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寿都のしゃれ心「むすっこ」とか、絶景すぎる路線バスとか【2019北海道をめぐる冒険‐6】

 2019-12-03
前編「帯広のインデアンカレーとか、北海道の最後の風とか



幌の9月の空は、素晴らしい秋晴れ。

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この日から2日間は積丹半島方面をめぐる予定だったのですが、積丹といえばシャコタンブルー。
やっぱ晴れてないと行っても意味ないよね、と思っていたので、札幌に4日間宿を取っておき、積丹には晴れた日を優先に、曇雨の日はそれなりの場所(…失礼)に行こう、と思っていたのです。

そっか、「日本一の晴れナイスミドル」と呼ばれるウラには、実はこうした目に見えない努力の積み重ねがあったのね…と朝から深い感動に包んでしまって申し訳けありません。

とにかくこの日は(予報では翌日も)秋晴れの上に秋晴れ、という積丹日和。
そんなわけで積丹半島のハイライトは翌日に取っておいて、この日は積丹半島のつけ根あたりにあるウラスポットをめぐることにします。


まずは札幌から高速バスに乗って岩内に向かいますが・・・・・






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   コマネチかよっ!


あ、ちょっと古かったですかね、コマネチ。

しかし月曜午前の岩内行きバスがなんぼ空いてるとはいえ、こんなところで体操競技みたいなことしたらあかんやろ。
というかこんなアクロバティックな座り方のほうが疲れないかい?

さすが本日積丹ウラスポット紀行!
いきなりいいネタ提供してくれるぜ、と思いながら札幌から約2時間半、終点の岩内に到着します。

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岩内町は積丹半島の西の付け根にあり、この地域では一番大きな規模を誇ります(と言っても人口1万3千人程度)。
かつては国鉄岩内線が走っていましたが廃止され、バスターミナル前の旧岩内駅跡地が道の駅として再開発されています。

今日はここからさらにバスを乗り換えて西へ西へと行くのですが、時間があったので早めのランチタイムにします。

岩内と言えば、新鮮なお寿司が有名なので、道の駅でさっそく情報収集。

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駅から近くて、リーズナブルなお店を見つけたので、早速行ってみました、誠寿司。

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店内はこじんまりしていて1階はカウンター中心。
まだ早い時間だったので、僕のほかには旅行客らしきご夫婦が1組いただけでした。

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これが1000円のスペシャルランチ。
シンプルですが、このネタの新鮮さ、見てくださいよ。

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お椀のあら汁も絶品でした。

実はこのお店の大将の雰囲気がうちの亡父に似てたんですよね。
ときどき街の中に似た姿を見ることはあるのですが、まさか親父が白い割烹着姿で現れると思わなかった。

そんなわけでなんだか記憶に残るお店となりました。


岩内から再びバスに乗り、海岸沿いに西へ1時間、まずは寿都(すっつ)のバスターミナルへ。

寿都にはまたあとで戻ってくるので、すぐに島牧村方面のバスに乗り換えて寿都からさらに30分・・・

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♪江の島が見えてきた 俺の家も近い~

 まさかの江ノ島に到着!


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そうなんです、ここは北海道島牧村江ノ島。
札幌からバスでたった5時間で行けるビーチリゾートなんです!

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そう、もうここまでくるとぜんぜん積丹半島でもなく、むしろ渡島半島に近い北海道の西のはずれ付近の場所になるのです。

江ノ島の集落には展望台も水族館もなく、しゃれおつなカフェの代わりに村のかーさんのアワビ焼きくらいしかないけど、いいところでした。

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え、用事それだけかって?

そーですよ!今日は積丹方面ウラスポットめぐりですから。

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帰りのバスまで時間があったので、島牧村役場前のバス停まで40分くらい歩いてみます。

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ここが村の中心地。
メインストリートにはただ1軒、燦然と輝くセコマオレンジ。

ああ、こんな辺境で食料尽きてしまった・・・と死を覚悟した僕の北海道をめぐる冒険で、何度このオレンジに助けられたことか。

相変わらず神だな、セコマ。



さて、島牧からはバスで再び寿都のバスターミナルまで戻ります。

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遠くからターミナルの写真を撮っていたら、バスの近くにいた女子高生が

「えー、私たち写してる?写真は事務所通してもらわないと困るんですけどー」

的なことをつぶやいているのが聞こえたのですが、大丈夫、君を撮ってるわけじゃないし、顔わからないから。


っていうか、ポーズつけてんじゃんかよ!


バスターミナルの間の前に寿都高校があるのですが、次のバスは約2時間後。帰宅部バス通学の生徒たちはきっと時間を持て余してるのでしょう。
寿都町の人口はわずか3000人、町に出ても彼女たちが時間をつぶせるようなお店はありません。


さてこの寿都は日本海に面した港町(というかこのあたりの町はほぼ同じだけど)。

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この寿都にどんなワンダーが待ち受けているのか、とお思いでしょうが、実はここがこの日のハイライトなのです。

港のそばのわずかばかりのメインストリートの一画に佇む落ち着いた和菓子店「わかさ屋」。

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ここは北海道銘菓「わかさいも」の元祖となったお店(現在は「わかさ屋いも」に改称)なのですが、なんと「放送できないお菓子」もある、という噂を聞きつけてやってきたのです。

さっそく店内に入ってそのブツを発見し、写真を撮らせてもらおうと聞いてみると、店内の写真はNGだとのこと。

「しゃれゴコロでやってるだけなんだけど、結構大変な目にあってねー」と店のおかーさん。

なんと・・・そんなに凄いのか寿都のお菓子。

ではとりあえず買うだけ買おう、と購入したのがこれ。

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包装紙のシールにも確かに

「しゃれ心 む寿都こ」

って書いてありますね。


これは「むすっこ」と読むのだそうです。

そのお菓子のどこがあかんねん!とお思いでしょうが、ピンで撮るとこんな感じ。

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んー、むすっこ・・・


そしてこの「むすっこ」の相手というか姉妹品はというかは「あわび姫」

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いやーん、そーゆーこと!?

って今気づいたふりしてるけど、最初からわかってたんでしょ、そこの貴女!

実はこの「むすっこ」、以前このお店でアルバイトしていた寿都出身の漫画家、本庄敬さんがまさに「しゃれ」で作った商品なのだと言います。

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本当はその中身をここで公開したいのですが、あのおかーさんの話を聞くと、ちょっと無修正は忍びないので・・・

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モザイクかけてみました!



さらに「むすっこ」と「あわび姫」の競演!

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・・・モザイクで余計怪しく見えるわっ!


ちなみに会社の(しゃれ心のわかる)女子にお土産として渡したんだけど、セクハラとかぜんぜん言われなかったよ。



さて、そんなわけでこの日のメインイベントも終え、札幌に戻る途中の、岩内に向かうバス。

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なんだよ、この絶景すぎる路線バス!


寿都から岩内までは日本海に沿った国道を延々と走るのですが、ちょうど日没の時間と重なって、この夕日を独り占め。

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いやー、これは全くの予想外だったな。

この車窓、ぜーんぶ君にプレゼントしたいけど、残念ながら僕以外誰も乗ってないんだな。

仕方ないから映像でプレゼントしますね。




<2019年9月9日訪問>  続き⇒「積丹黄金岬の宝島とか、念願のしゃこたんブルー競演とか





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