスタバとして認定されたお店があるところ。
世界一美しいスタバとか、愛の告白用糸電話とか

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今回はここがメインじゃないし、休日で相変わらず混んでいるので、先を急ぎます。


富岩運河環水公園のシンボル、天門橋。

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富岩水上ラインと呼ばれる運河クルーズの波止場の向こう、一番奥に富山県美術館の建物が見えます。

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おおおお、カッコいいぞ富山県美術館!

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富山県立近代美術館がリニューアルされて新しく富山県美術館になった、と聞いていたので、いつかは行きたいなーくらいには思っていたのですが、僕のその思いを今回思いっきり後押ししたのが、この「デザインあ展」。

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たびねすのライター仲間のERIKOさんが、この「デザインあ展」に行って、1日じゃ遊びきれないくらい楽しいよーと騒いでいたので(⇒デザインあ展に行ってきた)、せっかく富山に来たのに、ここに行かずにどうする!ってことで今回来てみたのでした。

ま、よく考えてみると彼女は家族旅行でかわいくて賢いお子さんたちときていて、ホタルイカにもフラれ、蜃気楼にもフラれ、よく考えてみたら高田の桜にもフラれてて、要は「フラれフラれて300人~♪」的な完全無欠のロックンローラーである僕とはシチュエーションが全然違ったんですけどね。

あ、そういえば覚えてますか?アラジンのデビュー曲で唯一のヒット曲、完全無欠のロックンローラー。

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史上最も華やかな一発屋でしたねー。
憧れます、そーゆー人生も。

なんてったってこのアラジン、メンバー名がスゴイ!

グレート高原(ボーカル、リーダー)
ラビット大森(ベース)
スピード高橋(リードギター)
スリル杉原(サイドギター)
パワー勝野(ドラム)
ハニー智子(ピアノ&ダンス)
アイ寛美(コーラス)
サニー尚子(コーラス)
アラリン(オルガン)

おまえら楽屋で5分で考えたのかっ!ってくらい潔くベタ。

でもグレート高原さん、いいですね。
僕ももしアラジンだったら同じ芸名にしてたかもしれない。
アラジンは一発屋で終わったけど、グレート高原さんはその後作曲家として活躍して、名前の通り結構グレートになってるそうです。


・・・さて、本編に戻りまして富山県美術館の「デザインあ展」。

そもそもこの「デザインあ展」ってのは、NHKのEテレで放送されている子供向けの番組をコンセプトとしたデザイン展。
2013年に六本木で開催され、大人気だったため、今回この富山で5年ぶりに復活し、この夏からはお台場の日本科学未来館で行われる予定なんだそうです。

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うちの娘ももう高校生なので、さすがにこの番組は見たことがないのですが、子どものうちからデザイン思考やデザイン感性を養うことはとても大事ですね。
うん、完全無欠のグレートなクリエイターの僕が言うんだから間違いないっす。

写真撮影は自由でしたが、すべての展示を紹介しちゃうとネタバレになっちゃうので、気になったものだけ。

これ、ERIKOさんのお子さんたちも熱中して、素晴らしい作品をいくつもつくりだしていた、記号の影絵。
いろいろな記号を組み合わせて影絵として映し出すと・・・

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あら不思議、新しい記号のできあがりー!

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これとか作ってみたんだけど、なんかよくないですか?

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このデザインの法則・・・・・わかりますよね?

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これは「全国苗字かずくらべ」という作品で、日本国内の“苗字”を、人口に比例した大きさで視覚化したもの。
珍しい苗字の人用に虫メガネも設置されているのですが、グレートな僕の苗字はもちろん虫メガネなんか使わなくてもわかるように燦然と輝いてましたよ。
でもこれ創るの相当大変だったと思いますよ。力作です。


・・・ん?これ、なんかのゆるキャラ?

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これは「デッサンあ」というコーナーで、このゆるキャラもどき?を何人かでぐるりと囲んでいろんな角度からデッサンするコーナー。

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自分の描いた作品を提出すると、こんなふうに映し出してくれます。

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この不思議なモニターの前に座って顔を映し出し、

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自分の名前を入力すると・・・

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あら不思議!
てつやが僕の顔になりました。

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でもなんかイマイチだぞ。
やっぱ「グレートてつや」とかにすればよかったのか?


これはなんだ?
超ながーいベッド?

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おーそうか!いっぺんに10人くらいの女子と添い寝できるよう、きっと僕のために特注されたものなんだな。


回転ずしの進化像。

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ま、こんな感じで、なかなか面白いわけですよ。
セトゲーとか越後妻有とか、はたまた金沢21世紀とか、あのテのインスタ(インスタレーションの略ですよ、映えるインスタちゃうで)とはまた違った面白さがありますね。


最後に、この階段の上に立って体をナナメにのばすと「デザインあ」になれる記念撮影用のボードがありました。

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なかなかいい感じの若いママが、ここでポーズをとって子供にスマホで写真撮らせようとしてたので、女子を撮らせたら今や篠山紀信やアラーキーをも凌駕するとも言われる僕が黙ってみてるわけにはいかない、と撮影してあげることにしました。

奥さん、いいよいいよ。そうそう、もっと目いっぱいカラダをナナメ伸ばしてー
うんうん、グッジョブグッジョブ、まぶしいよー
ビーム出てるよ、ビーム、そうそうセクシービームもっと出せるよー

すっかり僕の撮影テクに酔いしれた奥さんが、ほんのりと顔を火照らせて、
あの、もう一枚お願いしていいですか?
というので、いやー、まいったな、ふたりで「ぬ」の文字作りませんか、とか言われてもなかなか難しいカラミになりそーだなーと思って躊躇していると、僕にスマホを預けたまま子供を呼び寄せて、子供と仲良く「あ」のナナメ棒になったのでした。


さて、この富山県美術館の屋上は「オノマトペの屋上」という庭園になっています。

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ここは「デザインあ展」とは関係ない、常設のもの。

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「オノマトペ」というのはご存知のように自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音で象徴的に表しているいわゆる擬声語のこと。

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「ぷりぷり」とか「ぐるぐる」とか、オノマトペとそれを模したアートが並んでいます。
「ビンビン」とかあったら僕も一緒に立ってようかな、と思ったのですが、残念ながらそーゆーオノマトペはありませんでした。


屋上からはアムステルダムのような富岩運河環水公園とその向こうの富山の街並みがよく見渡せました。

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富山、またリベンジで戻ってくるからな!



<2018年4月16日 訪問 このシリーズ終わり>



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