利尻島姫沼/宗谷本線勇知駅~姫沼の逆さ利尻富士とか、頑張れ宗谷本線!とか【2018北海道観光復興支援たび‐13】
2018-12-06
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「姫沼」でついに利尻富士とご対面【利尻島】
さて、稚内に到着すると、再びめっちゃ晴れ。

こうなるといつもみたいに海越しに利尻富士を見たくなってしまうのが僕の悲しい性(あ、別に悲しくはないですね・・・)
稚内市街からは利尻は見えないので、列車に乗ってみないとわかりませんが、たぶん今日はイケるっしょ!
とふんで、10時半発の各駅停車に乗り込みました。
ここ2、3年、なんだか毎年稚内に来て、宗谷本線の利尻富士車窓オタクみたくなってる僕ですが、南稚内駅を出て、サロベツ原野に入ると数分後、列車が突然海の上に放り出されて、目の前に利尻富士が登場するはずです。
そしてこの日。

「Goddamn!」
こんな晴れでもダメなのか。
あんだけ明け透けに見せといて、ここで再びお預けするなんて、なんて高度なコケティッシュテクなんだ利尻富士子!
今日は午後の特急に乗って稚内を出ればいいので、そのまま先には進まずに、折り返しの列車に乗っていったん稚内に戻るつもりです。
そんなわけで折り返し列車を待つために降りてみたのは勇知駅。

このひとつ手前の抜海駅にも、ひとつ先の兜沼駅にも降り立ったことがあるので、今回はこの勇知駅ではじめて下車。

貨物の客車を改造した、北海道によくある簡易駅舎の先に、小さな小さなメインストリートが伸びています。
ずっと昔、宗谷本線の朝の列車に乗っていた時、どこかこんな感じの駅で、年老いたお父さんとお母さんが、大きなスーツケースを抱えた娘さんを見送るシーンに出会ったことがあります。
銀色の貨物駅舎に反射する朝の光があまりにもまぶしくて、列車に向かって立つ老父母の表情はよくわかりませんでしたが、たぶんこのふたりは列車がサロベツ原野のずっと向こうに消えて見えなくなるまで、ずっとこうやって娘を見送っているんだろうな、という気がしました。

貨物駅舎の待合室はきれいに整備されていて「ゆうち」と書かれた座布団や、旅人たちの思い出ノートもありました。

宗谷本線、ホントに頑張れ!

宗谷本線がこのままだと維持困難な路線、というニュースを聞くたびに、僕はあの日、列車の窓から小さくなっていったあの老夫婦の姿を思いだすのです。
宗谷本線、ホントにホントにホントに頑張れ!
駅前のメインストリートと交差点の周辺にある小さな小さな集落を抜けると、あとはもう原野と牧草地しかありません。

折り返しの列車が来るまで約30分くらいだったでしょうか、なにもやることがないのでTHETAを使って遊んでました。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
お、関口知宏みたいなイケメン旅人発見!
・・・あ、俺か。
折り返しの列車に乗って稚内に戻る途中の利尻富士も、またいけずな感じ。

ま、きっとへんに期待したのが悪かったんですね。
また来年会いに来て、ってことよ。
富士子が僕の耳元にあまい息を吹きかけながらささやきます。
来年こそは完落ちさせてやるぜ、利尻富士子。
<2018年9月26日 訪問つづく> 続き⇒ここは天国に続く道なのかっ!宗谷の白い貝殻の道
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