まさかの陳さん台湾語オンリーとか、悪夢の日月潭ロープウェイとか【風祭さまと行く台湾ファンミツアー2】
2018-12-30
前編「日本に恋する伝道師、風祭さま初の海外ファンミツアー@台湾」風祭さまと過ごす夜の台湾探検でみんな記憶がなくなるほどトロトロになって別邸へ戻り、明けた翌日。
この日から台中・日月譚への1泊2日の小旅行がはじまります。
今回は風祭別邸を6日間借りっぱなしなので、留守番役のバトラーDを残して、スーツケースは台北の部屋に置いたまま、乱れたベッドの残り香もそのままに身軽に出発できるのです。
さすが風祭ファンミーティング、なんとゴージャスな過ごし方なのでしょう!
これも事務局長のM嬢(中身はS)が辣腕をふるってエアビーさまと時にナデナデ、時にゴリゴリ交渉してくれたおかげのようです。
さすが女帝!
が、優越的地位の濫用だけはきーつけてな!
朝8時、まずは台北駅から新幹線で台中へ。
このファンミツアーは風祭さまを師と仰ぐトラベルライターの集まりのため、いわばみんな旅のプロフェッショナル。
ヒコーキもホテルも、現地での移動もみーんな各自が自己手配なのです。

ⒸROBO
台湾新幹線がお得に乗れる外国人向けのきっぷあるよー、と誰かが言えば、
「うぇーい、それで行こー。指定席とってないけど、とりあえず駅行って、当日空いてる便予約すればいーよね!」
みたいなノリ。
海外では常に「ニッポンの風祭」として分刻みのスケジュールで周到に準備されたVIPコースを案内されてきた風祭さまにとってはなんとも新鮮!
いいねー、いいねー、ニッポンでも、海外でも、テキトーばんざーい!
とか喜んでたら、
じゃーあとは風祭さまヨロシク!とM嬢。
はっ?俺、主賓ちゃうのん?
だって風祭さま、世界も女も股にかけて活躍してるグローバルなスタァだから、台湾にもよく来てるんでしょ?
いや、確かに台湾3年続けて来てるけど、俺、日本に恋する伝道師だし。
それに港の女は日本にしかいないから。
「はっ?ていうかあなたがファンに感謝して、精一杯おもてなしするのが本来のファンミツアーでしょうがぁぁぁぁー」
・・・承知いたしました、女帝。
そんなわけで高鐵(新幹線)の台中駅に到着。
近代的で立派な駅です。

ここから日月潭まではワゴンタクシーをチャーターしてあるのですが、手配したネットの会社はドライバーの名前(陳さん)と車両番号、電話番号しか教えてくれず、待ち合わせ場所は当日電話でやり取りしてねー、的な対応。
電話かよ。
とりあえず、日本語で話して、ダメそうなら英語で話そう。
「もしもし、こんにちはー」
「很高興認識你ー」
「Hello chin-san!This is Kazamatsuri Speakin'」
「我不知道他在說什麼ー」
やばいぞこれ。
まさかの台湾語オンリー!
国連英検準4級、そろばんも4級の俺の流暢な英語も全然通じねーぞ!
み、みんな、とりあえず戦闘態勢に入れ!
駅の至るところを走り回って車両番号7425を探すんだ!

うぇあー あーゆー なう?
うぃーあー あっとざ ちけっとげーと なう!
陳さんに中学生でもわかるようなやさしい英語でいろいろ質問してみるのですが、陳さんの英語で分かるのは「OK、OK!」のみで、あとは「ファンミ、ファンミ!」と連呼するばかり。
全然OKじゃねーよ、陳さん!
そりゃー確かにファンミツアーで来てるけどさ、今話してるのはそーゆーことじゃないのっ!
そんなとき僕のメッセンジャーが鳴り、
「車両番号7425、地下駐車場に発見しました!しかしホシは中にはいません」
の文字が。
西部警察かよっ!
もう何言っても通じないので、とりあえず陳さんに「今からお前の車に行くぞー」と日本語で伝え現場に急行しようとすると、駅のロビーでスマホ片手に何やら早口でまくし立てている男性が。
OKOK!と言ってみると、目の前の男性もOKOK!
おおお、陳さーん!会いたかったよー
ようやく陳さんと落ち合って、ほっとしていると、陳さんがロビーのすぐ横を指さして何やら叫んでいます。
「ファンミ!ファンミ!」

ファミマだったのかよ、陳さん。。。
そんなこんなで、まあとりあえず無事にタクシーに乗ることができて、最初に向かったのは「彩虹眷村」。
日本語風にいうと「レインボービレッジ」。

本当は台中駅から日月潭までの送迎タクシーだったんですが、M嬢にご指名を受けて、ときにナデナデ、ときにゴリゴリ陳さんと交渉して途中でここに寄ってもらうことに成功したのです。
なんでもここはこの村に住む91歳のおじいちゃんが取り壊しの決まった村の壁にファンタジックな絵を描いたことがきっかけで人気爆発し、いまや台湾を代表するインスタ映えスポットになった、という場所。

