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椴法華の悲劇【2014‐秋‐北海道_2】

 2014-10-20
■10月5日(日) つづき

館駅前発 11:28 → 日ノ浜団地着 13:15

さて気を取り直して、バスの旅。
まずは函館駅前から恵山御崎(えさんみさき)行きのバスに乗ります。

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このバスは函館市街から東へ進み、湯の川温泉の先からは津軽海峡に沿って旧恵山町の最奥部の集落、恵山御崎町までの運行です。御崎(みさき)といっても町の名前だけで、恵山岬はさらに奥、椴法華側にあります。

快晴の津軽海峡を眺めながら旧戸井町を抜けると、やがてバスは国道から外れ、狭い道路を進みはじめます。

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バスの車体と道幅がほぼ同じように思えます。

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厳しい断崖を右に見ながら小さな港の集落を過ぎると、やがて前方に突然恵山が姿を現します。

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恵山は標高618 mと高さこそさほどではないものの、今も気象庁の常時観測対象となっている活火山です。
木曽御嶽山の噴火の直後だったので、こういう異様な風体の活火山を見るとちょっと胸騒ぎがします。

最初はこのバスで終点の恵山御崎まで行って恵山をもっと近くから眺め、約1時間後の折り返し便に乗ろうと思っていたのですが、こうして立派な恵山の姿も見られたことだし、それ以外はなにもなさそうな場所なので予定を変え、恵山の手前の日ノ浜団地というところで乗り換えて、早めに次の目的地、椴法華まで行っておいしい魚でも食べることにしました。


■日の浜団地発 13:15 → 椴法華支所着 13:27

団地なんかどこにも見えませんが、日ノ浜団地という名のバス停に到着。(写真は今まで乗っていた恵山御崎行)
このバスに接続する椴法華行きが待っていて、僕が乗り換えるとすぐに発車します。乗客は僕1人。

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ここから椴法華までは人家も何もない低い峠をひとつ越えるとすぐに到着します。
途中に停留所はほぼないので、誰も乗らず、誰も降りません。貸切です。

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そういえば、読み方をお教えしてなかったですね。ご存知ですか?
「とどほっけ」です。

今は函館市に編入されていますが、昔は椴法華村、という自治体であったこともあり、学生時代、北海道に住んでいたときに「とどほっけ」という名前は何度か耳にしたことがありました。
名前からして、荒々しい海と寒村しかない地の果てのようなイメージがあり、いつか行ってみたいと思っていたのでした。


バス停から見た、国道。

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海岸沿いにある、椴法華のメインストリート。

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天気がよかったせいか、地の果てというイメージはありません。人はほとんどみかけませんが。


海岸は、海鳥たちの楽園のようでした。

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海鳥にとっては楽園かもしれませんが、僕にとってはそうではありませんでした。
椴法華で新鮮な海の幸を、なーんて思っていたのは大きな間違いでした。
ほんのわずかな市街地には食堂・レストラン的なお店、なし。
2,3軒あった商店はやっているのか、休みなのか、廃業したのか区別がつかないような感じで、とても入れる雰囲気ではありません。

あーやっぱり函館で何か買っておけばよかった。
いか祭りでいい匂いなんか嗅いじゃったから、海の幸なんて気になっちゃったけど、椴法華はやっぱり地の果てのトドとホッケしかいない(ウソ)寒村だったことを忘れてた。

と、嘆いていても仕方ありません。
次のバスまでまだあと2時間。こういう時に限ってたっぷりと時間はあるのです。

図1 (640x283)



<つづく>

<最初から読みたい方は、コチラから>
 2014 北海道―1






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