危険な地下駅・美佐島とか【2019バースデー青春18たび‐5】
2019-10-15
ほくほく線に乗って、ところてんリベンジの前にまず降りたのは「美佐島駅」。
(※ほくほく線は青春18きっぷでは乗れませんので、別途乗車券が必要です)

十日町盆地の里山にポツンとある、この小さな駅に何があるかというと、これ。

プラットホームが地下のトンネルの中にあるんですな。
地下トンネル駅というと、ホームから駅舎まで486段の階段がある上越線の土合駅が有名ですが、ここはそんな地下深くにあるわけではありません。
地上の待合室は畳敷きで、ほぼ田舎の集会場。
そのまま寝泊りできそうですな(かつてここでボヤ騒ぎがあったので、夜はロックされるようですが)。

地下へと降りると、こっちにも待合室があります。

地上からだと列車が来てから階段を降りても間に合わないので、地下にも質素な待合室があるのですが、ここからホームへは列車が着いたときしか入れません。
それはこの駅が長いトンネル内にあるため、列車の風圧がすごいからなんだそうです。
このほくほく線には「快速」とか「超快速」が走っているのですが、美佐島駅は通過のため、その通過時の爆風が特に危険極まりないようなのです。
僕はその爆風を体験しにここにやってきたのですが、実際はホームに立ち入ることができないため、仕方なく駅の扉の内側から見ることになったのですが、それが正解でした。
だってこれだよ。
たった1両の列車は、ほんの1秒で通過しただけなんですが、そのあとの風圧の音聞いてくださいよ。
こっわ!
気圧対策しておかないと、窓ガラス割れるレベルだそうです。
ということで、良い子のみんなは絶対ホームに出ちゃだめだぞ!マジだぞ!
地下の待合室は小さいながらもスタンプや駅ノートなんかがありました。

という感じの駅なので、鉄道ファンが訪れることも多いようです。
ま、こんな女子とだったら、ホームできつく手をつなぎあいながら列車の風圧に耐えてみるのも楽しいかもしれないけどね。
宅急便送るために隣のまつだい駅で降りると、懐かしいアートが。

草間彌生さんの「花咲ける妻有」ですな。
これはこの地域で行われている「越後妻有 大地の芸術祭」の2003年の作品。
草間水玉が描かれた巨大な花のオブジェで、娘が小さい頃、夏休みによく来てた場所なのです。

懐かしいだろー、と娘に写メを送ったら、
パパ草間やよい好きなんだねー、と返信が来ました。
ま、先週も松本市美術館の草間さん送ってたからね。
草間オブジェの奥にあるのが「まつだい能舞台(雪国農耕文化村センター)」。

ここも「大地の芸術祭」の拠点となっている場所で、有名な「棚田」のアートがあるところ。

棚田の中に文字が書かれた看板が立っているようにも見えますが、まつだい能舞台の展望台から眺めると、実はこういう仕掛けになっています。

この日はここから台風一過を追いかけるように六日町→長岡→新津→村上と乗り換えて、山形の酒田まで移動しました。

これぞ北前船も顔負けの青春18きっぷっぽい大移動ですな。
<2019年8月17日訪問つづく> 続き⇒「秋田LOVEすぎ秋田県民とか、バスケの町能代とか」
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