でもココ、確かにスゴイ。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
日曜日ということもあって、たくさんの人が来てました。
これ、おじーさんが生みだしたキャラクターたちでしょうか、めちゃくちゃかわいい!
じーちゃん、台湾のピカソかよ。

これはスゴイわ。こりゃーきっと女子たち大喜びだわ・・・
温泉デルモもいつの間にかすっかりレインボーデルモになりきって張り切ってたし。

Ⓒ温泉デルモ
と思って僕も写真バチバチ撮りまくっていると
「もうみんなクルマ。風祭さま待ちなんですけど!」
とかいうメッセージが。
えー、まだ出発時間前なんですけど!
おうおう、もうみんな飽きちまったのか?
女子力低すぎ!
・・・失礼。次、行きましょう。
さて、陳さんのタクシーで高速道路を進むと次第に山が迫ってきます。

高速道路を降りて、街道沿いのいくつかの集落を抜けると意外とあっさり日月譚が現れます。
日月潭の水面標高は748mなんだけど、そんなに上った感じはしませんでした。

日月潭(にちげつたん)というのは台湾の真ん中に近い場所に位置する、台湾で最も大きな湖。
湖の北側が太陽の形、南側が月の形をしていることからこう名付けられたのだそうです。

標高が高くて避暑地としても人気のリゾートなので、「台湾の軽井沢」みたいなもんなのでしょうか。
残念ながら軽井沢のように風祭さまの(友達の)別荘はありませんが、宿泊施設もたくさんあるのでここで1泊してリゾートを楽しむことにします。
まずはタクシーで湖畔沿いの山道を対岸まで走り、日月潭ロープウェイ乗り場まで向かいます。

ホントはいやだったんだよなー、このロープウェイ。

日月潭の湖畔から2つの山を越えて「九族文化村」までの全長1.877kmを結ぶ絶景ロープウェイとして大人気なんだそうですが、絶景ってことはスリル満点!ってことよね、高所恐怖症の僕にとっては。

こわいよーこわいよーと騒げば、ファンの女子たちが「風祭さま、私がついてるから!」みたいに手を握ってくれるかと思ったのですが、どうやらそーゆー感じでもなさそうなので、仕方なく僕も写真撮って気を紛らわせます。

ⒸROBO
ちなみにこの女子チーム、帰りはシースルーのゴンドラに乗るとか言い出しやがった。

ⒸROBO
うひょー!
こんなの絶対ムリ!
俺一人でふつーのゴンドラに乗るから、って袂を分けようと思ったら
「待って、私もそっちがいい」
と僕が乗るゴンドラに駈けこんできた女子が約1名。
まさかの女帝 M嬢じゃん!
いやー、実はそんなに風祭さまとふたりっきりになりたかったのか!
いつもイビラれてばっかりだったから全然そんなの気づかなかったぞ。
ったく素直じゃねーなー、まあ中身Sだからしゃーないか。。。とか思ってると
「いやー、あんなスケスケのゴンドラ乗るなんてどーかしてるわよね、あの娘たち。あたし高いとこダメなのよ。高学歴、高収入、高身長、ぜーんぶ好きだけど、高いところだけはダメなのよねー。あ、風祭さま勘違いしないでよ。その3つぜーんぶ当てはまったらこのままランデブーとかしてもいいけど・・・ちょっと無理っぽいよねー」
おまっ!谷の一番深いところでゴンドラガンガン揺らしてキャーキャー言わせたるぞー。
一瞬そんな衝動にかられましたが、そんなことしたら自分がキャーキャー言っちゃいそうなので、今回だけは特別に許してやることにしました。

しかし一番谷の深いあたりに来ると、僕が自分で揺らさなくても、風が吹いてゴンドラは勝手にガンガン揺れるのでした。
キャーキャー
うぉーうぉー
手を取り合うのだけはギリセーフだったけど、ふたりでなるべく揺れが少なくなるようポジショニングを調整したりして、気が遠くなるような悪夢の8分間を耐えしのぎます。
M:ねーこれ途中で停まったらどうしよ。
風:・・・いやなこと言うなよ。
M:だって停まるかもしれないじゃん、強風とか地震とかドッキリカメラとか。世の中なに起こるかわかんないじゃーん。
風:停まったら真ん中で寄り添って肌を温め合いながら助けを待つしかないな。
M:え、肌温め合う必要ある?
風:だってほら、ストーリー的にはそーゆー感じじゃん。不可抗力でちゃららら~んみたいな。
M:・・・おーねーがーいー!停まらないでぇ~
幸いなことに(彼女にとっては本当は残念だったかもしれません)ゴンドラは無事に湖畔駅に到着しましたが、高所恐怖症同士が二人っきりでこーゆーのに乗るのはまったくもってよくない、ということを学びました。
吊り橋効果とか、全然ないしね。
<2018年11月11日 訪問 つづく> 続き⇒「台湾のネズミーランド九族文化村とか、憧れのラ・ルーのアフタヌーンティーとか」
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